聖騎士イズヴァルトの伝説【新編】・まとめ 作:CHACOとJAGUAR
その日は、ホーデンエーネン王国暦361年3月6日であった。
イブキラッセン城のそこかしこに、何かが描かれた、長方形の白地の布が翻っていた。
真ん中は黒で縁取りした金色の十字が塗られ、その下には精密な両刃の剣が描かれていた。
軍旗であった。パラッツォ教国軍の旗が掲げられていた。
その他にも、裸身のアプサラーの百姉妹を描いた旗や、丸っこく豊満な体つきの男女が交わりあう旗も掲げられていた。どれも、パラッツォの軍が戦場で掲げるものであった。
パラッツォ教国の若き
「あれが……イズヴァルトが籠る城か」
ここに到着したのは、昨日の夜のことだった。イズヴァルトの挙兵を聞いて急ぎ準備を進め、北部諸侯を騙し続けて街道を下って1か月。その旅路の着点が、ここだった。
背後に足音がしたのでオルランドゥは振り向いた。ほこりまみれのマントをまとう、1人の若い魔道士がいた。
オルランドゥはこの男に、この城の地下にあるヨコヤマヴァールへと続く地下道を探索させていた。
「どうだった?」
「ホーデンエーネンの騎士達が言う通りでした。地下道は途中で、瓦礫と土で埋まっておりました。やはり、司祭騎士団長様は抜け目がございません。これならば空からしか城壁を越えられないでしょうね」
パラッツォ教軍には、飛翔魔法や浮遊魔法が使える者はそこそこいた。けれどもホーデンエーネン側は、1人か2人と聞いた。
「ありがとう。それを聞いて安心したよ」
オルランドゥは入口に控えていた女兵士に目くばせをした後、その場から魔道士を引き下がらせた。彼が扉の前に立つと、女兵士が腕にしがみついた。別室で慰労の『法悦』を致すからだ。
オルランドゥはヘラを呼んだ。今すぐイズヴァルトのところに行き、ローラという軍師と共にここに連れ出して欲しいと頼んだ。
「一緒になってホーデンエーネンをやっつけよう、という相談をするのかな♥」
「そういうところだ。実はだね……僕はこの時の為に、ホーデンエーネンの領主達に手紙を送っていたんだ」
味方するからイズヴァルトを挟み撃ちをしようと呼びかけるものだが、彼等をおびき出し、野戦に持ち込むように企てたものである、とオルランドゥは告げた。
「あいつらはまんまと引っかかった。全軍を率い、タッカテオッキの川べりに立っている。イズヴァルトにかなうはずがない」
「えへ♥ アナタって結構小狡いところがあるのね♥」
「褒めているんだと思っておくよ。さあ、行って来てくれ。武器は持たなくてもいい。話し合いに来てもらうんだ」
ヘラはうなずくと、いつも携えていた『獄炎の凱歌』をオルランドゥに手渡した。
「じゃあね。すぐに帰って来るから!」
手すりを飛び越えてヨコヤマヴァールへ飛んで行った。
それからすぐ、教帝は飛翔魔法が使える者達にこう告げた。
「準備だけしておけ。イズヴァルトがこちらに来たらこっそり、飛んでヨコヤマヴァールの城壁に仕掛けて来い」
彼等は破壊工作を命じられていた。城壁を崩せる強力な爆弾を持っていた。オルランドゥは最初から、イズヴァルトと戦う気でいた。
人を信じすぎる、特に、深い『法悦』を楽しませてくれる相手に気安いヘラは、彼の手玉にとられていたというわけである。
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本丸がわりの街の行政庁で、イズヴァルトは久しぶりに、ヘラと顔を合せた。
彼女は素手だった。『獄炎の凱歌』や『姫竜の牙』のどちらも携えていなかった。
3年前とは違い、紺色のビキニアーマーの胸当てが隠す乳房は大きく実り、同じ色のビキニパンツをまとう腰つきはだいぶ丸くなっていた。
背丈は低かったが男達に言い寄られそうな、魅力的な身体つきと美しさを備えていた。幼い美少女は出産を経験して急に大人の体つきになったようだ。
「おお、ヘラどの。お美しくなられたでござるな?」
「うん♥ 司祭騎士団長さん、再開を祝って『法悦』をしようよ♥」
ヘラはイズヴァルトに抱き着いて来た。しきりに股間のあたりをまさぐり、勃起しだしたのを手で確かめた。
「ほら♥ だんだん固くなってるよ♥」
「いくさの前でござるゆえ、せめて、オルフレッドどのの元に行ってからにしていただきたい」
イズヴァルトがまわりを見て言うと、ローラやオクタヴィアが目つきで答えた。この広間の奥にある手洗い場でしてこい、と言っていた。
「あとまわしじゃなくてさ、いますぐしよーよ♥ ほらほら♥ おちんちんがもっとかたくなってるよ♥ 欲しがってるよ♥」
「致し方ないでござるな」
イズヴァルトはヘラを抱き上げて、手洗い場の中に入った。自分のズボンのベルトと紐にヘラが手をかけてくると自由にさせ、高々と伸びあがって上を向く、大きく腫れあがったものをヘラの眼前に突き出した。
「さあ、満足するまでこれで遊ぶがよろしかろう」
「わーい♥」
ヘラはイズヴァルトのものを掴んでしゃぶりだした。口をすぼめ、舌で転がし、手でゆっくりとさすった。
「おお……気持ちがよいものでござる……」
思わずため息をついてしまった。このゴールの娘の技巧は、この3年で随分と成長していた。
イズヴァルトの肉笛は歓喜に包まれた。ヘラは下履きの中に左手を入れ、己の陰核をいじりながらしゃぶり込んだ。
「も、もうだめでござる……!」
イズヴァルトの精がヘラの口に飛び込んだ。彼女はそれを舐めこそいで飲み込むと、下履きを脱いで右足を持ち上げた。露を垂らした陰裂が、イズヴァルトの目に映った。
「今度はこっちにたっぷり注いで♥ 司祭騎士団長さんのおちんちん、まだ硬いままだから入るよね?」
射精をしても、イズヴァルトのペニスは上を向いたままだった。言う事を利かない性本能は、ヘラのヴァギナから放たれる暖かいにおいのせいで狂っていた。
「手早く終わらせたいが、拙者のちんちんは2度3度放っただけではおさまりきらぬでござるよ」
イズヴァルトはヘラを抱き上げ、蜜がしたたるそこに入った。ねちっこくしつこい膣肉に触れ、彼のペニスは堅さを増した。動くと尿道に残っていた精液が、ぴゅっ、と飛び出た。
「ううむ……前よりも具合が良いでござる。ぬちゅぬちゅが強まっているでござるよ」
「うふ♥」
ヘラの膣はきついと思うところが無くなっていた。それから動かすたびにふんわりとしたものが狭まっていき、快楽をもっと深くしだした。
往復が続くとヘラは汗をかき、イズヴァルトにしがみついて自分から腰をくねらせた。
甘い息遣いとふんわりとした身体の感触でイズヴァルトは本能を刺激され、理性を喪い、我慢をこらえるのを止めてしまった。
「おおっ……」
「はやーい♥ 司祭騎士団長さん、あたしはまだいってないよー♥」
「面目ないでござる。ううむ……」
勃起はまだ止まらない。イズヴァルトは腰を動かし続けた。精液が流れ込んだ膣の中で動いた。
膣壁に精虫の汁をなすりこみ、新たな甘いしびれが根元で起こりだしたところでヘラは喜悦の声をあげた。
イズヴァルトは彼女をきつく抱きしめながら、彼女に『法悦』の頂を向かわせてやった。
「はあ……はあ……♥ 今日一日、司祭騎士団長さんを独り占めにしてもいい?」
「それは無理でござる。まあ、この1時間ならなんとかなるかもしれぬでござるよ」
「せわしいなあ♥ あたし、司祭騎士団長さんのあかちゃんが欲しいのに♥」
ヘラとの交合は、きっちり1時間で終わった。子宮をすっかり精液でたぷんたぷんとなったヘラは、手洗い場の上にしゃがみ、膣口から精液が滴りだすのをイズヴァルトに見せた。
「ほらほら♥ すっごいでてるよ♥ 司祭騎士団長さんのせーし♥」
「代わりに拙者のきんたまは、からんからんでござるよ。ヘラどのおまたを洗って進ぜよう」
イズヴァルトは背中にさしていた『氷雪の栄光』を抜き取ると、その先端を彼女の股に当てがった。
「これ、なあに♥」
「お湯が出る魔法の棒でござる。手洗い場のお水はいささか冷たいゆえ、これを用いて洗うでござる」
そう告げると、魔法の指揮棒の先から暖かい水が勢いよくほどばしり、ヘラの膣内に飛び込んでいった。
子宮口まで当たって来て、ヘラは思わずのけぞってしまった。
「ひゃうっ♥」
水流は子宮の入り口を無理やりにこじ開け、その中まできれいに洗い始めた。お湯に混じって精液が流れ出て、排水口へ押し出されていった。
「これ♥ きもちいい♥」
「ローラどのやオクタヴィアどのらも、おまんこのあとはこれをしてとせがんで来るでござる。おケツの穴にやられるのも病みつきでござるよ」
「ねえねえ、こういうことにも使えそうだよ♥」
ヘラは腰を引いて水流を陰核にぶつけた。そのまま腰を小刻みに動かし、喜悦の笑みを浮かべた。
「存じておるでござる。エレナが大好きな使い方でござるよ」
「ふうん♥ エレナちゃんがそうなの♥」
イズヴァルトはうなずいた。しかし強い水流でのクリトリス刺激は、悪い作用を起こしてしまった。
エレナの陰核はこれを始める前より倍以上も大きくなってしまったのだ。クリトリスの大きな娘はイズヴァルトも大好きだったが、我が子となると流石に別だった。
「ああ、クセになりそう♥」
「ヘラどのも大層なデカクリゆえ、控えたほうがよろしいでござるよ?」
イズヴァルトはクリトリスへの刺激を止めた。ヘラのそこはローラの倍近くあって、妖しく艶やかに光っていた。
そうしてイズヴァルトは、ローラと共にオルランドゥ帝のところに向かった。ヘラの魔法で空を飛び、イブキラッセン城がある山に入った。
おおよそ3万のパラッツォ教国軍が入るその山では、司祭騎士団長の訪問を喜んで、信徒たちが駆け寄って来ると思っていたが、様子が違っていた。
挨拶もしてこないし、呼びかけても返事をしない。徹底的に無視されて心苦しく思い、ヘラに尋ねると、彼女は悩まし気にため息をついた。
「軍紀で決められているからだよ。仲間うちの私語と『法悦』は許すけど、勝手に持ち場を離れて村や街に行ったり、見知らぬ人に話しかけるのは厳禁」
これを教帝が決めたのだとヘラは言った。パラッツォ軍の全てには無理だが、手元にある直属軍にだけは、軍法をしっかりと守らせる。ヘラの私兵にも申しつけていた。
「なるほど。オルフレッドどのは良き将、強き王になられるでござろう。コーザどのが一国のあるじに決めたのは、慧眼だと思えるでござるな」
「あたしも教帝さまは名君になれると思うよ。ちんちんも司祭騎士団長さんぐらいにおっきくて、毎日いろんな女の子と『法悦』をして、たっくさんのあかちゃんを作っているからね!」
「……後継者で揉めそうですなあ、パラッツォ教国は」
ヘラがオルランドゥの子を産まない限り、跡継ぎ問題が起こるかもしれないとローラはぼやいた。ヘラは毎日のように『法悦』をしているからすぐに子ができると笑った。
とはいえ今のヘラは、口では教帝を慕っていると言い張るが、イズヴァルトが近くにいると彼にべったりくっついていた。
ホーデンエーネン軍が攻撃を開始するまでは、この男とおまんこをして過ごしたいとローラにだだをこねた。
「どーせ魔法もろくに使えないザコばっかでしょ?」
「あはは。そうではありますがねえ?」
「あたしの『獄炎の凱歌』で焼き払っちゃえばすぐに終わるんだし、今夜ぐらいは司祭騎士団長さんと『法悦』をやりまくってもいいよね!!」
ヘラはイズヴァルトに抱き着き、皆が見ている前であけっぴろげに甘え続けた。
イブキラッセン城の本丸に入った。ヘラは城門前の兵に教帝がどこにいるか尋ねた。
「陛下ですか。すぐそこの広間で皆様方をお待ちかねでございます」
「ありがとう。さあ、司祭騎士団長さん、ローラさん、入ろう?」
しかし、広間には誰もいなかった。階段をあがったところにいるのかと思ったが、兵士の姿は見えたけど、オルランドゥの姿はうかがえなかった。
「……どこかで『法悦』の最中でござろうか?」
「かもしれないね。あたし、上にあがって探してくる!」
ヘラが階段を駆け上ると、イズヴァルトは傍にあった椅子を見てローラに座るように促し、自分は広間をぐるりと見て、様子を確かめた。
「拙者らが落とした時と、何も変わったところがないでござる」
「この城を拠点としたのはなかなかですな。北街道に面しているから、逃げ道も確保できますし」
「ヨコヤマヴァールは、ちょっと広過ぎだったでござる。しかしこの城も大きい。トーリどのが築かせたと聞き及んでいるが、何を考えて築いたのか、皆目見当がつかぬでござるよ……」
「まさか、オーミゲニアに国を作ろうとしたのではないでしょうか?」
悪い冗談を聞いて、イズヴァルトは顔をしかめた。
しかし、ローラからも見えぬ彼のその背後に、いつの間にか鎖帷子と兜に身を包んだ、武装した若い男の姿があった。
うねるような刀身の大剣を持った腕をぐっと引いて、イズヴァルトの背中を狙っていた。
鋭利な刃の切っ先は、音もたてず、声もあげず、イズヴァルトの背を貫こうと押し出されるが、果たして、この刺客は何者であったのか?
その続きについてはまた、次回にて。