※この作品はR-18です。

聖騎士イズヴァルトの伝説【新編】・まとめ   作:CHACOとJAGUAR

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第三十三回

 イナーヴァニアのヤマナウラス家の当主、つまりは、もう1人の国王であったスケイロ=ヤマナウラスはこの頃、連合軍の本拠となっていた城塞ではなく、イーズモーの王都のマツエスコーに居を置いていた。

 

 理由は街から遠く離れたあの城塞だと、様々な用事に不便だからだ。あと、王の一家は妻と妾、子供達とその伴侶を含め、総勢50人の大所帯だったのもある。人里離れた辺鄙な場所では、家族たちの用事を満足に済ませられない。

 

 とはいえマツエスコーに住んでも、軍事の面では事は足りた。城塞に詰める武将らと常に連絡が取れたからだ。暗黒卿の時代の遺産、『てれぽん』があったからだ。

 

 その日の昼、スケイロ王は『城塞』に詰めていた武将からの『てれぽん』の連絡を受けた。自室に取り付けられた受話器を取り、話を聞いて驚いた。部屋にいて書物を読んでいた嫡子に呼びかけた。

 

「トヨイロ! 事が動き始めたぞ!」

 

 人の良さがなんとなくわかる、朗らかな顔立ちの父王と違い、白面で怜悧そうな顔立ちのトヨイロ王子は書を閉じた。話を聞くや、王にこう提案した。

 

「父上、ここはすぐに会って話をするよりも、卿が連れて来た者らの様子を確かめようじゃありませんか」

「どうしてなのじゃ? 話して説き伏せば考えを変えてくれるであろうに?」

「今のあの者が、どれくらい教団にべったりなのかを調べなければなりません。となれば、我らヤマナウラス王家の者ではなく、信頼できる使者を送り、伺わせましょう」

 

 その役目を自分に任せて欲しい。トヨイロは改まった言い方で父王に提案した。王は承知した。王子はイナーヴァニアの使いの騎士に化け、数名の部下と共に向かった。

 

 マツエスコーから城塞まで、おおよそ20キロの距離だ。そり馬車に乗り込み、曳く馬たちに雪道を急がせ、夕方までには城塞に到着した。城門をくぐったところで馬車から降り、イナーヴァニアの武者達が詰める区画へ向かうところで、彼は雪合戦をする子供達を見て立ち止まった。

 

「殿下。いかがなされましたか?」

 

 お付きの武者に問われると、なぜ子供がいるのかと王子は聞いた。

 

「ここにいるイーズモーの武将や騎士の子らの中に、父や兄に会いたくて来た子たちでしょう」

「そうか。ところであの金髪の女の子は?」

「……2人いますが、どちらの?」

「ちょっと釣り目がちなほうだ」

 

 他の武者はじっと見たがよくわからなかった。トヨイロは口元をゆがめて目をつけたほうに指さした。

 

「もう1人と比べて少し色っぽい。けれども顔がそっちよりもあどけないな……声をかけていいか?」

 

 武者は何も言わず、こほん、と咳払いした。王子は目を付けた娘に近づいて声をかけた。

 

「やあ、君はどこの子だい?」

 

 娘は振り返りにっこりと笑った。王子は胸がときめいてしまった。整った可愛らしい顔立ちで、純真さが面に出ている美少女だったからだ。

 

「あなた、だあれ?」

 

 あどけない口から発せられた声は、それよりもさらに幼げで可愛らしい響きがあった。イナーヴァニアの騎士でイズヴァルトの一行が泊る部屋の警護にあたる役目を任ぜられた、と答えた。

 

「ふうん♥ あたしのことも守ってくれるのかな?」

「つまり、君はイズヴァルト卿の連れだということかね?」

 

 女の子はうなずいた。それからヘラ、と名乗ってこう言った。

 

「守るだけじゃなくて仲良くしようよ♥ あたし、パラッツォ教徒なんだよ♥」

「パラッツォ教徒だったのか……」

 

 トヨイロは気分を悪くした。ヤマナウラス家は、半ばパラッツォ教団に国を追い払われたようなものだったからだ。答えずに去ろうとすると、女の子にマントを引っ張られた。

 

「何か用かい?」

「あたしが借りているお部屋に案内するよ♥ 守ってくれるんでしょ♥」

「いや、後に……」

「いいじゃん♥ 来なよ♥」

 

 ヘラは他の子たちに「またあとでね!」と言ってトヨイロを部屋に連れて行った。少々狭い部屋だ。窓も無い。ベッドも簡素なもので下の位の騎士が使うものの様にうかがえた。

 

「……かび臭いな?」

「魔法でお掃除してみたけど、ちょっとまだ残っているみたいね。そうそう、夕ご飯は後にして、仲良ししない♥」

 

 その言葉がようやく何を意味するのかわかってきた。トヨイロはヘラに抱き着かれ、ベッドに座らされた。鎧を外され、服を脱がされると彼女はスカートをたくしあげた。

 

 すらりとしているが肉もついている太ももが現れた。もっと上げると暖かそうな毛織りの腹巻に巻かれた、やや出っ張った腹があった。彼女の小さくて細い指と、小鹿のような脚を見てトヨイロは言った。

 

「お腹、やけに大きいね?」

「うん♥ この中にあかちゃんがいるの♥」

「そうなのか、その歳頃で……」

 

 トヨイロのペニスはむくむくと上がり、そそり立ってしまった。小さな女の子が妊娠しているという事実を聞いてだ。ヘラが抱き着いて来た。トヨイロは股引を脱ぎ、硬くなったものを見せると皮を剥いてヘラの顔に近づけた。

 

「しゃぶってほしいの?」

「こっちからする?」

「してあげる♥ 楽にして♥」

 

 トヨイロはベッドに寝転がった。ヘラは彼のものを頬張り、おいしそうなしゃぶり方をした。舐め慣れていた。小さな口が亀頭を愛で、裏筋をくすぐると彼は、至福の時を感じた。

 

「ああ……うまいよ……いいね……とてもきもちいい……」

 

 舐められ、しゃぶられた末に力強い射精をヘラの口の中で遂げてしまった。出されたものを口に含みながら、彼女は微笑んだ。

 

「ふふ♥ とってもこゆいよ♥」

 

 ヘラはごくりと飲み込み、勃起を続けたままのそれをまたいで覆いかぶさった。熱い子供の体温をペニスで感じ、思った以上に狭くて吸いついて来るヴァギナは、彼をいたく感激させた。

 

「うふ♥ かたくておっきい♥」

「いいよ……そのまま動かして……」

「もちろん♥ あたし、自分から動かすのだいすき♥」

 

 ヘラは腰をくねらせながら上下に動いた。彼女は「にひ♥」と笑いながらトヨイロを攻めた。ぎっしりと包んでくる膣に身体を奪われ、頬を染めて悦楽で喘ぐ娘の愛らしさに王子は心を蕩かされた。

 

「はああ……ヘラ、君はとてもかわいいよ。たまらなく愛らしい」

「うふふ♥ 出会ってすぐにそんなこと言うなんて、あなた、ちょろいね♥」

「子供が好きなんだ、私は……」

 

 トヨイロはヘラの様な年頃の娘を好んでいた。小さい身体でなおかつどこか色っぽい、というのを求めた。裾をつまみ、大きくなったお腹と子供の太ももで魅せるヘラはまさに、好みにかなった少女だった。

 

 腰を動かしながらヘラは、うっとりとした目で王子を見下ろす。その目つきに射精本能が刺激を受けた。彼は尿道を精液で詰まらせ、最後の我慢から解き放とうとしていた。

 

「けど、悲しむべくは、この精液で今の君を孕ませられないことだよ……」

 

 ヘラのお腹の中で彼は爆ぜた。ヘラも『法悦』をきわめ、弓ぞりになって余韻に耽った。2人のつながったあたりは、精液と愛液が混じったもので染められていた。その様子をつぶさに見て、トヨイロはますます燃え上がってしまった。

 

「夕食、遅くすることはできないかい?」

「どうして?」

「もっとこうしていたんだ、君と」

 

 トヨイロはヘラに覆いかぶさった。ぬるぬるとした中で激しく動き、少女を悦ばせ、啼かせた。

 

 

□ □ □ □ □

 

 

 スケイロ=ヤマナウラス。

 

 イナーヴァニアの王族・ヤマナウラス家の54代目の当主で、イナーヴァニアのもう1人の王。

 

 この人物について後の世の歴史家たちの評価は「可もなく不可もなし」。しかし国内のパラッツォ教徒が貴族達により迫害・虐殺されるようになったのを止める手をなかなか動かさず、事態の鎮静化に失敗したというのが最大の汚点であった。

 

 翌朝、彼はマハラの僧らと『城塞』に入った。子息であるトヨイロの報告は無かった。代わりに詰めている武将らから、『てれぽん』で息子がどうしているのかを聞いた。

 

「なに? トヨイロはヘラというお嬢ちゃんとちゅっちゅいちゃいちゃしている、だと!」

「はい、そのようで。昨晩はヘラのお部屋でお楽しみでしたね、をやりまくっていた様子です……」

「ほう。ヘラとはどのような娘だ? 歳は?」

「パラッツォ教団の教主・コーザの義理の娘とのことでして……」

 

 まだ小便くさい年頃のガキだが、金髪で美人。やたらとすけべな感じがする、きんたまによろしくない童女だと国王は聞いた。

 

「ううむ。お前たちがそう思うんであれば、トヨイロは……」

 

 虜になったに違いない。父親は息子の女の趣味をよく存じていた。童女好き。しかも『つるぺた』で『ちっちゃい』のが大好き。彼が最初に見つけた妾は、まるで子供を産めそうにない年頃の、娼婦の女の子だった。10歳になったばかりのだ。

 

 たまたまミイラを見つけたミイラ盗りがミイラになった、そういう感じの事態になったが、スケイロはあまり気にしなかった。自分はそういう趣味は無いが、同行するマハラの僧らは、生理が始まっていない女の子を夜伽の相手にするぐらい、児童性愛を嗜んでいた。男の子の菊門だって掘ってもいた。

 

 そり馬車の中でその様な話を僧侶らにしてみた。

 

「いいですねえ。11歳ですか? もっと歳がいっていると聞き及びましたが……」

「たまりませんねえ。あのぐらいの年齢が食べ頃ですよ」

 

 思った通りの回答だった。果たして会議の席でトヨイロは、ヘラを抱っこして恋人気分で席についていた。

 

「トヨイロ、だいぶ気に入ってしまったようだな?」

「あはは……」

 

 トヨイロはあろうことか、膝に座らせていたヘラの、短めのスカートの中に手を突っ込んで、彼女の秘所をくちゅくちゅといじっていたのだ。そのヘラは彼に頬ずりをして甘えきっていた。なかなかに男をたらし込む愛らしさがあるな、と国王は思った。

 

 子息のことは仕方が無い。スケイロ王は今日の戦いの相手を伺い見た。イズヴァルト=シギサンシュタウフェン。イーズモーやヒッジランドで戦い勝利に導いてくれた恩人でもあったが、今は違った。

 

「さて、余はそなたに聞きたい」

 

 イナーヴァニアはあきらめるべきか否か。

 

「余はナンジョラス家より、トットリーブールにある玉座と錫を取り戻したい。しかしそなたの申し出では、その方策が無いではないか? これはいかがする?」

 

 イズヴァルトはゆっくりと頭をさげた。

 

「申し訳ござらぬ。そのあたりについては、教主どのとお話を……」

「そんな話を聞き入れられるか! イナーヴァニアの帰還について、ナンジョラス家の処遇について、今すぐ陛下に奏上なされよ!」

 

 イナーヴァニアの武将達がいきり立った。スケイロは彼等をなだめ、イズヴァルトにもう一度尋ねた。

 

「……ところで、うちの息子とあの女の子、どう思う?」

「すっかり、仲良しこよしにござるな?」

「だろ? 少々政治向けの話となるが、あやつをあの子の婿として迎え入れてあやつだけ、イナーヴァニアに戻すというのはどうじゃ?」

 

 それを聞いてトヨイロは驚いてしまった。力が余って、指に力を込めてしまった。

 

「ひぎい! いだい! いだい!」

 

 彼の指はヘラのクリトリスをつまんでもてあそんでいる真っ最中だった。ひいっ、ひいっと泣き始めたヘラを、トヨイロは慌てて手を引っ込めた。

 

「いだい! いだいよう!」

「ごめん、ついつい……」

「うえええん……」

「ごめんね。ごめんね。ほらほら、いたいのいたいの、とんでけー……」

 

 あまりにも情けない響きがする声で慰めると、ヘラはめそめそとしながらトヨイロを伺いみた。

 

「そんなんじゃやだよ。いたいのとんでかない」

「じゃあ、どうすれば」

「ほーえつほしいの♥ ほーえつなら、いたいの消えるよ?」

 

 トヨイロはえへへと笑いながらイズヴァルトと父王を見た。その言葉が何を意味するか存じていたスケイロは、「慰めてやりなさい」と告げて息子を去らせた。

 

「……とまあ、駄目な息子であり、育てるのに失敗したダメな父親がここにいる、ということだ」

「まったく、なさけのうござる……」

「追い出されてはや5年近くだ。トヨイロもいろいろと疲れている。ああいう娘に夢中になるのも仕方が無いんじゃ。かくいう余も……」

 

 当主の座をさっさとトヨイロに譲り、楽隠居をしたい。とりあえず、暖かくてごはんがおいしいハリマーヌあたりで。胸の内に秘めていた本心をさらけ出すと、イナーヴァニアの武将らは、「ご無体な!」と泣き叫んだ。

 

「と、まあ、あの者達は悲憤慷慨しておるが、そもそもそのぐらいの意識があるのなら、ヘラを亡き者にしようと闇討ちの1度や2度ぐらいはしておるはずじゃよ」

「しかし、道中で王様の部下どのらに何度も襲われたでござるよ?」

「あいつらはナンジョラス家が大嫌いな派閥の連中じゃよ。偽王の首を取って来る、と息まいておった。じゃが、余も倅も、平和な時にどっぷりと漬かり、戦時に対する心構えがなっておらんヘタレじゃよ……」

 

 しかしナンジョラスの天下のイナーヴァニアでも、息子だけは王族衆としてなら受け入れてくれるかもしれない。気弱にため息をついて国王は高僧らを伺い見た。童女の肌と膣穴をよく知る彼等は、王子とヘラが出て行った扉を、何か言いたげにじっと見つけていた。自分達もご相伴に預かりたい、という念があるようだった。

 

「余からの申し出は、トヨイロの帰還と王族衆としての待遇、それと、あのお嬢ちゃんを息子のおよめさんにさせてくれ、ということじゃ。そうしたらヤマナウラス家はこのいくさから手を引く」

「承知したでござる。教主どのでござれば、王子様の好みにかなった年頃のご息女を、おまけにつけてくれるでござるよ」

「エチウ人の女の子か……おっぱいがすぐにでかくなるから、倅の好みじゃないんじゃよ。つるんとしてぺたんとしたのが大好きだからのう……」

 

 まあ、ありがたく受け取っておこう。そう言って国王はマハラの僧侶たちに発言を求めた。

 

「イズヴァルト卿がサイゴークで得た領地を、マハラ教団に全てお譲りなさると申し出たが、教団としてはいかがする?」

「……はあ。そのことについてはですね」

 

 僧侶たちの中でも最も位が高い者が答えた。

 

「スオニアからはるか遠いイーズモーの地で、それを決めるというのはあまりにも意思疎通がはかりにくい、と、御山からの申し出がございまして……」

 

 二番目に位が高い者が、その後を続けた。

 

「いったん、国王陛下がご隠居所と定めようとなされているハリマーヌで話し合いませんか?」

「何故じゃ? このいくさの旗振り役はマツエスコーにおるじゃろう? ここにいる貴殿らがそうじゃぞ?」

 

 国王は鋭く言った。この僧侶たちは決して、教団の中で低い位の者達ではなかった。そもそもがスオニアの貴族の出であった。

 

「いえ。信者からいただいた資金や兵糧は、あそこにおわす主席神官僧さまが、差配しておりますゆえ……」

 

 その人物とならこの話は通りやすい。何せ兵站の担当だけでなく、教団内で大きな力を持っているからだ。僧侶たちはその名を告げた。スケイロは驚いて目を見張った。

 

「なんと。あのお方が、ハリマーヌまでいらっしゃったか……」

「スケイロ王どの。そのう……なんとか、というお坊さんはいかなるお方でござるか?」

「知らんのか? マハラの御山で5番目ぐらいに偉い。しかし、あおのお方は200年も御山におられ、教団の方々の間では、一番信頼されておるのじゃ」

 

 その人物と交渉をするのなら、イズヴァルトの提案も通りやすいかもしれない。国王はそう告げ、不満そうな態度から改まらない武将らに告げた。

 

「イズヴァルト卿らと共に、今すぐハリマーヌへ向かう! 旅の支度をせい! 斥候を受け持っている連中も、イーズモーに戻れと命ぜよ!」

 

 さて、ハリマーヌにいるというマハラ教団の高僧とは、いったい何者であったのか?

 

 その続きについてはまた、次回にて。

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