聖騎士イズヴァルトの伝説【新編】・まとめ 作:CHACOとJAGUAR
「原初のゴールは子供達を従え、人食いの鬼を増やしていった。その血が発現しやすいのがなぜ男だったのかと言えば、女の身体はどうしても非力で、殺し切る力に恵まれていなかったからだ」
力の問題もあれば生殖の問題もある。人食い鬼が女だと、妊娠と育児の期間は人食いがしにくくなる。
それと、ゴールの子を産む母体に降りかかる危険をのぞくためにも、女は人食い鬼あるいは戦士ではなく、『そこそこ強靭な身体を持つ普通のヒト』であるべきだった。
そしてゴール族は、ニンゲンの女の腹で子を増やす方法をとっていった。処刑人や王族や反乱者の『陰の戦士』となって地位を得て、定期的に子宮を供給してもらおうとする者も出て来た。
そして、万とも、10万ともいわれる数まで膨れ上がった。その当時は、それだけ世界に『ニンゲン』が生息していたのだとも言える。
「しかしゴール達はやり過ぎた。人食いにより国が亡ぶこともあった。精霊人たちはそれを憂い、ゴール達を滅ぼそうと立ち上がった」
そのゴールの祖だが、その最期は精霊人たちの討伐軍の手にかかって始末された。生まれ出てから3000年以上もの後の事だった。
その時の祖の容貌だが、老婆のように皺深い顔だったが、サキュバスみたく豊満で艶やかな肢体だったという。そして顔も決して醜くはなかったそうだ。
しかし恐ろしく強かったそうだ。討伐に加わった4000名の精霊人のうち、その半数を道連れにした。
原初のゴールが討たれた後、増え過ぎた各大陸のゴール達は、次第に隅においやられていった。
ある部族はニンゲンの社会に溶け込む方法を取って『人食い』の血を薄め、ある集団は最後まで鬼であることを止めずに、戦いの中で滅んで行った。
「しかし原初のゴールと同じ性質の、女ゴールがある時期から出て来るようになった。ゴールの父と、この世界にいる魔界の者との間の子だ。母はサキュバスとも呼ばれる、淫魔族であることが多かった」
そうして生まれた女ゴール達は、戦士として戦場を渡り歩く。優れた女戦士でもあったが、その本質はむしろ、強い胤と精力を持つ男と番う為だった。
母の多淫な性分を受け継ぎ、屈強な父からもらった血が呼びかける子を増やす本能は、彼女達を多産にさせた。
そうした女達は、体力は男のゴールにいくらか劣るが、彼等よりも多くの魔法が使えるという魔法戦士の才能に恵まれた。古い時代の歴史書には、女ゴールの武将や戦士のエピソードが多く記されていた程だった。
「ただ、そうした女ゴールには、人食い鬼に成長する為の準備期間がある。生理が始まった少女の頃から数年間、多くの男と交わって妊娠し、生まれてすぐ死ぬ奇形児を産んで食べるのだ」
その奇形児は1カ月から2カ月のうちに、健康な新生児と同じぐらいの重さにまで育つ。
生まれたものは、胎盤やへその緒こそあるのだが、赤ん坊のかたちをしておらず、骨の無い丸い肉塊となった。
「それは『
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エチウに戻ってからも、ヘラは記録したその本の内容を何度も映し出し、読みふけった。
自分は特別な存在。
だからこそ、教主コーザに見いだされたのだ。そう思った。
でも、教主の養女として勉強と法悦ばかりの生活に満足できなかった。
(また、食べたい……。)
この年の10月になると何も言わずにカナザワースを飛び出し、海の向こう側へと出て行った。
向かうのはムーツだった。教団の敵であるクボーニコフに入り、その軍港町で、暇をもてあましている水兵らを誘って胤を得た。
2か月後、彼女は新たな『食児』を産んだ。人がいない場所で、前に食べたものよりいささか塩気がきいたそれを喰らい、この上ない至福を得たのと同時に、更なる生殖の欲に駆られた。
(食べたい……食べたいッ!)
けれどもカヅノから、尻尾を見せるような真似をするなと言い聞かされていたから我慢して、再びカナザワース島に戻った。年が暮れる頃にだった。
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カナザワースに戻ると、ヘラはさっそく教主のところに向かった。
「教主さま! ただいま戻ったよ!」
「お久しぶりです。どこで遊んでおられたのですか?」
「ないしょだよ! ねえねえ!」
ヘラは『聖根』による『法悦』を求めた。教主の身体に抱きつき、股間のすさまじいものをさすりだす。
「でもその前に、ヘラさんに大事なことをお伝えしなければなりません」
「大事ってなに?」
コーザはしがみつくヘラの肩に大きな手を置き、ゆっくりと離した。
「貴方のお婿さんとなる方が、この島に来られておりますよ?」
「……あたしに? いつの間にお婿さんが?」
「勝手に決めてしまい、申し訳ありません。ですが、きっと幸せにしてくれることでしょう」
その相手とは、オルランドゥ=カーンダーク。ホーデンエーネンではオルフレッド=カツランダルクと発音する。
教主に膝をつかせたトーリ=カツランダルクの長子であり、司祭騎士団長イズヴァルトの実の息子だ。
「……そのう、司祭騎士団長さんとホーデンエーネンの『ヤリマン女王』さまとの、男の子?」
「そうです。歳は18ですが既に6歳になる子がいらっしゃるそうで、『枢機卿』の皆さんのお嬢さんたちとも、何名か『法悦』を為してお腹に命を与えたそうです」
オーガ族でもツノが生えていない『忌み子』の、11人いる『枢機卿』の娘たちは皆、オーガとしての生を享けていた。パラッツォ教の聖職となり、父を輔ける娘たちは、軽く200名を超えていた。
オルランドゥはクボーニコフとの戦いで活躍し、『枢機卿』のうち何名かに期待をかけられていた。
その期待の現れの1つに、彼に、自分たちの娘と深く『法悦』で結びついてもらい、子を為してもらうことがあった。
オルフレッドを支持する『枢機卿』の代表格に、サクラウチ=シロウがいた。
彼は娘たちを彼の側に侍らせた。まずはアコとマコとユコの3人だ。
ニンゲンで言えば13歳ぐらいの歳だが、既に1人か2人子を生んでいたから、オルランドゥとの間に子を為すことも想像できた。彼に彼女たちを独占させ、孕ませた。
「その他にもミコさんとリコさんとキコさんも、オルランドゥさんのお付きにして、他の『枢機卿』さんたちからも、何人かお嬢さんを『法悦』の相手にさせているのですよ」
オルランドゥと交わって妊娠した、『枢機卿』の娘たちは、既に10人以上にも及んでいる。
ヘラは驚いた。オーガの女は大抵、ニンゲンの女の三倍以上の回数の性交をこなさないと孕まない。1発で卵子を落とすのは至難の技だ。
オーガの子宮の中は、ニンゲンの精子にとっては過酷な環境だ。排卵時期に7回8回膣内に射精してもなお、できる確率は1%も無いと言われている。
枢機卿の娘たちは、新鮮な卵子と活き活きとした子宮のせいで、大人よりもはらみやすかったが、それでも、ニンゲンの女よりも子ができる確率は低かった。
「ふうん。オルランドゥって人、お父さん譲りのきんたまを持っているんだね?」
「そうなのです。武勇に優れていれば魔法の才もあるようです。あの方をエチウ諸島と教団を護る為の、俗世の王にしようと私は考えております」
教団は、オルランドゥにそうした役目を担ってもらうため、1つの国を作ることにした。パラッツォ教国という名称だ。
そして彼はその最高権力者である『教帝』となり、俗世の統治の旗として、あるいは、軍を統御する大元帥となってパラッツォの版図を守る。
教主はもっと別の、信徒の精神的な支柱となり人々の信心を深めていく存在となるだろう。
「そうして教主は支配者ではなく、人々の神様を思う心の導き手に昇華するのですよ」
「……よくわからない。教主さま。そいつのお嫁さんになってもいいよ、あたし」
ヘラは着ているものを脱ぎ始めた。教主の目に、急激に育ち始めた乳房と丸みを増した腰と腿が映った。
「だから『法悦』をちょうだい!」
右足を高く上げ、指で顕わになった割れ目を指し示した。
「あたし、教主さまの『聖根』が来るのが楽しみで、うずうずしちゃっているの!」
愛らしい養女であり、教団の後継者にせがまれたコーザは拒めなかった。
厚手の貫頭衣を脱ぐと、何一つまとわぬ裸身となった。筋肉が盛り上がった太い肉体と、40センチを超える、惚れ惚れするような威容を誇る、塔のような『聖根』があった。
ヘラはぶらさがっていたそれを掴み、匂いを嗅いだ。知らぬ女の女陰のにおいをかすかに感じた。
でもそれ以上に強く漂うのは、この教主の肉体から放たれる『香気』だ。特に、先端の広がりがある丸屋根から強く放たれていた。
ヘラはそれを持ち上げ、両方の乳房でくすぐった。急激に脂肪をつけたそこは、とても柔らかかった。
だれていても十分に硬いそれを間に挟んでしごき、その先の部分を首筋を動かしてくすぐってやった。
「あは♥ 反りだしてる♥」
『聖根』は起き上がり、弓なりになった。ヘラは中央がすじになっているそれを乳房の中に閉じ込め、手で己を揉みしだいた。
「教主さま、おちちで可愛がられるってどうかな♥」
「とても気持ちがいいですよ。貴方の真心が感じられます」
「ふふ♥」
『聖根』の一番敏感なところを乳房で充分に愛撫してやると、教主は彼女の脇に手を入れて持ち上げた。
うっとりとした目つきになりながら、ヘラは腰を上げ、脚を教主の脇腹につけた。
「教主さまの、ちょうだい♥」
「さあ、受け取ってください、ヘラさん」
ヘラの腰が落ちた。弓なりに反った『聖根』が陰を突いた。
ほぐれて濡れていた彼女の芯はその大きなものをするりと受け入れると、奥まで侵入を赦し、よだれを垂らした。
「あ……う……♥」
ヘラの脳髄に強い電気が奔った。下腹からの快感だ。教主が彼女を上に抱え上げると、それだけで頭がはちきれそうだった。
「……きちゃったぁ♥」
ヘラは目をひん剥いた。ほんのひと擦りで、彼女は絶頂に達してしまったのだ。
『聖根』は受け入れた女を、すぐに絶頂させる魔力があった。ただ大きいだけでなく、コーザが持つ魔の力で相手を『法悦』の極地にいざなうのだ。
「ああ……ああ……♥」
久しぶりの強い快感に、ヘラは言葉を失っていた。
しかしまだこれからだ。コーザは彼女の尻を抱え、ゆっくりと上げ下げをして『聖根』の大きさと力を、思い知らせた。
「ヘラさん。私が『聖液』を出すまで続きますからね?」
「は…はい……♥」
「しっかりと『法悦』を受け取れるように、ヘラさんが失神しないように魔法をかけます。心が喜びに満ちきるまで、たっぷりと楽しんでいってください」
コーザは『聖根』から、ヘラが気絶しない為の魔力を放ちながら、腰を振って彼女を喘がせた。
『聖根』が1往復するたび、巨大な快楽の波がヘラの神経を襲った。余韻に浸る凪の時間を全く与えられず、ヘラは絶えぬ快感にさらされ続けた。
そうして『聖根』がひときわ大きく膨れ上がり、すっかり悦楽で下がりきっていた行き止まりの空間に、『聖液』が注ぎ込まれた。
粘液を出し続けて受け入れるのを示していた子宮口は、放たれたものを余さず吸い込んだ。
コーザはぐったりとなったヘラから身体を離し、側にある寝台に寝かせた。
「落ち着いたら沐浴場で汗を流しましょう。それから、オルランドゥさんとお会いになってください」
「……」
ヘラは下腹に手を置き、無言でうなずいた。それから、まだ激しく上を向いている『聖根』に目を向けた。
未来の婿に会うよりも、もっと教主の『錫杖』と戯れたかった。