聖騎士イズヴァルトの伝説【新編】・まとめ 作:CHACOとJAGUAR
教主との『法悦』は1週間も続いた。
朝から晩まで。最後の夜はヘラはくたくたになっていたが、コーザは尚もそそり立たせて、横たわる彼女の柔肉を楽しませた。
そして教主の『聖液』。それを吸い込み始めてから、金色の陰毛がまばらに生えた女性器は、絶えず喜んでいるかのようにうごめいた。
教主の『聖液』には大量の栄養と魔力と、女の肉体を悦ばせる成分が大量に含まれていた。麻薬そのものだったのだ。
それは毎日10発以上。1週間も飲み込んだ身体は充実し、きわまっていた。それと陰裂はずっと、開きっぱなしだった。教主の『聖根』が入り続けていて、なかなか元に戻らなかったのだ。
その状態でヘラは教主と共に、未来の夫となるオルランドゥ=カーンダークと大聖堂で顔を合わせた。
彼は複数名の年若い妊婦を連れて来ていた。ツノが生えていて、ヘラも見知っている顔。サクラウチの娘のアコとマコである。彼女達は既に子を出産したことも知っていた。
「初めまして。僕がオルランドゥ=カーンダーク……ホーデンエーネンではオルフレッド=カツランダルク、です」
むしろホーデンエーネンでの呼び方でお願いしたい、とオルランドゥはヘラに頼んだ。
「ふうん。アナタがあたしの旦那さんになる人? とってもかわいいオーガの妊婦さんをすでに何人も連れ回しているのに、あたし1人だけをお嫁さんにするつもりかな?」
そう言ってにこりと笑い、アコ達の様子をうかがう。彼女達は表情を動かさない。しかし気配を察せばわかった。オルフレッドを独占させてくないようだ。
(わかっているよ。パラッツォ教の考えに、お婿さんだとかお嫁さんの概念は無いもんね。おちんちんとおまんこはみんなの共有財産。誰もが好きなだけ使っていいものなんだもの。)
とはいえちゃんと夫婦の契りを結ぶ男女もいる。だがパラッツォの枢機に在る者には決して許されぬことだ。結婚は。
もちろん、教主は伴侶を持っていなかったし、その父であるコージュもまた、クラリスという1人のサキュバスと出会うまでは、『妻』と公言する女を持たなかった。
司祭騎士や教典の巫女、あるいは11名の『枢機卿』も伴侶と呼ぶ者を置かなかった。その代わりに彼等には、たくさんの『法悦』の機会と相手と、その結果生まれた子供達がいた。
しかし教主は、ヘラとオルフレッドを結ばせようとしていた。新たに法をつくり、夫婦であると
(夫婦? あたしはパラッツォの教えを信じているんだよ?)
ヘラは抱き着いていた教主の身体から離れると、オルフレッドの目の前に立ち、30センチ近く高い彼の顔をまじまじと見つめた。
たくましい体つきのいい男なのは間違いない。顔がとても良い。母親はホーデンエーネンの絶世の美女と謡われた、トーリ=カツランダルクだという。コーザを一度枯れ果てさせるまで『法悦』にのめり込ませた、サキュバスの女王の末裔だった。
しかしだ。オルフレッドはどことなく司祭騎士団長に似ていた。あの人が持つ包容力とか、『おかん』みたいな雰囲気は感じられなかった。多分、マイヤという『あかちゃん』のお世話をしたような経験が無いからだろう。
それからこの若者からは、強い性の気配を感じた。目の前のアコ達以外にも沢山の女と恋をし、孕ませた男のにおいを感じた。股間からその気配を強く感じた。
目の前の若者に対して、何がしたいかの答えが見つかった。
「ねえねえ、結婚する前に確かめ合おうよ?」
「ヘラ様、何を確かめるのです?」
「さま、とつけるなんてしなくていいよ。気楽にヘラと呼んで?」
ヘラは聖職者用のコートの前をはだけた。ブーツ以外は何も身に着けていない。沐浴のすぐ後だったからだ。
白い乳房と、金色の陰毛がまばらに生えた縦すじとをオルランドゥに見せつけた。
そのすじの奥は開いていて、ほんのりとだがコーザが放ったものがこぼれ出ていた。途端に彼は性欲に狂う野獣の眼光になった。
「誘われたら容赦しないですからね。自分勝手に打ち尽くすまでやりますよ?」
「いいね、それ♥ 『法悦』の相性がよくなかったら、このお話は無し♥ それでいいよね?」
□ □ □ □ □
2人は寝所に入った。目の前に出されたオルランドゥのペニスを見て、ヘラは喜びを隠せなかった。
弓なりにそそり立っていて、しかも硬さが凄まじい。まるで教主やイズヴァルトのペニスのようだった。
その2人よりは小ぶりだなとも思った。しかし25センチほどの長さだ。太さはイズヴァルトのものと遜色無かった。鼻を近づけて嗅いでみると、むわっとする強い男の性臭が漂っていた。
それに口づけ、舌を這わす。オルフレッドが甘い溜息をつく。舌でまんべんなくなぞった後、しゃぶりたてた。
「すごい……すごいよ……」
フェラチオもヘラは学んでいる。元々慣れていたが、イズヴァルトの『妻』から男の泣き所を詳しくレクチャーしてもらった。亀頭の裏と尿道に近い部分が、大体の男の弱みだという。
しばらくして、オルフレッドはヘラの口の中で果てた。濃く青臭い味だった。しかし不思議なことに、絡みつく様な悪い食感は無かった。イズヴァルトや教主のものの様に、沢山の栄養と旨味が含まれていた。
それをごくりと飲んだ。それから亀頭にキス。感謝の言葉も忘れない。
「美味しいものをごちそうしてくれて、ありがとう」
これもマイヤから教えてもらった『作法』だ。精液に旨さを感じたら絶対に言うように。オルランドゥのザーメンは、本当に美味だったからそうしたまでだ。
「さあ、あたしにも注いで?」
ヘラは寝台に横たわり、足を広げて秘所を指し示す。くぱあ、と開いたそこは蜜で濡れていた。
既に仕上がっているそこを、オルフレッドはまだ硬いものを挿れた。『法悦』が始まった。
この若者は、ヘラの胸のふくらみに口をつけながら動き続けた。赤ん坊の様に乳をねだり、生殖を欲する本能をヘラの奥に叩きつけた。
ヘラも負けていなかった。相手がへばって休むとペニスに顔を近づけ、精液と愛液にぬめっていたそれをしゃぶり、元気にさせた。時にはオルフレッドの望み通りに、ひざまくらをして乳房を与え、陰茎をしごいた。
身体の相性は悪くなかった。むしろいいほうだった。腰遣いのリズムは同調していたし、ヘラの中の肉はオルランドゥのペニスとしっかりと絡み合っていた。
初めての身体合わせで、オルランドゥはヘラと気持ちを通じるようになった。ヘラも同じだ。
行為の後、二人は抱き合ったままお互いのことを語った。オルフレッドからは叔母のことをたくさん聞いた。
「マイヤおばちゃんは何もかもがかわいかった……顔からおっぱいからお尻から何まで、愛らしさでいっぱいだった」
「うん。わかるよ。マイヤちゃんはあたしも大好きだよ。抱き着くとあま~い香りがするんだもん♥」
それと同時に、母親に甘えているような感じがした、とヘラは言った。イズヴァルトとマイヤが許してくれるなら、彼等の義理の子になりたかった。お腹の中の子が死ななければ。
「でもどうして、あの2人のところから離れたんだい?」
「あたしはじっとしていられないんだよ。『ゆうしゃ』とかいうものになるために、コンゴウアミダラデンに半年も1年も居座るなんてできなかったんだ……」
それは嘘だ。子供を亡くした衝撃で飛び出してしまった。本当なら、ドミトリー公子との子を育てながら、イズヴァルトからもあかちゃんを授けて欲しかった。
心はあの2人を求めている。だが、身体はもう違っていた。ゴールとしての成長を欲していた。子を喰らい、喜びを満たすことを繰り返したかった。あの2人は、子殺しをきっと許してくれないだろう。
身体の相性の確かめ合いは、翌日も行われた。ヘラは自分がゴール族の娘であることを伝えた。
「すごいね。そんな子が僕の奥さんに……ちょっと辛いな」
ヘラのすらりとした腹と、こんもりとした乳房を交互にさすりながら、オルフレッドは唇に口づけた。舌が出て来た。絡み合わせると、ヘラは微笑んだ。
「でしょうね♥ だってあたし、ゴールだもん♥」
「君も亜人か。亜人のお嫁さん……うん。悪くない」
「そうかな♥」
交合が再開された。ヘラは『法悦』に貪欲だった。昨日と同じぐらいの時間を交わりに費やした後、オルフレッドの上に乗っていたヘラは、彼の首筋を口づけながらこうささやいた。
「ねえ、お願いがあるの♥」
「なんだい?」
「教帝とやらになったら、司祭騎士団長さんとマイヤちゃんをアナタの国にとどめ置くようにしてくれないかな♥」
要はあの2人をいつまでも、自分達の手元に置く為の共謀を持ちかけているのだ。
オルフレッドの顔が曇った。マイヤは良いがイズヴァルトは嫌だ。
「どうして? アナタ、司祭騎士団長さんの実の息子さんなんでしょ?」
「そうらしいけど僕は認めない。あいつは母さんを、ホーデンエーネンを見捨てた。助けてくれなかったんだ」
それと叔母とも一時期仲違いをして、エレクトラやカントニアのエルフ達と遊んでいた。あろうことか彼女達と子まで作っていた。
「マイヤちゃんは二度と子供が産めなくなった身体でも頑張っていたのに……あいつは……」
「でも、司祭騎士団長さんとマイヤちゃんは仲直りしたよ? もう二度と離れないって、イチャイチャしまくっているよ?」
「……だからって、認めるわけにはいかないよ。おばちゃんだけならいい」
オルランドゥの声は静かだったが、怒気を孕んでいた。ヘラはなんとなくだが彼が怒っているわけがわかった。
(ふうん♥ こいつ、マイヤおばちゃんのおっぱいとおちりが恋しいのか♥)
なんてわかりやすい。そして、愚かなんだろう。
でっかいおっぱいに執着する理由もわかってしまった。巨乳の叔母を慕っているのだ。焦がれてもいる。
途端にこの青年がつまらないものの様に感じられてしまった。肉の欲を身体は欲していたが、心は彼から興味を失ってしまった。
「わかった♥ じゃあ、マイヤちゃんだけにしようね♥」
ヘラはオルフレッドのペニスを掴んでしごいた。硬さは急激に増していった。
起き上がり、自分の秘所に勃起の先を押し当てる。沈み込ませると、オルフレッドはヘラの両胸を鷲掴みにした。
腰をゆっくりと動かし、オルフレッドを悦ばせるヘラはおへそのあたりに右手を置いた。彼女は感じ取っていた。きっと芽生える。
オルフレッドと情交に明け暮れる日々は、二週間も続いた。そして彼女は物を言わずカナザワースを出て行った。
食べる為の仔が出来て、すぐにでも大きく実りそうだったからだ。