聖騎士イズヴァルトの伝説【新編】・まとめ 作:CHACOとJAGUAR
叔母達はかかった返り血を舐め、顔をほころばせた。
死体と繋がっていた幼い叔母は、『贄』に抱きついて首からあふれる血を、うまそうにすすり始めた。
「……」
ヘラはそこで夢から覚めた。気づけば雪が降りしきる中、『獄炎の凱歌』で我が子の胸を貫いていた。
血は溢れ出なかったが、傷口から少しだけ出てきた。流れが止まりどす黒くなった、粘り気を増した血だ。
鉄のような強いにおいが鼻孔を襲った。ヘラは滲み出したそれに口をつけ、口に含んだ。
最初は、あまりにも生臭いにおいと味で吐き気を感じた。しかし濃厚なその液体を飲み込み、喉を通ると身体が熱くなって欲が増した。
(……もっと、飲みたい。)
我が子に突き立てた、『獄炎の凱歌』を下に引いた。臍の下、それだけは奇形ではない乳児の陰茎と陰嚢の上までで止めると、剣を抜いた。
赤ん坊の腹腔は、皮と薄い脂肪の層の下は内蔵が詰まっていた。冷たい土の中で腐敗は進んでいなかったが、刃で引き裂かれたそれからは、今の彼女にとってよだれがたれてしまいそうな、濃いにおいを放っていた。
ヘラは腹の中に手を突っ込んで、管状になった長い臓物を引きずり出した。小腸だ。
血と粘液にまみれた手でつかんだそれに、歯を突き立てた。弾力があってうまく噛めなかった。
とても食えそうに無いそれを投げ捨ると、再び『獄炎の凱歌』を手に取り、赤ん坊の右足を叩き切り、手にとってその断面にかぶりついた。
硬かった。しかし肉からにじみ出る汁が彼女の食欲を描き立たせ、少しだけだが、歯でこそぎ落とせた。
断片を飲み込む。喉を通り胃袋に入った。身体がますます熱くなった。頭の動きが戻りだし、ヘラはあることに気がついた。
(生では噛みにくいのなら、細かく切って焼けばいい。)
彼女が持つ『獄炎の凱歌』は一見、古びた鋳物の剣にも見えるが、切れ味はどんな大業物も敵わぬ程だ。
彼女は遺体の手と足を、関節を叩き割って切り落とし、魔剣で火を起こしてそれにくべ、焼いた。
そうして赤子の右足を手にとった。
黒焦げてはいたが、そのまわりから香ばしく、食欲をかき立たせる肉と脂のにおいが漂っていた。
それに食らいついた彼女は涙を流した。
我が子の遺体を食らうことを、悲しんでいたのではいなかった。
「……こんなにおいしいものが、この世の中にあるなんて」
これまで味わったことが無い、最高の美味であった。
ヘラは死神が
□ □ □ □ □
食べ方がわかれば後は楽だ。
ヘラはじっくりと時間をかけ、その森の中で我が子の遺体を焼き、食べ続けた。
我が子の肉を食べると、強い便意を催してしまった。この赤ん坊の身体はとても脂が多かったからだ。
彼女はスカートをめくって尻を出し、しゃがみながら我が子を食べた。
肉がのどを通り、胃袋に入るたび、尻穴からはどろどろとした真っ黒な便が垂れ続け、湯気を放った。油膜が浮かぶ、油だらけの便だった。
大便が出るのなら小便も出た。股からは酸の度合いが強い、真っ黄色な小水が勢いよく奔った。
はねっかえりが叢の上に置いた肉についても、彼女は気にしなかった。獣のように喰らい続け、ひねり続けた。
手足や胴体、臓物をあらかた食らい尽くして、我が子の頭蓋から脳を取り出し、それを焼いて食い出した時、彼女の身体に変化が起きた。
「……いたっ!」
両胸に痛みを感じた。先端も生ぬるく濡れていた。確かめようと、上に着ていた服を脱ぐと、一回りおおきくなった乳房があった。もうあと1年で、谷間が作れそうなぐらいにだ。
膨らんだ硬い乳首からは、母乳がにじみ出てまわりを汚していた。
そして股だ。小水をしてかゆみを覚えていたそれの奥から、鈍くて重い痛みが始まった。陰裂から粘っこい血がどろどろと垂れだした。生理が起きていた。
「うあ……うううっ……」
下腹の痛みが強烈なものになり、しゃがんでいた彼女は両膝をついた。四つん這いのまま、股から血を、尻からは便を垂れ流した。
それが収まったところで、今度は強烈な『疼き』を覚えた。たくさん法悦がしたい。その願望が包皮を削り取ったクリトリスを勃起させ、膣は血の代わりに愛液を垂らしだした。
「ううう……うう……誰か。あたしを悦ばして……」
ヘラの下腹が強烈な性欲を起こし始めた。陰裂が拡張してうごめき、せめてもの慰めを彼女に求めた。
彼女は自分の手と股と尻とを水魔法で清めると、赤ん坊の骨に顔を突っ伏し、両方の手で女陰と尻の両方を指で責め始めた。
「あううあっ! あつい! あつい!」
彼女は明け方になるまで、指でいじくることを止めなかった。
□ □ □ □ □
明け方。
久しぶりにその村を訪れた、パラッツォ教団の枢機卿、カヅノ=セイジは、馴染みのパラッツォ教徒の村娘から妙な話を耳にした。
「森の中から、子どものうめき声の様な、変な声が聞こえる奇怪なうめき声が聞こえるの」
昨晩からだという。太めで朗らかそうな顔立ちの娘に言われた彼は、「ちょっと見てこよう」と言って家を出た。
本当ならその娘と、骨の髄まで溶けそうな『法悦』を愉しもうと考えていたが、何が森に潜んでいるのか見てみたいと思ったのだ。
(森で子どものような声、か。キンキ大陸では珍しいな。)
カントニアやサイゴークでは、エルフやゴブリンの子どもたちが森の中で夜中に遊ぶ話はよく聞く。
夜目を鍛えるために動物にコルク玉を投げつけて遊んだり、『子ども好き』な大人のニンゲンの牡に、可愛がってもらったりしているからだ。
しかしキンキ大陸……亜人や魔族がいるアカサカチハヤ以外の地域に、そういう話は全く無かった。
(だとしたら化け物か魔獣か。何がでてくるか楽しみだ。)
しかし森の奥を進むと、強い魔力の気配を感じた。魔族だろうか。ならば気晴らしに遊んでやろうとつぶやいて、その気配の源に近づいた時、セイジは期待が外れた、とぼやいた。
「なんだ。ヘラか……おい、でっかいちんぽのイズヴァルトについて行ったんじゃないのか?」
遠くで呼びかけ、返事もしない。素っ裸同然の間抜けな格好で、うつ伏せになって寝ていたのはどうしてだろうと近づいて叢をかき分けた。
「ううっ……!」
彼女の周りは、糞と血で汚れていた。その不快なにおいがカヅノの鼻に入り、吐き気を催した。
高く上げた尻からは、どろどろとした便が垂れ流れていた。まったくもって不快なにおいを放っていた。
「な、なにをしてやがったんだ、お前は!」
カヅノ=セイジは鼻をつまみ、彼女を抱きかかえた。
引っ込んで皺だらけになった彼女の腹と、赤ん坊の骨のようなものが散らばっているのを見て、何かを悟った。
(……こいつ。
驚きは失せ、頭の血の巡りが良くなった。思い立った。謀りごとが。
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身体が温かくなり、ヘラは目覚めた。彼女は岩を枕に、流れる湯の中に浸かっていた。
「……ここは?」
「起きたか、教主の養女」
側にカヅノ=セイジの姿があった。彼は側の岩場に自分とヘラの衣服と、『獄炎の凱歌』を置いて半身を湯の中に漬けていた。
「アナタは……カヅノ=セイジ枢機卿ね? なんでいるの? ここはどこかしら?」
「あの森の近くの小川だ。だいぶ奥にあるから人には見つからん。このあたりの水を温めてぬるま湯にした。お前の身体についた汚れが酷かったから、洗ってやったぞ。恨むなよ?」
「うふふ♥ ありがとう、枢機卿さん♥」
ヘラは起き上がった。濡れて揺れる乳房を見て、セイジはにやりと笑った。
「たった半年だか1年で、見違えるほど育ったな?」
「それ、背丈のことかな♥」
ヘラの背は変わらない。1年前とほぼ同じだ。
「フン。俺が言いたいことがわかっているだろうに?」
カヅノはヘラの右の乳房を鷲づかみにし、揉んだ。
「乱暴だね♠」
少し怒った様子のヘラだが、カヅノの脚にしがみついた。自慰では満たされなかった下腹の奥の疼きが、情を欲していたのだ。
「楽しませてやる。その代わり、何があったか後で俺に教えろ。秘密にしといてやるからな?」
「うん♥」
カヅノは立ち上がった。割礼で亀頭をむき出した、25センチを超える勃起がヘラの眼の前に現れた。
「……わああ♥」
彼女はそれにむしゃぶりつく。しかし欲が出すぎて相手を思いやるのがおざなりだった。カヅノは彼女の頭頂を、右手で抑えてたしなめた。
「歯を当てるな。ゆっくりとしゃぶれ」
こくり、とうなずいたヘラは、舌と唇を優しく、ていねいに動かす。イズヴァルトの『奥さん』に仕込まれた技だ。
自分のことを我が子みたいに、いや、妹みたいにかわいがってくれたあの『だるま姫』は、舌と口にどんな魔法が使えるのかを教えてくれた。
(おいしいスープを出してくれるんだから、たーっぷり愛おしんであげるんだよ? 1回出ても舌で弱いところをぺろぺろとくすぐり続けたら、元気いっぱいにびんびんになるからね!)
教えた通りにして舐める男根は、とても美味しく感じられた。
「……ほう。上手くなったな! ねっとりとして可愛らしい舌使いだ」
舐め、咥えたものはひときわ太くなり、硬度を増した。
「たまらんぞ。我慢ができそうにない。いいか?」
ヘラは亀頭を吸い込んでうなずいた。彼女の中でセイジのものが爆ぜた。
「……ふう」
セイジがため息をつく。精液をごくりと飲んだ彼女の下腹に、目を疑うような変化が起こった。
出産でたわんだ腹が、しゅっとなってきれいになったのだ。
「ゴール族というのは成長が進むと、そうなるわけか?」
「わからないよ♥ でも、おちんちんがとっても欲しいの♥」
法悦をちょうだい。ヘラがせがむとカヅノは小さな体を抱き上げた。
天を向いたままの男根を、濡れて口を開けた女陰につけ、突きこんだ。
「あうっ♥」
太く大きなものが奥に届くと、強い喜びを彼女は覚えた。貫いたカヅノは腰が抜けそうだった。彼女の膣が前よりも深く、吸い付きを増していたからだ。
「こ、これは凄いな!」
彼女の喘ぎ声を嗅ぎながら、ゆっくりと腰を動かす。こするたびに膣の吸い付き度合いが増した。肉棒に生暖かい愛液が伝わった。
「くそ、すごいなこれはっ!」
「そ、そうなんだねっ♥」
「も、もうだめだ。出すぞ、いいか?」
呼びかけられたヘラは瞳を輝かして、ゆっくりとうなずいた。
カヅノが身じろぎをして動きを止めると、彼女の陰裂から注ぎ込まれた精液が垂れ出た。
しかしそれで性交は終わらなかった。カヅノは深みを増したヘラの膣にのめり込んだ。4度も射精を繰り返して、ようやく彼女を突き放した。
彼女は枕にしていた岩の上でしゃがみ、精液まみれになってうなだれたカヅノのペニスを手にとって口に含んだ。
愛おしむような清めのフェラを施す彼女の頭を撫でながら、カヅノはこの娘の変貌に感激を覚えていた。
かつては自分の『法悦』ばかりを優先する、わがままな小娘だったからだ。
「ふう……献身的な『女』になったな、お前は?」
「んああっ……♥」
「ガキを産んだからか身体が深くなった。舐め方もとても上手になった」
脚を大きく広げてしゃがみ、股から精液をこぼしながらペニスをしゃぶるこの娘を褒めてやる。
そのうち彼女の尻穴が屁を放った。尻穴がゆっくりと開いて、脂ぎった軟便がどろどろと垂れ出てきた。
悪臭を嗅いだカヅノは顔をしかめて彼女に尋ねた。
「……ところかまわずケツから糞をひねり出すのも、イズヴァルトの趣味でおっぱじめたのか?」
「あうう♥ 『くそひねり姫ちゃん』の影響かも♥」
そう答えたヘラはペニスをしゃぶりながら、なおも便を尻から垂れ流した。大きく張った乳房の先から、とろりと母乳が垂れ出していた。
臭くて下品だが、その様子が金玉によろしくなかった。ゆるんでいたペニスは、硬さを取り戻し始めてしまった。
(ゴールではないな。たちの悪いサカらせ方をしてくるサキュバスみたいだ……。あのイズヴァルトの『妻』とやらが、トーリみたくケツからぶりぶりと出すところを男に見せ、きんたまを困らせたと聞いちゃいるが……。)
いや、とカヅノは思った。あの噂が本当なら、もしかしたら。
ヘラはまだ1歳か2歳の頃、命に関わる大病を治す為に服用したという、イーガから届いた秘薬ついてだ。
その秘薬だが、生まれたての赤ん坊や、まだ腹の中にいる胎児を用いて作るのだとか。
(『親思いのひな鳥の献身』……イーガのアドルフが、気色の悪い小娘の不死の手足とともに、教主に贈ったと聞くが。)
もう1つの贈り物ともども、教団では秘匿とされているものである。
硬くなったペニスに頬ずりをし、息を吹きかけるヘラは、その両方に深く関わっていたという。
カヅノはしゃがみ、ヘラの脚を抱えて彼女の尻を川に漬け込ませ、押し倒す。硬くなったペニスを開いて待ち望んでいる女陰に再び食わせた。
(その噂が本当ならば、ありうるかもな。)
ゴール族の性質だけでは無い。サキュバスの特質も、ヘラは受け継いでいるのだろう。