聖騎士イズヴァルトの伝説【新編】・まとめ 作:CHACOとJAGUAR
『聖王編』③の開始時点のものとなります。
登場人物・地理紹介 『聖王編』
【登場人物】
イズヴァルト=シギサンシュタウフェン
(聖騎士イズヴァルト)
本シリーズの主人公。聖王編スタート時は26歳。
パラッツォ教の教主・コーザとの戦いの最中、教団に捕らえられていたエレクトラの裏切りに遭い捕虜となる。
その後パラッツォ教団に乞われて、かの教団の聖職者兼魔法戦士・司祭騎士のトップに据え置かれている。
〇イズヴァルトの愛用の剣・『覇王の剣 (ソード=オブ=ブロント)』
昔語りのサイゴークの覇王・ツネーヒ=アルグレイブが愛用していたという魔の大剣。重圧の魔法が眠っている。
ブロントとはイーズモー語で覇王という意味。
ある事件で折られたが、アソマリアの土地神の力によって炎の剣『獄炎の凱歌(フレイム=カリバーン』に生まれ変わった。
教主コーザ
(コーザ=ストーンマウント)
エチウ諸島とサイゴークの北東部、それからキンキ大陸の北部沿岸で信徒を急速に増やしている『パラッツォ教』の教主。
宗教家でもある史上最強の魔道士を父に持ち、魔界で大淫婦と呼ばれた天才サキュバス・クラリスを母に持つ。
半魔族であり150年以上生きているが、要望は壮年男性のそれと同じ。
長さ40センチ以上にも及び、一度挿れただけで相手の女を絶頂させる『聖根』をぶらさげている。
ヘラ
(ヘラ=ウキトゥス)
人食いの亜人・ゴール族の娘。初登場時は10歳ぐらい。
途方もない魔力の持ち主。赤ん坊の頃にコーザに見出されて後継者に指名された。
教主の命により、イズヴァルトは『獄炎の凱歌』を彼女に預けている。
金髪の美少女。普段の格好はビキニ・アーマーだが、たまに下の部分を腰布で巻いている。
(その時は中に何もはいていない。)
ヘンリック=イプセン
パラッツォ教の司祭騎士。サイゴークの戦いではイズヴァルトと争った。今はコーザ直属の部下となっている。
トールキン=ローリンソン
サイゴーク大陸のドワーフでパラッツォ教の傭兵。戦士でもあり鉱山技師。名斧『鬼殺の大斧』を持つ。エッダという太っちょの愛人がいる。
エドワード=ルーカス
元ヒッジランドの騎兵隊長。パラッツォ教の捕虜となったが武将に抜擢された。ドワーフの血を受け継いでいるが背は高い。膂力が凄まじく、重いランスやハンマーを軽々とぶん回す。笑い声がやかましい。
マイヤ=カモセンブルグ
イズヴァルトを振ってイーガの王子に鞍替えした。
国王の妾となった姉により、ホーデンエーネンの経済長官に抜擢された。
トーリ=カツランダルク
マイヤの姉。ホーデンエーネンのセイン王の妾となり、男児ジョーケインを産んだことで権勢を得ている。
エレクトラ=ガモーコヴィッツ
イーガの貴族階級出身。国王の孫の実母。金髪で小柄な美女。いろいろあってイズヴァルトの愛人となり、エレナという娘を産んだが、シマーヅ国のピピン王子に見初められてウーゴ王子を産んだ。
イズヴァルトを王にしようと画策している。
ローラ=ラダトゥム=セアック
魔族と関わりを持つ軍師志望の女。イーガ領内の漁村の網元の娘だった。野盗に襲われて両腕両脚が無い。蒼にも見える黒髪で、とても愛くるしい美人。尻はエロ尻でおっぱいがとてもおっきい。
ミツクニュモス=ミートパトロス
ヒッターチ帝国の元貴族で、今はチンゼーの食客。
イズヴァルトの友の1人。
酒好きの女好きの賭博好きのダメ人間だが、言語の才能と元外交官としての対人スキルで世を渡り歩いている。
ピピン=イサーク
チンゼー大陸の南端にあるシマーヅ王国の王子。
全裸で取っ組み合って相手を投げ飛ばす武術『おすもう』の達人で怪力無双の戦士。
エレクトラとの間にウーゴ王子を儲ける。
男性器は割礼を受けていて、非常に大きく、非常にふとましい。絶倫の子だくさん。
ウーゴ=イサーク
エレクトラとピピン王子との子。
父に劣らぬ絶倫の才能を持つちんちんをつけている。
8歳で既に精通が始まっており、こすられるとぴゅっと出してしまう。
イズヴァルトの娘のエレナとオリガと一緒に育ち、姉同然の関係であるが、ことあるごとにちんちんをいじられたり、前の穴と後ろの穴に入れられたりしている。
エルフのイナンナ
(イナンナ=イセルローン)
イズヴァルトに何かと親切にしてくれる白エルフの女。
医者だが恐るべき戦闘力を持ち、様々な毒に知悉している。
エルフのクリスタ
(クリスタ=オブラーヤ)
カイロネイアの褐色エルフ。
かの種族ではあまり見られない、ぽっちゃりした身体でものすごくでかいおっぱいをつけているドエロいエルフ。
が、その巨体が持つ膂力はドワーフ族の指折りの戦士に匹敵する。
イナンナの医術の弟子で、エチウ諸島とナンブロシアの中間にあるサワータキャビク島で診療所を開いている。
(島の少年の多くは彼女に筆おろしを受けている。)
エルフのオクタヴィア
(オクタヴィア=アーマリク)
カイロネイア=エルフの一番の集落・ニラッサの顔役。
剣と魔法に優れている強豪だが、幼いころは『メスガキエルフ』としてぶいぶい言わせていた。
イズヴァルトとの間にルチアという娘を儲けている。
子供や弱者女性に対する面倒見がいい。
『世界について』
イズヴァルトの世界は赤道というものが無く、基本的に北は寒く、南は熱いという単純構造の世界です。
(北極は氷の大地、南極は延々と続く砂漠地帯。)
■キンキ大陸
世界の中央に位置する大陸。
精強な軍隊を擁する軍事国家・ホーデンエーネン王国が北と南を治めている。
自治都市サカーイが南部の西側の端っこを、南東部の平野の大半をイーガ王国が領している。
大陸中央のアカサカチハヤ山地は魔族の支配地域で、ニンゲンの統治が及んでいない。
北部は寒冷な平野ばかり、南部はいくつもの山脈がある比較的温暖な地域である。
★主な国
『ホーデンエーネン王国』
キンキ大陸の覇王・ホーデンエーネン家をあるじと戴く君主制国家。首都は大陸中部の西寄りにあるナントブルグ。イズヴァルトの故国。
王国中南部の西側には、海へと続くアジール大河がある。
<主な都市>
ナントブルグ……王国の都。ナントブルグ盆地に存在する。イズヴァルトとマイヤは聖騎士団の宿舎でなく、東街区にあるアパートで一緒に暮らしている。
フジイデール……ナントブルグから真西。山岳地帯を越えた川沿いの都市。旅人を長逗留させる為に、娼館や料理店を保護している。西の海岸まで流れるアジール大河の船着き場がある。
河口都市アジール……西海岸にある港湾都市。ホーデンエーネン海軍の軍港もある。賭博のメッカであり富豪が多く住む住宅街もある。
サカーイ……厳密にはホーデンエーネン王国の領外であるが、大陸西部で最も栄えている自由貿易都市。西のサイゴーク大陸や南西にあるチンゼー大陸との玄関口となっている。
アヅチハーゲン……ホーデンエーネン北部東側にある最大の貿易都市。
ナーガハーマ……キンキ大陸北部の中央部・オーミゲニアにある王国北部の交易都市。パラッツォ教徒が多く住む。
ヨーシデン……キンキ大陸南部、大陸南側のちょうど中央に位置する新興の街。王国初の総合大学・トリシア大学が置かれ、のちに大陸一の学術都市となる。マイヤが計画して築かれた。
『イーガ魔法王国』
大陸南東部にある王国。照明石や魔法のかまどといった便利な魔法道具を作って世界中に輸出している。世界一の金持ち国。ホーデンエーネンとは戦ったり和を結んだりと関係が安定しない。
コーヅケーニッヒ……イーガ魔法王国の首都。高い塔のような建物がいくつもあり、四十万人にも及ぶ人口を誇っている。
■オーキ諸島
キンキ大陸とサイゴーク大陸の間に浮かぶ島。寒冷な気候だが漁業が盛ん。
もとはサキュバスと船乗り達の間の子供達が住んでいた島。島には男が少なく、多くの女達はこの島に立ち寄る船乗り達の妻や愛人となり、子を産み育てている。
■サイゴーク大陸
世界の北西部にある大陸で、最大の規模を誇る。
南のスオニア、スーエイニアは地中海性気候、北部のイワッミーやヒッジランドは冬は雪に閉ざされる寒冷地。
ミスリル鉱山が多くあるのと、パラッツォ教団の版図であった人口最大のイナーヴァニア国を擁し、この当時では最も栄えている。
ドワーフ達とゴブリン達が、中部と北部に暮らしている。
★主な国
『イナーヴァニア王国』
サイゴーク大陸の北部東側を領する大国。パラッツォ教による大陸進出が最初に行われた国でもある。
一部の貴族達による信徒弾圧をきっかけに、教団と抗争を始めたが、兵力が圧倒的に勝る教団に負けて屈服した。
王都のトットリーブールは大陸で最も硬いと恐れられている要塞都市。
『ヨナゴルグ自由都市』
(ヨナーゴとも)
サイゴーク北東部にあるヨナゴル半島にある都市。サイゴークの覇王、イーズモーの暗黒卿によって整備された。
サイゴークの他の沿岸部やキンキ大陸の船が頻繁に出入りしている。半島そのものが街であり、人口15万人ほど。湾の東側には海の防壁たる細長い島々がある。
『イーズモー王国』
大陸中東部の国。北は寒冷地。大陸のほぼ全土を制圧した覇王・アルグレイブ暗黒卿という英雄がいたというかつての覇権国家。
現在では暗黒卿とは違う系統の王家が統治している。
王都はマツエスコー。かつては通話魔法などの技術を使った電信網がひかれていたが、暗黒卿の時代より技術が衰えてしまった今では、マツエスコーとその近辺にしか引かれていない。
<主な都市>
マツエスコー……イーズモーの王都。人口8万人ほど。暗黒卿の時代をしのばせる旧市街地は全て廃墟。しかし王都内ではインフラが整っている。
市中の至る所に電信網が敷かれ、『てれぽん』という通信機器で遠くの人と会話をする事ができる。
博物館では暗黒卿時代のエロ映像水晶を鑑賞可能。
ウナーン……マツエスコーの隣にある街。ヒッジランドにつながるヒーイ大河の船着き場がある。
『ヒッジランド』
大陸北西部にある王国。がちな土地柄で他国からの侵略に頑強に抵抗した歴史を持つ。
国土の大部分が山のためあまり豊かではないが鉱物資源に恵まれている。
女戦士ヴィクトリアの故国。
<主な都市>
ミョージバーグ……ヒーイ大河にある川岸の街。ヒッジランドの首都であり玄関口のうち1つ。規模はそれほど大きくない。
ターケハール……ヒッジランド北西部にある小さな城塞都市。
ウラスコー……ターケハールの近くにあるウラスコー小盆地にある町。前のヒッジランド王朝の創業の地。
『スオニア王国』
大陸南西部にある歴史ある小国。イズヴァルトの母の故郷。世界宗教であるマハラ教の聖地がある。
★キッカワンテス★
スオニアの南西部にあるスオニア王家の庶流が領する地。マハラ教の聖地があり、その門前町の矢銭で莫大な収益をあげている。
◇キッカワンテス家について
暗黒卿の時代のスオニア国王と旅の女エルフとの間に産まれた娘が始祖。
代々女ばかりが生まれ、強力な魔力と銀色の髪を受け継ぐという。
当主は必ず女が就くとされている。
生まれる娘の名前にはセカンドネームにしきたりがある。
長女がヴェロニカ、次女がセーニャ、三女がシルヴィア、四女がマルチナ、五女だとエーマ。
ただ、一人しか娘が産まれなかった場合、セカンドネームをセニカに変えられる。
(セニカはキッカワンテスの始祖の名前。)
銀髪でない娘が産まれた場合、『呪われた子』としてマハラ教団に預けられる事になる。
■カントニア大陸
世界の南東部にある大陸。
冷涼で乾燥した気候の大地。
平野部が多く北部には騎馬の民が多くいる。
農業に適しているが、会戦がし易くよく国家間戦争が起きる土地柄。
南西部のツックイー森林地帯に白エルフが、もっと西のカイロネイア山地には褐色エルフが住まい、北西部のミナッカミニア山地には金髪碧眼で最大勢力の金色エルフが住む。
少ないながらゴブリンも住む。
大陸西部にあるテンモーク山地とヨコセラス盆地には、エルフの枝族である有翼人と魔族のハーピィがいる。
★主な国
ヒッターチ帝国
大陸北東部を過半を領している軍事国家。
土地の広さに比して人口は少ない。
首都オアラポリスは港町。
皇帝城のアンコティノトンは防護魔法も施している鉄壁の要塞。
ウマヤーノ共和国
大陸北西部を領している共和制国家。
最大の人口とミナッカミニア山地の金色エルフを掌握する超大国。
後述するツックバー神聖帝国の旧臣が支配階層を占めている。
首都のタカレストは人口60万以上。
イズヴァルトの時代では世界最大の都市。
ツックバー神聖帝国
ヒッターチの南にあり、犬猿の仲。
ヒッターチとの国境に隣接するウーラ要塞は世界最強の要塞。
豊かな国だが凡愚以下の皇帝が帝位につくということで有名。
かつてはウマヤーノ共和国がある地域に植民地を持っていたが、統治力の衰えのせいで独立を許すこととなってしまった。
コーガ王国
大河と湿地帯に囲まれた土地を領する小王国。
かつては古代ムサシノ帝国の一大都市が築かれていた。
肥沃な土地と湿潤な気候に恵まれ、作物はよく取れる。
エドニア王国
大陸南部の海洋国家。
サガミニア地方の東にある。
エルフたちとの交流で混血児が割と多くいるが、軍隊は陸と海ともに大陸最弱。
ウツノミーア王国
大陸北部にある国。
土地面積は広いが山や荒れ野ばかりで不毛。
金色エルフの遊牧民が北部で暮らしている。
王国ではあるが国王自身にあまり求心力が無く、実態は各地に散らばる小領主たちの連合王国といった趣きとなっている。
この国の戦士は勇猛だが、猪突猛進が過ぎて戦争には向いていない。
■ムーツ大陸
世界の北東に浮かぶ大陸。
冷涼で冬場は雪に閉ざされる土地ばかりである。
もう1つの亜人種であるオーガ族がいるのはここだけ。
北部はゴブリンの大規模な部族がある。
南北に連なる長い脊梁山脈によって、東と西で分かれている。
かつては鬼族の王・アテールイを祖とする東側のワターリ王国と、オーガの海賊王・チアン=カイシェックによる海賊帝国とで二分されていた。
★ワターリ王国
かつて大陸の東側を制していた王国。
英雄・アテールイの末裔
しかしイズヴァルトの時代では分家筋で家臣筋となる各大公家によって著しく直轄地が無くなり、今では古都とその周辺だけしか土地は残っていない。
エルフのイナンナはこの国と大変縁が深い。
(イナンナは数代前の王の母親。彼女はワターリの大公たちにも重く見られている。)
ミョーゲチャコフ大公国
大陸の南東の端にある小国で、海峡を挟んで隣接するヒッターチ帝国と、親交を結んでいる。
ゴブリンが多く住み、馬も飼育されていることから騎兵の育成が盛ん。
大公とその一族もまた、ゴブリンの血を濃く引いている。
公国が有する『騎馬愚連隊』は、兵数は少ないながらも世界最強の軽騎兵集団として恐れられている。
アイヅバルド大公国
大陸南東部を広く領する国で、周囲は山地に囲まれている。
ミョーゲチャコフの西に隣接している。
国境は山脈となっており、西のアイヅバルド高地と東に広がる平野とで大きく分かれている。
アイヅバルド高地にはオーガ達が多く暮らしており、天然資源も豊かだが、冬は厳しい。
南側は海に面していてカントニア大陸のウツノミーアと接しているが、国同士の仲はあまりよくない。
ダテーゾフ大公国
大陸東側中部に広がる肥沃なセンダニア平野を有する大国。
大陸では後述するクボーニコフの次ぐらいに人口と経済が豊か。
ワターリ王家の親族であり家臣筋の筆頭だが、専横がひどく、隣接していた小公国を圧して僻地に転封させるという酷い振る舞いをして他の大公国から嫌われている。
『忠烈編』で言及されるニガタケグラードは元々、ダテーゾフが持つ土地だった。
クノーヘ公国
ダテーゾフの北にある大公国。
広いが東は深い山地、西は脊梁山脈に囲まれ、雪ばかりの不毛な土地が広がるために人口はきわめて少ない。
ここに住むオーガ族は大陸でも最も精強だと言われている。
南側にはアテールイが籠ったとされる秘境であり聖地のヒラーイズミ山がある。
英雄アテールイの本家があり、大公家は親交を続けている。
娘を嫁入りさせたり養子を受け入れたりと仲を深めているが、それがワターリ王家の不忠だとナンブロシアから批難されている。
ナンブロシア大公国
大陸の北端全域を領する大公国。
脊梁山脈が途切れているため平野の面積は極めて広いが、大森林が広がり耕地が少なく、人口もそれほど多くはいない。
大陸でも最大の数を誇るゴブリンの大部族が暮らしており、大公家と拮抗する政治的な発言力を持っている。
★クボーニコフ王国
大陸西側の過半を領する海洋王国。
黒王は海賊王・チアン=カイシェックの末裔を称している。
オーガ族による水軍衆(海賊)を有し、世界最強の海軍を持つと言われている。
領土欲は旺盛で、パラッツォ教により半ば空白状態となったエチウ諸島や、キンキ大陸のアヅチハーゲンを実効支配しようと軍艦を向かわせることがしばしばある。
南のユーリポフ13王国やさらに南の都市国家群の盟主であり、彼等から兵や資源を得て外征に充てている。