※この作品はR-18です。

聖騎士イズヴァルトの伝説【新編】・まとめ   作:CHACOとJAGUAR

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第五十六回

 さて、オリバーが言う『経産穴ガン掘り中毒奴隷熟女』とは何者だったのか?

 

 ジャン=シベリウスはオリバーと共に鉱山町のドワーフ達が住む区画に向かった。行政府から50メートルほど下にあり、頑丈な石造りの家屋が並んでいた。

 

「オリバー殿。これを見て思うのだが。我々ニンゲンはもっと頑張らなければいけない」

「どういうことけえ?」

「ドワーフ達に建築技術を学ぶべきだ。全世界にパラッツォの教えが広まれば、ニンゲンの人口は今よりもっと多くなる。40歳で必ず天に召されるという条件つきだが、日々法悦を繰り返せば毎年子供が生まれることだろう」

 

 町や村のあちこちに、イーガのコーヅケーニッヒに見られる高層住宅が必要となって来るかもしれない。そう言いながらシベリウスはオリバーとその秘書に案内された。

 

 目的の人物はドワーフの戦士の兵舎の中庭にいた。わーい、とはしゃいでいる大人と子供の声がうるさかった。中庭をのぞいてみると10名程のドワーフ達が空に浮かんで喜んでいた。

 

 空に浮かんでいるのは大人だけでなく子供も。それを取り巻いて見ている者達もそうだった。

 

 子供はややずんぐりした体型だ。男の子も女の子も、尻丸出しで股間も丸出しという格好である。ドワーフの子供は皆そうだ。寒い土地でも平気で尻を丸出しにして歩く。

 

 男児みんなが割礼されていたのは、ドワーフとニンゲンのあいのこだろうとシベリウスは思った。かの種族は鉱山町に来てから、ニンゲンの異性とよく子を為していたのだ。

 

「飛翔魔法、いや、浮遊魔法か。しかし一気に10人も浮かせるとはなかなかにすごい魔法の使い手だな」

 

 浮遊魔法は大概、己にかける魔法であるがゆえに他人を浮かせるように想定して組まれていない。ドワーフらはこの系統の魔法が得意ではなかった。この魔法は風の精霊の魔法に属するからだ。大地の精霊の末裔は扱いづらかった。

 

「あれを使っている奴は誰だ?」

「その人物がもしかのもしかして、『経産穴ガン掘り中毒奴隷熟女』らしいですけえ」

 

 オリバーの秘書がそう言って、はしゃいでいるドワーフ達の中に入った。シベリウスはついて行ったがその後すぐ、「まさか!」と叫んだ。ドワーフが普段着にするゆったりとした貫頭衣に身を包んだ、金髪で小柄の美しい女を見てだ。

 

「イーガのエレクトラ! 何故こんなところにいるのだ!」

 

 エレクトラが振り返った。にっこりと笑いぺこりと頭を下げた。

 

「えへへ、ドワーフさんたちの集落に御厄介になっておりやんす」

 

 ドワーフ達が宙を浮いていたのは、彼女の魔法によるものだった。セックスだけでは頭が馬鹿になってしまう。なのでこうして交流を深めて、情報交換をしあっていたのだ。

 

 シベリウスはエレクトラの顔を存じていた。彼女はエチウを訪れた事があり、教主にも謁見した事があった。

 

「オリバー殿、あの女は一体……」

「ジャンさん、あの人が『経産穴ガン掘り中毒奴隷熟女』じゃけえ。エレクトラさんと言ってたかいの。さる戦いでドワーフさんらの捕虜になったそうじゃ」

「違う! あの女はイーガ王家に関係がある人物だ! 間諜の真似事をやっていると本人から聞いていたが……!」

 

 エレクトラは即座に行政府に連れて行かれた。訊問室に連れ込まれた。シベリウスは2人と一緒だった。

 

 ドワーフらと共に何日あそこで過ごしていたと問われた。おおよそ7日ぐらい。三の砦で大激戦があった日た。

 

「ちっ。ダレンのやつめ。捕虜を捕まえたと申し出なかったか。あとで詰問してやる」

 

 しかしドワーフ達には戦利品はすべて自由、と命じていたから罪に問う事は出来なかった。シベリウスは目の前のエレクトラを見た。

 

 彼女は隠し武器をひそませぬよう、全裸で立たされていた。小ぶりな胸と妊娠線はあるが少女の様な腹。均整がとれていて豊満とは別の美しさがあった。

 

「女エルフみたいだな……」

「へへえ。あっしはそっちの血がながれておりましてね……それとゴブリンやハーフリングの血も、ガモーコヴィッツ家には流れているんでさぁ」

「ふん。流石は魔道王国の大貴族だ。亜人の血をしっかりと入れてよい子孫を残すとはな……」

 

 シベリウスは席から立った。エレクトラに近づき、彼女の右腕をつかむ。魔封じは施しているから、やられる事はまずないはずだろうと自信を持っていた。

 

「連合軍についていたとはな! 喰えない奴め!」

 

 シベリウスはエレクトラを平手打ちした。それから蹴り倒して靴で彼女の頭を踏みにじった。

 

「イズヴァルトの事を教えるとは! あやつについては秘密にしていたのだ! ホーデンエーネンでおしゃぶり姫にちんぽを絞りしゃぶられながら、どしどし子造りをして毎年の様に子供を作っている、赤ん坊と一緒におっぱいをちゅうちゅうと吸っているとな!」

 

 この様な嘘の情報をだ。その子供の数はすでに8人。パラッツォ教団の情報収集により、イズヴァルトはさらに25人の女性と関係を持ち、毎年のように庶子を産ませている。

 

「おしゃぶり姫はその数倍の数のちんぽをしゃぶっているとも言ってやった。ウラスコーの者らは信じていたぞ! イズヴァルトさんとマイヤちゃんらしいのう、などと嬉しそうに。なのにだ!」

 

 靴のかかとでエレクトラの顔をぐいぐいと踏みにじる。彼女は抵抗しなかった。

 

「イズヴァルトがド淫乱で極悪非道な女エルフの愛人集団と、極太割礼ちんぽをぶん回すチンゼーの荒くれ種馬どもを引き連れ、パラッツォ教団に鉄拳制裁を加えに来たという情報をドワーフ達に流してくれたな! 元ウラスコーの民にも届いた! 内応を企てるだろうよ!」

 

 パラッツォ教とせっかく仲良くなったのに。ウラスコーの住民らはパラッツォ教徒達と平和的な交流を深めていた。つまりは乱交である。

 

 ウラスコーの住民らもまた改宗を受け、『甘露(アームリータ)』による生殖力増幅の恩恵に預かっていた。ウラスコーの女は町に流れて来た教徒の男の子を産んだし、逆に教徒の女達はウラスコーの男の赤ん坊を産んだ。

 

 それだけでない。ウラスコーの民と交流をしていたドワーフ達が入って来た事で、彼等とも子をなしている。子造りによるお隣さんとの交流。教典はこう教えている。隣人に自分の妻を寝取られたら己の尻穴を差し出せ、と。

 

「貴様のせいで、貴様のせいで!」

 

 エレクトラは痛みをこらえながらにやりと笑った。してやった。ここまで敵の総大将を焦らせるとは。いや、ここまで感情を顕わにしたという事は相当に追い込まれていて、理性のブレーキが効かないという証拠だ。

 

「……ふう」

 

 シベリウスは足をどけた。

 

「まあどのみち、教主様の来援が来なければこの鉱山町は連合軍に奪い取られるだろう。各地の砦の状況が芳しくないのは聞いている」

 

 いやに落ち着いた声だった。シベリウスは己の衣を脱ぎ捨てた。割礼されたペニスの亀頭は著しく発達しており、巨大で、赤黒く充血させていた。それをエレクトラに見せつける。

 

「ババアがどれだけの味か確かめてやろう。味わいながら話してやる。鉱山町の状況と防備のことをな」

「そりゃあ、敵に大事な情報を知らせる事になるんじゃりませんかい?」

「足を開け……ふん。使い込まれていてすけべな形をしたているな。どれどれ……」

 

 潤いは申し分ない。進めて動かすとぴりぴりした感覚が亀頭と肉棒とに伝わった。異な感覚だと疑問に思いながら腰を動かす。

 

 まずい。いつもより法悦が倍以上もある。少し動かすだけでたまらない、と思ってしまった。この女は女腔に麻薬を仕込んでいるのか。

 

「お前のこの中に何を入れている?」

「ゴブリンさんたちの秘薬を塗りこめているんですよ。子供の頃からね」

「……だからか。くそ、こいつはよくないぞ。すぐに果ててしまいそうだ……」

 

 それでもシベリウスは腰を止めなかった。もうすでにペニスには淫欲を高ぶらせ、快感を増幅させる麻薬の効果に冒されていたからだ。

 

 予想外の射精の前のしびれを感じて焦りながら、小ぶりの乳房を鷲づかみした。筋肉が発達していたが、表面はふわっとして柔らかかった。エレクトラが不満を述べたがおかまいなしにつかみ続け、腰を動かした。

 

「う、おっ!」

 

 精がエレクトラの中でしぶく。荒く息をして整えた。挿れているだけで快感を受けるようになっていた。心を落ち着かせて語り始めた。

 

「この鉱山町とて、決して、防備を、おろそかにはしておらん。森の中に、魔法仕掛けの、自動弩弓を配置し、町の周囲を、ぐるりと、塀で囲っている」

 

 勃起はまたバキバキになってしまった。シベリウスはたまらなくなって腰を動かした。

 

「それから、町の、周囲にある、鉱山も、また、防備の、砦を、こしらえて、ある。有事と、なれば、鉱山町を、守る、支城と、なるのだ」

 

 はっほっはっほっ。シベリウスはリズミカルに腰を振ってエレクトラをよがらせた。

 

「おーっ! おおーっ! おおおおーっ! はふうう……それから鉱山町にいる兵は5000。パラッツォ教徒の男児を含めれば総勢3万が、この守りの固い鉱山町に籠って連合軍をはねつけるだろう。あっそうだ。もう一回やってもいいか?」

「お、おかまいなく……あたしも気持ちよくなっているんで……」

「それはありがたい! ふおっ! おおおっ!」

 

 シベリウスは、今度はせわしなく腰を振り始めた。幼い頃から毎日続け、鍛え上げた腰遣いが炸裂する。その激しさはエレクトラを存分によがらせた。射精しても動きを止めない。この速度を1時間は保てられた。司祭騎士の耐久力は伊達ではなかった。

 

「おおっ! おおっ! おおおっ! おおおおおっ!」

 

 また射精した。でも腰は止められない。エレクトラの膣に仕込まれた麻薬成分がシベリウスの脳髄を冒してしまっていた。動けば動くほど多幸感が湧く。快感が増す。法悦の先の神との対話へ近づく事ができそうだ。

 

 エレクトラもまた浮遊感の中にいた。奥を刺激される悦び、膣前庭部から受ける激しい快感に酔いしれていた。『賢者の時間』というものは、この女には存在しなかった。少女の頃、エルフの村で存分に修練を積んでいたのだ。快感が落ち着かぬ為のである。

 

「おおおおーっ!」

 

 最高潮である。シベリウスはまたの射精をおこなった。どくどくと脈を打つペニス。絞り放つ痛みと快感。それでも腰を止めなかった。

 

 しかし彼の脳髄は限界に達していた。身体を動かしながらも意識が遠のいていった。

 

 

□ □ □ □ □

 

 

 星々がまたたく無限の大宇宙である。シベリウスはその真っただ中にいた。一体何の幻術かと思ってあたりを見回すと、頭上から温かい響きをした声が聞こえて来た。

 

「シベリウス……シベリウス……私の声が聞こえますか?」

 

 何者だ? シベリウスは声の主に問いかけた。その声はこう返事した。

 

「あなたと教主が信じている神ですよ。この様な形でお話しするのは初めましてですね?」

 

 なんと! シベリウスは涙を流しながら祝いの言葉を述べた。ああ、偉大なる創造主様。この世界の生きとし生ける者のすべての父上様。

 

「なぜ、私をここに呼ばれたのですか?」

「あなた方の教義……おちんちんとおまんこをこすりあっての悦楽を用いての祈りの果てに、あなたは私と話しかけることが出来たのです。素晴らしいことですね」

 

 パラッツォ教は性交すること自体を、神への祈りそのものにしていた。祈りが届いたのである。ついに教典の深奥にたどり着いたシベリウスは歓喜した。教主がたどり着いた境地に私も達した。増長の念がかすかに芽生えた。

 

「いけません。いけませんよ。謙虚に務めるのです」

「わ、わかりました……」

「シベリウスよ。私はあなたにこう告げます。南へ向かいなさい。海の向こう。チンゼーという土地の一番の南の国へ」

 

 3人の若き妻と子供達を連れて。その一番上の妻が産んだ嫡子こそがコージュ=ストーンマウントの教義の守り手となるであろう。

 

「そこでパラッツォ教の教えを人々に伝えなさい。タネガシマスカルという島に落ち着くのです」

「ど、どうしてそんなところに向かわなければならないでしょう?」

「時が来ているのです。時が……」

 

 まったく読み解けぬ言い方であった。しかしその声はその後、呆然とするシベリウスに理由を告げた。

 

 さて、激しい性交の果てに高みにたどり着いたシベリウスは、この声に何を聞かされたのであろうか?

 

 その続きについてはまた、次回にて。

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