※この作品はR-18です。

聖騎士イズヴァルトの伝説【新編】・まとめ   作:CHACOとJAGUAR

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100 ナントブルグへの旅

 惨憺(さんたん)たるものだった。トーリは南天騎士団の四大大公を集め、自分のいう通りさせ、血判状を作らせて布令を出させるまでは良かったが、パラッツォ教徒側の反乱者達と彼等を害そうとする有力者の説得が、ろくに成功しなかったからである。

 

 会う前に自慰をして身体中から淫気を放つようにしたのに、迫害者側からは、

 

「アスカウ公様だかなんだか知らねえが、とっとと帰りな! 俺らはパラッツォの蠅どもを追い出さない限りは心が晴れねえんだ!」

 

 ならばパラッツォ教徒側は、こうだった。

 

「戦いが教義に反している、というのはそうでございます。しかし、我らは言われなき迫害を受けた身。こういう時は戦うのも仕方が無い、とも、教義にはございますので」

 

 どちらも意固地で従わなかった。ならばと、セックスを用いて説得したが、得たのは快楽と精液だけだった。心理操作の魔法は何故か、ろくに効果が無かった。

 

 よって集まったのはパラッツォ教徒側の重要人物が5人。迫害者側が3人。致し方なくトーリは南天騎士団に頼んで6名の領主達の倅と、2000名の軽騎兵と借り受けてナントブルグへ向かう事にした。ナガオカッツェ山脈の裏側、タンバレーネ山地沿いの裏街道である。

 

 

□ □ □ □ □

 

 

(こ、こんなことって……)

 

 ホーデンエーネン王国暦356年6月2日。山に囲まれた道を馬に乗って進むトーリはくやしがっていた。こんな無様な結果に終わったなんて。

 

 魔力抗体が強い相手だったのか、あるいは自分の力が弱くなっているのか。側で馬の手綱を引く護衛の男の上にまたがって腰を振っている最中のリリカを見た。

 

「うあ♡ うあああ……♡」

「リリカ、わたしの魔法が効かなかったのはなぜかしら?」

 

 鎖帷子の胴衣から出たペニスに膣肉を絡ませていたリリカは、快楽に悶えながらもあるじに応じる。トーリの部下はセックスの最中でも仕事を意識しているのだ。

 

「たぶんですが……術式阻害の魔道具を置いていたのでしょう……」

 

 うあ♡ リリカは身をまた震わせた。その様子に増々欲情した相手の男は、彼女のスカートの後ろを持ち上げて生尻を出してやると、肉づきの良いそれをべちん、と叩いた。ゆらん、と肌が波打った。

 

「お、おしり叩かれるの、いい♡」

「わたしもよ、リリカ。まるでモノみたいに扱われる感じがたまらないよね。ルッソは叩くのを嫌がってたけど……魔道具ね」

 

 心当たりはある。反乱がおこったあの辺りは、パラッツォ教が布教活動をよく行っていた地域だ。タカミ=ジュンが自ら回っていたと聞いた。ちなみにだが中部のアジール河流域と違い、南部は旅人へのおもてなしが厚くて、旅をするには快適だ。お金が潤っている街や村が多いからだ。穀倉地帯でもある。

 

(まさか、この事態を予期してタカミ=ジュン枢機卿は魔道具をばらまいた?)

 

 そんなわけがない。タカミは自分に対して尽くしてくれた。友であり、政治的な助言をしてくれる知恵袋でもあった。それと、彼のでかいものと愛撫術で、どれだけ気持ちよくなったか。

 

 ヨーシデンにいるマイヤにとってもだ。邸にタカミが訪れる様になってから、妹の体調はすこぶるいい。知的好奇心も補えているそうである。ただ、未だにおまんこどころかおしゃぶりもしていない。あの妹にしては随分珍しいと思ったけど。

 

(タカミがそんなことをするわけが無いわ。きっとそう。彼が故意に魔道具をばらまいた、というのは考えすぎよ。)

 

 絶対にそうだ。トーリは疑わないことにした。どんよりとしていた気分がいくらか晴れ、活力がみなぎってくる。そうなると子宮のあたりが疼いた。隣で馬に乗りながらのセックスに興じるリリカを見て渇望した。膣と子宮がたっぷり飲みたいと欲して火照っている。

 

「ここでいったん休憩にして!」

 

 武者達に呼び掛けると隊列が止まった。馬から降りるとトーリは川べりに向かい、護衛に草むらに絨毯を敷かせると、靴を脱いでそこに座った。

 

「休憩は1時間ほど。馬に乗り続けて疲れちゃったわ」

「お心のままになさいませ」

 

 トーリは寝そべった。

 

「連れて来た住民反乱の首謀者達とパラッツォ教徒の代表者たちを連れて来て?」

「ははっ!」

 

 しばらくして同行する8名が連れて来られた。パラッツォ教徒側の代表の男が彼女に尋ねた。

 

「アスカウ公様、我らを召し出されたのはなにゆえでしょう?」

 

 トーリは起き上がって彼等を見つめる。

 

「ここで語らいましょうよ。いい景色ね?」

 

 人々の生活の汚れが流れ込んでいない、澄んだ水が流れる大きな川だ。北の方角にはナガオカッツェ山脈がある。西に目を向ければ、峻険な山々が連なるタンバレーネ山地が。見事な稜線だ。

 

 トーリはスカートをたくし上げた。靴下とそれを留めるガーターベルトの上、太ももの行き止まりを彼等が覗く。ほんの少しの陰毛しか生えていない、割れ目がそこにあった。

 

「むらむらと来ちゃったの……お相手してくださる?」

 

 彼女は脚を広げた。ピンク色をしたヴァギナの肉は発情して濡れ続けている。リリカが乱れた姿を見たのもそうだが、長いこと馬の鞍にまたがったせいで刺激を受け続けていたから、奥が疼いて仕方が無かったのだ。

 

 男達はつばを飲み込み、ペニスを屹立させながらうなずいた。傍に淫魔の魔力を断つ魔道具が無い。出発してから彼等は、トーリの思うがままになっていた。セックスがしたいときには必ず応じてくれた。お姫様としてうやうやしく甘やかしてくれる事もだ。

 

 

□ □ □ □ □

 

 

(フン、アスカウ公のやつ、なかなか先に進まんな。)

 

 トーリが引きつれる隊列から10キロほど西の上空にて。望遠鏡をのぞくカヅノ=セイジは苛立ちを覚えていた。

 

 彼女が出発してからずっと、彼は離れたところで伺いながら後をつけていた。ある計略の為にだ。この件にはケノービ=ソーローも関わっていた。

 

(とはいえ、このペースでもあと4日もすればケノービが手配した連中の近くに行けるだろう。急いてはならん。)

 

 そいつらは考えている計略の『保険』かつトーリに罪をなすりつける為の『参考人』にする、トーリは大犯罪者として世に名を遺して生涯を終える、というのがその青写真であった。

 

「おい、セイジ。本当にやるのか?」

 

 後ろから聞こえたおろおろとした声色は、兄のサトシのものだ。今回ばかりは自分1人ではうまくいかないだろうと思って兄を連れて来た。セイジはため息をついた。

 

「……またかい。この計画に賛成してくれたじゃないか?」

「まあ、そうなんだが……もう1人欲しくないか。タカミかサクラウチあたりで……なんなら、クニキダでもいい」

「あいつらはアスカウ公との宥和派じゃないか。クロサワ兄弟は期待するなよ。あの兄弟は隠れ支持者だ。トーリの『あな堀り動画』で毎日シコっているからぐらいだぞ?」

 

 彼等と同じく枢機卿のクロサワ兄弟は、トーリからもらった映像水晶を毎日の様に観ていた。トーリ自身がいろんな形のハリガタを、膣や肛門を試すという代物だ。だいたい60分ぐらい。

 

 中にはこんな変わり種があった。あちこちに映像術式を仕込んだハリガタで、それからの映像を記録したものである。

 

 ハリガタからの映像は、亀頭の鈴口にあたる箇所を起点に、亀頭の雁や幹に8箇所。計9箇所の視点を持ち、360度全体が見えるというふうに設計されていた。映像が真っ暗にならないよう、照明魔法も施されていた。

 

 そのハリガタをトーリは、口の中に入れてしゃぶった。自分の口の中でどう、咥えたものが吸われ、しゃぶられるのかを余さず記録させる。自分にフェラチオされた時、どんなふうにおちんちんが可愛がられるのかを視聴者にシミュレートさせるのだ。それが全体の20分である。

 

 残りの40分は前と後の穴肉が、どんな構造になっているかをたっぷりと見せるものだった。女陰も窄まりも、どんな遅漏でも5分以内に果てさせるという中身がこれでもか、と言うほど明確に記録されている。マニアにはたまらない作品だ。クロサワ兄弟はその映像でぴゅっぴゅと放っていた。

 

「……膣内がどうなっているのか見たがるからな。あいつらは。気持ちはわかるんだが、相手によっては気持ち悪がられる」

「性の探究に熱心だってことさ、兄さん。だからそいつに応じてくれるトーリ姫を支持するのさ。俺達がやろうとしていることを知れば、妨害に出るだろう」

 

 しかし自分達の今の行動は、タカミとサクラウチが裏で根回ししてくれているから、今のところは順調に進んでいる。20キロ先の物が見える遠望術式を氏込んだ望遠鏡をもう一度のぞいた。川べりでアスカウ公によるちんぽの踊り食いが始まっていた。

 

(トーリめ。また目に毒なものを見せやがって。淫魔の出来損ないめ。)

 

 自分が参加できない他人の色事を覗き見する事は不愉快だ。それでも、暇過ぎる張り込みが続くと最高に近い娯楽となる。

 

 乳房が小さいのに不満はあるが、ホーデンエーネンで一番の別嬪と名高い女のあられもない姿はやはり、目を楽しませてくれる。シコりたい。

 

「で、作戦はどうする? この先で待ち伏せてくれているゾウズジャヤの連中は、やはり出すのか?」

「もちろんさ。奴らに金をばらまいたからな。偵察だけで終わらせんよ。こちらの要求以上の仕事をやってもらうつもりだ」

「シャジとマァジの夫婦から恨まれるだろうな。こいつは……」

 

 サトシは悲しそうな顔をしてため息をついた。しかしセイジは意に介さない。望遠鏡に写るトーリの姿に心が囚われてしまっていたからだ。

 

 彼女は寝ころんだ1人のパラッツォ教徒の上にまたがりながら、両手で左右の男のペニスをしごき、目の前に立つ男のものをしゃぶっていた。実に嬉しそうだ。物を咥え、挿れられている彼女の表情は充実しきっていた。

 

(だが、その楽しい日々も、もうすぐ終わりだ、アスカウ公。)

 

 そう思いながらカヅノ=セイジはにたりと笑う。

 

(ルッソもすぐに後を追わせてやるよ。夫婦仲良く往生しな。くそったれが。)

 

 それこそが本当の目的だった。

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