聖騎士イズヴァルトの伝説【新編】・まとめ 作:CHACOとJAGUAR
その尻にたどり着き、尻拭き用の葉っぱを渡すまでにイズヴァルトは大変な根気を要した。視線をついつい、茶色く汚れたアヌスのあたりばかりに注いでしまい、動くたびにちんぽがこすれて放ちたがったからだ。
ようやくのところで2枚の尻拭き葉を差し出せた。娘はどうにもぎこちない手で、大きく平たいその2枚を受け取った。
「ほうほう。これは良い尻拭き用の葉っぱですな?」
「スオニア蚕が食べる高級な桑の葉でござる。葉っぱの表面がほんのりとざらざらとしていてしかも肌触りが良い。肛門が喜ぶ質でござる」
「どれどれ……」
娘がその葉を、茶色く汚れた肛門にあてて拭い始めた。イズヴァルトが褒めたほどの感触の良さは確かだった。肛門が感じやすいのか、触るたびに会陰がいやらしく蠢いて蜜を垂らした。
「むむむ! これは素晴らしい! 肛門が赤子の肌で拭われているようだ!」
「え、えらく気持ちが悪いたとえでござるな……おまんこからおつゆがたくだくでござるよ?」
「表現力に乏しく、いやあ、お恥ずかしい。ほうほう。こうやって続けているとだんだんと、高ぶってまいりまするなあ?」
娘は顔を上気させる。それから尻がびくん、とはね、じょろろと小水がこぼれ出た。淫魔の血が混じっているからか、『後ろの性感帯』はひどく感じやすいようだ。
「これはこれははしたない真似をば……そういえば、名乗っておりませんでしたな?」
「まずはおけつを洗ってからでござる。エレナ、やってあげるでござるよ」
「はーい!」
エレナを印を切り、娘のお尻の前に大きな水の玉を作り出した。ぐるぐると回転するそれが真っ白な皮膚に付着した汚れをこそぐ。その水の一部が娘の肛門に吸い込まれ、穴の奥に付着していた便を吐き出させた。
水の玉は渦を作り、汚物を中心に集め込んでいく。尻をきれいにし終えるとふわふわと飛んで、原っぱでぱちんと弾けた。
「おおっ!」
その魔道の技に、尻を清められた娘や通行人たちは拍手を送った。ほんの子どもなのにエルフの童子ほどの才がある。スオニアでは滅多にお目にかかれない腕前だ、と皆が褒めちぎる。尻を清められた女は、きれいになって艶やかさを蘇らせた肛門をぱくぱくと開きながら、イズヴァルトの欲情をもっと誘っていた。
「ほほう! イズヴァルト様の御息女であり、イーガの『元・天才魔法少女』と言われたエレクトラ=ガモーコヴィッツ様のご令嬢、エレナ=ガモーコヴィッツ様もまた、天才の名を冠する魔法少女でございましたか! ただの童女と侮る者は、誰一人おられませんな!」
またも大仰な言い方を、尻を丸出しにしたままの娘がする。
「どうしてこうもよく存じておるのでござる? 貴殿は何者でござるか?」
女は濡れた尻をもう一枚の桑の葉で拭き、立ち上がった。起き上がると尻に負けぬでっかい乳が嫌でも目立つ。爆乳の域であった。
「ははは……私の名はローラ=ラダトゥム=セアック。イーガの漁村の網元の娘でございました」
「ございました……とは?」
「今は女軍師というものをやって、旅をしております。まあ、まだ一度も主君に仕えたことはございませぬが、な」
しかし家を出て15年。カントニアに渡り様々な兵学所で軍法を学んだ。カントニア独自の兵学はおろか、『そんし』や『りくとう』といった異世界の兵法も熟知したという。
マリーヤやエドニアなどの領主同士のささいな野良いくさで、何度か参謀の真似事もやってきた。
「ただ、一度の負け戦で敵方の武者達に囚われ、この姿にされて慰みものにされたのが生涯最大の痛恨。おおよそ2年、野武士らのずり穴にされ申したが、運よく逃げ出すことができました」
特に後ろの穴をである、と娘は言った。前はガバガバで気持ちよくなかったらしい。しかしケツアナは、締りや中の起伏以前に、ならず者達の欲情を誘ったそうだ。
「ただ、命だけは助かったのが僥倖というもの。女で得したと今も思っておりまするよ。しかしこれが男の軍師でございましたら、今はもう土の中、でございましょうな?」
「ううむ……なかなかに激烈な人生を送って来たようでござるな?」
乳と尻以外は、まるで10代の娘の容貌ではあるが、これでも25をちょっと過ぎた歳。いくさ旅の間に伴侶を得て、子もなしたが病で死んだ。それが負け戦の直前にだ。
虜囚の身からこうして自由の身になったのは、つい半年前のことだという。
「しかしローラどの。この平和なスオニアにどうして来られたのでござろう?」
「キッカワンテスの護衛騎士団か、マハラの僧兵団の末席に加えてもらおうと……しかし最近、もっと名のある御仁が訪れていると聞きましてな。そのお方に是非ともお会いしたいと願っているのでございますよ」
それが目の前にいる人物、イズヴァルト=シギサンシュタウフェンだとローラは言った。
「拙者でござるか? まさか、パラッツォの軍に加わりたいと?」
「否、パラッツォにではございません。イズヴァルト様、貴方だけの『軍師』になりとうございまするぞ!」
ローラは腰をかがめて頭を下げた。ものすごく実りが豊かな『たわわ』の谷間が見えた。エレナとオリガが「もみてえなあ」などと、変なことをぼやいた。
「サイゴークで数々の武勲を挙げた聖騎士イズヴァルト。貴方の参謀となり、身を立てようというのが私の目論見。殿様はいずれ、世界の英雄となられることでしょう。パラッツォの教団など、せせこましくてやってられんわい、ぐらいの大人物になられるはず」
「あのう……いささか拙者を買いかぶっておられる様子でござるが?」
イズヴァルトは恐縮していた。この女が言う美辞麗句など頭に入っていなかった。それよりもあのお尻に顔を埋め、アヌスとヴァギナをちゅぱちゅぱしながらおちんちんをしこしこしたいという欲情に苛まれていた。そんなことを考える男が英雄などと、ちゃんちゃらおかしいでござると自嘲もしながらだ。
「ほう! 参謀とはいささか仰々しかったですかな! これは失敬! 」
「いやいやいや、そういうことでは……」
「では、こういう言い方をいたしましょうぞ! 私、イズヴァルト閣下の『プロデューサー』として、一生をお仕えいたしとうございまする!」
「ぷ、ぷろ……なんでござるか?」
その言葉についてローラは答えた。いわば監督みたいなものであると。
「そして私は貴方を『ゆうしゃ』として世に名を残させる、『プロデューサー』として名を馳せたいのでございます!」
「ゆ……ゆうしゃ、でござるか?」
ローラはうなずいた。そのうさんくさい、強いのか弱いのかわからぬ『ゆうしゃ』という存在は、世界の英雄に比する存在であると語った。
「我々が住む世界とは違う異界には、このような話があるようです」
「異界と出たでござるか……」
「世を乱す大魔道を倒したり、凶暴な魔獣がうごめく迷宮や秘境にある、この世にたった1つの永久不滅の秘宝を手に入れた者がそう呼ばれるとか」
「この世界の迷宮や秘境は、とうの昔に亜人どのらが掘り尽くしたそうでござる……」
だがしかし、世を乱す大魔道を打ち倒すという話を、イズヴァルトは聞きたかった。ホーデンエーネンに限ればアカサカチハヤを占拠する、魔竜がそれにあたるだろう。あれを倒す真似をするのか。
「しかしでござる。魔竜は亜人どのらの話では『とっても善良な神様みてえなもん』とされているでござる。それを倒そうというのはいささか悪者じみてしまうでござるが?」
「いやいやいや。魔竜を倒しません。今のところで大魔王に近いものなら、この世にございましょう。何も魔族だけが悪ではないのです」
「……と、なると?」
ローラはにやり、と笑って答えた。
「クボーニコフ王国。あれが今のこの世の厄介者。あの王が頼みにする水賊軍を残らず成敗し、世の脚光を浴びればよいのです」
クボーニコフは悪の王国。エチウ諸島にちょっかいを出し、ホーデンエーネン北部沿岸部で、我が物顔で暴れている。その悪行の根源は海賊王の末裔を自称し、悪逆非道を「おれ、かっけええ」などと勘違いする国王と海賊たちにきついお仕置きを加えてやるのだ。
「悪さをする小僧どもに正義のおしりぺんぺん。それをやって『ゆうしゃ』となればよいのですよ」
「いささか、小さくまとまっているようにも思えるでござるが……そういうことをやるには、まあまあ賢いやり方と言えるでござろう」
よし。イズヴァルトは決めた。話に乗ることにした。元は旅の軍師と言っていた彼女をいまいち信用できなかったが、とりあえずむっちりでぷりんとしたおケツの魅力に負けて、願いを叶えることにした。
「では、これからよろしくでござる」
イズヴァルトは右手を差し出す。ローラの義手はぎこちなかったがうまく動いた。冷たいものを握りしめ、これよりその策を詳しく聞きたいと彼女に言うと、エレナにたしなめられた。
「とーちゃん、忘れてない? あたしたち、『にゃんこのきんたま亭』に行って、そこに泊まっている魔族がどんな奴らか、調べに行くんだよ?」
「さようでござった!」
「ややっ、ちょっとお待ち頂きたい! その宿の名前と魔族というの情報、わたしの連れのことかもしれませぬ!」
どういうことか。ローラは魔族の連れのことを教えた。
「わたしが所属する、『こんさるたんとがいしゃ』の社長が魔族なのですよ!」
『こんさるたんとがいしゃ』。聞き慣れぬ言葉であるが、いわば雇われ軍師や参謀を派遣する商会のことである。
「なんと出来すぎた話でござるか! さては仕組んでいたでござるな?」
「偶然ですとも、さあさあ、そんな疑い深く眉にシワを寄せてないで、わたしと向かいましょう! その御方にぜひともあって頂きたい!」
イズヴァルトらはしぶしぶ、ローラについていった。
□ □ □ □ □
『にゃんこのきんたま亭』の眼の前に来た時、イズヴァルトは驚いた。
「ややっ。なぜでござろうか?」
イズヴァルトはいつの間にか、ローラ=ラダトゥム=セアックの身体を抱きかかえていた。彼女の右腕が、首に回っていた。大きな胸を押し付けている格好だが、意外にも軽い。それから、ぞくぞくするような甘い体臭が鼻腔をくすぐった。射精してしまいそうだった。
「ローラどの。拙者はいつ頃から貴殿を抱きかかえていたでござろうか?」
「確か、ちょっと歩いてからですな」
「ローラさんが疲れたー、とぼやいたら、とーちゃんがすっと抱き上げたズラよ?」
エレナとオリガは父親を小突いた。この女の人にすっかり惚れてしまったんだね。恥ずかしげに空咳をして、イズヴァルトはローラを下ろした。
「いやいや。お気になさらずに。社長は心がお広いので、いちゃいちゃしてても、おまんこでつながっている状態でお会いしても怒らないお方です」
イズヴァルトはローラをまた抱き上げてしまった。今度は触り心地の良いお尻に腕が当たるようにした。あの視覚がそのまま触覚に変わったような、得難い感触だった。ふわっという何故か幸せな気分になった。
どうせなら、この女の尻をめくり、吸い付きが良さそうな菊門に口をつけたり、ちんぽを挿れて果てたい。両方とも成し遂げたいと悪心がうずいた。だが、口説くにしてもその後だ。まずはこの女の商会の社長に会わねばならぬ。宿の3階の、一番広くて豪華な部屋であった。扉を開いた。
「やあ、どうも」
その部屋の奥、革張りの長ソファの上で社長はいた。12歳ぐらいの少年のようだった。しかしタイツから出して、紫色の髪をした、何だか地味そうな娘にしゃぶらせていたそれは、15センチ近くあった。
娘のほうの格好は、扇状的だった。まんこと尻穴のあたりが破けている扇状的なタイツを履き、そこから得も言われぬ高級な感じの甘い匂いが漂わせていた。
「ややっ、おちんぽぺろぺろの真っ最中でござったか?」
「気にするな。このコは秘書のヴァネロペくんだよ。おちんぽをしゃぶられているところだが話はできる。まあ、こいつはおまんこで精液を受け止めるのが好きだからね……おっと、これから挿入となるんで許してくれよ?」
ヴァネロペという秘書が勃起したペニスにまたがった。少女のようなつるりとした陰裂が、社長のペニスを飲み込んだ。声を出さなかったが楽しそうな顔をして腰をグラインドさせる。社長がイズヴァルトに呼びかけた。
「よく来た。つまりボクに会いに来たってことは、そこにいるローラから『ゆうしゃ』について話してもらったというわけだね?」
イズヴァルトはうなずいた。ならば交渉を始めよう、と告げる。しかしこの人物の名前をまだ聞かされていはいなかった。どうにも子どもの魔族のようだが、やけに大人みたいな感じがしてならなかった。
「その前に……拙者にお聞かせ願いたい。貴殿の名を、まだ知らぬでござるよ?」
「まずは名乗れってことかい? なかなかに用心深いね。嫌いじゃないよ、そういうのはね。いいかい……」
その社長が自分の本当の名を告げた。イズヴァルトは大いに狼狽した。まるで神話の時代のような昔物語に記された名前であったからである。
さて、司祭騎士団長に英雄になれとささやく、妖しげな美尻の女のあるじとは、一体何者であったのか?
その続きについてはまた、次回にて。