聖騎士イズヴァルトの伝説【新編】・まとめ 作:CHACOとJAGUAR
「……そうして長い間探し回った結果、『氷雪の栄光』はヒラーイズミ山中にて発見しました。
よって次の行動は、イズヴァルト=シギサンシュタウフェンの『ゆうしゃ』のための最終試験といたします。
引き渡しについてはイズヴァルトが予定している、クボーニコフ王城への強襲作戦の後になります。
ヴァネロペからワターリ王に手渡し、王家の宝物庫にあった歴代の王の指揮棒の1つ、という態でイズヴァルトに渡してもらうという算段を進めております。
あの男が手に入れたものは、実は伝説の武器だった! というイベントに仕立て上げることで、『ゆうしゃ』としての箔がつくことでしょう。
それでは引き続き、計画を進めてまいります。」
オーガの里にあるヤギウセッシウサイの借り家にて。
あてがわれた部屋の文机に向かっていたツダサンチョーは、ペンを置き、大きく背伸びをした。
これで魔竜に送る報告書は完成だ。後は誤字脱字が無いか、内容に魔竜を激怒させる記述が無いかのダブルチェックの時間だ。
「おい、アナ」
後ろを振り向いてお付きのサキュバスを呼ぶ。さっきから「ぶひいいい……」と、豚の様ないななきを聞きながら、彼は文を書いていた。
「ぶひいい……」
いななないていたのはヤギウセッシウサイだ。彼は2人のオーガの女に抱き着かれ、ズボンをずり降ろされていた。女達は全裸で、張りのある大きな乳房をセッシウサイの身体に押し付けていた。
引っ張り出されたペニスは1メートルにも及んだ。普段はくるくると回っているが、みょーんと伸びていた。勃起をしていたのだ。
それをアナに握られ、舐られていたのだ。ペニスの先には大き目の革袋がついていた。その中にあるのはとんがった先端部だ。
オーク族のペニスだが、それ全体が粘膜で、亀頭の様に敏感だった。それを優しい手でさすられ、舐められると我慢ができない。
「ぶひいいいい!」
どくっ、どくっ、と大きく脈を打って彼の精液が革袋の中に送り込まれた。アナはそれを掴みペニスから抜く。革袋をオーガの女達に手渡した。
「はい。革袋いっぱいの『ザーメンラード』よ。料理に使ってね?」
「ありがとうごぜえますだ!」
女達は革袋を手にすると、喜びながら部屋を出て行った。オーク族の精液は脂分がたっぷりとある。塩味もきいており、炒め物で使うのに適していた。しかも栄養満点である。
「ぶひいい……今日のところはこれで終わりだろうな?」
「え? おしごとをしたワタシのこと、ねぎらってくれないんですか?」
丈の短い薄衣を1枚着ただけのアナは、裾をめくって発達した尻と秘所をヤギウセッシウサイに見せつけた。肛門も陰裂もひくひくと動いている。どっちも使って楽しませて欲しいという意思表示だった。
「おい、アナ!」
ツダサンチョーが怒鳴った。おまんこはボクが頼んだ仕事を終えてからにしろ。
「この報告書の校閲をやってからだ! それからセッシウサイに孕ませてもらえ!」
「はーい。わかりましたー! (心の声:ちっ。うるせえな腐れホビットが!)」
アナは報告書を受け取った。するとハーフリングは着ていた『きもの』の裾をはだけ、強く勃起したペニスをアナに見せつけた。
「ついでにお前のおまんこで労ってくれよ。1時間もヤギウセッシウサイのきたないいななきを聞きながら書いたんだからさ?」
「はーい。 (心の声:しゃらくせーな。お前はシコってろよ。)」
アナはその場で寝ころび、脚を広げた。偉そうなツダサンチョー相手にはやる気が無かったが、秘所はしっかりと濡れていた。
ツダサンチョーがその間に割って入る。アナはそれだけで絶頂を感じた。動き始めると色っぽい声が出てしまう。しかし視線は手紙に集中していた。
「おい、報告書の内容はどうだ?」
「あふっ♡ はううっ♡ んまあ、ヴァネロペさまのポータルを使ったずるのことを書いてないし、いいんじゃないんですかね♡」
「だろ? ボクのちんぽとどっちがいい?」
「……両方です♡ (心の声:てめーのちんぽなんてどうでもいいんだよ。さっさと精液だけ寄越せコラ。)」
2人の交合と手紙についての話し合いは続いた。その間、ヤギウセッシウサイは目のやり場に困って、立てかけていた1本の指揮棒を手に取って見つめることにした。
1メートル30センチほどの長さの、四角い指揮棒である。ミスリルでも玉鋼でもない、この世界のこの星には無い、まるで異質の素材でつくられたものである。
銀色に輝くそれにはびっしりと文字が刻まれていた。古代のオーガの言葉である。
「氷の王は決して認めぬ。これを持つ者を私利私掠の為に用いることを。
我の力は世をたださんとする者のみに与えられるものぞ。
氷雪は決して無情にはあらず。守る慈愛を持つものなり。
認められし者よ心せよ。さすれば栄光はそなたの上に輝かん。」
これこそがムーツの秘宝、『氷雪の栄光』であった。重さは10キログラム。かつての英雄、アテールイは戦場でこれを振るった。
この指揮棒には水と氷と、凝結の力がそなわっていた。その力を引き出せば、10万や100万の敵勢を圧倒する力がある。
しかし仮に力を引き出せなくても、鈍器として用いても恐るべき威力を持っていた。
未知の物質を想像を絶するほどの高密度で形作ったこれには、突けばミスリルの装甲板をぶち破り、殴れば最上級の玉鋼の甲冑を容易くへこませる威力があった。
(まさに、力自慢のイズヴァルト向けの武器だろうな。)
ヤギウセッシウサイは思った。これを手にしたイズヴァルトはきっと、魔竜様に届きうる武力を持つに違いない。これの中に眠る力を引き出せれば、世界を相手にしても打ち勝つだろう。
(だが、あの男はその用途には用いぬだろう。わが友アテールイはきっと認めるに違いない。)
セッシウサイはそれの古代文字をじっと見つめる。この『氷雪の栄光』に穿たれたそれは、オーガの英雄の手によって刻まれたものだった。
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『氷雪の栄光』はヤギウセッシウサイの見立て通り、ヒラーイズミ山にあった。
しかし見つけ出すのに時間がかかったのは、全域が一部の魔法しか使えぬ『禁足地』で、これが眠っていたのが、ダンジョンのように張り巡らされている洞穴の奥だったからだ。
探索に利用できる魔法が使えぬ。しかも洞穴には獰猛な猛獣が巣くっていた。
そして洞穴の奥、アテールイのもう1つの墓となっていたそこでヤギウセッシウサイは手に入れた。
これをイズヴァルトの最終試験にするという手もあったが、いくらダンジョンについての勘が鋭くても、ヤギウセッシウサイ以上に時間がかかってしまっただろう。
『ゆうしゃ』として名を売るには、これを人里離れた場所で探し出し、見つける事ではない。これをぶん回して強敵をバッタバッタとやっつける、デモンストレーションこそが大切である。もっとも、イズヴァルトは世界各地でかなり名を知られていたのだが。
「うあん♡ ああん♡ ああんっ♡」
改めてアナの気持ちよさそうなよがり声を聞くと、ツダサンチョーが「うあっ!」と叫んでのけ反った。達した彼は『ごほうび』を残してペニスを引き抜いた。
「ユルユルだったけどちゃんとイケたね。じゃあアナ、今すぐコンゴウアミダラデンに行ってこい」
「わかりましたー! (心の声:お前が行け、バカ!)」
アナは報告書を持ってスッと消えた。ツダサンチョーの股間は勃起が続いたままである。彼は『氷雪の栄光』を握りしめるヤギウセッシウサイに言った。
「ボクらはそいつをワターリの王様にあげなきゃね。後ろに隠れているけど、イズヴァルトは間違いなくそいつを肌身離さず持つだろうさ」
「だと思えますな。これだけでも最強の打撃武器になります。そう簡単に折れることは無いでしょう」
「そういうことさ……おーい。邪魔なサキュバスは行ったから入って来いよ、お前たち!」
部屋の引き戸が開かれた。革袋を持って行ったさっきの女オーガ達が、素っ裸のまま入って来た。ヤギウセッシウサイはぎょっとなった。
「お前たち、どうしてその恰好のままで!」
「忘れたんけ? おらたち、セッシウサイさまのお世話係だべよ?」
「ついでにちびっこのおとのさまのお世話もしとるだべさ」
「いや、そこまでは求めてはいないのだが……」
女達は無遠慮にセッシウサイにまとわりついた。ツダサンチョーが不機嫌な顔で人差し指をクイクイ、とやると、うち1人が彼に抱き着いた。
彼女達はそもそも、女中にと里の長が寄越してくれた。見事な乳房と尻と、蠱惑的な顔立ちは確かに、夜の世話を求めたくなるものだ。
オーガの女は普通、夫か好きな男としか寝ないが、寡婦になると多少は奔放になるのが多い。
というか、ヤギウセッシウサイに惚れていた。オークの男はやたらとモテるのだ。大体、魔界の猛者であり偉丈夫なのだ。『強さ』はオーガの女に好かれる要件である。
とはいえセッシウサイはこれまで、料理用の『ザーメンラード』の提供の時ぐらいしか肌に触れることを許していなかった。
オーク族はやたらと精力絶倫で、1時間に1発おまんこの中に放たないと気が狂う、と言われているが、あれはデキの悪い通俗小説のひどい設定だ。あくまで、魔界のオークについてだが。
「さあさあ、楽になってくだせえ」
「は、放ったばかりだからではせぬぞ?」
「そうだべかぁ?」
女はヤギウセッシウサイの股間をまさぐった。途端に大きく膨れ上がってしまった。女のにおいと柔らかみもあって、彼は欲情してしまったのだ。彼は根は潔癖であったが、誘われると断れなかった。
ツダサンチョーが女に抱き着いて思い切り腰を振る。セッシウサイはズボンを降ろされ、みょんと伸びたそれを舐められ、おののいた。
ペニスはすっかり伸び切り、しっかりとした張りをつくっていた。
「そろそろ、べっちょができるようになったべな?」
「そ、そのようだ……」
女が壁に手をつき、尻を向ける。濡れそぼった女芯に引きずり込まれるかのように、セッシウサイのペニスがその中に入って行った。
遠く離れていて腰を動かしづらいだろうが、これはとんでもない代物だ。膣の中に入ったペニスは急にくるくるととぐろを巻いて、その中で勝手に動き出したのだ。
「おっ。おおおおお……」
セッシウサイはくるりと巻いたそれが受けている、膣の感触にため息をついた。欲情が増すと腰を動かさなくても、ペニスは勝手に上下し、彼の脳に快感を伝えた。
「あうう♡ 暴れん坊さんがおらのお腹の中でぐにゅぐにゅとうごいているべよ♡」
このオークのペニスというのは、何とも身勝手過ぎた。結合部のところで円を描いて会陰を包み、中に入ったものがまわるたびに撫でるのだ。
小陰唇とクリトリスをこすられるようになって、女はますます快感を深めた。ヤギウセッシウサイもだ。何せペニス全体が亀頭のようなものである。生暖かい膣を愉しみ、愛液でぬちゃぬちゃとなっていた会陰と触れ合って、強い快感を得ていた。
「ぶひいいい……これだから俺は、情けない!」
魔界のオークは本来、慎み深い者ばかりだ。性に溺れることを良しとしない。情愛を重んじ、身体のふれあいよりも心のふれあいを強く求める。
彼の様な『うりぼう族』や、白豚のような顔の『しろぶた族』はそうである。ただし、『くろぶた族』は欲望充足第一主義である。
「ぶひっ! ぶひっ!」
ヤギウセッシウサイは激しく身震いした。とうとう我慢がしきれず、相手のオーガの中に精を放ったのだ。
塞いでいた膣口から、どろっ、どろっ、と垂れ出た。オーク族の一回の射精は300ミリリットルほどである。
つまりは、そのぐらいの強くて長い放出感を味わうのだ。その快楽はニンゲンの射精の比では無かった。
顔を向け、喜悦の笑みを浮かべる女オーガを見ると、ヤギウセッシウサイは自分を恥じてしまった。
「我ながら……なんて無様な!」
「とっても良かったですべ♡ もう一度、お願いしますべ♡」
「ぶひいいい……」
陰茎は勝手に動き出していた。オーク族は慎み深い、というのは確かだが、性に溺れやすい体質でもあった。
またもペニスからの快感を受け、ヤギウセッシウサイは腰砕けになってしまう。
そこにいきなりもう1人の女が。サキュバスのアナだった。彼女は性交に悶えるヤギウセッシウサイの姿を目にすると、目を輝かせて彼に抱き着いた。
「ねえねえ。それが終わったらワタシにもお願い♡」
「ぶひいいいい……」
イズヴァルトの生涯の好敵手であったオークの剣豪もまた、女のおねだりに弱く、尻に敷かれやすい男でもあった。