聖騎士イズヴァルトの伝説【新編】・まとめ 作:CHACOとJAGUAR
ホーデンエーネン王国暦で言えば、357年の1月半ばのことである。
司祭騎士団長イズヴァルトとその一行に、突然の帰国命令が下った。通信魔道士を介しての知らせであり、便りが来たその翌日にオソレストックの港に迎えの船が着いた。
乗っていたのは『枢機卿』のサクラウチ=シロウと数人のツノが生えた娘のほか、数十名の教団の女信徒だ。たった一隻でやって来たから、イズヴァルトは不思議に思った。
「サクラウチどの。クボーニコフ軍の襲撃には遭わなかったのでござるか?」
「大事無い。エチゴニアを発ってからずっと、船体に『冥王の兜隠し』の魔法をかけていたからな」
『冥王の兜隠し』とは、神聖魔法による姿隠しの術式だ。とある異界の物語に出てくる、冥府の王がかぶる透明の兜が技名のもととなっている。
その技について聞いたイズヴァルトは、腕を組んで顔をしかめた。
「その魔法……たしか、人の身体だけ隠せたと聞き及んでいたでござるが?」
「それはだいぶ前の話だ。今はこの船1隻ぐらいは十分に隠せる。神聖魔法も進歩しているのだ」
「と、なれば、海戦を有利に運べそうでござる。奇襲をかけるのも思いのまま、でござるまいか?」
それはできないとサクラウチ=シロウは否定した。
「教主殿より、いくさでの運用を禁じられている。それと、精霊魔法にも同じものがあるからな。見破るための索敵術式だってある。魔法が使えなくとも、姿を見えないだけで気配までは隠しきれないから、カンの鋭い相手には通用しないだろう」
ということですぐに出港となった。単にクボーニコフから離脱したカジミェシュとヘファイスティオンは言うまでもないが、クリスタとパスカルたちは、ドミトリー公子と話し合うことがまだ残っていうことでイズヴァルトと別れた。
航海はナンブロシアの海域を離れた後、エチゴニアまではどこの島にも寄らずに続いた。すでにクボーニコフの海軍が手を回していたからだ。波は荒れていたが枢機卿が航海術式を用いていたこの船の旅では何も事は起こらなかった。
海の上をゆく間、イズヴァルトは枢機卿が連れてきた女たちを抱くこととなった。その為に連れてきたのだ。彼は鍛錬も書籍で知性を養うことも禁じられて、あてがわれた船室で女達の子宮を精液で満たす労務を強いられた。
「あひい♡」
「おーう♡ おーう♡」
「イズヴァルトさま、こんなにいっぱい出されては、孕んじゃますぅ♡」
といった女たちの矯声を聞き続け、更にはサクラウチ=シロウのツノの生えた娘たちにも、「おぼっ♡」と喘がせ種付けをする始末。生理がまだはじまっておらぬ子以外の全員が、10ヶ月後に彼の子を産むこととなった。
(※ギルバート=カツランダルク注:このエピソードは事実である。この航海の間にできたイズヴァルトの子は、全員が娘だったという。)
そうして6日。船はアガノモック諸島の港にたどり着いた。イズヴァルトは3ヶ月の船旅をしてきたほどに疲れ切っていて上陸できなかった。受胎させたのに朝昼晩と容赦なく精液を求めてくる女たちのせいで、著しく体力を消耗していたからだ。
特に精巣が疲れ切っていた。甲板で下半身を丸出しにし、サクラウチ枢機卿が連れてきた末の娘の玉揉み施術を受けることとなった。ツノの生えたこの娘は、非力で無能だったがマッサージは得意である。
14歳のニンゲンの娘みたく見える、サキと言う名のサクラウチの娘は、冷気が溜まっている船室でも、伸び切ったままのイズヴァルトの陰嚢に手を添えた。
「イズヴァルトさま。おきゃんたま、とっても凝ってますわね?」
「さようでござる……その犯人のうち1人に、サキどのがおられたではござらぬか?」
「そうでしたっけ? 3回ぐらいしか情を通じていなかったと記憶しておりますが……」
3回ではない。17発だ。魔法と精力剤を無理やり飲まされての射精は1日に150回の射精を実現させたが、それはイズヴァルトのたくましい身体を、病人ぎりぎりにまで追い込む過酷を伴った。しかし薄くなった精液でも、きっちり全員を孕ませた。
「まあ、それよりもおきゃんたまですわね。ほらほら、ここがかたくなってますよ……」
「おおっ!」
もみもみ。もみもみ。陰嚢をほぐされる気持ちよさにイズヴァルトは悶えてしまう。サキは小さな指で袋の中の管やふわふわとしたかたまりみたいなものをほぐしていき、とても大きな精巣に手を添える。彼女の手には余る大きさだ。
「ちょっとお疲れ気味のようですね?」
精巣を指先で、優しい手つきでほぐす。陰嚢が熱くなり、段々と柔らかくなっていくが、代わりにへなっていた陰茎が力を増してしまった。サキはそれを見て胸元をさらけ出した。風船のように膨らんだ双丘である。とても深い谷間があった。
「いっぺんごしごししてすっきりしてから、またもみもみをいたしましょうね」
「は、はあいでござる……」
かくしてイズヴァルトの勃起は乳房の間に挟まれた。サキは腕で乳房を寄せ、挟んだものをしごきはじめた。
ふんわりとして甘い匂いのするもので愛でられ、イズヴァルトの射精欲は高ぶってしまった。亀頭が赤黒さを増して我慢汁を垂らすようになると、サキはそれに口をつけてちゅぷちゅぷと音を立てながらしゃぶりこむ。
「おおお……たまらぬでござるぅ……」
ごしごし。ちゅぷちゅぷ。このオーガ娘のおしゃぶりつき乳間マッサージはとても練れていた。それもそのはず、この20年近くこうしたマッサージを実の父であるサクラウチや、司祭騎士らに行っていたからだ。少女に見えるがオーガである。実年齢はもっとあった。
(※ギルバート=カツランダルク注:記録によるとサキという娘は、この時35歳だったという。オーガとしてはまだ少女の頃だが。彼女はイズヴァルトの娘を産んだ後、イナーヴァニアのとある小貴族に嫁いだそうである。そこでも精巣のマッサージ師として評判だったそうである。)
乳房でぐにぐにと挟んでしごき、口でちゅぴちゅぴと舐めて吸われ続けたイズヴァルトはとうとう我慢ができなくなった。
「も、もうだめでござる。おおお……」
サキの口の中でどぷっどぷっと精液が吹き出た。しかし酷使したきんたまと前立腺で作られたものは、あまりにも薄かった。それでも卵子を必ず討つ無双の精子があった。
イズヴァルトに施術した娘は、亀頭から口を離すと味わって飲み込んだ。
「……勢いよく出た割には、とっても薄いですね」
「疲れちゃったのでござるよ」
イズヴァルトは笑顔だったが疲れ切っていた。サキはふぐりに手を伸ばして確かめた。
「でも、おきゃんたまのコリはほぐれたようですね? ふにふにになっております」
イズヴァルトの両方の精巣は、ほぐれて柔らかくなっていた。
「左様でござるか。もうよいでござる。感謝いたす」
「いえ。では御駄賃をいただきますね、司祭騎士様?」
「ええと、何で払えばよいのでござろう?」
「ふふ。わかっているくせに」
目を細めて笑うとサキは裾をたくしあげた。イズヴァルトをさんざん味わった、無毛の恥丘を丸出しにすると寝台の上にあがり、まだ勃起したままのそれを招き入れた。
「も、もう一回だしてもらいますからね♡ おおおぉおっ♡」
イズヴァルトは抗えなかった。勃ちたがりで挿れたがり、それから出したがりで孕ませたがりのこの陰茎は、膣がもたらす魔力に打ち勝てなかった。
「うふふふふ♡」
「ひいいい……」
サキの腰使いに負け、情けない声を放ちながら快楽に身を任せる。ほぐれた金玉は良い仕事をした。サキが満足するまで、3度も彼女の腹の中に精を撃ち放ったのだ。
十分に充たしたサキが部屋を出ていくと、入れ替わりにサクラウチが入ってきた。彼は諸島の陣地を、ヘラとエドワードと共に督励してまわっていたのだ。
イズヴァルトは股間を冷風魔法で癒やしながら、島の情勢を尋ねた。
「アガノモックはいかがでござった?」
「万全だ。海軍も水際でクボーニコフ軍を追い返せている。が、エチゴニアは援護できんだろう」
この頃、エチゴニア島では南側のいくつかの陣地をクボーニコフ軍に落とされていた。教団は劣勢だった。地上戦でもなかなか勝てなかった。そのため、かつてのエチゴニア公国の本拠・ハルヒアトゥントゥリに籠もり、西からの援軍を待つ戦略に切り替えつつあった。
「ナオエニアも最近はやってこないらしい。主戦場は副司祭騎士団長が想定していた、ノトゼタシアとエチゴニアになりつつある」
しかし、クボーニコフはなかなか落とせないだろう。『枢機卿』や教団の精鋭部隊が強固な陣地を構築し終え、長期戦を戦い抜くように仕上げたからだ。
特に島の中央に位置し、険しい山々に囲まれたクビキラスキ盆地は、それ自体が強固な要塞だった。
教団の前の本拠があるハルヒアトゥントゥリ山を囲むその盆地と周囲の山々には、数々の砦や城塞があり、たとえオーガの軍勢でも容易く抜けることはできないと言われていた。
しかも本山・ハルヒアトゥントゥリは、かつてあったエチゴニア公国の本城だった。それを大改修して築き上げた大伽藍は、聖堂というよりは要塞そのものであった。
「徹底的に引き付け、クボーニコフ軍を疲弊させる。そこで拙者の出番、というわけでござるな?」
「いいや、我ら『枢機卿』でなんとかする。ルーカス氏には手伝ってもらうがな」
「なんと? 拙者はもういらぬと申すでござるか? これから面白くなってきたところでござるのに……」
「いやいや。君がいると私達が目立てない。武勲をいただくよ。君にはヘラと一緒に別のことをやって欲しい。まずはカナザワース島に直行してくれ」
その為の準備が整えられていた。船には新たな荷が入り、女たちもがらりと変わった。エチゴニア島からやって来た若い娘が30名もだ。もちろん、イズヴァルトの子を産むために連れて来られた。外に出ると早速引き合わされた。
「……あたまにツノが生えた娘さんもいるでござらぬか?」
「確か……クロサワ=キヨシとアキラの娘だったな。ちゃんと赤ちゃんを宿らせてやってくれ。我々『枢機卿』は君と深く結びつきたいのだ」
イズヴァルトはうんざりしながらも約束した。出港すると精力剤や魔法だけでなく、麻薬まがいの危険な強壮剤ものまされて事に励んだ。
今度の船旅はあちらこちらに寄港しながらとなった。その都度、船に乗る女信徒達が変わった。計12日間の船旅で、イズヴァルトは120人の女信者を相手にし、計800発の射精を行って彼女たち全員を孕ませた。
そのせいで、大病をしている老人のようにやせ衰えてしまった。船旅の終わりごろには、寝床から這い上がることさえできなくなってしまっていた。
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そして、ホーデンエーネン王国暦357年の2月。船はカナザワースの港に到着した。イズヴァルトは心配するヘラが見守る中、島で一番大きな診療所に運ばれた。
「うううう……」
節々が痛い。重くて身体が動かない。うめき、嘆きながらイズヴァルトは横たわっていた。ヘラは彼の手をとって幼な妻みたいに寄り添っていた。
「ねえねえ。ほんとうにだいじょうぶ?」
「だ、だめでござる」
「おくすりの力を借りてはよくなかったみたいだね。しばらくはおまんこを求めないから、ゆっくり休んでね?」
ヘラは医療魔道士が持ってきてくれた薬湯が入った水差しを手に取ると、イズヴァルトの口に含ませた。苦みと渋みがある良薬に思えたが、なぜだか甘みが強く残る味だった。
「……どんなおくすりでござる?」
「ええとこれは……薬草と『甘露(アームリータ)』に……サキュバスのおっぱいを混ぜたものだものだよ、確か」
「サキュバスどのらのおっぱいでござるか……甘いのが強いのはそういうことでござるか」
その薬は滋養薬としてかなりの効果があった。ヘラもその診療所で様々な検査を受けた。検査の結果、妊娠していたことがわかった。説明を聞いたヘラは喜び、イズヴァルトに報告した。
「それはそれは! おめでたいことでござるな!」
「うん! 1ヶ月ぐらいだって! ドミトリー公子さまのあかちゃんみたいだよ!」
「おお、ドミトリーどののお子でござるか! となればヘラどの、これからは安静にするでござるよ」
寝たきりのイズヴァルトは右手をヘラに向けて伸ばした。背負っている『獄炎の凱歌』を返してくれ。愛用の剣はヘラの手元に戻っていたのだ。
「あげない!」
「それは拙者のでござるよ! なんなら同じぐらいいい武器を探してそなたに与えるでござる!」
「それじゃあ聞けないよ。あかちゃんがいい。公子さまのを産んだら、今度は司祭騎士団長さんがヘラのおなかを膨らませてちょうだい?」
そもそも、イズヴァルトの子を産むのが務めなのだとヘラは言った。イズヴァルトは約束した。しかし獄炎の凱歌は返してくれなかった。
そうして4日度診療所で過ごし、起き上がれるようになるとイズヴァルトはヘラとともに大伽藍へ向かった。イナーヴァニアに行っていた教主が戻ってきたと聞いたからだ。
雪の降る街の大通りを、教団が用意してくれた豪奢な馬車で進む。総本山の入口が見えてくるとイズヴァルトは目を疑った。教主は随伴の者らと共に待っていたからだ。
「教主どのはなにゆえ、寒い中におられるのか?」
「いや、ヘラたちのことを待ってたんだよ。司祭騎士団長さん、あたしたちは大きな作戦を成功させたんだよ? 出迎えてのねぎらいがあったっていいと思うな」
「で、ござろうか……」
となれば、自分たちも馬車から降りて教主に挨拶しよう。イズヴァルトとヘラは馬車を止め、雪の上に降り立った。細かい雪が吹くその中でイズヴァルトは目を大きく開き、声をあげた。
「な、なにゆえでござる!」
さて、彼が驚いたのは何を見てであったのか?
その続きについてはまた、次回にて。