聖騎士イズヴァルトの伝説【新編】・まとめ 作:CHACOとJAGUAR
ムーツ大陸の北部北側、広大なトォーノ地方を領し、北にナンブロシア大公国、南にはワターリ王家が持つセンダニア平野、西には脊梁山脈を隔てて、アキタスク共和国とヒヤマスヴィキ王国と隣接している。
(ヒヤマスヴィキ王国は、かつてあったクボーニコフ王国の後継だ。クボーニコフは200年前の世界大戦で滅んだ。)
この大公領は四方をぐるりと山で囲まれている。
西は脊梁山脈。
北はナンブロシアの南東部・ハチノヘジンスク地方を流れるサンノヘ河の上流がある、イチノヘップ山地。
東には小さな盆地が点在するトォーノ山地が広がり、南側は断崖ばかりで通行がきわめて難しい、イチノセク山岳帯が伸びている。
この国の公都は、領地西側に広がるトォーノ盆地の北東にあるモリオカグラードだ。盆地を縦断するキタガウ河沿いにある。
この街は、そもそもは村に毛が生えた程度の広さの都だった。
それをキン=センの愛人で彼と3人の子を為した、ニガタケグラード公初代・アーノンレンシが拡張の計画をたて、工事を指揮して今の姿となった。
その前の公都は、そこから南に100キロほど行ったミズサワスチである。
ミズサワスチは伝説的なオーガの王でワターリ家の祖であった、アテールイの生地とも言われている。
先の大公とキン=センは、アテールイの弟に連なる一族の子孫であり、母が同じオーガである。
先代のクノーヘ公はニンゲンとして生まれた兄で、キン=センは純血のオーガとして生まれた弟、という間柄だ。
歴代のクノーヘ公だが、強い男児に後を継いでもらうよう、オーガ族の女を妾にし、必ず男児を為すというしきたりがあったからだ。
そしてオーガ族であるキン=センが大公に就いたのは、ニンゲンの兄に、ついぞ男児が為せなかったからである。
後々、アーノンレンシ姫と深く関わるイズヴァルトが初めてこの土地を訪れたホーデンエーネン暦359年12月はまだ、先代クノーヘ公が治める時代であった。
クノーヘとナンブロシアの仲が、急速に冷え込む前の頃である。
山を下る道に差し掛かったところで、イズヴァルト達はオーガの戦士団の出迎えを受けた。
「おらたち、ミズサワスチのお殿様から頼まれて迎えにきてやったべ」
随分と偉そうな口ぶりだった。シゲニウス帝がミツクニュモスの通訳を受け、一言ちくりと返してやろうとすると、イナンナが流暢なムーツことばで礼を述べた。
「そうでがんすか。んだば、みなさんにはえれえ厄介をかけてもうしわけねえズラ」
ここからミズサワスチまでは、既に凍っているキタガウ河を下って4日の距離。とても寒いが温泉がたくさんあり、馬もゆっくり浸かれる湯治場もあるという。
イズヴァルトはオーガ達にいろいろと尋ねた。どこの部族でクノーヘ公とどういった関係があるのだろう。迎えに50名近くの戦士団を寄越したからには、どういう軍の備えなのかも気になったからだ。
「クノーヘ公さまはニンゲンの兵士をあんまり持ってねえですだ」
「だもんで、トォーノの各オーガの里から戦士を派遣するでがんす」
「だもんで、おれらの殺し方を良く知ってる、ナンブロシアのゴブリンたちがこわくてならねえですだ……クノーヘにはゴブリンの衆もたくさん住んでおるんですがね」
クノーヘ公国は寒すぎて、ニンゲンが使い物にならない。特に兵士や戦士としては、である。
ゆえにオーガやゴブリンの戦士団を集めたその軍は、8000にも満たない。土地は広く資源は豊かなのに、クノーヘは大公国の中では最も『貧しい』と言われていた。
【ギルバート=カツランダルク注:イズヴァルトの時代から数百年経った今では、資源開発が活発で四大公国の中で最も金持ちだ、と言われている。】
山を下るとトォーノ盆地についた。殆ど雪原であった。東にキタガウの大河があった。既に凍り付いて氷上船が滑っているという有様だった。
「イズヴァルトさ~ん」
えらく気の抜けた声で荷車の中のローラが呼びかけて来た。上は幌で覆われたままだった。
「キタガウ河はまだですか~?」
山を下ってから全然顔を出さず、しかも勝手に動いていた荷車を見て不思議がっていたオーガ達はイズヴァルトに、この中に誰が入っているのかと尋ねた。
「拙者の妻で軍師の、ローラどのでござるよ」
「ぐんし……? 箱入り娘じゃねえのか?」
「さようでござる。しかし寒いゆえ、閉じこもっているのでござるよ」
その荷台の後部にある戸が開き、ローラの尻が出て来た。肛門が丸見えだった。大きくて丸い尻を見て、オーガの衆は勃起してしまった。
「お嬢さん、
「い、いきなりなにするんだべ!」
「イズヴァルトさ~ん。今からうんちをしま~す。終わったらきれいにしてくださ~い」
イズヴァルトは馬から降りた。ローラの肛門から、ぶりゅ、ぶりゅぶりゅと音を立て、甘い香りがする大便がひねり落とされた。
湯気が立ち、しばらくの内に冷えて凍ったそれを残り香を嗅いで、オーガ達はちんぽの先から先走り汁を垂らしてしまった。えらくきんたまによろしくない臭気だったのだ。
「ばっちいけど、えらいどすけべなにおいがするべ?」
「白くてもちもちとしたいい尻だあ。ローラさんというのはだいぶ、おのことべっちょをしてるんだべか?」
「ローラどのはサキュバスの血を引いているでござる。元は網元の娘さんで、幼少の頃からおさかなをいっぱい食べている漁師どのらの、おさしみくさいおちんぽをしゃぶったり、はめたりしていたそうでござるよ?」
「ふ~ん。それでかぁ……」
戦士団の男達は、いてもたってもいられなかった。ちんちんがついに限界まで勃起し、裾から出てしまったのだ。
オーガのペニスはきわめて大きい。平均して25センチから30センチぐらいである。
背丈は165から170でそのくせ華奢な肩幅だから、彼等のナニはイズヴァルトのものより大きく見えた。
「ややっ! 貴殿ら、おさまりが利かなくなったみたいでござるな!」
「も、もうしわけねえだ……」
「オーガっちゅうもんは一度勃ったら、1発抜くまで収まりきらねえべ。あそこにいるエルフの衆に頼んで抜いてもらおうか?」
耳ざとく聞きつけたイナンナとオクタヴィアが、静かに忍び寄って来た。それともう一人、ホージュリア妃もである。
彼女達は馬から降り、寒いというのに乗馬ズボンの股割れを開け、「きてー♡」と言ってまんこをさらけ出した。彼女らはいつでも事を致せる様に、股を大きく開くと中が出てしまう、ヒッターチ式の服をまとっていたのだ。
オーガ達はイナンナらにまとわりついた。それを見たパオレッタとマリアだけでなく、ヒッターチ軍に加わっていた他の女エルフ達も「混ぜろ」と言って入り込んできた。
たちまち乱交の宴が始まった。イズヴァルトはローラの尻を湯で洗いながら、寒い中で肉を交ぜ合わせられる彼らの頑強さに感嘆した。
「クノーへのオーガどのらは元気でござるな! まるで悍馬のごときでござる!」
「イズヴァルトさんは、混ざらないんですか?}
ローラが尻を振って雫を切りながら言う。イズヴァルトはその気になれなかった。ローラの尻を撫でたり頬をくっつけたいとは思うが、陰茎を挿れたいとは感じなかった。
「ちょっと、寒すぎるでござるよ……」
「では、わたくしめは寒いのが嫌なので、またこの中に閉じこもることに致します」
尻は仕舞われたが程なくして、荷車を動かす装置が止まってしまった。オーガのデカチンに夢中のエルフたちに尋ねると、ローラの魔力を燃料にしているからだと返ってきた。
そう言えば、とイズヴァルトは思った。クノーへに入った時点から、ローラは荷車の中に閉じこもりきりで、外には出ておらぬ。
「つまり、そなたの魔力が枯渇したということでござるな」
「なるほど……座りっぱなしで疲れてはおりませんが、けだる〜い、という気分ではございまするな」
「寝るかサキュバス式の魔力補充方法をやるか。でござろう」
荷車の後部の穴がまた開いた。そこからにゅっと、真っ白な尻とつるんとした割れ目が出てきた。
「イズヴァルトさん。くださーい」
「寒すぎてちょっと勃たぬでござるよ。しかもそこだと位置が低いし、うんちが落ちているから踏んでしまうでござる……待っていてくだされ」
イズヴァルトは荷車を前に押した。それから印を切り、荷車をやや斜め前の状態にして浮かせると、もう一度印を切って周りの雪をかき集めた。
荷車の穴から出たローラの尻と割れ目は、地面からおおよそ1メートルあたりの高さになった。イズヴァルトが出番を待っているオーガの戦士に声を掛けた。
「ここにも『べっちょ』があるでござるよ!」
何人かがやって来た。魅惑的な尻が寒さに震え、かじかんでいた。
「貴殿らのおちんぽとあったかい『鬼棒ざーめん』で、このお尻をあっためてくだされ」
「この中の人、イズヴァルトさんの嫁さんだべな?」
「本当にやっちゃって、よいでがすか?」
構わないとイズヴァルトは答えたが、オーガのうち1人が首を傾げた。すぐにちんぽを挿れられる
「ドブスだったらむしろ萎えちゃうべ……」
「心配ご無用。ローラどのは愛くるしいまんまるたぬき顔でござるが、絶世の美人とは言い難い……」
「なにーっ!」
荷車の幌が開きローラが顔を出した。愛嬌あるたぬき顔を見て、オーガたちはわっ、と喜びの声をあげた。
「すんげえめんこいおなごだべ! まだ歳は15かそんぐれえか?」
「もう26です!」
「ありゃー! 大して苦労せずにそこまで来ちまったんだべか?」
のっぺりとしてつるんとした、女を知ったばかりの年頃の少年の顔に見えるオーガ男に言われると、ローラはあなたもそうなんじゃないか、とつっけんどんな声色で返した。
「ローラどのはサキュバスの血を引いているゆえ、若づくりに見えるでござる。しかし……この歳なのに小じわが無いのは、随分と気色が悪いものでござるよ……」
「むきーっ!」
ローラは怒って幌を外してしまった。彼女は左右のレバーを腕に押し当てて態勢を保っていた。
蒼にも見える黒髪と、手足は欠けているがとても大きな乳房とちょっと肉がついた腹の、とても魅力的な胴体が顕わとなった。
「へーっくしょん!」
寒さのあまりローラはくしゃみをする。その可愛らしい様子と、荷車の中に籠もっていた甘い匂いを嗅ぎ、オーガ男たちはますます魅了されてしまった。
「あれあれ、最近大きな里のおもちゃ屋で出回ってる、かわいいニンゲンのぬいぐるみにそっくりだべな!」
「そうそう。話しかけるとなにぬかしとんのじゃーって怒鳴る、マイア=テクニカ製のかわいいぬいぐるみにそっくりだなあ!」
オーガたちの目は光っていた。ローラが寒い、と言ってイズヴァルトに幌を被せてもらってすぐ、出したままの尻に1人目がしがみついた。
とても長い肉棒が寒さで凍えるローラの膣口に入った。中はとてもあたたかく、とても濡れていた。
しかも複雑な構造の、何度も放ちたくなる搾精向けのヴァギナは、奥まで挿れたところで、この男の理性をだめにした。
「ふんぬーっ! ふんぬ! ふんぬ! ふんぬ! ふんぬ! ふんぬ! ふんぬーっ! ……おあっ!」
ほんの1分で放ってしまった。しかしローラは尻をくにくにと揺らしながら、「もっと〜♡」とせがんだ。
オーガ男は欲望が収まるまで、最低3発は放たねばならぬものである。彼はまたもガニ股になったまま腰を振り始めた。
「おおっ、おおっ、気持ち良すぎ! ちんぽが喜びをあげておるっ! また出る! 出る出る! おおっ、おおおっ! このべっちょ、たまらねべや〜っ!」
このまんこは天下一の名鞘。そんなことを狂ったように叫びながらそのオーガは6度もローラの中で精を放った。
他の者たちも狂ったように腰を振り、ローラを散々に啼かせまくった。
全員の相手を終えた頃、荷車の幌の隙間から濃厚な甘い匂いが漂っていた。発熱しきったローラの身体の、汗と体臭のにおいであった。
「あう〜♡ オーガさんたちのおちんぽ、すんごくよかった♡」
ローラの身体には荷車を動かす術式に注げるぐらいに魔力を補充されていた。しかし尻と女陰は出したままだった。
まんこから滴り出ているオーガ達の精液が、冷えて氷りはじめてもなお、もっと欲しいとおしりをくねくねさせた。
「イズヴァルトさ〜ん。締めのおちんぽ、わたくしめにくださ〜い♡」
肛門をイズヴァルトの注目を浴びようと、開いたり閉じたりさせていたが、イズヴァルトは荷車を持ち上げ、下に降ろした。
「……申し訳ない。寒さに馴れなくて、おちんちんが勃たぬでござる」
「な、なんですとっ!」
ローラは荷車の中で泣いた。締めのデザートのような情交を楽しめなかったからだ。お腹の調子がおかしくなり、尻穴からはびゅるびゅると下痢状の便が飛び出ていた。
かくして、エルフ達のまんこでオーガたちのちんちんをスッキリとさせ、嘆き悲しむローラを引っ張って一向は公都・ミズサワスチへと向かった。
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この時期、キタガウ河は凍りついており、その上は氷上船が走っていた。しかし住民があまり多くないクノーへでは、100人や200人を運べる程大きくはなかった。
その氷上船もまた、魔法を動力とするものではなかった。ぱお〜ん、と大きな声でいななく、鼻の長い、四つ足の生き物に牽かせていた。
船を綱で引っ張る、耳が大きく毛むくじゃらで、口から立派な牙を生やす生き物を、河沿いの村の船着き場で、イズヴァルトは目にした。
「とてもおっきい生き物でござるな。あれはなんという動物さんでござろう?」
売店で買ったしょっぱい小麦せんべい入りのスープの椀を片手に、イナンナがぼそっと言った。
「『ぞう』という名前ズラ。しかも動物ではなくて、トォーノに住む魔獣ズラよ」
少しばかりだが魔法が使えるし人の言葉を話せる。寿命はおおよそ200年だという。
「魔獣でござるか……」
「ムーツにもいろいろと住んでおるズラよ。そん中でも有名どころが、ユーリポフ地方の『ソード=ライガー』ズラな」
虎と獅子の間の子みたいな容貌の魔獣で、剣の様な牙を持ち、馬よりも速く駆けるという。
しかし性格は至って温厚。木の実や小動物ぐらいしか食べないし、ニンゲンはまず襲わない。
「カイロネイアの『デッド=マンティス』みたいな生き物でござるな?」
「大昔は違ったらしいズラ。この大陸のゴール族とつるんで、あの『ぞう』みたくニンゲンを襲って食ってたらしいズラ。でもオーガとゴブリンにバチボコにされて、改心したというわけズラよ」
イナンナは椀に入ったそれをずずず、と一息に飲むと、『ぞう』に向けて「おーい!」と叫んだ。
長鼻の魔獣は歩みを止めてくるりと振り向き、「ぱお〜ん!」と鳴いた後にニンゲンの言葉でしゃべった。
「めずらしい! エルフの衆か! しかも白い肌と白い髪とは、医者のアスタルテさんの知り合いか?」
「オラの娘のこと、知っておるズラか!」
「ほう、母御か!」
『ぞう』は鼻を高くあげた。イナンナの娘のアスタルテを、ミズサワスチで見たと答えた。
「クノーへの大公さまのご一家と、一緒にいたのを見た。きっとまだ一緒だろう。アスタルテさんはオーガの衆に頼りにされているからな!」
そう言った後に『ぞう』は、氷上船の船乗りから急かされて去っていった。
アスタルテは、イナンナが最初に生んだ娘であった。パスカルという金色エルフが父だが、銀髪の白エルフとして生を享けた。
イナンナが1500歳頃に産み、母と同じく医術の道に進み、ツックイーにろくに手紙を出さず、世界各地を放浪していた。
「アスタルテどのは、クノーへに滞在していたのでござるか?」
「どうもそうらしいズラ。かわいいアプロディータちゃんをほっぽって……大方、オーガのでっかいちんぽ目当てズラな」
自分も一時期『オーガのちんぽ漁りツアー』にのめり込み、2人か3人子を産んだとイナンナは白状した。
「でもやっぱり、シマナミスタンのドワーフやチンゼー人みてえに、ねちっこいケツの振り方をする男が大好きズラよ。あと、でかいのと腰つきのしつこさが逸品の、イズヴァルトさんもズラ♡」
「イナンナどの、ちょっとまとわりつかないでいただきたいでござるよ」
「いけず。これまではよく相手してくれたのに、ローラさんが来てからすっかりご無沙汰になっちまったズラ。寂しいズラよ……」
イナンナはめそめそと泣くふりをしながら、なだめようとするイズヴァルトに甘えて身体を預けた。
待合場の近くに物置小屋があり、そこでおろおろとするイズヴァルトを引っ張り込んで愉しもうかと思いきや、河べりで北の方角を眺めていた案内役オーガ達が、突如として騒ぎ出した。
「……どうしたズラか!」
イズヴァルトとイナンナの元に彼らがやって来た。
「『こぞう』だべ! 『こぞう』の集団が、こっちにやって来るべよ!」
「……こぞう、でござるか?」
イズヴァルトは北に目を向ける。馬よりも背が高く図体の大きな何かに騎乗する武装したオーガやゴブリンの集団が、こちらに向かっていた。
さて、この謎の集団は何者たちであったのか?
その続きについてはまた、次回にて。