聖騎士イズヴァルトの伝説【新編】・まとめ 作:CHACOとJAGUAR
イズヴァルトはマイヤのヴァギナから己の長大なペニスを引き抜いた。柔らかくうごめき続けるそこは精液を垂らしながらぽっかりと空き、中の様子を彼に見せていた。
膣肉は弛緩して揺れ動き、膣奥に溜まった精液を子宮口が吸いこみあげていた。とても元気な赤ちゃんの素をおいしそうにすするその口は、まるでマイヤ本人の搾精好きな口腔にも見えた。
女性器上部にあるクリトリスは勃起して鶏冠から顔を出し、触れられたがっていた。しかしイズヴァルトはそこには触れない。マイヤの腿をつかんで前に倒した。
「きゃっ!」
部屋の明かりでイズヴァルトの目にそれは映った。柔らかな尻の真ん中にある肛門。やや茶色いそれはほんのりと口を開いていたがすぐにきゅっと締まり込んだ。
イズヴァルトは糞を排泄する出口に鼻を近づけた。マイヤの内臓のにおいが濃厚に漂っていた。窄まりのすぐ側で大きく吸い込む。一番えもいわれぬにおいが彼の脳髄を刺激した。
「い、イズヴァルト。その先はお風呂に入ってからがいいと思うよ……拭き残しもありそうだし……」
「とてもいいかおりがするでござる。マイヤのかわいいうんちのにおいがするでござるよ?」
「あは、あはは……やめてくれないかな……」
拒む様子を見せるがマイヤは乗り気であった。においを嗅がれ続けると膣蜜がじわっと出てこぼれてしまう。子宮の入口がまたも大きくうごめいた。
彼女がまた何か言おうとした。汚い穴をイズヴァルトは指でくすぐると鋭く叫び声をあげて黙ってしまった。左手の人差し指が窄まりに当たると、いよいよ身体の自制がきかなくなった。
「しょ、しょれはだめ。だめだよう……」
「なぜにござるか? マイヤのここは、ほら?」
人差し指でゆっくりと押す。肛門は弾力を保ちながらも吸いついてきた。尻穴の肉が指を締め付けて拒もうとするが、第一関節を入れたところで途端にほぐれてしまった。
「おうう……」
クリトリスの下の尿口からちょろっと小便がこぼれ出てしまった。あまりの気持ちよさからだ。マイヤはお尻の穴がとても弱かった。それほど気が強くは無いのだが、肛門を愛でられると頭が真っ白になってしまう。
指が第二関節、それから付け根にまで吸い込まれた。ゆっくりと愛おしそうに、慎重にこね始める。尻穴を拡張するように撫でまわされる間、マイヤは餌を求めるひな鳥の様に口をぱくぱくとさせていた。
彼女は頭が真っ白けで言語も思考も産みだせない境地にあった。アナルこそが彼女の一番の性感帯。それだけでなく奥の直腸も。硬めのうんちをする時はいつもエクスタシーに近い悦を覚えるほどだった。
イズヴァルトは尚もぐいぐいとかきほぐす。マイヤはうめきながら腰をくねらせておっぱいを揺らし続けた。この悦責めは短い時間だったが、彼女にとっては恐ろしく長い時間の様に思えた。
「ふわああ。ああああ……」
水分を大量に含んだため息をつくマイヤ。イズヴァルトは指を咥えてくる尻肉のほぐれ具合を見ていよいよだと思って引き抜いた。彼女のうんちがついていた。それをちり紙で拭うと、まだ濡れている己のペニスを彼女の尻にあてがった。
「痛いと思ったら言ってほしいでござるよ?」
「うん。ひゃい……そうします……」
太くて立派な剛直を肛門が受け入れる。最初の関門で拒まれそうな反発力を感じたが、亀頭の先が入ってからはむしろ進んで受け入れて来た。
出来る限りの奥まで進める。マイヤの尻穴の奥は暖かかった。過分な直腸液が肉軸を濡らし、通りを良くさせる。締め付けも具合もヴァギナに匹敵、いや、それ以上の代物だった。
腰を振り始める。マイヤの身体はびくんと震えて盛んに動き始めた。彼女のアナルとその奥の内臓はイズヴァルトのペニスを受け入れ馴れていた。
ゆっくり動かすと入っていたくせに初手から激しく腰を振る。そんなことをされてもマイヤの尻穴は切れない。周囲の肉を盛り上がらせながら、イズヴァルトのそれが行き来するのをうまそうに頬張っていた。
「あふっ。あふっ。あおふっ!」
「マイヤのうんちのあな、おまんこをかわいがったからとっても吸いついてくるでござるよ?」
「しょうなの? うん、マイヤうれちい。おちりのあなでおちんちんたべられてすっごくしゅてきなきぶん!」
うひひひひと笑い声があがる。アクメに達したからだ。尻穴でのそれはクリトリスやヴァギナをいじるよりも倍以上の歓喜を起こしていた。またまたおしっこがちょろりとこぼれ出た。
温かい小失禁が下腹にかかったことで、イズヴァルトのペニスは我慢をやめてしまった。可愛い侍女のお尻の中に大量の精液が流れ込んだ。尻の奥で感じる漏出への喜びを、マイヤはおっぱいを掴んで揉んで顕わにしてみせた。
「あったかいのがどくっ、どくっ、ってながれていってるよ?」
「拙者のおちんちんがお礼を述べているのでござるよ」
「どうして?」
「いつもおしゃぶりしてくれたり、おっぱいではさんで楽しませてくれるそなたが大好きな、ちょくちょうおちゅーしゃをたっぷりと施したいのでござろう」
さあさあ。イズヴァルトは甘えてじゃれてくるマイヤに呼びかけた。思い切りかいた汗を流しに湯舟に浸かるでござるよと。
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イズヴァルトはマイヤの尻穴とつながったまま風呂場に入った。風呂は温熱魔法の機器をつけていたこの当時で最新版のもの。寒がりでお風呂好きのマイヤの為に取りつけて貰ったものだ。
シャワーは無かったので風呂桶から湯をすくい、マイヤの体にかける。それから石鹸をとって彼女の身体にまんべんなくこすりつけた。尻穴をペニスで閉じながら。
「んんっ。いじゅばると」
「なんでござる?」
「おちりにいれられながらさわられるの、やだよう」
性的快楽のせいで身体が敏感になってしまっているからだ。二の腕をさすられ、大きなおっぱいやわきの下を撫でられるだけでヴァギナがぱくぱくと口を開けてしまう。
イズヴァルトは彼女の体をよく存じていた。彼女の小さな左手を愛おしそうに清めながら、胸に触れている彼女の背筋がびくん、となるのを感じ取ると、おへそのあたりを撫で始めた。
「んんっ……くすぐったい。おねがいだからおしりのあなからはずして?」
「マイヤの身体は喜んでいるみたいでござるよ? 拙者はそっちの頼みを聞く事にするでござる」
「いじわる……」
お腹をまさぐっていた手がぬめりを帯びながら秘所へと割り込んだ。石鹸で泡立つ手がクリトリスとラヴィアとを丹念に、やさしくもみほぐす。マイヤはまたもおしっこを飛ばしてしまった。
「また汚れてしまったでござるな。もう一回お湯をかけてきれいにするでござるよ」
「ううん。そこはしなくていいから、はううう……」
湯をかけ、石鹸をつけた手でもう一度清め始める。マイヤのそこは指に絡みついて来る。なかなかに放したくない感触だ。膣の入り口に指を入れると、ぎゅっと絞り込んで愛撫を求めて来た。
イズヴァルトは奥にも指を入れて優しくこねる。マイヤはため息をつきっぱなし。とうとう鋭い叫び声をあげて果てたことを知らしめた。
「も、もういいから。後は自分でするよ……これ以上はやめて。ね?」
言われた通りにイズヴァルトはマイヤのアナルからペニスを放した。態勢を崩して四つん這いに。開いた膣から愛液と残りの精液が流れ、大きく口を開けたままのアナルからは白濁したものがとろりと流れ出ていた。
可愛いお尻とつるつるの股座に、イズヴァルトはいやらしさを感じた。欲望が高ぶり、「やっぱり最後まで拙者がきれいにするでござる」と呼びかけ、彼女の尻を撫でまわした。
「ひゃあ!」
「昨晩と同じように拙者が最後まできれいにするでござる! マイヤは甘えん坊のお子さんの様にねだるでござるよ!」
「もっ、もちろんだよ! いじゅばるとー、マイヤのきったないおしりや脚もきれいにしてー! お尻の穴の奥までいじいじしてもかまわないよー!」
やけくそ声のマイヤにイズヴァルトは容赦しなかった。言われる通りに掌の感触で彼女を感じながら清めを続ける。彼も恋人のお清めになる時は阿呆であった。何なら手ではなく、舌でもってきれいにしてあげたいと思うぐらいに狂おしく恋をしていた。
マイヤの身体が清められると、浴室でも尻穴性交が行われた。イズヴァルトはマイヤの尻穴の中に4回も精液をごちそうし、彼女を失神せしめた。
そうもしないと寝ている時にちんちんを襲われ、知らぬ間にきんたまの中をすっからかんにされる恐れがあったからだ。しかしそれは杞憂であった。何故なら少し眠っただけでも満杯になる、たいへん優れた陰嚢を持っていたからである。
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「イズヴァルト、またお腹がごろごろ言ってきちゃった……」
「またでござるか? これで本日何度目でござる?」
「……3回かな」
イズヴァルトは馬車の荷台から顔を出し、御者に止めてもらうように頼んだ。ややお疲れ気味の顔をした中年の御者は、はいはいと言って2頭の馬の手綱を引いた。
旅装のマイヤが荷台から飛び出し、街道のわきにある草むらに立つとスカートをめくってしゃがみこんだ。ぷぷほっ、という間抜けな音が風に乗って来る。イズヴァルトが近づいて見物しようとするが、マイヤは手で制した。
「だめ! さっきも見せたでしょ!」
この少年騎士は大好きな少女が尻穴からぶりぶりとひねるところを見たがる奇癖があった。しかし今度のは違う。びゅるるるる、ぶりゅ!
4時間程前に聞かせてくれたものとは違い、どうにも心配をさせてしまう排泄音であった。またもやびりゅりゅりゅりゅ、とけたたましい音が尻から放たれる。
「ふい~っ……」
あらかた放ち終えたマイヤは空を見上げて微笑んだ。しかしお腹がまた異変を告げた。びちゅびちゅびちゅ、と嫌な音を立ててイズヴァルトを困らせた。肛門が排泄の終了をようやく告げてくれた。
「イズヴァルト、お水持ってきて!」
承知したでござる、と少年騎士は馬車から水筒を持ってくる。マイヤの尻を清める為の水であった。肛門とその周りはひどく茶色がかっていた。いつもと違い、腐った生魚の様な嫌なにおいも放っていた。
マイヤは排泄物で汚した真っ白なお尻を向けると、イズヴァルトは蓋を取って水をかけてやる。「ちめたい!」と子供っぽく叫ぶのを御者が面白おかしそうに笑っていた。
「わははは」
「なんですかキッヒャーさん。何がそんなにおかしいんですか?」
「いやいや。マイヤおじょうさまはよく出すなあと感心しただけですよ。飯はこの年頃の娘の倍近く食うからくそもそれぐらいかと思いきや、その3倍や4倍をおひねりなさる」
「育ち盛りだから仕方が無いんですよ!」
マイヤはイズヴァルトに、腰にさした『姫竜の牙』を貸せと手を伸ばした。差し出されると生尻の近くに刃を向ける。温かい風が漂ってきた。それで尻を乾かす。
彼女は何故かこの魔法の剣の力を引き出すことが出来た。但し、イズヴァルトのように風の刃を放つ程ではない。
水をかけられた尻を乾かす以外には、風呂を出た後に髪を乾かしたり、部屋の空気を温めたりするぐらい。涼しい風を起こすことも出来る。但しそれしかできなかった。
尻が乾くとイズヴァルトに剣を返し、一緒に馬車に乗り込んだ。御者のキッヒャーが馬にむちを当てた。
「しかし、出発してから3日が経つでござるが、マイヤは腹を下してばかりでござるな」
お通じが同世代の女の子より倍以上良いのは存じているが、どうにも下痢が多すぎる。宿の飯に当たったのかとイズヴァルトは思った。
「どうなんだろう? 食べてみて腐っているとか嫌なにおいがするとか無かったけれど……」
精液の飲みすぎではないのかとイズヴァルトがささやくと、マイヤは彼の胸を小突いた。
「むしろ精液を飲むといいうんちが出るんだよ! イズヴァルトのざあめんみるくとキッヒャーさんが飲ませてくれるものも、とっても栄養があっておいしいんだから!」
それを聞いて御者台の男が苦笑いをした。この中年は一緒に旅を始めてから夕方に2回、マイヤにしゃぶられて飲ませてやっている。もし精液が原因で腹を下しているのならおちょくる事は出来ない。
むしろマイヤには感謝したいぐらいだった。可愛いお口によるどすけべなおしゃぶりを堪能させてくれるよいおじょうさまだ。国元にいる妻や色街の女でもあんなに上手くはない。
彼はナントブルグにある領主の館付きのシギサンシュタウフェン家の武者である。イズヴァルトの父が「立派な騎士は一人で旅をするもの」だとしぶる息子に、せめてサカーイの街までの護衛として彼をつけさせたのだ。
「キッヒャーどの。次の宿場町まではあとどれくらいでござろうか」
「あと20キロといったところでしょうな。おおよそ3時間でつくところです。ぼっちゃん。お暇を持て余しているんですかね?」
しなだれかかって甘えだしてきたマイヤの頭を撫でながら、様々なやることがある軍務と違い、馬車に乗りながらの旅は暇を持て余すものだとイズヴァルトは思った。
こうした馬車に乗りながらの鍛錬は出来なくもないが、彼もまたこうした旅がもたらす開放感によってだらけてしまっていた。乗ってばかりで歩かないから身体がなまる。そうなると股間がなぜだかうずうずしてしまう。
「ねえ、イズヴァルト」
マイヤが身を乗り出してきた。イズヴァルトの身体にまたがり、羽織っていたケープの前をはだけた。彼女はナントブルグで仕事をしている時と同じように、胸元が開いた上着を着ていた。おっぱいの上半分近くが顕になったものだ。
彼女は左手でひっかけ、大きな乳房を丸出しにした。それをイズヴァルトの顔に押し付けてささやいた。
「寒いからあっためて?」
マイヤは澄み切った青空が広がる元でお情けが欲しいのだろう。この3日、彼女はすぐにむらむらとよくない気を起こす。本もたんまりと持ってきているくせにおまんこをしたがるのだ。
「しかし、今朝も出発する前にしたばかりでござらぬか?」
「寒いと肌を重ね合わせたくなるんだよ、おんなのこって」
「……夏の暑い盛りに、おまんこで思い切り汗をかいて涼みたいとおっしゃったのはどなたでござるか?」
「夏は夏、冬は冬だよ! 春は陽気にさそわれてしたくなっちゃうし、秋はいっぱいおいしいものを食べていきものの楽しみを存分に味わうものだよ!」
よくわからない言い分だ、とイズヴァルトは苦く笑った。甘い香りを放つ柔らかい乳房を押し付けながら、マイヤは尚も情をねだった。
そのささやきを聞いた御者は薄笑いを浮かべながら、戸惑う御曹司を促した。
「次の村まで1時間もありますからね。ぼっちゃんは気にせず子づくりに励んでくださいな。婚礼はまだですが、こいつはおじょうさまとの新婚旅行みたいなもんですからね?」
「そ、そうではござらぬよ……これはヴィクトリアどのの」
「これはね……ヴィクトリアさんの魂を私のお腹に宿す旅なんだよ、イズヴァルト」
ささやいてマイヤは彼の唇をふさいだ。股間を触りベルトに手をかけると、イズヴァルトは困りながらも彼女の背中に毛布をかけた。
衣を降ろされた下半身から勃起したペニスが現れ出ると、マイヤはスカートの中に納めていざなった。彼はマイヤの柔らかい太ももとその奥にある暖かな花びらの沼を、硬くても繊細な勃起でもって感じ取った。
彼女は子づくりの準備を整えていた。とても温かく濡れていた。ぬめった感触を身体の先で感じたイズヴァルト仰向けに寝て、広がる青空を見上げながら、腰のうねりでもたらされる悦にため息をついた。
「……かわいい。かわいいマイヤ。そなたに抱かれると、拙者はまるで赤ちゃんになった気分でござるよ?」
「赤ちゃんは私のお腹の中で育つんだよ。ヴィクトリアさんが私の子供となって生まれ変わるのを祈って、たっぷりちょうだいね?」
「おろろ。生理が始まっていないのにでござるか?」
ばか、と怒られるが、イズヴァルトは既に夢中だった。衣服の上から揺れる彼女の乳房とあどけない顔立ち。それに欲情して子供をさずけたがる金玉袋であれば、ヴィクトリアの生まれ変わりを生理前のマイヤに宿すことだって可能に思えた。
マイヤの身体が熱を帯び始め、膣の締まりが強くなる。イズヴァルトは一生懸命にかつ気持ちよさそうに子を宿そうとする11歳の少女の身体を引き寄せて強く抱きしめた。
密着度合いが強まるとマイヤは彼の首筋に何度もキスをしながら腰を振る。膣が全体的にもっと絞り込み、イズヴァルトのペニスはたじたじになった。
毛布の中で何度もマイヤは精を子宮に飲ませた。それが終わった頃には村が見えていた。他人にのぞき込まれたりしてもおちょくられぬよう、2人はいそいそと後片付けをして大人しくした。
が、村の中に入るとどうにも様子がおかしかった。弓や槍を持った騎馬兵達が広場に集まっていた。村の男達もまた、巻き割り鉈や石投げの道具なんぞを手にして革鎧を身に着けている。
「なんでござろうな? まるでいくさに出る支度をしている様に思えるでござるが……」
「ぼっちゃん。この村はさっさと抜けましょう。巻き込まれたら旅ができなくなりますよ」
キッヒャーがうながすけれども広場を抜けようとしたところで騎馬の武者に呼び止められた。
「これからどこへ向かうつもりだ……あれれ、イズヴァルトさん? それに『おしゃぶり姫』さんも!」
みんなこっちに来いと叫ぶ。騎兵や村人たちがわらわらと集まってきた。彼等を取り巻きに見ていた女子供や老人までもがだ。
「ほんとうにイズヴァルトだ! それとおしゃぶりひめも!」
「2人とも映像水晶で見た通りのきれいな若者ね」
「はじめましてイズヴァルトさん、マイヤさん。それにしてもなんだか栗の花くさいですね。もう冬なのにまだどこかに生えていたんですか?」
イズヴァルトとマイヤはこんな村でも名が知られていた。武勇抜群の少年騎士とそのちんちん汁を人前でせがんではうんちをぶりぶりとひねるおつきの侍女と。
敵の目の前でイズヴァルトがマイヤのフェラチオを受けたり、お腹が痛くなった彼女が尻丸出しでぼとぼとと落とす様は、味方や敵が映像水晶の中に収めていた。それが世に広く出回っていたからこの2人の名前と顔は知られていたのだ。
「ねえねえおしゃぶりひめさま。うんちしながらイズヴァルトさんのおちんちんをしゃぶるところ見せてよ!」
「ついでにイズヴァルトさんも抱かせてくれない? あたし旦那に言われてるのよ。イズヴァルトさんみたいな子を産めって!」
今すぐフェラチオをしてみせろ。うんちをひねろ。イズヴァルトのちんぽを貸せ。女達はやかましくせがむ。困った2人だが自分達を見つけた騎兵によって救われた。
「そんな場合ではない! 我らはのんびりとイズヴァルトさんのでっかいおちんちんを眺める余裕は無いのだ!」
これから西の宿場町にある砦に向かわなければならない。是非ともイズヴァルトに助太刀してほしい。女達の下品な娯楽のためにこの村に留め置く事は出来ぬと叫んだ。
「助力をでござるか! 何が起こったでござる!」
「ご存じないのですか! 西の山地に周辺の村や町から逃亡した者達が、山塞を築いて街道を封鎖しているのですよ!」
おおよそ500に及ぶ山賊たちだがなかなか手ごわい。街道の狭まったところをとおせんぼする関所を奪って籠ったのだ。
その関所はもともと、キンキ大陸の戦国時代にホーデンエーネンと敵対する国が築いた砦だった。ドワーフの石工や築城技師を招いて造らせた。イズヴァルトも知っていた。
「あの関所を奪われた……いったいなぜにござろう?」
「1キロ離れた付近の宿場町で淫魔の旅娼婦たちがやって来た、という話を聞いてみんな出ていったらしいですよ。相当などすけべの美人ばかりだったと聞きました」
宿場町に入った関所の兵と隊長らは旅人や町の男どもに剣を突きつけ、彼女達らを3日間も独り占めにせしめた。魔の女の肉体に溺れきってなにもかもすっからかんといったところで関所が山賊達に占拠された。
「間抜けな話でござる……」
「どうして関所に呼ばなかったんだろうね。兵士さんたちの宿舎もあるだろうし」
「きっと、魔除けの護符でもあちらこちらに埋め込まれていたんでしょう。サキュバスはそういうのを嫌うらしいですよ、マイヤさん」
騎馬兵はともかく加わって欲しいとイズヴァルトにせがんだ。他の武者もいくさに出る男達も。イズヴァルトは相当に悩んだが引き受ける事にした。
向かったのは、その日泊まるつもりだった宿場町から大きく外れて北に8キロ先にある番城。城というよりは館だった。城壁なんぞは2メートルも無い。庭園もある。もともとが領主の別宅だったのだ。
城には1500名近くの兵や手伝い達が集まっていたが、狭くるしくてなるべく動き回らない様にしていた。中には酒盛りを始めている連中もいた。イズヴァルトとマイヤは番城の兵士に一軍を率いる武将のもとに案内された。
「イズヴァルト=シギサンシュタウフェンでござる……貴殿でござったか?」
イズヴァルトはお辞儀をし、顔を見せぬ様に嫌そうな顔をした。目の前の武将はつるつる頭で2メートル近くも背丈がある固太りの男。美麗な甲冑を身に着け、深紅のマントを羽織っていた。
武将は無言でうなずく。マイヤを一べつして笑みを浮かべた。頭の中で乳房が大層大きな初潮前の娘を乱暴に犯す妄想を浮かべていた。
この男、この土地の北にある領地のあるじ、カシバフェルト公の家宰ナントブルグ盆地一帯で最も粗暴だと嫌われていたカルカド=セッツェン。この時40歳。カシバフェルト公の妹婿で政治に関しては辣腕家であった。
しかしいくさになると生来の凶暴さが現れて平気で虐殺を為したりする。兵法に至っては強引な猪突ばかりを繰り返し、いくさには勝つものの味方に被害を与える問題児だった。
ナントブルグ近辺での大規模な反乱では、聖騎士団はこの男の軍団と作戦に同行する事がよくあった。騎士団の中での評判はかなり悪い。猛将と呼んでいいが粗暴に過ぎる。
それから品行もよろしくなかった。この時カルカドは左右に2人の美女を立たせていた。左右には胸元を大きく開き左右の太ももを顕にしたドレスをまとっている。戦いに臨む者としてふさわしくない振舞い。2人の女らは彼の妾である。
この男は常に妾を連れていた。カシバフェルト公から大封を得ていたのをいいことに、10人以上の女を正式な妻としている。元は家来の妻や反乱があった土地で半ば略奪の様な形で得たのだ。
それから彼は、女の腹に精を吐かないと眠れない性質だった。妾を連れていない場合は現地の女を徴収する。一晩に3人4人も。暇なときは真昼間でも。荒淫によって目元はいささかたるんでいる。
妾2人には目のあたりや腕に殴られた跡があった。それを見つけてマイヤは至極嫌そうな顔をする。カルカドは気分が高ぶると、交合相手の女を殴りつける悪い癖があったのだ。
カルカドはマイヤの表情が変わったのを見ると、椅子から立ち上がって大股で近づいた。イズヴァルトが立ちふさがった。カルカドの拳がかたく握りしめられていたのを見たからだ。
「なにをする聖騎士? 俺はこの無礼な娘を教育しようとしていたのだが?」
「後生でござる。その様なおふるまいは慎んでいただきたいでござるよ。セッツェンどのは一軍の総大将。些細な事で取り乱し、皆を不安がらせては勝てるいくさにも勝てぬでござる!」
カルカドの顔から血の気が引いた。同時にイズヴァルトは左頬に拳をくらって倒れる。しかしとっさに身体を右に向けたから、歯を折らずに済んだ。
「偉そうなことをいう。武勇だけが取り柄の貴様は、将たる俺に黙って従えばいいのだ」
「わからぬのでござるか! かような振る舞いが貴殿の名声を地に落とし、カシバフェルト様の名を汚すのでござるよ!」
「小僧。口の利き方には気をつけろ。俺はカシバフェルト殿下の家宰・カルカド=セッツェンなのだぞ。出自の低い者どもが集まる聖騎士団、もとい、シギサンシュタウフェンのような田舎領主の子倅に意見される筋合いは無い」
ホーデンエーネンの為に忠義を尽くせ。睨んでくるイズヴァルトとマイヤに侮蔑の目を向けながらカルカドは言った。たった今からお前達は俺の指揮下に入ったのだぞ。
「貴殿に手を貸した覚えはござらん。拙者は立ち寄った村の兵士の求めに応じただけでござる。それから、もし拙者が貴殿に殴られたことを国王陛下に申し出たら、貴殿はきっとただで済むわけがないでござるよ」
カルカドは今度は右足でイズヴァルトを踏みつけようとした。金的を狙ってだ。しかし少年騎士は避けてとっさに起き上がった。将軍が腰の太刀に手をかけると、イズヴァルトも背中の『覇王の剣』の柄を握りしめた。
やっとのことで周囲の護衛がカルカドを諫め始めた。彼等はイズヴァルトの武勇を知っている。カルカドよりも数段上。カルカドもそのことを知ってはいるが、自尊が怒りを鎮めるのを阻んだ。
「武勇一辺倒の武者だと思いきや減らず口も叩ける脳みそがあったとはな。無論、俺は貴様を即刻打ち首にする様な短慮の者ではない」
「で、ござれば……もっと皆を慈しむ様なおふるまいをなさるべきでござるよ?」
「へたな皮肉はここまでだ、聖騎士イズヴァルト」
カルカドはしがみつく武者達を振り払った。姿勢を正し、イズヴァルトとマイヤらを睥睨する。
「これより主命を言い渡す。国王陛下並びにカシバフェルト公殿下のお言葉として聞き入れよ」
カルカドは腰の剣を鞘ごと抜き取った。柄を前にしてイズヴァルトに差し出す。よく見れば鞘には螺鈿細工が施されていた。宝剣のたぐいであった。
「これは?」
「決まっておるだろう。誰がタダ働きをせいと命じた? 報酬は前払いだ。幼くともホーデンエーネンにこの人ありと謡われる貴様が、たかが野盗ごときに遅れを取ることなど無かろう」
この剣は鉄の名産地であるシマナミスタンのそれを用いた業物だとカルカドは教えた。ドワーフの鍛冶師が何度も鍛えた名刀だ。これ1本で妓楼の美女達を連れての豪奢な船遊びを10回出来る程の値打ちがあるという。
「しかし褒美はこれだけだ! 聖騎士イズヴァルト、従ってくれるな?」
「御意にござる」
内心では拒みたかったがイズヴァルトは仕方なく受け入れる事となった。
かくして彼はマイヤとの蜜月の夫婦のもの同然の甘い旅から、カルカドの指揮のもと血なまぐさいいくさに加わる事になるが、さて、この危難の顛末は如何に?
その続きについてはまた、次回にて。