聖騎士イズヴァルトの伝説【新編】・まとめ 作:CHACOとJAGUAR
第四十回
さて。時は進み、ホーデンエーネン王国暦357年の10月となった。
ナンブロシア公子との子を孕んだヘラは、いよいよ出産間近であった。イズヴァルトもまた、キッカワンテス公が紹介してくれた良い医者らと、その日の為の話し合うことが多くなった。
そうした話し合いの席には、大公の娘・サマリーノの姿もあった。彼女もまた二カ月後に出産を迎えていたのだ。イズヴァルトを嫌う彼女は、話し合いの席で一切目を合わせようとしなかった。
医者たちの説明が終わり、イズヴァルトはキャルベロナに呼び出された。1カ月もなるといよいよ衰弱して弱々しくなっていた。
「イズヴァルト……」
「なんでござる?」
「たばこ、もってたらちょーだい……」
「だめでござるよ。伯母上は病人でござる」
不摂生な生活をしていたキャルベロナは、寝たきりになるまでたばこを毎日すぱすぱやっていた。性交の時に感度が10倍あがりする麻薬もだ。彼女に侍っていた6名の屈強な男たち、『竿男』らに目を向けた。
「……こっそりやらせてはござらぬか?」
「いえいえいえ、大公さまに、おたばこなどは……」
『竿男』のうち一番の年嵩の者が真っ先に否定する。白髪がまばらに生えただけでほとんどハゲのこの男は、大公が10の頃からずっと膣の疼きの世話をしてきた。もう65になる老人だった。
『竿男』。金玉を取った男性の奴隷である。貴族の奥方、あるいは令嬢の身の回りの世話をするが、その一番の目的は性交の相手を務めることであった。スオニアをはじめとするサイゴークの南部諸国や、チンゼー大陸北部でよく見られる風習だった。
巨根かつ絶倫であることが条件で、大きなペニスを持つ者が多い、チンゼー人の男が選ばれることが多かった。彼らは12の歳で選別を受け、「売れる」と判断されると出産ができる年頃の女をあてがわれ、18歳までに子を作らされる。
それから精巣の切除を受け、貴族や富豪の女に買われる。貴族や金持ちは大概、妻を何人も娶る者が多い。なかなかお沙汰を受けない女の心と身体を満たすために、彼らは存在するのだ。娘に至っては性教育である。できるだけ早くに開発を済ませ、性交を好む身体に作り変えるのだ。
この『竿男』達こそ、キッカワンテス公キャルベロナ=ヴェロニカが本当に愛している男たちであった。病に倒れてから性交をやらせてあげられぬ彼女は、彼らに館の侍女を抱かせてやった。そんな彼らはあるじにとても甘かった。
「貴殿らが叔母上の一番良き理解者なのでござる。つまりは、貴殿らの諫言なら大公様は受け入れてくれる。そう思って頂きたい」
「重々承知でございます、若様」
ちなみに、大公の夫でありサマリーノの父親にあたる人物は存命である。現スオニア国王の庶兄だ。しかしキッカワンテスにはいなかった。ナガトラルタルの港から西にいったアマミクロネシア諸島の北の、スオニアが領している熱帯の島に移り住んでいる。
そこで11歳から20歳までの8人もの現地人の娘を妾にして、若い肉体を貪る楽しい毎日を過ごしていた。余命いくばくも無い形式上の妻の生死など知ったことではなかった。
「さて、叔母上どの。使いのフロリーという侍女どのから、拙者の耳に入れたい話がある、と聞いたでござるが?」
呼び出された理由がそれだ。キャルベロナはしわがれた声で話し始めた。
「マハラの門前町の宿屋に、魔族らしき一味が泊まっているようです……」
「魔族? サキュバスなら巡礼者のおちんぽ目当てで、とっくに娼婦としてうろついているでござろうに。何を今更と思うでござるが」
「ただの魔族ではないようですね。サキュバスとは別種の。珍しい種族のがやってきたそうです」
キャルベロナが言いたいことは、こうだった。その魔族が悪さをするようなのであれば追い払ってほしい。マハラにはイブン=マグリビーといった武術もできる僧侶がたくさんいるが、魔族が相手だとどこまで通用するか予測できない。
「承知したでござる。ここは拙者にお任せあれ。ところでどこの宿に泊まっているのでござるか?」
「門前町でもかなり大きな宿屋よ。『にゃんこのきんたま亭』というの。外国のお金持ちもよく利用していると聞いてます」
イズヴァルトは大公の部屋を出た。屋敷の自室に戻ると、ベッドに寝転んでいたヘラがいた。全裸で大きくなった腹をさすっていた。臨月だからか乳が膨らみ、乳首もいささか大きくなって母乳をにじませていた。
「司祭騎士団長さあん♥」
ヘラは脚を広げた。濡れきった出産前のヴァギナをイズヴァルトに見せつけた。
「あたしのお腹のあかちゃんに、おちんちんから出る栄養をちょうだあい♥」
「その時間は無いでござる。拙者はこれから、大公どのに頼まれたお仕事をしに行くでござるよ」
覇王の剣を貸せ。ヘラは舌打ちした。クリトリスを指でくすぐりながら蜜をしたたらせた。
「えーっ! 今すぐ欲しいのにぃ♥ 一発くれなきゃ、やーだもん♥」
「だったら、手早くやってしまおうでござる」
イズヴァルトは寝台に乗り出した。今日はスオニア様式で、膝丈までのスカートの服にタイツという格好だったから、ペニスをすぐに取り出した。
「あれれ。おっきくなってるね♥」
「おまんこをさらしていたのを見たらこうなったでござる。今の拙者はせっかちでござるよ?」
その大きなものをヘラの臨月膣に挿入した。ああん、とヘラはよがったが1分で終わった。広がった膣から大量の精液をこぼしながら、彼女はぶうたれた。
「ものたんないって、お腹の赤ちゃんがいってるよ?」
「いやいや、貴殿のお腹にいるのはサキュバスのあかちゃんではござらぬよ。栄養剤を1本飲めばご満足の、ニンゲンのあかちゃんでござる」
「わかった。帰ってきたら続きをしてね?」
イズヴァルトに抱きついたヘラは彼の頬にキスをした。
「約束だからね。違えちゃだめだよ、司祭騎士団長さん?」
かくしてイズヴァルトは身支度をした。鉄と革をあわせた胸甲を身につけ、覇王の剣を背中に背負う。
それからエレナとオリガとウーゴ王子がぞろぞろついて来た。マハラ総本山の門前町で買い食いをする為にだ。
馬ではなく徒歩で向かうことにした。そうすれば小腹が空くだろう。運動にもちょうど良かった。
とはいえウーゴ王子はエレナとオリガと組体操をしたばかりだった。出発の前に中庭でおしっこをしたいと行ってスカートをめくりしゃがんだ時、2人とも割れ目から新鮮で青々しいにおいを放つ精液を垂らしたのだ。
「これこれ。エレナ、オリガ。おまんこをしたらちゃんと拭くでござるよ?」
「えー? 中までしっかり洗わなきゃだめ?」
「しゃがむとせーえきがこぼれたほうがエッチだって、ミツクニュモスさんも言ってたズラ!」
「だめでござる! でないとヘラどののおまんこみたいに、精液でかぴかぴになってしまうでござるよ?」
イズヴァルトはこの2人の娘を心配した。8歳にもならないのに妙に色っぽい体つきになっていたのだ。幼いウーゴ王子どころか、ちんちんから精液が出始めるようになった若い召使ともセックスをするようになっていた。
【ギルバート=カツランダルク注:エレナとオリガは、割と乳房と尻が大きかったという言い伝えを残している。イズヴァルトの娘は大概、巨乳かでか尻で安産型の美人に育った。他のエルフとの間の娘である、ルチアとピエラとクロエとマリカも、たいそうなものを胸につけていたそうだ。】
エレナとオリガへの説教はほどほどにし、館を出た。そこからマハラの門前町へはちょっとの時間だ。キッカワンテスの公都の北半分を占めるこの門前町は、至る所に巡礼者の姿があった。イズヴァルトが生きていた時代でも、毎日2万人ほどの旅人が訪れるほどだった。
その為に宿屋や料理店、旅行用品や娼婦の店は、不景気とは縁の遠い繁盛ぶりを示していた。
「で、おとうちゃん。『にゃんこのきんたま亭』はどこにあるの?」
エレナが観光用地図を広げながら父に尋ねた。オリガとウーゴ王子は、ひっ付き合っていろんな店や旅人を見回していた。
「この通りをずっと進んだところと聞いたでござる。となると、お山の入り口付近まで歩くでござるな」
「……ということは1キロぐらい先かあ。街のはずれだね。坂道になるんでしょ?」
「そうらしいでござるよ」
門前町と本山の間には、田畑や牧場が広がっていた。マハラ教団が持っている荘園だ。教団は総本山の周囲の他に、スオニア国内とはいくつも領地を持っていた。外国にはスーエイニアとゲースティアにも広い土地を有していた。
この通りにも店はある。しかしイズヴァルトは3人の要求をほとんど突っぱねた。エレナ達ははちみつ入りの冷たいヨーグルトの飲み物ぐらいしかいただけなかった。もっとたくさんごちそうになると思ったのにと、不満たらたらだった。特にオリガがおかんむりだった。
「とーちゃんのけち。キャルベロナさまにいーっぱいおこづかいをもらっているのに」
「あはは。帰りはちゃんとあちこち寄り道するでござるよ。ただ、夕飯が食べれなくなるようにはせぬでござる」
「ちぇっ。わかったズラよう。もしかしたら戦わなきゃいけないかもしれないしね。そん時はどこでどう隠れたら良いズラか?」
さて困った。いささか呑気すぎた。マハラの門前町やお山で悪さをしていないようだから、悪い魔族だとは思ってもいなかったが、万が一という場合も考えなくてはならない。
しかしその日は頭がよく回らなかった。どうにも戦いの気配というのが感じられなかったからだ。イズヴァルトほどのいくさ人であれば、荒事になる日とならない日が、なんとなくわかってしまう。優れた武者というのは、本能や直感も常人とは違うのだ。
「ねえ、どうするズラか?」
オリガに問われ、エレナとウーゴ王子からも「どうするの?」と問われたところで目が何かを見つけた。道の横の草むらにしゃがみ込む、1人の娘であった。
黒髪で丸顔の、大層可愛らしい娘。歳の頃は16から18といったところだろう。たいそう幼気に見えた。いや、愛嬌たっぷりの顔立ちというべきか。
赤い毛織りの上着を羽織り、その下に長袖のワンピースをまとっていた。スカートの部分はひざ丈までだ。妙に短い。スオニア風らしく左右横に大きくスリットが入っていた。
しかしどうにも腕と脚が異様に見えた。真っ白な二の腕や太ももと違ってやや色あいが濃く、作り物めいたつやがを感じられた。つまりは義手義足だろうか。
ただ、それを可哀そうだと思う感情はどうもわかなかった。いや、それよりもっと強烈なものを、その娘は通行人たちに見せていたからである。
彼女の服の、スリットが入っていたスカートの部分が、後ろが腰上までめくれあがっていたのだ。ゆえに真っ白で、とても大きな生尻がさらけだされていた。
「とーちゃん、あの人、おけつ丸出しズラよ!」
「そ、それを言ってはならぬでござるよ! 自然の摂理に従っているだけのこと。失礼でござる!」
通行人は目を見張っていた。魅入られていた。むっちりとしたぷりんぷりんの白いお尻だけではない。その少女の胸にもだ。
上着で隠しているが、その豊かな実りはごまかせなかった。思わずちゅっちゅと口づけしたくなるような桃尻に負けておらぬ、100センチ近くある、大きなたわわであった。
周りが草っ原と畑ばっかりとはいえ、こんな道路の間際で、尻を丸出しにしてしゃがみ込んでいるとは。とはいえこの年頃の娘でも、人前での小用ならスオニアの田舎道ではよく見かける光景だった。
が、しかしである。
「ふんぬっ。ふんぬうっ!」
その少女は可愛らしい声でいきんでいた。最もできの良い女神像が、そこだけ命を得て受肉したのかと思われるようなむちむちとした美尻から、茶色いものが勢いよく、びちょびちょびちょと噴き出された。
「わっ。びぢぐそだっ! すんごい量!」
なおもぶりゅりゅと続く排便を見て、エレナは喜んでしまった。誰かに変な趣味を生まれた時から植え付けられたのか、かわいい娘や美しい婦人がうんちをひねるところを見たがる趣味があったのだ。しかも見せたがる趣味もあり、妹のオリガともよくみせあいっこをしていた。
「あのねえちゃん、胃腸が頑丈そうなのにすんげえ具合悪そうだね! なんかの病気かな?!」
「こ、これ、エレナ! 見ず知らずの人のお通じを心配するのは、いらぬ世話というものでござるぞ! ウーゴどの……」
王子としての行儀作法をよく学んだ貴殿からも、叱ってやってほしいと呼びかけていたが、その少年は口を半開きにし、その排便の様をじっと見ていた。陰茎が勃起していた。
しばらくして、びゅるっ、びゅるっと亀頭から精を放って身震いすると我に返ってイズヴァルトに言った。
「すんごいあまい、いいにおいがするね。イズヴァルトさんもわかる?」
「女人のうんちのにおいでござる。が、なんだかお菓子みたいにあま〜いでござるな?」
確かに、熟した南国のフルーツと砂糖を入れた飲み物みたいなにおいが、あの娘の尻と、その下に出された大量の『びぢぐそ』から漂っていた。イズヴァルト以外の通行人たちも、男女問わずそのにおいに頭を悩ませ、亀頭と陰核を著しく膨張させてしまっていた。
ジュースのように甘いうんちのにおい。イズヴァルトはまさか、と思った。甘ったるい排泄物を放つ魔族がいる。そう、サキュバスだ。イズヴァルトは背中の『覇王の剣』に手をかけた。
「貴殿、まさか淫魔でござるか!」
あらかたひねり出して満足そうな笑みを浮かべる少女に呼びかける。警戒をしていたがその表情と尻丸出しのままの姿を見て、イズヴァルトの股間は痛く勃起してしまった。
もう一度尻を見る。なんという生尻であろうか。まさに尻の女神だ。あのお嬢さんはさぞかし尻がもてたに違いない。それから尻から軟便をぶりゅぶりゅと景気よくひねったところが脳内に蘇る。間近でみてみたい、と金玉がささやいた。
「……あのう、そこの子連れのお方」
女はイズヴァルトを向いて手招きした。恐ろしく『かわいい』と思えてしまうあどけなさがあった。少女ではなく童女と言うべきか。
「何か拭くものを持っておりませんか? できれば、水を持っていればかけていただきたいのですが。葉っぱとかだけだとうんちがうまく落とせないので……」
「拭くもの……まあ、お尻の制御がきかぬ、エレナとオリガの為の葉っぱは持ち合わせているでござるが」
「ケツアナにぶっかける水魔法ぐらいなら、オラとエレナちゃんでも使えるズラよ!」
「おお、それはありがたい!」
娘は突如、わっはっはと高笑いをしてしゃがんだまま向きを変え、尻を向けた。形の良い桃を模した餅のような見事な美尻が、茶色い汚れで台無しだった。
しかしそれがイズヴァルトには良くなかった。少年の頃、うんちまみれのお尻、というものに性癖を捻じ曲げられたイズヴァルトは、股間を狂おしくたぎらせてしまった。それは1歩ごとにタイツにこすれる刺激を受け、10歩進んだところで暴発させてしまった。
「うっ……! はわわわわ……」
凄まじい量の射精であった。イズヴァルトは腰砕けになり、その場でしゃがみ込んでしまった。すると、その娘の茶色く汚れた菊門がもろに見えてしまい、陰茎は脈を打ってむくむくと頭をもたげ、大きなきんたまは又も暴発への準備を始めてしまった。
「こ、これはまずいでござる。そなた、やっぱり淫魔でござるか?」
「いやいやいや、私は淫魔ではございませんよ」
とはいえ曾祖母が淫魔であったらしい、と娘は告げた。
「えらく良いにおいのするうんこをすることで、カントニアのエルフさんにとっつかまり、200年ほど『香水の原料』を作らされたと聞いたことがございますな」
「やはりでござるか……」
真っ白で豊満な美尻。それが肛門とそのまわりが汚れてしまっている『醜いさま』と、壮絶に臭いはずのものが何故か甘い匂いを放つのとで、イズヴァルトの陰茎は恐慌を起こし、勃起はますます収まらなかった。
「というわけで、ぜひともこのおしりを、貴方様のお手できれいきれいにしていただきたいと願う次第でございまする……イズヴァルト様」
「……なぜ、拙者の名を! 貴殿、心を読んでござったか?」
ははは、とまた高笑いをしながら、この少女は否定する。
「貴方様とお会いするこの日を、お待ち申しておりましたぞ?」
娘は恥ずかしがりもせずぷりぷりとお尻を振ってはつるっつるの肛門と会陰を見せつけ、イズヴァルトの欲情の急所を突く。
さて、イズヴァルトを知っていたこの尻丸出しの恥知らずの娘は何者であったか?
その続きについてはまた、次回にて。