聖騎士イズヴァルトの伝説【新編】・まとめ 作:CHACOとJAGUAR
ダテーゾフの陣を訪れてから5日後のことである。イズヴァルトらは馬上の人となっていた。
鬱蒼とした森の中、かすかに土が露出したところを進。ミョーゲチャコフとアイヅバルドの国境沿いにある、アブクマエル河の近辺の森だ。
河を渡ればアイヅバルドだが、川幅はとても広く、底は深い。まだ氷が張っておらぬゆえ、歩いて渡ることもできなかった。
「ローラどの、果たしてこの策で、ダテーゾフ大公を心変わりさせられるでござろうか?」
イズヴァルトは傍を進む、荷車の中のローラに呼び掛けた。荷車はのぼりを片づけ、代わりに小さな帆を後ろに張って、誰も押していないのに勝手に進んでいた。イナンナらエルフの風魔法の力で動いていたのだ。
「なんとかなるでしょう。ふうむ」
荷車の後ろの穴から、ローラの生尻が出て来た。
丸みを帯びた艶やかなそれの真ん中にある窄まりがぷすっ、と鳴った後、景気よく、ぶりゅぶりゅぶりゅ、と音を立てた。イズヴァルトは、湯気を立てるそれを見て笑った。
「形が崩れておらぬでござるな?」
馬と荷車の速度はゆっくりだ。ローラの尻穴がひねり終えてきゅっと締まると、樹木の間から1匹の黒い犬がやってきた。
そいつはローラがひねり出したものに鼻を近づけるとうまそうに喰らった。あらかた食べ尽くすと股間のものがにょっきりと膨張し出し、にょっきりと肌色の実をさらけ出した。
「はっはっはっはっ!」
興奮した目つきをローラの尻に向ける。
「ローラさん!」
犬が人の言葉でローラに呼び掛けた。ただの犬ではなかった。ムーツの魔獣だ。オーガの間では『イヌガミ』と呼ばれている種族だった。およそ100年ほど生きるという。
「おちんちんがいらいらしっぱなしです! よろしいですか!」
「もちろんですとも♡ はい、どうぞ♡」
イズヴァルトは気を遣い、馬の歩みを緩めた。同時にローラの荷車が受ける追い風もおさまった。ほぼ止まった状態となった。
ローラは尻穴をもっと強く突きつけた。犬は荷台の後ろに飛びついた。糞まみれのローラの尻に勃起を突っ込み、激しく腰を振った。
「わんわんわんわんわん!」
「おほおおっ♡」
「も、もう出ちゃいます! 耐えられないっ!」
犬の魔獣のちんぽは激しく脈を打った。その尻が震え、陰嚢がぐにゅんとうごめいた。
魔獣のちんぽとうごめいているローラの尻穴の隙間から、大量の精液がどろりと垂れた。
「あはぁ……♡」
ローラはうっとりとした目で余韻に浸るが、犬の魔獣は勃起が収まらず止まらなかった。
「あおおおん! おおん! おーん! おおおおおん! もっと、もっとしたいです!」
「ど、どうぞ♡ 切れ痔になるまでしちゃってください♡」
「やった! ありがとうございます! わおおん! わおーん!」
犬ちんぽがローラの尻穴の奥を激しくつつく。ぶっといものが肛肉がこすれるたびに、ローラはよだれを垂らして「おおん♡」とうめいた。
魔獣の陰茎がまたも止まり、びゅるる、びゅるるとローラの直腸に精液をぶっ放した。ここでようやく勃起と発情が収まった。
犬の魔獣はローラの尻穴からちんぽを引っこ抜いた。精液と糞便にまみれたそれは、凄惨な生々しさであったが、イズヴァルトのちんちんを激しく脈打たせた。
「はうう……♡」
ローラの肛門は絶頂の余韻に浸っていた。直腸の奥がのぞくぐらいに大きく広がり、中から精液をとろとろと垂らして、ひくついていた。
魔獣はそれを舌で清めはじめる。肛門の皺をねっとりと、力強くなぞる舐め方だった。
「ひょ♡ ひょおおんっ♡」
間抜けな声をあげてしまったローラは、もっとアホな声を出すこととなった。
たっぷりと唾液が含まれた舌が、べろんべろん開きっぱなしのアヌスをべろん、べろんと舐めたからだ。
「ふひい♡ ぬめぬめしてて、きもちいい♡」
絶頂を覚え敏感になってしまった尻穴の悦に負けて、膀胱が緩んでしまった。
ローラは尻を動かし、女陰をさらすと、そこから、じょろろろ、と小水を放った。そこでようやくお清めが終わった。
「ローラさん、おいしかったです! また食べさせてくださいね!」
「は、はあい……♡ またうんちを食べにきてくだしゃいね……♡」
この一部始終を見ていたイズヴァルトは、魔獣がうらやましかった。ローラのうんこを、さも美味しそうに食べたからである。
食べられるのなら食べてみたい。
実際に10か11の頃、何もかもが愛くるしい『うんちぶりぶりおしゃぶり姫』の可愛い尻穴から出されたひねりものを食してみた。
かわいい侍女が出すものは、さも美味しいものだろうと思ったが、それは甘い夢だと、現実は彼に突きつけた。
食して1か月ほど下痢と嘔吐に苦しんだ。どんな鍛錬や激闘よりも辛い経験だった。その苦い記憶があるから、食糞には二度と手を付けたくないと心に誓った。
「ううむ……でも、心が迷うでござる。イナンナどのにおくすりをもらえば、なんとかなるでござろうか?」
ローラがこちらを向きながら、肛門が開きっぱなしの尻を振るのを目にした。
「イズヴァルトさま。おしりを清めてくださいませんかね?」
「『いぬがみ』どののお清めできれいになっている様でござるよ?」
魔獣の舌により、確かに肛門のまわりの糞便はきれいさっぱりと消えていたが、尻穴からはまだ、精液がこぼれ出ていた。
「もうしばらく眺めていたいので、そのままにされるでござる」
「やですよう。洗ってください」
「では、こうしよう。あの魔獣どのの飼い主に頼んでくるでござる」
あの魔獣だがただの野良では無かった。同行する、『牙愚連隊』が雇っている軍犬だ。1日に肉2斤と、おいしい草二束を配給しているそうだ。
その彼等だが、イワキエルの遊牧民エルフと共にイズヴァルト達の前方にいた。両側の森の深いところにも。
イズヴァルト達はパオレッタ達のほかに、イワキエルの遊牧民と『騎馬愚連隊』の一部、併せて2000人と共に、とある場所を目指していた。
ダテーゾフの大公がいる都・フルカワグラード。そこが目的地だ。街道を行けばナカムグラードから300キロほどの道のりとなるが、此度は迂回路を取ることにした。
まずはワターリ王家の本拠・アオバグラードに入り、そこで国王を説き伏せて錦の御旗をぶんどる。
それから一気にフルカワグラードへと駆け、殴り込む。
ダテーゾフはあくまで、ワターリ王家を主と見なす大公の国である。
御旗を掲げ、大義は我にあり、と示した上で都を襲えば、きっと大公は和平を言い出すに違いない。これがローラの作戦だった。乾坤一擲の大勝負とも言えた。
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道中、ダテーゾフの小部隊と何度か小競り合いがあったが、すべて蹴散らしてワターリ王家領へと入った。出発してからたった2日であった。
ヒッターチの騎馬民とムーツの騎兵は脚が速く、強靭であること当然のことであった。
【ギルバート=カツランダルク注:サーガにおけるこの記述は疑わしい。ユリアゲツクからアオバグラードまで、直線距離で150キロほどだが、イズヴァルトたちがとったアブクマエル河を辿ったルートだと、その倍以上はかかる。私はミョーゲチャコフの早馬騎手に聞いてみたが、せいぜい1日50キロが限度で、2日や3日では着かないそうだ。】
アオバグラードとその周辺は、七公国の名目上の主である、ワターリ王家の領地であった。ダテーゾフ大公から見れば、猫の額ほどの狭さだ。
国王領は100年前まで臣下に負けぬぐらいに広い領地を持っていた。北は初期の王都だったタガレンコフ、南はそれこそ、ユリアゲツクまで広がっていた。
しかしそれらの土地は、勢いづいた分家のダテーゾフに奪われた。最後に割譲を迫られたのは、大陸屈指の貿易港でもある近くの港町・ニガタケグラードだ。50年ほど前の話である。
この港を奪われたのが痛かった。ワターリ王家は貧乏になってしまった。
かつては妾を含めて多くの妻を囲い、30人も40人も子供を作って、他国の養子や嫁入りに送り込んだ。『洞』と呼ばれる結婚同盟で、一定の権威を得ていた。
しかし今となっては嫁は1人だけであった。おもてだって妾を囲えないのには、理由があった。
正妻と男児を含めて3人か4人子ができると、国王は輸精管を切る手術を受けさせられるという。
今ではワターリ王家の実質的な後見者たる、ダテーゾフよりその法令を押し付けられていた。貧乏で多くの子を養えないというのが一番の原因だった。
「……ひどく、荒れ果てた土地でござるな?」
原っぱばかりのアオバグラードを見渡して、馬上のイズヴァルトは傍に来たゲオルギー公子に言った。
「そうだっぺ。ここと南のイワヌコフだべな、王様の領地は」
イワヌコフは海沿いにある。しかし漁村と農村ばかりだ。大した収益は望めなかった。
「おやじどのとアイヅバルドの殿様がすこし、生活費を工面してやっているっぺよ」
「国王どのから富を奪ったダテーゾフ、許すまじでござるよ。決戦でとっちめて、おしりぺんぺんを致すでござる!」
そこから東へしばらく進むと、アオバグラードの宿場と山に建つ王城が見えた。
宿場は山から湧く鉱泉を引いていたが、宿屋は3軒ばかり。民家に至っては10棟あるか無いかだ。商店も品ぞろえが悪かった。
アオバグラード城は、大きな山の三合目ぐらいに建てられ、ひどく小ぢんまりとしていた。最盛期には山全体が城だったと、100年以上前の事情をよく知るイナンナから聞いたが、今となっては見る影も無かった。
番人がおらず、もはや門とも呼べぬ、腐りきった材木を構えただけの表門をくぐり、砂利がごろごろと転がる坂道を登る。殆ど草ぼうぼうだ。
とはいえ空掘の跡や要所要所に配された櫓曲輪の跡を見てイズヴァルトは、なかなかに攻め難い城だとつぶやいた。坂道は直線かと思いきや、うねうねと蛇行していたのである。
「ゲオルギー殿。この坂道以外は崖でござるか?」
「んだ。馬じゃ絶対に登れねえべ。おやじどのは、整備し直せば難攻不落の城になると言ってたべ」
「で、ござろうなあ」
あくまで魔法攻撃が無い場合、という場合に限ってであったが。
本丸へと昇った。城は二階建てで、天守というより館であった。外壁もぼろぼろで屋根には穴が開いているところがある。
七公国が頂く、ムーツ東部の王の城にしては、とても心頼りないものであった。荷車から出され、この数日で何故か仲良くなったホージュリアに抱きかかえられながら、ローラは深い溜息をついた。
「……こんなんでは勅状をいただいても、ダテーゾフ大公をぎゃふんと言わせることはできませんな?」
「そうまで気落ちしなくてもええズラよ。いただけるもんはいただいちまえ」
そう言ってイナンナが進み出た。館の入り口から数名のオーガの戦士が武器を構え、こちらにやって来た。
「むっ? 拙者らを賊と間違われたのでござろうか?」
「そうじゃねえズラ」
ここからは国王との交渉まで自分に任せろと、イナンナが皆に告げる。
「ほう、イナンナどのが? いかようにしてでござるか?」
「まあ見てていろズラよ」
さて、このツックイーの女エルフは何故、この様に申し出たのか?
その続きについてはまた、次回にて。