聖騎士イズヴァルトの伝説【新編】・まとめ 作:CHACOとJAGUAR
とうの昔に亡くなったシヴァチャコフ殿も、「死ぬ前に良い思い出ができた」と喜んで語っていたね。
死ぬ間際でもこの話をするものだから、彼の奥さんや娘さん達を慮って、「いい加減にしろ!」と僕は怒鳴っちゃったよ。
しかし、あの娘のことを思い出してにんやりとしてしまうのは、よくわかるよ。
なにせ幼い頃から『おちんちんを吸いにくるようせい』として名が知られていたからね。
初めて会った時は、この子があの、と妻やシヴァチャコフ殿と話したものだよ。
「僕の娘と同年代か?」と思えたけど、大間違いだった。
まさか、26に差し掛かる年増女だったとはね。
けど、おっぱいとお尻はばかでかかったけど、本当に15か16の娘に見えたんだ。
だいぶ『先祖返り』が進んでいたのかもしれないね。
いや、元から歳をなかなかとらないような身体に産まれたのかもしれないけれど。
だいたい、キンキ大陸にあったサキュバスの王国の女王の血を継いでいたんだろ?
だったら、何も先祖返りしなくても若々しいままだったさ。
え? なぜその話をご存じかって?
……そりゃあ、イズヴァルトさんよりもあの娘のほうが、当時もムーツでは名が知られていたよ。
何せ、『おしゃぶり映像』や『尻穴ドアップぶりぶり映像』の水晶玉がオーガの里でも売られていたからね。
彼女には姉君様がいて、そっちはものすごくとんでもない美しい肉便器、という噂が、辺鄙なオリイノスチにも届いていたけどね。
もちろん彼女は、オーガ達には人気者だったよ。特に女の子にね。
オリイノスチに来るのが当人だと知れ渡ると、大歓迎の横断幕が、土塁に掲げられたんだ。作ったのは街のオーガの女の子たちだよ。
彼女の姿を確かめると、わー、とか、きゃーとか叫んでいたらしいね。あざといぐらいかわいかったからね。成長しても。
何せあのかわいい、『おしりのあないじいじ人形』のモデルだったからね、彼女は。
ちなみにあの人形だけど、僕の妻や娘たちもおもちゃ屋から取り寄せて抱いて寝てたよ。
「わたしのおててをとっちゃやだー!」とか、可愛い声で泣き叫ばせるのを楽しんでたよ。あの人形の声、本物にそっくりだったね。
でも彼女、ホーデンエーネンでは人気が全く無くなっていたらしいね。
『増税の悪魔』と呼ばれていたらしいよ?
君も、第三夫人殿から聞いただろう?
あれ、聞いてないのか。まあいいや。
それで僕とシヴァチャコフ公は、彼女の技巧を確かめることとなったよ。
「じゃあ、まずはおくちですっきりさせていただきますね!」
って、とってもかわいい声で言われて、ちんちんを出してしゃぶってもらったんだ。
……本当に人生観が変わるおしゃぶりだったよ。
おちちを飲むまだ小さな子牛のようだった。
愛くるしいことこの上無かった。
それでいて、とんでもなくどすけべな口の動き方だった。
僕たちのちんちんは何度も放ってしまったよ。
でもそれでは終わりにならないよう、同席していたヴァネロペというサキュバスが、僕らの淫欲を増す体液を飲ませてくれた。とても甘いんだね、淫魔の体液って?
そのせいでもっこりが、ますます元気になっちゃったよ。
それを見た彼女はむちむちとしたでっかい、それでいてとっても柔らかそうなお尻を僕らに向けてこう言ったんだ。
「じゃあ、お尻の穴かお股の穴、どっちかにいれてみてね!」
もちろん僕は尻穴を取ったさ。
何せ、ふにゃふにゃと動いていてとても柔らかそうだったからね。
彼女の尻穴は、とんでもなかった。
挿れた時に「ひゃふっ♡」と悶えて、奥まで入れた後にずりずりとやると「あゆゆうんっ♡」と可愛い声で悶えてくれたよ。
穴もそうだけど尻の肉と肌も素晴らしかった。
吸いついて来るんだよ。
そしてさらりとしていてすべすべしている。
赤ちゃんのお尻、いや、天使の尻そのものだったよ。
天使? ああ、転生人が書物で書いていた、天女みたいなものさ。
神様はつまらん男らしかったが、天使は素晴らしい美女だったらしいね。
突き押したり引いたりするたび、マイマイはとってもかわいい声でよがって、短い腕をバタバタとやって可愛かったなあ。
尻をほじられている時のマイマイ、マジで天使だったよ。
マイマイとは誰だって?
だから彼女のことだよ。
幼児じみた愛称をつけてしまうほど可愛かったんだよ、マイマイは。
……なるほど。
第三夫人の見解では、マイマイのほうはもう片方のご先祖の、ハーフリングの血のほうが濃いのでは、という見解があるのか。
確かにハーフリング女は、幼女みたいに愛くるしいからね。
26歳の幼女、といっても差し支えないぐらい可愛いが過ぎたからね、彼女は。
僕もシヴァチャコフ公も、その26歳の女児に注ぎ込んだ。
終わった時にはすっからかんで、お花畑が見えそうだったぐらい疲れてたよ。
そして彼女の虜になった。
ついでに妻や娘達も、精液まみれで横たわってたマイマイにせがんだんだ。
「ちょーだい♡ ちょーだい♡」
「わたしたちにもちゅっちゅさせてー♡」
マイマイはその晩寝かせてもらえなかったよ。
ふえええーんと泣く声が聞こえてたね。
妻や娘達も天使のマイマイにハマっちゃったよ。
イズヴァルト殿には無理を言って、5日程滞在してもらったんだ。
ヴァネロペに頼んで、彼が受けていた試験とやらの主催者にも伝えてもらった。
「そんなクズが好きなら一生そこにおいていいよ」みたいなひどいことを言っていたけど、5日間の滞在を許してくれたよ。
その後は、僕とシヴァチャコフ公は、マイマイと青春の日々を過ごしたよ。
まるで南国の夏で過ごすような楽しい日々をね。
……とまあ、僕が覚えている第三夫人殿の『ひいばば様』の思い出は、ここまでだよ。
キン=センくん、君も残念だったね。生きているマイマイと出会えなくて。
今も生きてたらきっと、第三夫人殿を捨ててマイマイに乗り換えただろうね。あはは。
……あの、これ、彼女には言わないでね?
でないと僕の孫娘が、君の第五夫人が困るんだよ。
あいつ、またお金のことでご迷惑をかけたらしいからね。
まったく、娘をマサムノフ陛下の妃にしたいからと、美容整形の手術を受けさせるなんて、正気の沙汰ではないよ……。
――――――サーガには無い、元カサイニコフ公とクノーヘ公との、とある日の会話より。
「ふええええん」
その翌日、ローラはイズヴァルトの前で泣いた。
「ふええええん」
昨夜、カサイニコフ公とシヴァチャコフ公に夜伽をし、勇気づけたのだが良い返事をもらえなかったのだ。
「ふええええん」
彼女の真心を尽くした『おしゃぶり』と、きんたまをすっからかんにさせる搾精仕様の股と尻は、両大公を確かに満足させた。
それをもってしても無理だった。股間の牙は硬く、鋭さを摩滅していなかったけれど、心の牙は既に、折れていたのだ。
「ふえええええん」
「嘆いてばかりではどうにもならぬでござる。獅子は老いて『ぬこ』となった。つまりは、縁側で寝そべるムーツの飼い猫ちゃんとなったのでござるよ。その生き方も認めてあげるのでござる」
「で、ですが……」
「旅を続けるのでござる。カサイニコフ公とシヴァチャコフ公は、腕が萎え、脚は力を失い、元気と勇気は雪深いクノーヘの地に埋もれて、二度と立ち上がれぬのでござるよ……」
大公家としての矜持は死んだのだ。両家の一族の中で、心に牙を持つ者は、ダテーゾフとの戦いで全て逝ってしまったのだろう。
この時、カサイニコフ公は40歳で、シヴァチャコフ公は37歳。老いるのにはまだ早かったが、ダテーゾフとの戦いで負け、10年も零落の身にやつしていては、再び立ち上がる力など湧かなかったのだ。
イズヴァルト達は足を進めた。オリイノスチを出て、一番近くのオーガの里に入った。
そこにある小山を訪ねろと、ツダサンチョーから指示があったのだ。
「そこが最終試験の第一の関門だからね。そういう設定でよろしくー!」
その山だが、アテールイのほか、様々な鬼神や精霊を祀る廟があることで、名が知られていた。
□ □ □ □ □
その小山は、里の家々に取り囲まれ、もこっとなってそびえていた。
東に参拝の為の門があり、山の中には瓦拭き屋根の廟がいくつも建てられていた。
屋根は端のほうに大きな反りがあり、入口の上には派手派手しい色で塗られた看板がかけられていた。
イズヴァルト達が入った最初の廟では、ピンク色に塗られた兎の神獣の像が祀られていた。
ずんぐりとした体形で二足で立ち、目が真ん中に寄っていて分厚い唇が顔にある。兎というより、兎の耳をつけたニンゲンのようだった。
「ふうむ。『
「……なんでパンツなんかはいているんでしょうか?」
その神獣は下着を身に着けていた。食い込みがある小さな白いパンツだ。しかしところどころにシミがあり、股のあたりは茶色く汚されている。におってはいないが、見ているだけで気分が悪くなりそうだった。
「……『
その像が飾られている台座には説明が書かれていた。
『
「疫病の神様でござるか……なんとも物騒な」
「ごにょごにょ……」
ヴァネロペもかわいくない、と答えた。なんだか潤んでいる感じの瞳が気に食わないし、全体的に不細工だからだ。
「ごにょ」
「これを可愛いと思えるのは、性病で頭をおかしくした淫売女ぐらいなものですと?」
「ごにょっ!」
「サキュバスのわたしでも流石に受け付けない……わたくしもですよ。さあ、上の廟に向かいましょう。
目的の場所はこの山のてっぺんだ。次の廟は本当に可愛らしい神獣の廟だったので、鼎で焚かれるお香の煙で身を包み、台座の前の焚火場で売店で買ったお祈り用の黄色い紙銭を投げ入れた。
他にも参拝者たちがいて、イズヴァルト達よりも多く買い込んだ紙銭の束を抱えていた。彼等が唱えるオーシラ神への祝詞を耳にしながら上へ向かった。
そして頂上へ。そこにはアテールイを祀る廟があった。その入り口の前に、『ぐそく』を身に着けた47人のオーガが立っていた。
「何でござろう?」
「アテールイは武神と見做されておりますから、オーガの戦士団がよく詣でるのでしょう」
その集団の中心に、背の低い老人が立っていた。
黒い羽織と陣笠と鎖帷子、黒い袴に藁編みの長靴を着込み、『じんだいこ』を手に持っている。この集団のまとめ役の様に思えた。
「あなた様が、ホーデンエーネンのイズヴァルト様ですかな?」
「さよう。で、ござるが貴殿らは何者でござるか?」
老人が陣太鼓を叩いた。
武装したオーガの戦士達が前に出た。
「ぬ……何をなされるおつもりか!」
「かの有名なるオークの武人、ヤギウセッシウサイ様より言付かっておりまする」
ヤギウセッシウサイ。
かつてイズヴァルトが幼き頃、アカサカチハヤの魔竜を攻める軍に加わった時、師であったヴィクトリアを打ち負かした魔界のオークの剣豪であった!
「……ヤギウセッシウサイ! まさか貴殿ら、魔竜の手先でござったか!」
「いいえ、違いまするぞ! これよりその、ヤギウセッシウサイ様の言葉をお聞かせいたしまする!」
オーガの戦士達は身構え、刃の先をイズヴァルトとローラに差し向けた。
「我が友であり宿敵、イズヴァルト=シギサンシュタウフェンを、この場で討ち果たせと!」
オーガ達が持っていたのは、野太刀に薙刀、十文字槍に笹穂槍だ。薄暗いクノーヘの地でもきらりと輝く、玉鋼製の名物である。
イズヴァルトはローラを前に抱えながら、腰にぶら下げていた指揮棒を手に取った。ちんこは彼女の尻穴に入れっぱなしであったが、戦うことは十分に可能だった。
戦っている途中で闘志が燃え上がり過ぎ、その拍子で勃起して精を漏らしても、ローラが直腸で受け止めてくれる。
「それでは、いざ!」
オーガ達が走り出した。地から雪が舞い、力強い足跡がいくつも穿たれる。
イズヴァルトは右手に握った指揮棒を、だらりと下げたままだった。
その46名は、たちまち彼のまわりを二重三重に取り囲む。取り囲んでの波状攻撃をするつもりだ。しかしイズヴァルトはまだ身構えない。
「かかってくればよろしかろう。一度に何人でもお相手致す」
戦士達が打ちかかって来た。四方八方からの早業。しかしイズヴァルトは、音と気配だけで刃の先がどこにあるのかを察し、手に持った指揮棒でことごとく弾いた。
オーガ達は驚愕した。まさか、自分達の一太刀目を外されるとは。しかも前に女をおぶってだ。
オーガ達は無言のまま、尚もイズヴァルトに斬りかかる。彼はそれを避けた。
ローラの身体が自然と動き、その菊穴に収まっていた陰茎が心地よい刺激を受けて射精しても、動きに乱れを生じさせなかった。常に挿れっぱなしにしていることで、この状態で動く事に慣れたのだ。
そして身体を預けてきているローラのぬくもりと、性的に興奮することで発する汗と身体の甘いにおいが、この男の五感を、増々研ぎ澄まさせていた。
次々と繰り出される刃を避け、弾き、包囲が乱れ始め、オーガ達の顔に苛立ちの色が現れると、攻守が逆転した。
イズヴァルトは舞った。駒のように回りながら打ちかかった。自己を破壊の竜巻と為し、相手の武器を、ツノを打った。
戦士達は次々と悲鳴をあげ、地に伏した。イズヴァルトは柔らかなローラの尻の奥でまたも射精をしてしまったが、全く息を切らしていなかった。
「はあっ♡ はあっ♡」
ローラの甘やかな喘ぎを聞きながら、残ったオーガ達に大音声で怒鳴りかける。
「情けなし! 貴殿らの武勇はそこまでか!」
挑発である。怒りに駆られた残りのオーガの戦士達が一斉に襲い掛かった。
イズヴァルトは彼等の刃をかいくぐり、脛を打ったり手首を叩きつけたり、オーガの戦士でも目で追えぬような素早い動きで、次々と叩きのめした。
そして、イズヴァルトとオーガの老人だけが残った。
この老人はなかなかの手練れのように見受けられた。研ぎ澄まして見てみれば、全身から漂う闘気が地に伏す若い戦士達よりも凄かった。
「ご老人。さて、本気を見せて貰うでござるよ」
老人は陣太鼓と陣笠を下に置くと、羽織の懐から手甲を取り出してはめだした。
「ほっほっほ。なかなかに楽しめそうだわい」
久しぶりに血がみなぎる、と言って老人が飛び出した。
老人の後ろで爆風が起こり、アテールイの廟の瓦ががたがたと揺れた。老人が身体に溜めていた闘気が炸裂したのだ。
「!」
いつの間にか老人が目の前にいた。イズヴァルトは直撃を避けようとしたが、相手が突きつけて来た拳がローラの腰に当たりそうになり、焦って避けようとする。
だが、かわしきれなかった。
イズヴァルトがまとっていた防寒具の生地が舞い、ローラの悲鳴があがり、そして、老人は目を輝かせて大きく口を開けた。
「ほう! そういうことであったか!」
さて、このオーガの老拳闘士が見たものとは一体、何だったのか?
その続きについてはまた、次回にて。