聖騎士イズヴァルトの伝説【新編】・まとめ 作:CHACOとJAGUAR
衝撃的な急報とは、この事だった。
「ホーデンエーネン国王妃・トーリ=カモセンブルグ死す。
享年28歳。」
投身自殺を遂げてこの世を去った。
この年のはじめに、謀反の罪を疑われて獄中死した前の夫・ルッソ=シュミットを思って城の高楼から身を投げたという。
【※この回の終わりにギルバートの注釈あり。】
ルッソの獄死、トーリの身投げ。どれもイズヴァルトにとって初耳だった。彼が知っていたのは、もっと平和に思える様な話だった。
ルッソは前妻からもらった名誉貴族の座とたくさんの手切れ金で女とギャンブルにのめり込む毎日を送っていたらしい。
トーリの事はこうである。国王の放任ぶりをいいことに、実の妹と間男を入れ食いまくっている。その上、都で近頃流行っているという『香道』の集まりで、貴婦人たちを前で姉妹仲良く尻を丸出しにしてクソを捻り、産みたての人糞の香りを馳走しているそうな。
ルッソは放蕩、トーリはセイン王の息子を産んで好き勝手放題。そうした話ばかりを聞いていたから、イズヴァルトは2人の話をあまり聞きたくなかった。
それでも、2人の死のニュースは信じられなかった。特に牧童だったルッソの謀反が信じられない。後から聞いたことだが、ルッソはとある王族に多額の借金をしており、それを無かった事にしようと証文を盗み取って捕まった。セイン王に突き出されて激しい叱責を受けたがゆえに、謀反をくわだてたという。あまりにもだらしが無かった。
(ギルバートによる注釈:ルッソの死についても多説あるが、謀反説が一番強い。しかしギャンブル中毒になっていた、という説は否定されている。サーガのこのくだりは、謀反の計画に関するもっともらしい理由付け、と考えたほうが良いだろう。)
そして、イズヴァルトよりも強く驚いていたのがサクラウチ=シロウだった。
「トーリ様が亡くなられただと! 馬鹿な!」
「本当の、本当なのです!」
「これは教団の……エチウ全土にとっての大きな喪失だ!」
「サクラウチどの、何ゆえでござるか?」
「知らなかったのか、聖騎士?」
サクラウチは説明した。エチウとホーデンエーネンの和平と交流に、トーリ=カモセンブルグは多大な尽力を果たしていたのだと。
「トーリ様は我らが教主と、おちんぽとおまんこによる交流までなされていたのだ」
「なんと! あのコーザどのが、トーリどのと!」
「パラッツォの愛の教えにトーリ様はいたく興味を示された。それから友好の使節として教主様のもとにおもむき、説教と『法悦』でもってパラッツォ教の保護者になることを誓われたのだ……!」
王妃トーリはホーデンエーネンとエチウとの間の架け橋だった。彼女が信徒らの保護をセイン王に呼びかけた事により、大多数のパラッツォ教徒がキンキ大陸に自由に出入りするようになった。不可侵条約が結ばれ、交易が盛んになった。敵が多いパラッツォ教は、少なくともエチウ諸島の南側は平和となったのだ。
「トーリどのは……そこまでのことを為さっていたのか!」
「そうだ! トーリ様こそ聖騎士殿の国とパラッツォを結ぶ、とてもとても素晴らしいお方だった」
そのトーリを失った今、パラッツォ教団は身構えなくてはならない。セイン王や廷臣・名将らはパラッツォとの非戦同盟を保持したい方向だが、至極面倒くさい人物が大貴族の子弟からなる『近衛騎士団』と結託し、エチウ諸島攻略を世論に吹聴していたからである。
「その人物を、聖騎士殿はご存知か?」
「知っておるでござるよ……マイヤでござるな?」
マイヤ=カモセンブルグ。イズヴァルトの元侍女でトーリの妹である。国王の廷臣ともなっていた。彼女はエチウとの戦乱を望む、ホーデンエーネン側の筆頭でもあった。
色香とおしゃぶりのテクニックでもってイーガのマルティン王子を籠絡し、妃となって財と権力の両方を得ると、『マイア=テクニカ』なる魔法道具の会社を建てて巨万の富を得た。
それからホーデンエーネンに『凱旋』し、新兵器である鉄砲の量産と輸出でキンキ大陸一の大富豪に上り詰めた。たった5年ほどでだ。
イズヴァルトは聞いている。22歳となるマイヤはますますむっちりとなって美しくなり、その肢体で多くの男達を魅了し、傲慢極まりない女になったという。
聞くところによると、絶倫自慢の愛人を10人抱え、常に身の回りに置いているそうだ。金箔を張ってまっキンキンにした屋敷の黒漆塗の寝室で彼らと、『おしゃぶり』や『乳こき』だけでなく『足コキ』や『ふくらはぎコキ』などをして享楽の毎日を送っているのだとか。
その彼等にはカントニアの『おしゃれ番長』として名高いイーズィ王国の一流デザイナーにしつらえさせた服を着せ、自信は100センチを超えるバストと『尻女神』という異名にふさわしいデカ尻を強調した、まこと破廉恥極まりないドレスを身にまとっているのだとか。
その上、ヨーシデンとナントブルグの郊外に噴水や沐浴場を備えた屋上庭園のある館を建てたり、ばかでっかいおっぱいとお尻が丸出しで腰のくびれを実態とそぐわぬ様に細くした己の裸体の銅像をたくさん作らせ、王国の主要都市の公園に置こうとしだしていた。もちろん、税金でだ。
ゆえにマイヤ=カモセンブルグは、国民からとても嫌われていた。イズヴァルトはその名を聞くたびに嘆き、ため息をついた。幼い頃のマイヤはお金に対してがめつかったが、浪費し蕩尽する様な事はしなかった。
「あのようなおなごになるとわかっておれば、拙者は侍女にしなかったでござる。将来を誓いあうことも……」
「あきらめろ、聖騎士。人は変わるのだ。いや、変わらなければ生きていけないのだ。特にか弱い子羊……女はそうなのだよ」
「しかし、変わり方があまりにもあんまりでござる」
トーリもマイヤも。それと、世間一般から見れば同じようにか弱い存在であったルッソも。富と権力は人を狂わすのだ。
「何が自分にとって幸福なのか。それを問う機会が3人には無かったらしい」
「で、ござるか?」
「そうだ。だから神への愛と問いを為せば、もう少し生き方を変えていただろう。聖騎士イズヴァルト、パラッツォの教典をもっと読むのだ。『法悦』を為して神との対話を目指し、続けるのだ」
そう力説するサクラウチにイズヴァルトはうなずいた。テーブルの上に寝そべったまま、話をきょとんとしながら聞いていた彼女の娘は、難しい話が終わったと思ってぱっくりと開いたおまんこをいじりながら、父親にねだった。
「にょーどー、にょーどうのほーえつ。つづけてぇー!」
「お、そうだったな、リコ。よしよし。お父さんがいっぱい『ほーえつ』をあげちゃうぞ?」
「わーい! くふくふっ、ちもちいいー!」
幼い娘はぬるぬるとした棒で尿の通り口を愛でられてよがった。ぷっ、と屁をこいてぶりゅ、と液状のうんちをこぼしてしまう。この娘はまだおむつがとれたばかり。強い『法悦』を感じてしまうとついついひねってしまうのだ。
しかしちょっとばかりにおってしまっても、サクラウチは実娘の尿道への愛撫を止めなかった。イズヴァルトも次から次へと来る女達に子種を与え続けた。この日彼が孕ませた相手は8人。エチウに来てから今までに300人近くが、イズヴァルトの胤で孕んだと申告した。
彼の精液は百発百中。まさに女泣かせと言ってもよい質であった。その上に肉の大筒とたくましい偉丈夫である。女達は彼に抱かれて孕むことをこぞって求めていた。
□ □ □ □ □
トーリの死の知らせを聞いた翌日、イズヴァルトはエチゴニア島の南の港から船に乗り、南東にあるナオエニア諸島に向かった。クボーニコフ海軍が最初の目標にしたと聞いたからだ。
今度は戦場となる島だ。孕み女を連れて行けない。ゆえに船の上でイズヴァルトはヘラにべったりとかまわれていた。
「んん~♥ んん~♥」
ヘラは心地よくうめいていた。甲板に置いた椅子に腰を掛けたイズヴァルトに抱き着き、盛んに腰を動かしながらだ。
「そ、そろそろおしまいにするでござるよ? ここ2時間、ずっとこればかりではござらぬか?」
「やだやだ~♥ あたし、いーっぱいほーえつがしたいんだもん♥」
イズヴァルトの股間からは勃起したものが延び出ていた。彼はズボンではなく、トールキンみたいにキルトのスカートを腰に巻いていた。その上にかぶっていた鎖帷子と同じく、かきわけると前が開いて素早く排尿や性交ができるように加工されていたのだ。
「おちんちん、きもちいい~♥」
そのヘラは裸に近かった。肩当てと小手とブーツといった格好だ。ビキニアーマーというサキュバスの戦士がよく着るものである。しかし腰はお尻の形と前のくいこみがはっきりとわかる小さなパンツではなく、ひもを通して縛った腰布だ。
ちょっとめくれば生尻が見えてしまう、丈の短い腰布を巻いていたのは、むらむらが起きた時にイズヴァルトと素早く事を為せるからである。あと、おしっことうんちをする時に楽だから。イズヴァルトは手すりの上にしゃがんで、海に向かってじょろじょろやぼとぼとを致すのを、何度も見せられた。
「ま、またまたかみさまの声がきこえちゃうわ♥」
「嘘をつけでござるよ? 貴殿は呻いてばかりでござる」
「それだけ気持ちがいいってことなの! はうーん♥」
小さな陰唇を最大限にまで拡張させながら、ヘラは太いものを膣の中に奥まで挿れ、自分から腰を動かして『法悦』を受け取っていた。周囲の包皮の割礼を受けてむき出しになっていたクリトリスが、ふっくらと膨張して腰布にくすぐられる。その悦も同時に受けてだから溺れるのも仕方が無かった。
「かたい♥ かたすぎ♥ あなたのおちんちん、最高すぎるよ♥」
「ヘラどののおまんこも、とってもがんばりやさんで素晴らしいでござるよ……」
「きもちいいのが大好きなだけなんだもん♥」
放たれた精液をぼとぼととこぼしながら、ヘラは腰を振り続けた。ぐっちゅぐっちゅと音を立てるが、潮騒にかき消されて聞こえない。けれども、音となりうる肉と肉の絡み合いを下腹で感じることができた。それを想像しながら彼女は喘いだ。
(しかしでござる……。)
イズヴァルトは彼女がどうも心配でならなかった。ヘラは周りにちやほやしておちんぽで気持ちよくしてくれる大人には恵まれているのだが、同世代の友達というのが乏しかった。遊び相手はいないと聞いていた。
パラッツォ教徒であるがゆえに、ちんこを入れたりまんこをなすりつけあったりという遊びもするだろうが、親友、あるいは遊び友達というものがいないのは寂しい限りだろう。愛憎というものがどんなものかを教えてくれる、ライバルや敵も。
「ヘラどの。拙者には貴殿と同じ年ごろの娘が2人以上いるでござる」
「そ、それ何度も聞いた! 副団長のおばちゃんの子もでしょ! はうんんっ♥」
「よければその……拙者の娘達とお友達になってもらえぬだろうか?」
ヘラは腰を止めた。ちんぽを膣の中に入れたまま、イズヴァルトを凝視した。
「でも、離れ離れなんだよね? あたし教主さまからこう聞いたよ? エレナって子とオリガって子は、ピピンという王子様が渡したくないって拒んでいるんだよね?」
エレクトラが産んだエレナと、オルタンスというエルフが産んだオリガというイズヴァルトの娘は、チンゼー大陸のシマーヅ国の王子・ピピンの庇護下にあった。イズヴァルトがパラッツォ教に入るのを聞いた王子は、2人を父親の元に送るのを認めなかった。
「そのことで拙者はピピンどのに打診しているのでござるよ。エレクトラどのも密使を送って説得してるでござる」
実のところ、シマーヅ国はピピン王子を外交の使者に立てて送る準備を始めていた。シマーヅ国はエチウ諸島とサイゴーク諸国の争いにはもともと、それほど興味が無かったのだ。遠征軍を送ったのも、イズヴァルトがいたからである。
「あと、エルフたちとの女の子たちが4人いるって聞いたけど?」
「あっちは断固拒否する様子でござるよ」
イズヴァルトとエルフ達の子供ら―――ピエラとクロエとルチアとマリカは、親たちと一緒にカントニアへ戻ってしまったと聞いている。流石に教団といえど、そんな遠くにまでは手を出せなかった。
「それとまだ赤ちゃんでござるよ。性教育もいきなりおちんちんとご対面ではなく、まずはお母さんがおまんこぺろぺろをして教えるというのがエルフのしきたりでござる」
「なんだ、ざんねん♥」
ヘラがまた甘えだした。イズヴァルトは仕方が無いとあきらめた。腰布がめくれて丸出しになったお尻が大きく動く。丸見えになった肛門でも潮風を感じながら、ヘラはせっせと子種汁を子宮の中に飲み込ませた。それには彼女の第二次性徴を促進させる栄養がたっぷりと含まれていた。
かくしてイズヴァルトとヘラはナオエニア諸島へと入った。そこで態勢を整え、クボーニコフ軍との初めての戦いとなるのだが、さて?
その続きについてはまた、次回にて。
トーリ=カツランダルクについての語り部の注釈:
この部分も疑わしい。トーリが城の塔から身を投げて死んだという話は、イズヴァルトのサーガのごく初期のバージョンである『放浪の編』で語られているが、今現在の研究者の間では、いくつかの論が提示されている
①お尻の穴にとんでもないものを挿れて直腸が破壊。それによる失血死。
②首を縄で吊りながらの登り棒おまんこずりずり中による事故死。
③死去までの近年、開発をし始めていた尿道自慰で大きな冒険をして失敗した。
④様々な危険な自慰(①〜③を含む)により病原菌に感染しての疾病死。
どれも「本当の話かよ?」と思わせる眉唾ものだが、トーリ=カモセンブルグならあり得る話である。もう1つ、南で起きた反乱の仲裁に行った帰りに何者かに殺されたという説もあるが、歴史家の中では一番否定されている説である。