聖騎士イズヴァルトの伝説【新編】・まとめ 作:CHACOとJAGUAR
ホーデンエーネン王国暦で言うところの359年5月10日に締結されたエドニアとマリーヤの停戦条約、カントニア各国の歴史書でもその名で記される『マリーヤ仕置』は、エドニア海に30年以上の平和をもたらすものとなった。
マリーヤはこの大規模作戦で多くの戦費をついやし、船と人命を失っていた。海軍力は著しく衰退。アーワン沿海連合が一気に、マリーヤ東海岸全域の港湾を制圧しようとする計画も進めようとしたほどだった。
しかし勝者となったエドニアが中心になって、このように話が進められた。
マリーヤは奪った内陸部の領土をアーワンに返還、かつ、アーワン籍の船には、マリーヤ東部の主要港の停泊料を50年間取らないようにする。エドニアとイーズィには全港湾、10年間の徴収を禁止。
「当方が提示するのはそれのみである」
と、マリーヤから来た外交団にエドニア王はのたまわった。これだけを条件に手打ちにしよう。宮廷ではもっと欲深い和平条件が提案されたが、平和を望む国王と軍部は、求めはほどほどにしてさっさと終わりにしたい、というのが本音であった。
その『ほどほど』の和平案を考えたのは、イーガのマレーネと『軍師殿』だった、というのは歴史書には記されていない。「外国の大使の献策より〜」とごまかして書かれている。
エドニア貴族がそんな案も考えられぬ愚物だから、というのを隠す意味合いがあった。しかし一部の軍人や大商人は、彼女たちの案が一番良いと推した。マリーヤが諦めてくれないと今度は苦手な陸戦を仕掛けてくる恐れもあったからだ。
一週間して、マリーヤ王から、承諾したという返事が来た。
「ただし条件がある。シナガウ合戦で捕虜となったエルフの衆全員を、マリーヤ王都クルブリャナまで連れて来て欲しい」
その引き渡しの責任者として、『司祭騎士団長』ではなく、『軍師殿』を指名してきた。身分であればマレーネ、有名ぶりでは『司祭騎士団長』が候補にあがるべきなのに、である。
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ホーデンエーネン王国暦359年6月の末。ぽかんと口を開けながらクルブリャナの立派な外郭の城壁を見ていた『ゆうしゃみならい』は、手押し車の中の『軍師殿』の声を聞いた。
「マリーヤって……何と戦うつもりなのかな?」
クルブリャナの外郭の城壁は、ナントブルグの倍の高さがある。オクタヴィアからちらと聞いたが、城壁というよりは高くて厚い土塁を石垣で覆ったものらしい。まるでダムのような作りをしていた。
外郭のさらに向こう側に、城市部となっている内廓がある。そちらはあまり、大仰な堅固にはしていないらしい。
「つまりそんなに攻められやすかったの? どうしてそうなったのか、知ってる?」
「うん、まあなんというか……そのう」
『司祭騎士団長』の背に担がれている、頬と身体がやつれてしまったダニェルが答えた。
「古代ムサシノ帝国にあこがれているだけだべえよ……」
超魔法科学文明でカントニア全土を実効支配していた古代帝国・ムサシノは、こうした大仰な大要塞をいくつも築いたそうだ。理由はエルフの反乱を想定してだ。
「こんぐれえの高い壁を、飛んで飛び越えちまうおれたちにはあんまし効果は無かったけどなあ、これを築けるぐれえの底力があるって示して、民の離反を防いでいたんだべえ」
その為の巨大建築だ。そしてこうした大きな防壁や城塞などを、後の世の国々は憧れた。マリーヤ地方は帝国の中でも辺境のまた辺境だったから、なおさらこうしたものに執着しているそうだ。
「ふーん。でもでも、エドニアの都にはこんな防塁は無かったよ? ホーデンエーネンというよりも、イーガの城塞都市みたいに塁は低かったし」
「エドニアは南部じゃ一番新しい国だべえよ。ムサシノ帝国のことは、あーんまり知らねえだあよ。むしろ、オータニアのカスカヴィアン市のほうが、帝国の都に近いべえよ」
イワッキ=オータニアこそが帝国の中心地により近かった。実際の帝都は北東のコーガ王国に川向いにある、クリハスティヌスの辺りにあったという。カントニア大陸の中心に位置している。
「けれど、クリハスティヌスのあたりにはもう、遺跡もなんもねーべえ。石材はぜーんぶ新しい国の街や村に使われしまっただあ」
「奢れる人も久しからず、だね。うう、すっごいものを見るとなんだかお腹がいたくなってきちゃった……」
荷車の後ろにある穴から、『軍師殿』の尻と女陰がひょっこりと出てきた。そこからぶにゅぶにゅと軟便が垂れ出る。本日6回目のうんちだ。
全部で500グラム近くあった。ひとしきりひねり終えた後におしっこが、しぶきをあげて勢いよく出てきた。
「少々出しすぎではござらぬか?」
「昨夜は食べすぎて飲みすぎちゃったからね。『司祭騎士団長』のおちんちんから出るおいしいのみものも、いーっぱい飲んだし!」
「今朝も、でござるよ。少々、食べ過ぎ飲み過ぎがござるよ?」
『軍師殿』はカントニアに来てから、ずいぶんと食欲が増していた。おおぐらいばかりの子どもエルフ並みに食べる。成長まっさかりのお子様みたいにだ。
なのにお腹はポヨンではなく、いくらか引き締まっていた。尻もおっぱいもちょっと縮んだ。旅暮らしが始まって余計な肉が落ちたのだ。なのに良く食べて良くうんちをする。お尻をよく丸出しにするのに、風邪ひとつひいていない。
対してダニェル達金色エルフの捕虜たちは、気の毒なぐらいにやせ細っていた。理由はサガミニアの白エルフとカイロネイアの褐色エルフ達に、性的に貪られたからだ。
捕虜となった最初の頃、イズヴァルトが牢屋の監督をしていた頃は手出しは無かったが、彼が別の用事を頼まれ、代わりにパオレッタ達になってからは女エルフたちが牢屋に訪れるようになった。
ダニェルらは家畜用の催淫剤や副作用がひどい精力剤をむりやり飲まされ、誰もが1日10人近くの女を相手にさせられた。寝る時間など無かった。
それが今も続いている。荷馬車でへたれ倒れ込む、やせ細ってしまった金色エルフの男たちは皆、下半身に何も身に着けず、痛々しいほどまで勃起したちんぽを、下を脱いで尻をさらけだしている女たちに貪られていた。
股間の上にツックイーの女エルフたちが乗ってあえいでいた。
「あふっ♡ あふっ♡ オラのおまんこ、気持ちええズラか?」
「ほおおん♡ もっとしっかり腰を突き上げるずらよ♡」
男達にしがみつき、ツックイーとカイロネイアのエルフ達は激しく腰をグラインドさせる。交合の悦楽で膣はつゆだくになり、何度も訪れた絶頂で肉はほぐれている。だが、彼女達の下半身はしっかりと締め付けていた。
傍から見れば男達は楽しんでいるはずだと思えただろう。しかし、聞こえて来るのはすすり泣きばかりであった。
「や、やめてくれぇ……」
「そんなに締め付けないで欲しいべえよう……」
その中にダニェルの義弟のヴァシルもいた。相手はカイロネイアの女戦士が連れて来た、まだ幼い娘だ。彼のまわりに何人も順番を待っていた。彼のペニスは『ご立派』だったが、大人たちが体格差を考えてこどもたちをあてがったのだ。
「はあうっ……あううっ……」
ヴァシルはしがみつく女の子を抱きしめながら、気持ちよさげに下から腰を突き上げていた。精力は周りで泣いている大人たちよりずっと強かった。
何せ、とんでもない子だくさんで知られるナエバニアの大族長の倅である。親譲りの性的な強靭さで、次々と抱き着いてくる女の子達のおまんこを、しっかりと楽しませては自信も楽しんでいた。
「ずっとこうしてえ……」
心の底から思っている言葉である。
「ほらほら♡ おらのおまんこの吸いつきぶりはどうずらか?」
「あー……いいよ……おめえのべっちょ、とっても熱くて吸いつきがいいべえ……」
ナエバニアなまりでつぶやくヴァシルの顔は、どちらかと言えば股の穴の泣き所をえぐられている娘の様に蕩けきっていた。
「あはっ! よがっている顔、おんなのこみてえずら!」
「ちっ。よせよ。掘られる方に見られたくないね。そんなのごめんだよ」
「はひゃっ♡ 素直にみとめねーところが、かわええずらなあ♡」
「ちぇっ……」
自分より年下の、小さな女の子達におちょくられる。しかしその様に小馬鹿にされると頬を染め、嬉しそうに目を細めてしまった。ヴァシルはダニェルに対してはSっ気を出すが、自分より年下の女の子には弱かった。
とはいえ、ヴァシルと同じように捕虜の境遇を楽しんでいる者もいた。ニナをはじめとする女の金色エルフたちである。素っ裸にされ、いろんなところを揉まれたり舐められる同性愛に我を忘れていた。
それだけではない。随伴するエドニアの兵士達や、ミツクニュモスとピピン王子もおちんぽによる『おしおき』を与えていた。
だいたい彼女達はちんぽで頬をビンタすると、「もっとほしいべえ~♡」などとねだってくる。調子に乗ったピピンはついついやり過ぎた。エドニアを出航してからぶっ通しで相手をし続け、すでに10キロも痩せてしまった。イナンナが栄養剤を与えにしょっちゅう訪れるほどだった。
エルフ達はこうした痴態を隠すことなくやり続けた。行く先々で通行人たちは目を見開き、あんな恥知らずは真似できないと舌を巻いたが、頼んで馬車に乗り込み、乱交の輪に加わった男もいた。
無論、こうした淫気たっぷりの荷馬車の列が近くにあると、『司祭騎士団長』も心が揺れる。射精したいと股間がむずむずしてしまう。尻を清め終えた『軍師殿』に抱き着いて、すっきりしたくなった。
けれども仕事が先だ。彼女の『おしゃぶり』と『搾精ぷにあな』は、交渉が終わるまでお預けである。荷車の穴から出てお清めを待つおケツに誘惑されつつも先を急いだ。
外郭の門に差し掛かるとマリーヤの武将達が待っていた。皆、薄暗い目つきで『司祭騎士団長』を睨んでいた。歓迎されていないのは確かであった。
「お初にお目にかかる。拙者は『ゆうしゃみならい』でござる」
声をかけられても、マリーヤの武将達の様子は変らなかった。世界に名を轟かす豪傑、『司祭騎士団長』の名など知らぬ存ぜぬで通すようだ。
「我々がお城までご案内する」
事務的とも表せられる、感情の籠っていない声。
「勝ったと思うな。マリーヤは一度手を引いただけだからな。エドニアなどいつでも奪ってみせる」
こっちは恨みが感じられた。無理もない。マリーヤは大敗したのだ。作戦の立案に携わった将軍や参謀が何名か、処刑されたとも聞いている。マリーヤ王は処刑でうっぷんを晴らす人物だった。
クルブリャナ城市は外側が農地となっていて、内側に都市部と王宮がある。外郭敷地は水が豊富で小川がいくつも流れており、麦ではなく米が作られていた。
対して内郭、都市部は思いのほかせせこましかった。建物もエドニアに比べて遥かにみずぼらしい。武将や大臣の家こそ瓦をふいていたが、市民の家は屋根が木板や藁ぶきばかりであった。金がある商人達はもっぱら、湊のほうに家を構えていた。
しかし、王宮だけは豪華だった。カントニア風の、砦としてもしっかり機能する堅固なつくりをしている。高さは5階建てとまずまず申し分ない。
とはいえツックバーのオダキソフィアやヒッターチのアンコティノトンと比べると、どうにも見劣りしてしまう。『ゆうしゃみならい』は前立腺液をすっかり出し果たして、すがすがしい顔をするミツクニュモスに尋ねた。
「ミツクニュモスどの。マリーヤはアーワンとの戦争ばかりで、お城にお金をかけられなかったのでござろうか?」
「クルブリャナは比較的新しい都だからな。確か30年前に遷都したはずさ。もとは中部最大のオユミティアを都にしてたんだ」
オユミティアはマリーヤ第三位の人口を誇る港湾都市だ。マリーヤの王家が興った土地でもある。王家の姓・オユミトゴスの由来もそこにある。
ちなみに第二位は外洋の入り口・イーオカリュス、第一位はバンドゥー河にのぞむ北部最大の城塞都市・シャクラだ。
「が、あそこ、海に近すぎるだろ?」
「話だけは」
「シャクラとイーオカリュスだけど、ツックバーやヒッターチとも裏ではつながっている。北部領主達は皆そうさ。マリーヤの中南部で興ったオユミトゴスはあの辺の連中を信用しなくてね。よく反乱だの粛清などとやりあっていたよ」
それと、マリーヤの貴族は中南部出身と北部出身とで仲がとても悪い。戦争が始まる前は北と南の領主たちは、小規模な紛争をしょっちゅう起こしていた。
つまり、王家の権威と支配力はそれほどでもない。ミツクニュモスは続けて言う。王権が絶対なものであるツックバーなら、ギョートクヴィア決戦で負けた真似をしてもすぐに兵を繰り出せるが、マリーヤはそした理由があるから次の一手を出せないのだ。
「わかったでござる……あの方々、貴殿をにらんでおられるよ?」
「図星を言われたから気にしているんだろう。けど俺、マリーヤの『お隣さん』の人なんけどね。痛いところ突かれたから睨むんじゃなくて、自分達の国をもっとまともにしろ、って言いたいがな」
マリーヤの武将らは歯ぎしりしだした。腹黒い、という定評のマリーヤも、武人となると案外単純そうだ。気づいた『軍師殿』は含みありげに武将達に笑みを向けた。
「あなたたちー、ちょっといい?」
うち1人が馬の手綱を引いてやって来た。『軍師殿』は愛くるしい顔に笑顔をたたえて見上げた。
「私、マリーヤのことをもっと知りたいの。あなたたちからたくさんね」
「何も我々でなくとも、陛下や王太子殿下からお聞きなされればよろしいかと?」
「そうじゃないよ。もっといろんなことを知りたいの!」
『軍師殿』は身をひねった。おっきな胸がこれ見よがしに揺れた。何を考えているのかが『ゆうしゃみならい』とミツクニュモスはわかったが、笑いをこらえて澄ました様子を崩さなかった。
「例えば……マリーヤの人たちの普通の、素朴な姿とか、かな?」
「普通の、素朴なとは、なんでございましょう?」
「とりあえず、私をそのお馬さんに乗せてくれないかな?」
『司祭騎士団長』が手を放した。背負われていたダニェルが降りて、ミツクニュモスと一緒に押すのを代わった。
『軍師殿』は愛する夫に担ぎあげられた。マリーヤの武将は目を見張ってしまった。手足は無いが思わず抱き着きたくなるほどに良い身体をしていたからだ。
「ねえ、いいでしょ?」
愛らしさたっぷりのその女の魅力に負け、マリーヤの武者は剣を鞘に納めて馬の上に乗せた。抱き着くと心を許してしまう甘い香りとぬくもりを感じてしまい、股間の物が興奮しだしていた。
「……この者はしばらく我々が預かっておく。異論あるまいな?」
「滞在中ずっとお側に置いてもよろしいでござるよ。拙者は少々、おちんちんに背負わされた重しを取り外したいでござる」
『軍師殿』がこめかみに青筋をたてた。振り向いて「べーっ!」とやって馬に乗る武将にけしかける。その様子をずっと面白おかしそうに眺めいたダニェルが呼びかけて来た。
「いいんだべえか? あいつらの命が縮むかもしれねえべえ。おれみてえに」
ダニェルがやせ細ってしまった理由の半分は、『軍師殿』にねだられた事である。『おしゃぶり』で数十発もいただかれた。「松茸みたいな風味の良いきのこスープみたいな味」だと評された。
「兵法にもいうでござるよ。情報収集はとっても大事。おちんぽやおまんこを使ってでもやるべし」
「まあ、そうだなあ。『はにーとらっぷ』はおれたちヌマタラシュクの連中もよくやるべえ」
その後となるが、マリーヤの武将達は全員が、『軍師殿』に美味しくいただかれた。彼女の卓絶した『おしゃぶり』の技と、美尻をふりふりしながらの性交は、彼等の理性の