聖騎士イズヴァルトの伝説【新編】・まとめ 作:CHACOとJAGUAR
教主コーザとの決戦、祖国への決別、愛する人との突然の別れと、喪失の中をさまようイズヴァルトのお話が展開されていきます。
記録:2人の勇者①
------
オルフレッドを蹴散らし、ホーデンエーネン軍を叩きのめして聖騎士団を寝返らせただけじゃ、ことは解決したわけじゃなかったそうだ。
イズヴァルトさんはこの後、本当に恐ろしい敵に立ち向かうこととなった。
教主コーザ=ストーンマウント。あの当時じゃ世界最強と謳われた魔王こそが、この戦いの本当の敵、となったようだ。
『ミツクニュモスの記録』より抜粋。
------
□ □ □ □ □
戦いが始まってから8時間。夜が明けた。
ナーガハーマの物見台からいくつもの狼煙があがり、花火があがった。花火には色がついており、赤い色だった。撤退の合図だった。
この時ホーデンエーネン軍は、全軍がタッカテオッキの河の南岸にあった。イズヴァルトの卑怯、ともいえる氷の矢雨で1万近くの将兵を削られ、続く騎馬突撃で恐怖を撒き散らされたから退いたのだ。
しかし、渡河の段階でも慌てた。幾十人もの兵士が薄い氷を張る冬の川に落とされて、命を失った。
河には死体が浮かび、向こう岸は血で染まっている。
それを見ていたケノービ=ソーローは、イズヴァルトには決して正面から戦ってはならぬ、と決意していた。
(これが10年以上も計画していたことの結末か! いいや、そうではない!)
イズヴァルトではない他の者ならば切り崩せる。そうしてイズヴァルトを孤立させ、弱ったところを叩けばいい。
そうは思うが、並大抵の労力と時間ではままならぬだろう。なにせドワーフやらエルフやらを味方につけている。話によればあの男は、南東の大国・ヒッターチの皇帝と友と呼び合う仲らしい。
ヨコヤマヴァールに侵入した聖騎士団は寝返り、堂々と、「イズヴァルト側につく」と宣言してきた。あの城に籠もるマイヤの『おしゃぶり』のせいだ。
彼らがそう告げたところで、コーザとヨーシヒデクスが取り決めた『ルール』により、ホーデンエーネン軍は負けとなった。
(やはり、マイヤ=カツランダルクから討つべきだったか! いや、でも……それをやったらイズヴァルトは今度こそ、我が国を焼き滅ぼすだろうな。)
この勝負は最初から決まっていた、とケノービは思うことにした。礫石の河岸に立ち、撤退の合図から5分経ってもなお、ヨコヤマヴァールの城市に目を向け続けている。
「常在戦場を旨とし、精強と謡われたホーデンエーネン軍も、イズヴァルトと『おしゃぶり姫』の前では、打つ手無しというわけだな……」
腹いせにあの『おしゃぶりだるま』に頼み込んで、慰めのおちんぽすっきりをしてもらおうか。はたまた、クリスタというあの女エルフに甘えさせてもらおうか。
彼の左横で床几に腰かけていた男を見る。彼は面白そうに同じものを眺めていた。盟友・ヨーシハルトス=ヒラジマッシモだ。
彼は右肩を負傷していた。鎧を外し、肩に血だらけの包帯を巻いていた。
六枚銅貨部隊とゴーレム部隊を破られた後、この前の再戦だ、とイキって部下たちとともに突撃したが、イズヴァルトの傍にいたトールキンに追い返された折りにやられたものだ。
「そういうことだな、ケノービ。俺達は負けたのだ。それを潔く認めようじゃないか?」
「わかっておりますとも。だが、釈然としない……」
「だったら、俺達も詫びを入れに来たと称して、マイヤ姫の『もちもちアナル』とやらを堪能しようか? ロゼ姫の尻穴以上の具合らしいぞ?」
さらわれる前と変わらない姿みたいだ。見た者によると、おっぱいとお尻がもう少し膨らんでいるらしい。
「というわけで傷の手当をした後、俺はマイヤ姫に会いに行くぞ! はははは!」
「そんなすぐには会ってくれやしませんよ。それよりも、我らにはこの後も仕事がございます」
「そうだったな。論功行賞と兵へのねぎらい。それから、国王陛下のお沙汰を受けなければな」
ヨーシヒデクスは残念がった。マイヤは『ひよこ好き』の趣味の男でも十分にそそる、あどけない顔立ちをしていたからだ。
ヨーシヒデクスは床几から立った。さて、そろそろ帰還しなければ。
「お供いたします」
馬上の人となった2人は、この場にいない人物のことについて話しだした。
「しかし、アナキンを連れて来なくても良かったのか? あの男は『魔族殺しの剣』の使い手だろう」
「あいつは、イズヴァルトに顔を覚えられているそうです。到底、マイヤの暗殺は遂げられなかったでしょう」
「どこでだ?」
「イーガと言ってました。アドルフ王子の隠れ家の門の前だったそうです」
そこでイズヴァルトに一太刀を浴びせた。顔ははっきりと覚えられたはずだ。戦場に出れば必ず、目をつけられる。
「さぞかし残念がっているだろうな。弟殿は名をはせたいと言っていたではないか?」
「あいつにはこれから、役立ってもらいますよ。私たちにはもっと大きな夢がある」
養女としたレーア=カツランダルクを押し上げて、いずれ彼女を国王の妃にする。
それで生じた権威で、この国を牛耳りたいというのが、ケノービの夢だった。
□ □ □ □ □
「うえっ♡ うえっ♡ うえええっ♡」
男たちの汗臭いにおいが渦巻く行政庁の大広間で、マイヤのえづく声はひっきりなしに続いていた。
聖騎士団がこの街に潜入してからずっとだ。
ロンメルがホーデンエーネン軍側に手紙を送り、そのホーデンエーネン側からも、負けを認めた使者を送り、教主コーザからも勝利を祝して、『温室メロン』を持ってきた教典の巫女がやって来ても、まだ続いていた。
「やだあっ♡ やめでぇえ♡ おねがいだから休ませてぇっ♡」
かれこれ18時間、マイヤは広間のソファに寝かされ、聖騎士団員達に代わる代わる抱かれていた。口と股とで一度に2人の団員の相手とくみあっていた。
この乱交は、聖騎士たちの申し出によるものでもあった。
彼らの性欲の発散もさることながら、ちんぽを献上してマイヤのに忠義を尽くす証をたてるのと、彼女の勝利のお祝いに、ということでもあった。
上の口ではぺろぺろぺろり。
下の口はぐちゅぐちゅぐっちゅん。
まんこを男根で盛んに襲う者が、
「おおっ! マイヤ姫様のおまんこ、すんごくきもちいいっ!」
と感激すると、ソファに乗り出してマイヤにしゃぶらせていたもう一人は、
「いきそ、いきそ、いきそおおっ!」
と叫んで彼女の口の中に放ってしまう。
マイヤの身体はすっかり、ザーメンまみれになっていた。口元と股穴のまわりはべっとりと汚れ、こぼれた一部が胸元にこぼれていた。
しかし吸精魔の身体に近くなった彼女の肉体は、精液にまみれればまみれるほど、幼い少女のそれにも似た、甘いにおいを色濃く放ってしまっていた。
彼女は疲労困憊の域にあったが、発情が止まらなかった。もっとちんぽが、精液が欲しいと燃え上がっていた。
ちんぽに貫かれるたびに腰はくねり、亀頭と裏筋が口元に近づくと、ついつい唇と舌ですべらせてしまう。
「んぐっ♡ んぐっ♡ んぐーっ♡♡」
顔はド直球に至福アクメヅラだ。それを見た聖騎士団の者たちは、ますますちんぽが硬くなってしまう。
こうなるとこの場にいる彼ら全員が、最低でも2発はマイヤの女膣にぶちこまぬ限りは収まりきらない。皆が「イズヴァルトさん、ごめん……」と心の中で謝りながら、マイヤの身体を貪り続けていた。
その一方で彼らの指揮官たるライナーとロンメル団長は別室で、ホーデンエーネン軍の使者らと今後のことを協議していた。
その使者というのが若い男だった。ナガオカッツェ公の弟、ヨーシアキレウスその人である。
「……まだ続いているとは。なかなかにお盛んですな、マイヤ姫は?」
朝方からずっとこうだ。時計はもう、夜の11時をまわっている。マイヤは飲まず食わずでたくさんのおちんぽを貪っていた。しかし食わなくても精液を摂取すれば、問題ない身体になっていたのだが。
「私も後で、マイヤ様に甘えてもよいものだろうか?」
真向かいの席にいたロンメルはうなずいた。眠たげな目をこすりながら。隣にいるライナーも苦笑していた。
2人は少々やつれていた。戦いのせいではない。マイヤとともに出会ったイナンナに惚れ、かわりばんこで寝たからだ。年のことを考えずに、たくさん盛りあがってしまった。
しかしこの場でぶう垂れていた者が1人。ライナーの護衛のベートーベンだった。
せっかくマイヤと再会して、たくさん彼女を悦ばせたかったのに、聖騎士団の連中のせいで自分の番がなかなかまわらないことに憤っていた。今朝、マイヤに6発も中出しを決めたというのにだ。
「お言葉ですが、姫様は味方に加わってくれた聖騎士団を労うために、ああいうことを……」
「欲深だな、ベートーベン。単刀直入に言えば、君がもっと姫としたいから言ってきているのだろう?」
「……」
「冗談だ。私は君と比べて淡白な性だ。マイヤ姫と同衾したいと強く願ってはいない。ほんの戯れだ」
「面目ございません」
「ところでイズヴァルト卿はまだ起きてこないのか?」
「そのようです」
ロンメルはオクタヴィアからの返事を伝えた。イズヴァルトは女を近づけず、昼間から、ただただ深い眠りについている。
「よほど精神的に堪えたのでしょうね。この日の為に入念な準備をしたそうですから」
「あるいは、救えたはずの命を救えなかった、ということへの悔やみのせいかもしれないな。北部諸侯も民も、この内乱でだいぶ被害を受けた……」
ヨーシアキレウスは目を閉じた。
この戦乱で諸侯のうち半分近くが『当主交代』となった。
民においては、10万人以上が家財道具を奪われたり、親子供を殺されたりと、大きな被害をこうむったという。
「元通りになるには、最低でも10年はかかるだろう。それとホーデンエーネンは、吸収したクボーニコフの将兵の処遇を決めねばならん」
「殿下、こうしてみてはいかがでしょう?」
ライナーが献策した。ナーガハーマの太守としてイズヴァルトを置き、その部下としてクボーニコフの者たちを置くというのは、どうだろうか。
「なるほど。悪くはない。陛下にお伝えしよう」
「是非とも。それでは、我々も一睡りいたしましょう」
「……どこでだ?」
この部屋にも届いている、マイヤの悩ましい声を耳にしながらヨーシアキレウスは毒づいた。
「私は静かなところでないと眠れない性分だ。良い寝床を案内してくれ。マイヤ姫のあんな声を聞いていたら、眠りたくてもムラムラとして目が冴えてしまうからな?」