聖騎士イズヴァルトの伝説【新編】・まとめ 作:CHACOとJAGUAR
ピピン王子が気にかけていたのは、我が子・ウーゴ王子の事であった。
彼は跡継ぎと思っているウーゴを、シマーヅに縛り付けずにのびのびと育って欲しいと考えていた。
身体は大きくでっぷりとしていて、ちんちんも1日3回は射精ができるぐらいに成長していたが、気質は穏やか。武芸者よりも文官のほうの気質だと思われた。
しかし実母エレクトラに似て、魔法の才がある。チンゼーではよき魔道の教師はあまりいなかった。しかしイズヴァルトの近くには、
「はうう……はうう……」
腰布をめくってサキュバスのオーラフに、大きなおっぱいでちんちんを『乳ずり』されて悶える我が子を見て思う。優れた魔法の使い手がたくさんいるのだ。そして彼女達は実践を兼ねた『ちんトレ』を施してくれる。
「ピピン、ウーゴくんもだいぶ成長したな?」
「はい、兄上。僕はウーゴに世界を知って欲しいのです。その為にも今は、チンゼーに留まるのではなく、イズヴァルトさんと旅をしてほしい」
『養女』として育てて来た、エレナとオリガにも同じ思いを持っていた。特にエレナである。
エルフ達の見立てによれば、彼女はエレクトラの魔道の才とイズヴァルトの武才の両方を受け継いでいるそうだ。それからおっぱいが膨らみかけ始め、そろそろ生理も起こるらしい。
彼女はそろそろ、自分のことを決める最初の段階に入りつつあった。シマーヅにいると姫君として他家に嫁ぐ以外の道しか無い。それでは両親から受け継いだ才能が無駄になると思われた。
「イズヴァルトさん、ウーゴのことと、エレナちゃんとオリガちゃんのことを頼めませんでしょうか?」
「承知いたした。ツダサンチョーどのの最後の試験に受かる時まで、拙者がお引き受けいたそう。ただ、そこから先、クボーニコフを『おしりぺんぺん』する旅には同行させられぬでござる。危険でござるからな」
ピピン王子は涙をこぼしながらイズヴァルトの手を取った。
かくして、このシマーヅの王子は故国へと戻ることとなった。仲間がまた1人、去ってしまった。
【ギルバート=カツランダルク注:イズヴァルトのサーガにおいて、ピピン王子の登場はここまでである。彼はこれより3年ほど後、サイゴークへの旅の最中に失踪した。最後の消息があったのはイナーヴァニアだ。トットリーブールにいた司祭騎士の手による日記によれば、『食人姫』の闇討ちに加わったと記されている。】
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仲間が離れる悲しみは、堪え難いものがある。エドニアでは異界からの『ゆうしゃ』たち。そして生き別れではあるが、ピピン王子が去って行った。
イズヴァルトはピピン王子を港から送り出すまではにこやかだったが、その後は彼を想っておいおいと泣いた。
かのシマーヅの王子は武芸の稽古を共にし、気心が通じ合った。弟みたいなものであったが、男色の相手でもあった。幾人かの男達とその手の関係を持ったが、ピピン王子は最高の相手だった。
あのでっぷりとした身体に抱かれながら、尻穴を突かれたりちんちんをしゃぶられたのを思い出し、慕情を抱いてしまった。ピピン王子の縦割れたアヌスは素晴らしかった。感度もよく、すごく可愛らしい声で「イズヴァルトさぁん♥」繰り返し叫んでくれた。
「うう、ピピンどの……拙者はとても寂しいでござるよ」
しかし寂しがってはいられない。ピピンには王子としての責務があり、自分には『ゆうしゃ』となる目的がある。
それと、今のイズヴァルトは男同士の色恋よりも大事なものがあった。揺れる船室のベッドに組み敷く愛する妻であり『軍師』の、ローラ=ラダトゥム=セアックであった。
「い、いじゅばるとどのぉ♡」
彼は背を向けて突き出していた彼女の肛門を、野太いもので貫きながら喘いでいた。このだるま女のアヌスはピピン王子よりも感じ易かった。いいや、サキュバスの尻穴と同等ぐらいの感度であった。
「も、もっと深く突き込んでくださりませぬかぁ♡ おおふっ♡ おおふうっ♡」
しゃべり方はアレであるが、とても可愛らしい声である。童女のそれのように聞こえた。ちょっとぽよぽよしたすけべえな体つきをしていたが、赤ん坊のような愛らしさに満ちた不思議な女だ。
「ローラどの。そなたのしりあなちゃんがぐにゅぐにゅといって拙者のおちんちんを困らせにくるでごじゃりゅ♥」
「そ、そうですかぁ♡」
「奥の方もしゅごい締め付けでごじゃりゅよ♥ どこもかしこもぬめぬめっとしてて、ぶわんぶわんなお肉がついてごじゃりゅ♥」
ローラは蕩けた笑みを浮かべてうなずいた。彼女の尻穴の奥だが、ちんぽを挿れるとたくさんの体液をにじみ出す。淫魔の尻穴とまったく同じの仕組みであった。
結合部でぶちゅぶちゅと卑猥な音を立てながら、イズヴァルトはローラの尻を貪った。しばらくして、彼の陰茎は大きな脈動を起こしてローラの直腸に注いだ。
「ふへええ♡」
栄養価満点のザーメンを肛門で摂取したローラの尻が、嬉しさのあまりにぷるんと揺れる。ペニスを抜くと開いたり締まったりしていた肛門から、とろりと精液がこぼれ出た。その下にあるヴァギナは、ぱくんと開いたままゆっくりと震えていた。こちらも精液まみれだった。尻穴の前に致したのだ。
「はあ。落ち着かぬでござるよ、ローラどの」
イズヴァルトは愛するだるま女の身体を引き寄せて抱きしめた。彼女を自分の腹の上に乗せ、たっぷりとした乳房を見て目を満足させ、柔らかくてふわふわとした肉がついた臀部を肌で感じた。
「そこまでピピンさまをお慕いなされていたのですな?」
彼女は「にひ♥」と笑った。イズヴァルトが王子と仲良しエッチをするところを何度かのぞき見たことがあった。
「ピピンさまのおっぱい、おいしかったですかな♥ にひ♥」
気が高ぶったこの男が、ピピン王子の『おすもうおっぱい』をちゅうちゅうと吸ったところまで目撃していたのだ。
「……きもちわるい笑い方でござるな?」
「いひひ♥ 殿方同士の性愛を見て、興奮せぬ女はおりませぬぞ♥」
「……おおかた、サキュバスの血がそうさせるのでござろうに」
イズヴァルトは同行しているエルザとオーラフがよく、ウーゴ王子がイナンナの『ちんトレ』を受けて射精するところを物欲しそうに見ていたのを思い出した。
王子が「ひゅううん♥」と悶えながら、ぴゅるるっ、と放つと目を輝かせ、舌なめずりをしていたのだ。彼女達からは食欲を掻き立てられるようなものだと聞いていた。男が手淫をして射精するだけの映像水晶で自慰行為にも励んでいるのだとも。
「とはいえ、ウーゴどのの身元を預かったからには、いろいろなものを見せてあげねばならぬでござる。それと、立派な王子様にもなっていただかねばな」
「きっとそうなりましょう。わたくしめも力の限りを尽くしましょうぞ」
その返事をイズヴァルトは心強く思えた。ローラは軍学を学んだ賢人である。帝王学は存じておらぬが、一国を率いる人物としての基礎的な知識を教えることはできるだろう。
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次の日からローラによる、ウーゴ王子への『授業』が始まった。船の彼女の部屋で、王子は筆と紙を持たされた。エレナとオリガも一緒だ。
ローラは常日頃持ち歩いているメモ用のノートを開いて王子たちに呼びかけた。
「まずは経済の授業を始めましょう」
経済の基礎。法の抜け穴を調べろ。いいネタがあったらかまわず拾え。ライバルはどんな手を使ってでも出し抜け。しかし価格設定はぼったくるな。
「ローラせんせい、それは……」
商売についての話ではないだろうか、とウーゴは指摘した。
「む? さようでございますかな?」
「『けいざい』と『しょうばい』は違うと思います。僕がお父様やお城の家庭教師に聞いたのは、『けいざい』とは国や社会を豊かにすることで、お金をもうける方法ではないって」
「あは……確かにそういわれると、さようでございますなあ」
わざとらしく苦笑してごまかすローラを、エレナとオリガが「ちゃんと教えろ!」と叱り飛ばした。
ウーゴ王子もただの勉強よりも、この船の書物庫にあるもので、面白そうな本を紹介してほしい、とローラにねだった。彼女はイズヴァルトとほかの男達のちんちんと遊んでいる以外は、この船にある本を読んでいたからだ。
「ただ、兵学の本や嫌です」
「どうしてですかね、王子?」
「だって、網元の娘あがりの実績が疑わしい似非軍師なんでしょ? 僕、実戦経験豊富なパオレッタさんとマリアさんに軍の動かし方とかを教えられていますから」
ウーゴ王子がきっぱりと言うと、エレナとオリガが「そうだ! そうだ!」とはやしたてた。
ウーゴ達はエルフ達から兵法を学んでいた。人形を使った籠城戦のシミュレーションや、素読、つまりは、カントニアの兵書を子供向けに要約したものを読まされていた。異界の書物である『そんし』や『さんごくしえんぎ』といったものも、教えてもらっていた。
「はああ……そこまで信用されませんか。軍法に関しては」
ローラは悲しくなってしくしくと泣いてしまった。だが、情を誘おうとする彼女の魂胆は、純真でまっすぐな目をした子供達にはお見通しだった。オリガはこっぴどくしかりつけた。
「泣いてごまかせると思ってたら大間違いズラよ! とーちゃんに言いつけるなんてのもご法度ズラ! 大人なんだから年下のもんにすげえと思わせることの1つや2つ、見せてみろってもんズラよ!」
「ああ……もう泣いておりませんとも。しかし面白い本を教えるごときで大人の凄さがわかるものではございませんが……」
でもとりあえずは、ウーゴ王子が面白がれそうな本が無いかと一緒に書庫へ向かった。エルフ達が持っている本は多種多様であった。官能小説まがいの文学から技術の本、それから歴史書に至るまで。ジャンルに偏りは無く幅広かった。
「これなんかどうでしょう。歴史小説です……確か」
ローラは自分も読んでいた本をウーゴに渡した。とある帝国の姫が、反乱軍の手によって処刑される時に時間をさかのぼり、反乱をなきものにする為に奮闘する物語だ。
「『てぃあむんてーこく』? そんな国ありましたっけ?」
チンゼーやシマナミスタンにも無い国である。ぱらぱらとめくると、その姫が未来の反乱軍の首謀者と、『なかよしエッチ』をして友情を紡ぐシーンに出くわした。顔をしかめながら読み進めた。その巻の終わりの台詞を読み上げてみた。
「……男なんてちょろいわね。ナマでやらせればイチコロだもの。この方法を使えばきっと、首吊り台に立たなくて済むかもしれないわ。おーほっほっほっ!」
「随分と性格が悪い姫様ズラなあ? これ、本当に歴史小説ズラか?」
エレナが口をはさんだ。彼女はちょっとばかり歴史に詳しかった。どの大陸にもかつて、『てぃあむん』なる国は存在しなかったのを知っていた。
「ローラちゃん、これ、異世界の話じゃないかな?」
「む、そうなのですか?」
「ていうかこんな国、たぶん存在しなかったと思うよ。おまんこで平和が保てるなら、かーちゃんが言っていた『えじぷと』の『くれおぱとら』とかいう女王様も、『かえさる』とかいう将軍様の跡継ぎとヤッて国を残せてたよ?」
ローラはエレナが言った人物や国の名前を聞いて、「はへ?」と首を傾げた。無理もない話であった。エレナは転生者である実母や義理の父親から彼等の前世の話を聞かされていたが、転生者でもないローラには聞き慣れない名前であったのだ。
「それとたぶん、この本は『転生者』が書いた『盗作モノ』だと思うよ?」
「どうしてそう思われるのですかな?
「だって話の筋が安易というか、カリパクしたもののようにちゃっちいんだもん。本当の話があるはずだよ。同じ題名のもので無いかな?」
ローラは積まれた本の背表紙を確かめてみた。もちろん、その本の『原典』なるものはどこにも無かった。その代わり、エレナの母親の前世の世界について書いてあった本を見つけた。
「ほほう……」
ローラは熱心に目で追った。ウーゴ王子とエレナが、どんなことが書かれてあるのかと尋ねた。
「動力機関について書かれたものでございまするな」
「へえ。違う世界のものを動かす装置のこと?」
ローラはうなずいた。書物には蒸気で動く車輪の車や、水力や風力で起こす電気のことが書かれてあった。
「ねえねえ、これを一緒に読んで!」
ウーゴ王子が食いついて来た。エレナとオリガも興味を示してローラに頼んだ。
「よろしいでしょう……しかし魔法でなんでもできるのに、物を焚いたり回したりして力を生む装置というのは、なんとも無意味の様に思われまするが……」
とはいえ、その書物はウーゴ王子の手によってシマーヅ国に広まり、数百年後ののちにチンゼー一の科学立国と称されるもととなった。
果たして、その理由はいかなるものであったのか?
その続きについてはまた、次回にて。