※この作品はR-18です。

聖騎士イズヴァルトの伝説【新編】・まとめ   作:CHACOとJAGUAR

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記録:2人の勇者⑥

(一体、何が起こったのでござるか……?)

 

 背中がやけに冷たい。いや、全身が寒い。

 

 イズヴァルトは目を開けて起き上がる。素っ裸になっていた。

 

 自分の服や靴、その上鎖帷子や兜までもが切り裂かれて、それらがあたりに散らばっている。

 

 マイヤも傍にいた。全裸で倒れ込んで「つべたい……」とうめいていた。起き上がり、彼女を抱き上げる。乱れた髪を気にしながら彼女は、イズヴァルトに抱き着いて暖をとった。

 

 足裏の冷たさを気にしながら、『氷雪の栄光』を探しそれを手に取る。それとオクタヴィアが貸してくれたマントもその近くに落ちていた。

 

「寒いでござろう。これを身体に巻くでござるよ?」

「……うん。でも私、イズヴァルトと胸をくっつけたい」

「いや、背負うならともかく、前というのは……」

「そうしたらよろしいでは?」

 

 コーザの声が聞こえた。真上からだ。

 

 彼は空高く飛び、イズヴァルト達をうかがっていた。

 

「エルフのそのマントだけは破けなかったようですね。相当な魔力を込めているようです」

「……この技はなんでござる?」

「姫竜の牙の力ですよ。人体を傷つけることなく物だけを切り裂くことができるようです」

 

 しかしこのマントは耐えた。マイヤをすっぽりと覆うことぐらいできる広いそれでイズヴァルトは彼女を包み、せがむのを受け入れて彼女と合い向かう様に巻きつけた。

 

 布の中でマイヤが嬉しそうな目を向ける。戦いの中なのに彼はマイヤの体温と大きな乳房の柔らかさに興奮してしまっていた。

 

 陰茎が高々と持ち上がり、マントからはみ出たマイヤの肛門についていた。

 

(挿れたい……。)

 

 両方の穴に。でも今はお預けだ。振り返ってコーザに呼び掛ける。降りて勝負せよ。戦いはまだこれからだ。

 

「貴方も、飛翔魔法が使えるのでは?」

「……で、ござるな?」

 

 イズヴァルトは左手で印を切った。

 

 『氷雪の栄光』にたちまち冷気がまとい、4メートルにもなる長い氷の剣となった。

 

 イズヴァルトは騎士槍の要領でコーザに突き付ける。『姫竜の牙』ではじくが、逸れても横殴りに撃って来た。

 

 いなされるとイズヴァルトはコーザよりも高く飛び、それから向きを変えて急降下した。コーザにまたも突撃をかける。胸元を狙ってきたそれを避けてイズヴァルトを軽く斬りつけようとするが、身を翻されて斬りそこなった。

 

(速くなりましたね……!)

 

 飛翔魔法のスピードだけではない。技を繰り出す間隔もだ。

 

 またもイズヴァルトは突撃を仕掛けた。その勢いでついうっかり、勃起していたペニスがマイヤの女陰に突っ込んでしまった。

 

(……うっ!!)

 

 悦びでぽかんと開くマイヤの口から甘いにおいが放たれて、イズヴァルトの勃起が増々固くなる。暖かく柔らかい膣肉の感触を受けながらも、コーザを突き刺そうと勢いを付けた。

 

 さっきとは違う。倍近くのスピードだ。

 

 コーザは腹に刺さろうとする先端を間一髪のところで避け、氷の柱に身を滑らせながらイズヴァルトの顔に剣の先を向ける。この速度でならあっという間に刺さるだろう。

 

 だが、氷の槍を作っていたオーガの王の秘宝は、コーザのカウンターを許すほど優しくは無かった。

 

 イズヴァルトが念じた途端に氷は水に変わる。それが重圧の術式も加わってコーザの身体を撃った。

 

「なんと……!!」

 

 激しい水流でコーザは高く弾き飛ばされた。その勢いは凄まじく、放っていたイズヴァルトたちを地面に叩きつけようとする。

 

「イズヴァルト、地面にぶつかっちゃうよ!」

 

 マイヤの呼びかけと共に浮遊魔法を倍がけして、叩きつけられるのをなんとか凌いだ。

 

 水流で吹き飛ばされたコーザもようやく逃れ、水浸しの衣を脱ぎ棄て、たくましい肉体と雄大な『聖根』を露わにした姿となった。

 

「貴殿も拙者らと同じく、素っ裸でござるな……!」

「ふふ。肌を晒すのは気持ちが良いものです」

 

 コーザは真下にいるイズヴァルト達に目を向けた。千里眼の術式でくまなく見る。

 

 マントからはみ出たマイヤの尻が、休むことなくくねっていた。大きな丸いお尻の先にある女襞がイズヴァルトの男根を咥えている。

 

 彼女から感じる魔力が強くなっていた。それとイズヴァルトの闘気もまた、ますます勢いをつけている。

 

(なるほど、マハーヴァラ様とヴァリシアナ様のやり方を用いますか。)

 

 性の力で己の潜在能力を活性化させる。パラッツォ教で教典で触れているおこないだ。

 

 イズヴァルトは姿勢を立て直し、マイヤが夢中で腰を振るのに身をゆだねた。陰茎が既に甘い痺れを覚えて、彼女の中に放ちたいと欲していたからだ。

 

「……ううっ!!」

 

 己のものが暖かい肉に包まれながら、心地よく爆ぜた。こちらが果てると同時にマイヤも絶頂していた。身体中に汗を浮かばせ、ますます身体が熱くなっていた。

 

 寒さはもう感じなかった。闘志のせいで猛るペニスは尚もマイヤを欲しがっている。彼女のおまんこももっと飲みたいとせがんでいた。

 

「いくでござるよ。決して、腰を止めてはならぬ」

「うん♡ 死んでも動かし続けるから♡」

 

 かかって来たのはコーザからだった。転移魔法を用いて撃ちかかった。

 

 全裸となって感覚が研ぎ澄まされ、身体の動きが滑らかになったこの男の動きは格段に早くなっていた。

 

 けれども横からの薙ぎ払い、それをかわされた後の足を狙っての突きの何もかもが、イズヴァルトは目で追え、避けることができた。

 

 対するイズヴァルトも『氷雪の栄光』をそのままでコーザに撃ちかかる。

 

 マイヤを抱き、交合しながらで動きはいささか大振りになっていたが、片手に持っていた棒の勢いには殺気が籠っており、ひとたび打擲されれば軽傷では済まさないぞという気迫があった。

 

 イズヴァルトは『氷雪の栄光』を片手剣の様に自在に扱い、コーザもまた右手で持った『姫竜の牙』で受け流す。

 

 片手とはいえイズヴァルトの一撃は、とても重い。ドワーフの力自慢程ではないが、オーガを恐怖させる破壊力が十分に加わっていた。

 

 加えて『氷雪の栄光』は、玉鋼ともミスリルとも違う別種の材質でできている。姫竜の牙はその打ち払いやつばぜり合いに耐えきれる剛剣だが、他の並みの業物では、早々に刃こぼれを起こしてしまうだろう。

 

 斬っては払い、突かれては退く。一進一退の攻防が長く続く。互いに隙を生じさせようと蛇のように動くが、決定打に欠けて終わらない。

 

 だが、イズヴァルトは身体が喜んでいた。強敵と会い向かう時に必ず起きることが生じていた。

 

 鋼鉄の様に硬くなっていた男根は、つながったままのマイヤの膣の中に、何度も何度も射精を施していた。精を注げば注ぐほど、マイヤの身体から甘いにおいが放たれて、彼女の悦びの声が聞こえた。

 

「だいしゅきぃ♡ いじゅばると、いっしょにしのうよぅ♡」

 

 そう冗談めいてささやくマイヤに、イズヴァルトは意地悪をしたくなる。ここで死ぬなんて絶対に嫌だ。

 

(死ぬのはベッドの上にするでござるよ、マイヤ!)

 

 その反抗心というか、意地悪心が彼の闘志をますます激しくした。悩ましい膣肉にまとわりつかれ、精を放つごとに鋭敏さを増す亀頭と同じように、彼の剣の腕が冴えだした。

 

 コーザが右腕を衝こうとして来た指揮棒をかわし、下に潜り込んでイズヴァルトの右足首を狙おうとすると、彼は跳躍して相手の背中を打った。

 

 手ごたえは軽かったが、コーザの守りを初めて崩した。

 

 しかしここで呻き声一つ出す事も無く、コーザは身体をひねって切りあげる。切っ先でイズヴァルトの大きな陰嚢を狙ってだ。

 

 だが、その刃が柔らかな何かに挟まる感覚があった。マイヤの大きな尻が無刀取りで防いだのだ。

 

 信じられない光景だ。感激とこの奇蹟を見せてくれた神へ祝福の歌を捧げたかった。

 

「いったあいっ!!」

 

 その声で刃を降ろした。ぷるんとした様子でマイヤの尻が揺れると、尻穴が大きく膨らんでぷすー、とおならを放った。

 

「恐るべきは貴方もでした……その様な術も存じていたのですね?」

「それでも痛いのは痛いよ! ふえええん、いじゅばると、おちりのあなにぶつかっちゃったからさすってー!」

 

 イズヴァルトはぷすぷすとおならを放ち続ける尻穴を撫でてやった。マイヤはとても柔らかな笑みを浮かべて「もっとしてー?」と甘えた。

 

「それはできぬ相談でござるよ。さあマイヤ、戦いを続けるでござる」

「……うん。さっき教主さんの背中を叩けたから、ここからはきっと、イズヴァルトは強い一撃を与えられると思うよ?」

 

 イズヴァルトもうなずいた。腰を少し振りながら。マイヤの膣の奥とぶつかる感触を味わいながら考える。自分達はコーザの動きに追いついて来たのではないだろうか。

 

 とはいえコーザの顔には、余裕の色があった。まだ何か隠している。この男にはどんな底力が眠っているだろう?

 

「……そろそろ。私の全力をお見せいたしましょうか?」

 

 教主は剣を手に取りながら、空高く飛び上がった。

 

 上空10000メートルの高さにまで達すると、彼は『姫竜の牙』の柄に口づける。

 

 それから遥か真下にいるイズヴァルトとマイヤに向け、コーザは小さくつぶやく。

 

「見ててください。そしてたっぷりと味わっていただきたい。私の父上が編み出したこの技を」

 

 コーザの身体から大量の魔力がオーラとなって漂い、それから大きな球体の光となった。

 

 ヨコヤマヴァールはおろか、ナーガハーマからもいや、オーミゲニア地方一帯でもうかがえる、あまりにも大きな光の玉である。

 

「……イズヴァルト、あれ、なに?」

 

 見上げるマイヤにイズヴァルトは言葉を返せない。

 

 あんな大技の魔法など、まるで見たことが無かったからだ。

 

 上空の、巨大な光の玉の中心にいるコーザ=ストーンマウントはこうつぶやいた。

 

「『極天の聖なる星の光輝』。これを初めて見たのはイズヴァルトさん、マイヤさん、貴方達だけですよ?」

 

 その球体からイズヴァルト達に向け、一筋の光線が奔った。

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