聖騎士イズヴァルトの伝説【新編】・まとめ 作:CHACOとJAGUAR
ヨコヤマヴァールの決戦の翌日の朝。
やっとのことで目覚めたイズヴァルトは、自分が武装をほどいていないことに驚いた。
(むうう。いつもはイナンナどのかオクタヴィアどのに、勝手に素っ裸にされているのに……。)
それだけ彼女たちに気を使われていたということだ。
ついでに股間を触ってみた。朝立ちこそしていたが濡れてはいなかった。昨日の大舞台の間は流石に、自分の仕事しがちな陰嚢も仕事をしていないようだった。
鎖帷子をまとい、兜をかぶったまま、カビとホコリのにおいが漂うベッドから起き上がり、外に出た。
少し暖かかった昨日とはうってかわって、とても冷え込んでいた。
しかし雪は降りそうには見えなかった。隅々まで雲1つ無い晴天だった。
井戸で顔を洗いながら、そう言えばマイヤはどうしていたかと考え、思い出した。行政庁の大広間で、聖騎士団の者たちと乱交に及んでいたのを思い出した。
(すっかり見そびれたでござる。マイヤがみっともなく『ざーめんのみほーだい』をやっているところを拝みたかったでござるよ。)
そいつを見物した後にマイヤをたっぷりとかわいがってあげたかったのだが、昨日は疲れ切っていて流石にそうもいかなかった。国王の使者とのやり取りを、ロンメル団長らに任せてしまった。
肝心なところで根気が出ない。自分をなじりながら歩いていると、後ろから聞き覚えのある子供の声が自分の名前を呼んだので振り返った。
「やあやあイズヴァルト。とうとう事が成就したね!」
ツダサンチョーだった。両隣にはヴァネロペと狐の獣人のイナリーレンだ。
それと、黄金色のふさふさとした尻尾をなびかせる獣人の肩には、シマエナガ型の魔族が二匹、ちょこんと止まっていた。フェルンとゼンゼである。
「皆々様、コンゴウアミダラデンからはるばるここまで来られるとは。千里眼の魔法で一部始終を見ていたでござるな?」
「うん、まあね。エルザ達の定時報告もあったけれど、上陸してからの活躍を、ちょくちょくと見せてもらったよ。まったく、すごいね!」
『氷雪の栄光』というチート武器を用いはしたが、向かうところ敵無しという様子で快進撃を続け、ホーデンエーネンとパラッツォ教国の連合軍を打ちのめした。
「どの戦いも鎧袖一触だったね! キミぐらいの『ゆうしゃ』はそうそういないよ!」
「闇の王や巨悪の魔道士のような、手こずる強敵がこの世界にいれば、もう少しはわかりやすい名の挙げ方ができたんだろうけどね?」
そう指摘したのはイナリーレンだった。
イズヴァルトもそこだけは同意する。今回は数こそ多かったが死闘と呼べるものは無かった。
とはいえ相手は大軍だったから、ナメた戦い方をすれば足をすくわれただろうが。
「まあこれで、キミも晴れて『ゆうしゃ』を名乗れるよ! 魔界でそいつらを見てきたボクが言うんだから胸を張りたまえ!」
「はあ。お言葉に甘えてそうさせていただくでござる……」
「ところで、このプロジェクトに携わったボクに、そろそろ『謝礼』を寄越してくれよ?」
まずは金貨1000枚。でもこれは前金だ。
「それから……そうだね。多分キミはこのヨコヤマヴァールとナーガハーマの統治を任されるだろうから、そこのあがりの一部を毎月納めたまえ。500年間ぐらいでいいよ?」
「……随分と大きく出たでござるな?」
そこへヴァネロペが近づいてきて、ごにょごにょと助言してきた。
「えー、なになに? ツダサンチョーどのの言葉は真に受けるな、でござるか?」
「ぶんぶん! (激しく首を縦に振る音。)」
「待て、ヴァネロペ! ボクにタダ働きしろというのか!」
「ごにょ! (魔竜様が帰ってきたら言いつけるからな!)」
魔竜の名前を出されると、ツダサンチョーは黙ってしまう。魔王の外戚と実の妹では、血が濃いほうが位は上だからだ。
「……ちっ。ならマイヤの孫娘姫ってのをボクに献上しろ!」
「マレーネどの(マイヤの孫のほう)でござるか? まだ赤ちゃんでござるよ?!」
「だから育ってからだ! 15になったらボクんところにもってこい! きっちり腹ボテにして権利を要求してやる!! どうせ王族衆なんだから領地も与えられるだろうからな!!!」
ツダサンチョーはどこまでも欲深かった。おまんこを散々楽しんだ挙げ句に銭もぶんどろうとする。
そこにイナリーレンが割って入って来た。いつも傍観を決め込む彼女としては珍しく、実のところまだ戦いは終わってないのでは、と尋ねてきた。
「いやしかし、もうすでに決着はついているでござるが?」
「そうとは言えないよ。腹の底で何を考えているかわからない、どう転ぶかが見えない者が1人」
イナリーレンは北東の方角に顔を向けた。右肩に乗ってきたゼンゼと一緒にイズヴァルトはイナリーレンの視線の方角に目を向ける。
「君が常々勝てる見込み無いと思っている難敵が、まだあそこにいるんだろ?」
「コーザどのをおっしゃるのか?」
イナリーレンはこくりとうなずいた。それからスカートのポケットから何かを取り出した。紅いガラスのメガネだった。
「それは……?」
「『すかうたー』だよ。イーガ国のマイア=テクニカが出した最新版を買ったのさ。でも、ちょこっとだけ改造させてもらったよ」
『すかうたー』は魔力量を測る道具だ。魔界にも似たようなものがある。マイア=テクニカが作ったものは少々制度が落ちていたから、イナリーレンはこれをちょこっと直した。
イナリーレンはメガネをかけると、イズヴァルトをじっと見た。
「150万か。うん、この世界のエルフのまあまあな使い手クラス、といったところだね」
魔力もそれなりに伸びているのか、と思いきや、イナリーレンはちょっとややこしいと答えた。
「マイア=テクニカのと違って、これは潜在的な魔力も測れるんだよ。フルパワーの7割程度までだけどね」
「となると、本当はもっとある、ということでござるな?」
「そうだね。君や、この世界の精霊人たちは私たち魔族から見れば、かなりの脅威に見えるよ」
潜在的な魔力を込みにすれば平均的に、ハーフエルフなら50万。ドワーフやゴブリンは100万から150万。ハーフリングに至っては300万だ。
それから、エルフは50万から200万ぐらいと幅があるが、凄いのはとにかく凄い。ミナッカミニアのキファニアがそうだ。
潜在的な魔力は3000万以上と予測されている。あれの半径には絶対に入りたくない、と彼女を知る魔族たちはよく言っていた。
「対して貴殿らはいかがか?」
「私は君と同じぐらいだよ。中の下クラスの魔族としては平均的さ」
フェルンとゼンゼは300万弱。ヴァネロペとツダサンチョーは1200万以上だ。サキュバス達はエルザのような中級階層だと、最低でも500万はある。
「ごにょ。 (知っていると思うけど、わたし達サキュバスは、魔力量が多いぶん得意な魔法が限られているから。)」
「確か、人をやっつける魔法は引き出すのに、数倍の労力がいるという話でござったな?」
「ぶんぶん。 (そうそう。攻撃魔法がまるでだめ。転移魔法もそれなりに魔力を食うけどね。)」
しかも平時から、男のちんぽをギンギンにさせる色気を漂わせるのに魔力を消費している。
その量は1秒毎でごくわずかだが、枯渇することも無くはない。サキュバスの身体はきわめて燃費が悪いのだ。
「それで殿方の精液を摂取して補給する、というわけでござるな?」
「そういうことさ。魔力が尽きれば、サキュバスもただのおねえちゃんになる。まあ、ヴァネロペ達はなかなかそうならないよ。ニンゲンだけでなく獣もさからせるからね。犬や豚の精液にも魔力は含まれているからさ」
「……なるほど。ゆえにコリアンナどのは魔獣のちんぽにハマったわけでござるか」
ツダサンチョーが嫌そうな顔でつばを吐いた。獣姦趣味の子孫は、可愛くてもあんまりうれしくなかった。
その『通い夫』が今、ヨコヤマヴァールに来ているらしい。行政庁に顔を向ける。ヨーシアキレウスは今頃、マイヤに『搾取』されているのだろうか?
「そこを見ているのかい? ボクの2人の子孫がいるね?」
「ヨーシアキレウスどのはいかがでござろう?」
「大したこと無いよ。雑魚なニンゲンの血がかなり混じっちゃっているからね。でも、なんか秘めているやつ、というのはうかがえるよ」
気にかけるのはそっちじゃないよ。ツダサンチョーはそう言った。もう一人の子孫がヤバいことになっている。
「……マイヤが?」
「そうだね。ボクと初めて会った時と比べて、魔力量だけはとんでもなくあがったよ。魔法は全く使えないようだけど、多分今じゃ、エルザのクラスはともかく、エルフのできがいいヤツ並には上がっているだろうね」
そしてキミと一緒にコンゴウアミダラデンで、『ゆうしゃ』たちと旅の計画を練っていた時には魔力量は50万を越えていた。魔法がほとんど使えないのでその遣い道は無いのだが。
「……イーガで真面目に魔法の勉強をしていたら、どれだけ凄い使い手になっていたでござろう?」
「まあ、キミの期待には応えられないとは思うよ。ズタズタになってる魔力回路を調べてみたけど、まともだったとしてもサキュバスが使えそうな身体強化魔法ぐらいしか使えないだろうさ」
まんこや尻穴の締まりと肉の吸い付き方を強化する。
それから風魔法と親和性がよろしく、おならで飛んだり風の刃を起こすことも可能になるだろうが、
「風の刃といったって、にんじんが切れる程度だろうさ」
「ううむ……ちょっと微妙でござる」
「だが、サキュバスが羨ましがる特質を持っているようだね」
もう1人の先祖の血のせいで、惹きつける力にかける魔力消費については、ゼロであるという。
そのご先祖、魔王の叔母にあたる人物は魔力なんぞ消費しなくても、近くにいる者の心を蕩かせてしまう。
「流石はトーリの妹というべきだよ。姉が死んだから血が目覚めだしたのかもな。魔族となった暁には、どうなるかわからない」
「良き血筋というものは羨ましいでござるな? ほとんどずるっこでござるよ……」
「まあ、君はそんな女を妻に持っているわけさ。それこそ、君こそが人に羨まれるのだよ」
だから何かよこせ、とツダサンチョーは言った。あと、マイヤに言っていたマイア=テクニカの社債も貰っていない。
「また銭の話を繰り返すのでござるか……」
イズヴァルトは呆れて、ものが言えなかった。
□ □ □ □ □
「おらっ! おらっ! おらっ!」
男たちのむわっとした汗と精液のにおいが濃く漂う大広間で、ベートーベンは力強く腰を突き動かしていた。
「ひゃううぅ♡ ベートーベンさん、激しすぎだよぅ♡」
そう叫んだのはマイヤだった。彼女はベートーベンにお尻を向け、激しくたわませていた。
ベートーベンは今、きったなく汚れたソファの上の、チンカスとザーメンにまみれてきったなくなった彼女を背後から責めている。
彼のぶっといペニスが入っていたのは、彼女のアヌスだ。まんこよりも仕上がっていて気持ちが良い。こいつは彼女の身体の一番の搾精兵器だった。
もう既にマイヤの肛門は、ベートーベンの精液まみれになっている。
彼は起きてからすぐに、聖騎士団員全員へのねぎらいを終えたばかりのマイヤに飛びかかった。
かれこれ1時間、直腸に挿れっぱなしにしてハメ続けていた。
「あーたまんねえ! マイヤちゃんのおちりの穴はお口なんか目じゃないぐらいにたまんねえぜっ!」
「おねがい! そろそろやめてよぅ! 強すぎて壊れちゃうよぅ!」
「やだやだ! 俺はマイヤちゃんの肛門がぶっ壊れて二度と閉じれなくなるまでハメたいんだいっ!」
「ふえええええ〜ん!!」
最高の尻穴である。締まりも中の具合も素晴らしい。
そもそも、マイヤの尻穴が極上の名器だと初めて知ったのはベートーベンだ。彼女のケツアナ処女を奪った張本人である。
彼は食い散らかした市井の娘の面倒くささに辟易し、男色の道に進んだが、マイヤだけは別だった。
最初は歳にあわない言い回しをする、クソ生意気なガキだと思っていたが、おまんこの時はどの女よりも可愛かった。
(ああ。たまんねえぜ。イズヴァルト、マイヤちゃんと1年間こうしてケツまんこいじりをする権利、俺にくれねえかな?)
そう思いながら「ひゃうん♡」と喘ぐマイヤのアヌスを堀り続ける。またも精液がびゅるると出てしまった。
「はあーっ……気持ちよかったか?」
「嬉しいけど、そろそろうんちがでてきちゃうよー!」
「そっか! あははは! そうだったか!」
ベートーベンはマイヤの尻を思い切り叩いた。
ふえええ〜ん、と泣き叫ぶ彼女の肛門の締まりが、一層強くなった。
「このままうんちしちゃえよ! あとで俺が掃除してやるからな! 安心してぶりぶりかましてかまわねえぞ!」
「やだよー! おちりの奥をまたごしごしとしないでーっ!」
「おおお! 締まりが一層きつくなった! 奥もうねうねとしだしているぜ、たまんねえっ!」
「やだーっ! これ以上は、だめーっ!」
肛門に男根の幹をしごかせていたベートーベンは、前の方から強い圧力を感じて「うおっ!」と叫んだ。
自分のペニスとマイヤの尻穴の結合部から、精液が混じった液状便がびゅりゅりゅりゅ、と漏れ出たのだ。
マイヤの『げりべん』だが、ザーメンのにおい以外はきわめて甘ったるいにおいがした。
子供の頃は多少甘い匂いがしたけれどもごく普通の『くっさ汁』だったのに、むちむちふわふわ肉便器ボディに育った今の彼女のげりうんちは、甘いにおいがふんだんな『内臓製催淫パフューム』を漂わせていた。
そのにおいはベートーベンのちんぽの硬度を、ますます強くさせた。既に120%の力があったのにその倍になった。このままちんぽを切られたら即座に失血死しそうだ。
「うおおおお! げりべんまみれのけつのあな、たっぷりと味あわせてもらうぞおぉっ!」
「うええええん! たすけてー! 私の肛門が死んじゃうよー!」
ベートーベンは、軟便がかかって茶色く染まった下腹を乱暴に動かした。マイヤはケツと直腸からくる激しい快楽に苛まれながら、自分のうんちのクサさに嘆いてわんわんと泣いた。
「ぐおおっ!」
またも吹き出してきたげりべんの圧力に抗するかのように、マイヤの尻奥にまたも射精したその時、イズヴァルトはツダサンチョーとともに現れた。
「おはようさんでござる!」
「おおおお……おお、おはよう、イズヴァルト。マイヤちゃんの尻穴、借りてるぜ!」
「たすけてよぅ、イズヴァルト……」
顔と身体はザーメンまみれで、尻は下痢便でぐちゅぐちゅになっていたマイヤを見ると、イズヴァルトは顔をほころばせてニコニコとしていた。
「マイヤは今日も、とってもかわいいでござるよ!」
「かわいくなんかないよっ! 身体はともかく、おちりがきもちわるいんだよーっ!」
ちなみにまんこの中はザーメンまみれである。子宮の中もたっぷんたっぷん。
そのせいか、ソファでつぶれる彼女のおっぱいのさきっちょからは、甘い匂いのする母乳がにじみ出ていた。
マイヤのでっかい胸の実りは無用のでかさではなかった。ちゃんとミルタンクとしての機能も動いていた。
もっとも、これをちゅうちゅうして飲みたがるのは、オクタヴィアらぺちゃぱいの女エルフ達ばかりであったが。
「おお、イズヴァルト。交代したいか? 俺はやだぜ? ずーっとマイヤちゃんのケツアナと繋がってたいんだ」
「それは喜ばしいこと申し出でござる。ベートーベンどの、拙者らとともに旅をせぬか?」
この申し出だが、今のナガオカッツェの仕事をやめ、イズヴァルトとともに色んなところをまわるということだ。
ベートーベンはマイヤの尻からちんぽを抜いた。
「……よせよ? 俺はまだ立身出世を諦めたわけじゃねえ」
彼はまだ聖騎士団復帰を諦めていなかった。団長となるのが彼の夢だ。
それと、その夢がかなわなくとも、ナガオカッツェで構わないから、それなりの地位にありたい。もしかしたら、王族の姫と結婚もできるかもしれない。先代領主のたくさんいる姫のうち1人になるだろうが。
「それとさ、お前の傍だと俺はかすんで見えちゃうだろ?」
「だったら、イナンナどのの『はんぶんエルフ』の改造手術を受けるでござるよ! 貴殿なら素質あるとイナンナどのは言っていたでござるよ!」
「いやいや、3年も4年も寝たきりになるんだろ? ちょっとやだぜそんなの。俺は1分1秒、充実して過ごしたいんだよ……」
じっとしているのが苦手だ。何より怪しげな手術を受けるのは気が引ける。
「このソファと床、俺が掃除するからお前はマイヤちゃんと湯船につかるといい」
イズヴァルトはうなずいた。
短くなった腕をあげて、「だっこして〜?」と甘えてくるマイヤを抱き上げ、うんこがつかないように沐浴場に向かった。
しかし、イズヴァルトと一緒にいたはずのツダサンチョー達はいなかった。大広間のにおいがあまりにもひどく、入口で立ち止まっていたからだ。
「すげえくっせえや……まだにおってるよ」
ハーフリングの大貴族がつぶやくと、ヴァネロペが蕩けた笑みを浮かべてうなずいた。
瞳の真ん中が発情を示すピンク色に変わり、掃除用具を取りに行ったベートーベンに近づいていった。
「チンポがうんこまみれの男とやる気かよ?」
ツダサンチョーは苦笑いし、後ろにいたイナリーレンに呼びかけようとする。彼女は強張らせていた顔に『すかうたー』をかけているのを見て尋ねた。
「まさか、ボクの子孫はまた『成長』してたのかい?」
イナリーレンはうなずいた。それからぼそっと。
「1000万。信じられない……」