※この作品はR-18です。

聖騎士イズヴァルトの伝説【新編】・まとめ   作:CHACOとJAGUAR

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第四十二回

 ローラ=ラダトゥム=セアックが所属する『こんさるたんとかいしゃ』の社長……サキュバスの秘書に己のちんぽをしゃぶらせ、あろうことか性交までも始めたこの人物はこう名乗った。

 

「ハーイ。ボクはツダサンチョー。魔界のハーフリングさ」

「……聞いたことがある名前でござるな?」

「そうそう。ボク、君んとこの王家のご先祖さまなんだ。崇めてくれたまえ。お布施はスオニア金貨20枚から受け付けるよ?」

 

 つまりはホーデンエーネン王家の先祖である。しかもヘラのご先祖でもあるのだ。伝説のような人物イズヴァルトは平伏した。尻をくねらせるヴァネロペとハーフリングの結合部がもろに見えた。

 

「ははーっ! 恐れ多くも、貴方様が王家のご先祖さまでござったか!」

「しつこいよ、きみ。それとボクは頭を下げられるだけじゃ奉られている気分がしないんだよ。スオニア金貨20枚。出すの? 出さないの?」

 

 平伏したまま言葉が続かぬイズヴァルトに、ローラはきっぱりとした調子で助言した。

 

「お布施だなんて聞いちゃ駄目ですからね。この人、無給料で1000年ぐらい働いてもいいぐらいのお金持ちですからね」

 

 ツダサンチョーの額に青筋がたった。同時にペニスの付け根がしっかり脈を打った。精液をヴァネロペの子宮に吸わせ終えると彼女の尻をひっぱたいて退けさせた。それから秘書に、愛液と精液でぬめったちんこに対する『お清めフェラ』を命じてイズヴァルトに言った。

 

「ちっ。お布施を貰える見込みは無しじゃあ、仕方がないね。早速ビジネスの話をするよ。それで儲けてやるんだから」

「儲け話……どうやってでござるか?」

「そこのローラから計画を聞いているだろう。キミをこの世界で最も最強の『ゆうしゃ』に仕立て上げて、方々からがっぽりとお金を取るんだ。いわばピース=ビジネスってやつだよ。わかるかい、ピースって? 異世界の言葉だよ。平和って意味だよ。で、それは金になるんだ。なぜって? 世界が平和なほうが儲かる金持ちや貴族が世の中にはいてね、そいつらからお布施がもらえるのさ。それとだね、『ゆうしゃ』になれば女の子にモテ放題! 世界中の美女がキミの虜になるだろう。ついでにボテ腹にしまくるってのもできるんだ。どうだい、やってみたくなっただろう?」

 

 まるで悪徳商人みたいな誘い方にイズヴァルトは拒否感を抱いた。特に世界中の美女を抱き放題でボテ腹に仕放題、という所にだ。

 

「……今でも奥方どのらから、ちんちんをちょーだいとせがまれる始末でござるよ」

「ちっ。そういやそうだったな。ホーデンエーネンの孕ませ魔、っていう異名があったんだっけ。ちんぽの先が乾く暇が無いっていう誘い文句じゃ、キミの野心を刺激できないか」

「というか、『ゆうしゃ』、というのはそのようなものでござるか? なんかこう、のしあがってウハウハしたい、という邪な者にしか思えぬでござるが?」

 

 ツダサンチョーのちんぽをしゃぶしゃぶしていたヴァネロペが起き上がった。それからイズヴァルトに近づく。小柄かつおっぱいがぺっちゃりで大人しく、目立つ要素は皆無だが、顔貌はとても可愛らしかった。清楚でおとなしい女の子、という雰囲気である。

 

 とはいえ、魔の気配というものは感じられた。かなりの魔力だ。エルフのイナンナを凌駕する底力が伺えた。間近に来て耳元でささやかれると、なぜかちんちんに血が集まりだしてしまった。

 

「……ごにょごにょ」

「ふむ。ツダサンチョーどのがいう『ゆうしゃ』は、そういう連中でもろくでもないカスばかり、というわけでござるか?」

「ごにょ」

「何も世のすべての『ゆうしゃ』がそういうわけではござらん、と。中には『〜ならそうした構文』で人助けをした潔癖な御仁もおられるということでござるか?」

「……うん」

 

 その一例に挙げた『ゆうしゃ』だが、魔王を倒す旅の仲間で、彼の死後の世界の混乱を太ましい女魔道士の弟子とともに治めた女エルフの大魔導師に恋をしていたが、一度もおっぱいに触れなかったらしい。そういう潔癖な大人物もいる。

 

 ちなみにだがその『ゆうしゃ』は女エルフ以外の女は入れ食い状態だったそうだ。それと、美男でたいへんなナルシストだったそうだ。

 

「ごにょ」

「ちんこの潤いを報酬としない『ゆうしゃ』もいるから気にするな、でござるか」

「ごにょごにょ」

「もちろんでござるよ。美女や財宝がなくとも、世の人々が心穏やかに暮らせるのなら、邪悪を払う者になってみせるでござるよ! ただ、お金はちょっと頂きたい。食わねば生きて行けぬでござる。あと、拙者には子どもがたくさんいるでござる。その子らの養育費が必要でござるよ」 

 

 背に腹は代えられない。最低限、それだけは譲れない。高潔な騎士が貧乏のせいで悪徳商人によって、いいようにこき使われるのを見たり聞いたりして来たイズヴァルトは、決して清廉潔白を全うしたまま生きられるとは思っていなかった。しかしとりすぎは良くない。

 

「決まり、ですな」

 

 横からローラが言った。彼女はエレナとオリガとウーゴ王子にべたつかれていた。両腕両脚が無い異様な姿であったが、人を引き付け受け入れられる力が備わっていた。愛嬌があったのだ。

 

「では社長、イズヴァルト殿を我らの会社でバックアップする、ということでよろしいですな?」

 

 ツダサンチョーはきれいに剥けているちんぽをおっきさせながらうなずいた。

 

「けど、テストはさせてもらうよ。本当に実力があるのかどうか。イズヴァルト、3段階ぐらいあって期間は長いから覚悟してくれよ?」

 

 

□ □ □ □ □

 

 

 ツダサンチョーという魔族は、ともかく妙な魅力を持ち合わせていた。

 

 ご挨拶にとキャルベロナ大公に会うと、彼女からえらいおもてなしを受け、マハラの総本山に行けばイブン=マグリビーらマハラの高僧らの最大限の跪拝を受けた。まるで以前からここにすまう、土地神様みたいな扱い方をされた。

 

 マグリビーらはこの魔界のハーフリングの為に、お山の少女巫女の中で評判が高い4人が、常に身の回りに侍るよう取り計らった。彼は神輿に載せられ、豊かな乳房と尻が透けて見える薄衣をまとった娘に、まさぐられたりしゃぶられたりと山と門前町を行き来して、参拝客らの噂に立った。

 

 あれは誰。何者かしら。その実、魔界のハーフリングの大貴族であり、ホーデンエーネン王家のご先祖さまだ。ヘラのご先祖でもある。

 

「ふうん。あたしのご先祖、どうしてあんなにみんなにちやほやされているのかしら?」

 

 今日も今日とてはじまった『神輿担ぎ』を見物していたヘラは、大きくなったお腹をさすりながらイズヴァルトに尋ねた。

 

「ごせんぞとなぜ知っているでござる?」

「あのちびっこ魔族が教えてくれたの。というかものすごく、すごいんでしょあいつ?」

 

 ヘラは隣りにいたローラに寄りかかった。この娘も謎の『ぷりケツ軍師』に愛着を持っていた。いや、ベタベタの仕方がなぜか、母親に甘える子どもの様に思えた。いつもおせっかいをしてくるオクタヴィアは、近所のおばさんと思って甘える。

 

「ローラはあんなのとどうやって知り合ったの?」

 

 ヘラは義手に抱き上げられた。赤い瞳を輝かせながら、ローラはゴール族の娘の顔を覗き込んだ。

 

「いやあ、お恥ずかしいお話となりますが、サキュバスの祖母があのお方の、愛人をやっていたことがございましてなあ」

 

 手足を切られ、エドニアの病院で静養の日々を送っていたところ、あの人物とサキュバスのヴァネロペに引っ張り出してもらったと語った。魔界に戻った祖母は、あのハーフリングの子を1人生んだそうだ。それからヴァネロペもまた、祖母の知り合いである。

 

「……そうだったの。かわいそう」

 

 ヘラは涙ぐんだ。それからローラの首に抱きついた。

 

「困ったことがあったら言って。あたしが教主さまに頼んで、いろいろと用立ててあげるから」

「ははは。それはありがたい! しかしヘラ殿。できればイズヴァルト殿といっしょに、『ゆうしゃ』の仲間になって頂きたい!」

 

 ヘラは首をかしげた。出会った時にも誘われたが、この女が言っている意味がわからないかった。わからないので聞いてみる。イズヴァルトと一緒に、というのはどういうことか?

 

「ははは。それはですな。『ゆうしゃ』というものには旅の仲間がつきものなのですよ」

「わけがわからないよ。もっとわかりやすく言って?」

 

 ローラは説明した。『ゆうしゃ』は魔王の軍やそれに準じる悪の勢力と戦う為に、自分に比肩する優れた戦士たちを旅の仲間として引き入れる。いくら強くても、1人では強大な敵には勝てない。

 

「1本の矢は容易く折れるが3本の矢だとそうはいかない。つまり仲間というのはそういうものです」

「まあ、そのたとえならなんとなくわかるわ」

「イズヴァルト殿と同じぐらいの毅い矢が何本もあれば、ことを成し遂げるのは確実になる。つまり、ヘラ殿のお力が必要なのです。『ゆうしゃ』をサポートする『まほうつかい』として」

 

 『まほうつかい』はあらゆる魔道で勇者を守り、敵を蹴散らす後方支援のエキスパートだ。自分は剣が振るえるのに、とヘラは返したが、その後すぐに考え直した。イナーヴァニアの魔道の大家・ウキトゥス家の末裔でもあるからだ。

 

「わかったよ。あたし、『まほうつかい』でいい!」

「あ、やっぱり『まほうしょうじょ』に変えましょう。そっちのほうが、かわいいヘラ殿はそっちがよろしいでしょうなあ!」

「そうする! 『まほうしょうじょ』! ところで、オクタヴィアのおばちゃんは何になるの?」

 

 ローラはオクタヴィアにも声をかけた。彼女は意外と乗り気だった。『仲良し』になるための儀式である、お互いのクンニリングスの技を試し合ってから、彼女の『ゆりともだち』になった。

 

「あのちょろすけおまんこ……じゃなかった、オクタヴィア殿は『ゆみつかい』ですな」

 

 弓矢が得意だからである。ただオクタヴィアは剣も魔法も使える万能戦士だ。エルフ族について昔から呼ばれている『まほうせんし』という名前がしっくりくるが、ここはあえて、『ゆみつかい』である。

 

 つまりローラは、『ゆうしゃ』、『まほうしょうじょ』、『ゆみつかい』というパーティを考えていた。後はもう1つなにかを加えてイズヴァルトを『ゆうしゃ』としてデビューさせようと考えていたが、その前にイズヴァルトに試練があった。

 

 神輿に乗って、巫女らとおちんぽを使ったお遊びに興じるツダサンチョーが設けた一次試験である。

 

 さて、魔界のハーフリングが考えた試験の内容とは、いかなるものであったのか?

 

 その続きについてはまた、次回にて。

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