聖騎士イズヴァルトの伝説【新編】・まとめ 作:CHACOとJAGUAR
ローラの肛門、危うし!
しかし傍にはイズヴァルトが付いていた。この男の驚異的な動体視力と反射神経にかかれば、その弾丸は彼が手に持った指揮棒で叩き落とされる、はずだった。
なれどイズヴァルトは気づいてはいたが、飛来していたものには目もくれず、次々と氷の巻き糞をつくっては落とすことにかかりきり。
ローラは見捨てられているのか?
いや、違った。
もはや魔族の身体となった彼女は、小賢しい細工を施した弾丸をいなす術を知っていたのだ。
すごい勢いで小さな何かが、自分の尻をめがけて飛んで来るのを察知した彼女は、尻を高く持ち上げた。
無毛でぷりんとした肌感の大陰唇と、桜色でいつも濡れていてもわんとした甘いにおいを放っている、生娘のそれの様な割れ目を前にだ。
弾丸は、吸い込まれるようにローラの女陰の中に向かった。鉛玉はぬるりとした女陰の襞を勢いよく弾いたりはしたが、焼いて破くことは出来なかった。
「おーっ♡」
ローラが上目を剥いて声をあげた。その衝撃で性感を強く刺激されたからだ。サキュバスの女陰は引っぱたかれると気持ちよくなってしまう。彼女の身体は既に、その域に入っていた。
膣の中に入った弾丸は、その真ん中あたりで上下左右の壁に抑え込まれた。
ローラの下腹を撃ち抜こうと、中でぎゅるぎゅると暴れまわるが、分厚くふんわりとして、たっぷりと潤滑液に満たされた膣壁がそいつを押さえつけ、勢いを減じようとする。
「な、なかであばれてますうーっ♡ おほーっ♡ ほーっ♡」
弾丸はまだ勢いを残している。
なれどローラの膣を傷つけることは無かった。サキュバスの膣は恐ろしいほど強靭であるからだ。
ハリガタでは満足いかなくなった女淫魔の中には、剣や槍の穂先を試してよがる様な、頭のイカレた者がいるぐらいである。
「おーっ♡ おおーっ♡ ものすごくすごいいきおいでおまんこのおにくを巻き込んでまーす♡」
下腹に熱いものがぐるぐると盛んに動いて、もはや魔族の快感器に変わり果てていた膣を刺激する。
ローラはよだれを垂らしながら、その快感を享受した。そして弾が動きを止めると膣口をぱかっと開き、
「ぶっ!」
と膣屁を放って鉛玉を吹き飛ばした。ローラは至極ご満悦そうな顔だった。
余韻が減じると、ローラは膣口からもわんと湯気を放ちながらイズヴァルトを見上げた。
「イズヴァルトさん。どうです? すごいでしょう?」
「もはや人外でござる。ローラどのはおケツ芸と膣芸の曲芸師でござるよ?」
「ははは。魔族の身体に近づいたからできる芸当ですよ」
ローラが尻を外に向けると、イズヴァルトは『氷雪の栄光』の先を、茶色く染まった肛門に向けた。
その先から勢いよく水がほどばしった。湯気があがる。温水だ。
この魔法の指揮棒には、温水を生み出すこともできたのだ。温かい水で勢いよく清められたローラの尻穴は、もとの色素が薄い、赤ん坊の様なそれの姿を取り戻した。
「うーん。いつやられても、氷雪の栄光によるおしり洗浄は、クセになりますねえ? エレナさんもオリガさんも、同じことおっしゃいましたけど」
「これのせいで、お尻からぴゅーっと汚水を出すところをみんなに見せるクセがついてしまったでござるよ。大変お下品なことでござるが……さて」
ローラを狙われた、と来たらイズヴァルトは黙って見過ごすわけにはいかなかった。
「降りて行って『おしりぺんぺん』をしにいくでござる! ローラどのはこの荷車の中に入っておられよ!」
そう言ってイズヴァルトは荷車から飛び降りた。
おおよそ200メートルほど下にある、街路の石畳に着地すると、自分の姿を見ておののく騎士や兵士達にこう告げた。
「さて、ホーデンエーネンの勇士たちよ。拙者は逃げも隠れもせぬ。どこからでもかかってくるがよいでござるよ!」
その半刻のちである。ホーデンエーネン軍は占拠したヤッスンドルフから逃げた。
総大将のシマモトッセン公は、通信魔道士を介してナーガハーマに報告した。
そして彼自身、ナーガハーマに戻るとすぐに近衛騎士団の会議を開かせ、統帥権の返上を皆に申し伝えた。
「俺はこの職を辞す! イズヴァルトさん相手じゃ命がいくつあっても足りん! やってられんわ!」
この時の彼は、白髪で顔がすっかり老け込んでしまっていた。この世のものとは思えぬ恐ろしいものをこの目で見た、と言わんばかりに。
北部に展開する統帥権は、自動的かどうかはわからぬが王族たるヨーシヒデクス=ヒラジマッシモに渡された。本人もまた、イズヴァルトが敵になったと聞いてこう苦笑した。
「こりゃあ、年貢の納め時だろうかね? 俺も降りていいかい?」
しかし、ヨーシヒデクスは職を辞することができなかった。近衛騎士団も止まれなかった。
ヤッスンドルフを攻めたせいで、北部諸侯の軍と各地で小競り合いが始まってしまったからである。
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イズヴァルトの『帰還』はただちに、遠いナントブルグに伝わることとなった。
ナーガハーマ付きの通信魔道士から送られた知らせを受け取った王宮の近衛騎士団付きの通信魔道士は、大急ぎで上に報告。
知らせを受け、国王への奏上に向かった近衛騎士団員は、カツランダルク統のケノービ=ソーローであった。
おりしも真夜中である。この知らせを受けた通信魔道士とケノービはまことに不愉快だった。
情報を受けた通信魔道士は、3人目の妾との行為の真っ最中だった。その夜3度目の心地よい膣内射精に至ろうとした時に衝撃的な報告をである。
ケノービに至っては仮眠室で、下女にちんぽをしゃぶらせて放ち、さあこれからぐっすりと眠ろうかとしていた時である。
そうなると、国王たるジューンショーンに報告するのに気が引けるものである。国王は幼な妻のフレッダと、2人の間に生まれた双子の姫と水入らずの時を過ごしているはずだ。
果たしてこの火急の用に、王が出向いてくれるだろうかと心配すると、寝室の前の扉でその当人は待っていた。しかもすやすやと眠る2人の姫君を両腕に抱いてである。
「陛下、こんな夜分に何用でしょうか? 夜泣きでしょうか?」
「いやいや、フレッダがね、5人ぐらいの屈強な男に輪姦されるプレイをしたいからって言って来たんで、護衛に見繕ってくるよう頼んだんだけど、なかなか来なくてね……」
フレッダは王妃になる前、姉や妹と一緒に幼いまんこを城の兵士にタダでハメさせる、大層なヤリマンであった。
王妃になってからも1本のちんぽでは満足できず、王に許可をもらって間男を閨に引き込んで貰うのをしょっちゅうやっていたのだ。
「王妃としては、あるまじき行いですな?」
「気にしなさんな。余は下半身がゆるゆるな環境でのびのびと育ったフレッダちゃんだからこそ、王妃にしたいと思ったのだよ」
フレッダが他人棒でまんこやケツの穴を掘られて、「あー♡ イクイク♡」とよがる姿がとてもかわいい。それを見物するのが楽しみだと王は言った。
しかし用事を申し付けた護衛は、かれこれ30分以上も戻ってこない。
「あの者なら、飛んでもどってくると思ったのにな……」
その男もまた、フレッダの『ちんちん踊り食い』のお遊びにしょっちゅう加わっていた。
彼女のちっぱいをねちっこくしゃぶることと、少女まんこに遠慮なく、ぴゅっぴゅと放つのが大好きな癖にである。
「流石はどすけべ王妃のトーリ様の、姫君といったところでしょうか」
「詰所で相当揉めてそうだね。ところでソーロー公、余に何用でここに参った?」
「あのうですね……」
ケノービは機密にしてほしい、と前置きして、イズヴァルトが現れた話を報告した。たった1人で1万の兵を潰走させたそうであると。
「説得せねばなりませぬな。王に仇なすとはいかなることか。それと、御父上のシギサンシュタウフェン殿は大層お嘆きになられるとでも言って、心を揺さぶらねばなりますまい。だたこの話は、今のところはご内密に」
「ふうむ。確かにそうだな……わかった。明日の朝議でこの話に触れよう。もう遅いからさがってくれ」
ケノービは一礼して国王のもとを去った。
しかし翌朝、彼は近衛騎士団の同僚から叩き起こされた。イズヴァルトのことで詰問を受けることとなってしまったのだった。
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翌々日にもなれば、イズヴァルトの帰還はナントブルグの街の民の間にも広まっていた。
騎士界のスーパースターでもある、ホーデンエーネン最強の男がキンキ大陸に足を踏み入れてくれたことに、市民は喜んでいた。
「イズヴァルトさんが帰って来た!」
「エチウのパラッツォ教を抜けてホーデンエーネンに戻って来てくれたんだ!」
街はお祭り騒ぎとなった。その日の内に近隣の町や村にもその話が届いた。
ただ、おおはしゃぎする彼等の口からは、ケノービが聞いたことが無いような情報も加わっていた。
「イズヴァルトさん、どうも変な女を連れているらしいぜ?」
「あの『おしゃぶり姫』みたいにでかぱいのでかけつで、尻穴がとってもゆるいうんこたれを、嫁さんにもらったとよ!」
「いやいや、おっぱいとおケツのでかさだけじゃなく、顔も『おしゃぶり姫』にそっくりだって話だぞ!」
「あの『血税チューチュー姫』の上位互換を嫁にしたってわけか! まあ、イーガ人で網元の娘だと聞いたけど、どうなんだろうな?」
「でもなんか、手足が短い障碍者らしいんだわ。イズヴァルトさん、よほど辛い目にあって性癖までひん曲がっちゃたんだろうか……」
イズヴァルトの帰還は朝議で話し合われたが、あくまで宮廷内でとどめようと皆が約束していたはずであった。
なにゆえたった1日で市井の者にまで広まったのか?
忸怩たる思いを胸に秘めながら、ケノービは夕食前の国王の執務室を訪れた。王は甥であるジョーケイン王子とチェスをして、大いにやり込められて苦笑いしている最中だった。
「陛下、奏上つかまつる! イズヴァルトのことが市民の間にも広まっておりますぞ!」
「ふーん、あっそう。それは大変なことだね?」
「何をのんびりとおっしゃいますか! イズヴァルトは陛下の敵として、立ちはだかろうとしているのでございますぞ!」
ジョーケイン王子も「よきにはからえ、では?」と吐き捨てて、冷たい視線をケノービに送る。北部での近衛騎士団のやらかしを伝え聞いて、嫌悪感を抱いていたのだ。
団員であるケノービも、その標的となっていた。この王子はこの人物に、決して心を開いてはならぬと自分に呼びかけ続けていた。
【ギルバート=カツランダルク注:余談となるが後年、ジョーケイン王子はとある事件をきっかけにホーデンエーネンから追放された。それを進めたのがケノービ=スカルファッカーだった。彼は元から王子を廃そうと目論んでいた、と言い伝えられている。】
「イズヴァルトをこのままにしてはなりませぬ! つい先ほどもナーガハーマから知らせがございました! イズヴァルトは北部諸侯の会議に招かれ、助太刀するでござる、と誓ったとのことでございます!」
「そりゃあしかたないよね。君ら近衛騎士団が乱暴にやり過ぎたのだから。余は早期の和平を求めたけど、君らは拒んだよね?」
ジューンショーンはケノービをねめつけた。ジョーケイン王子もゴミを見るような目を向ける。ケノービは心ここにあらずといった面持ちになって縮こまった。
「だが、やらかした臣下のケツを拭くのは、王の務めでもあると僕は思うよ」
「……!!」
ケノービは目を大きく広げた。その表情すら気色が悪いと思って眉をひそめる王子に、文弱な王が呼びかけた。
「ジョーケイン。叔父さんが王とは何たるかを見せてあげよう」
そしてジューンショーン王は、ケノービにこう告げた。
「これより1か月の内に、余はそなたらの陣に赴く」
つまりは、親征である。
例え文弱なれど、国王が総大将となれば全軍の士気は大きくあがるものである。
「ナーガハーマにいる近衛騎士団にこう申し伝えよ。北部に展開する軍をまとめ、ナーガハーマに集結させよ。ただし南部からの増援は無いものとする。ナーガハーマの蔵より王家の銭を全て出し、非正規兵や軍属の従者を雇い入れよ。大きく見積もっても、併せて6万の軍勢になるはずだ」
このことをすぐにナーガハーマの行政府に伝え、転移魔法が使えるサキュバスを見繕え、と王は言った。
「は、はあ。取り急ぎ、ナーガハーマへ伝えに参ります」
「絶対に仕損じるな。もしやらかしたらそのほうの首が無いと思え!」
「御意!」
ケノービは走り去った。国王は呆然とした表情のジョーケイン王子の肩に手を置いた。
「王子。君はナントブルグで留守役だからね?」
「は、はい……」
かくしてイズヴァルトは近衛騎士団だけでなく、ホーデンエーネン国王とも対峙する事となるのだが、さて、このいくさの行方は如何に?
その続きについてはまた、次回にて。