聖騎士イズヴァルトの伝説【新編】・まとめ 作:CHACOとJAGUAR
あれから、2年近くが経った。
2つの大きなビルを航空機テロで失ったアメリカは、彼女がいた国に攻めてきた。あっという間に彼女の町も戦場となった。
彼女の父と3人の兄は死んだ。彼女は母と長兄の嫁と子どもと共に、『大統領』のもとで働いていた叔父の手助けで、国外に脱出した。
故郷から遠く離れたタブリーズという街に、これから住む事になった。アメリカ軍の作戦が終わるまでは、ここで暮らせと叔父は言った。
「ところでナヒーダ。これからお前にとって大事な話をしなければならない。俺について来い」
叔父は家の2階にある部屋に、彼女を連れて行った。その部屋の真ん中に歳がいった、ギラギラとした目つきの男がいた。
「この街に住む俺達の親戚のうち1人だ。ハキムという」
初めて会ったその男は、汗臭いにおいを放っていた。
「ナヒーダ。今すぐこの男と夫婦になれ」
祝儀や婚礼は無い。なぜならハキムはタブリーズに住まう一族の中の、爪弾き者だからだ。
「そしてこの男は『聖戦』を行い、天国へ向かうことを選んだ。しかし妻を得たことが無いのだ」
「おじさん。でも私はまだ9歳……」
「歳は関係ない。お前の父や兄たちは、テロリストと間違われて殺された。犬と猫の区別がつかぬ、あの愚かなアメリカ人達にな」
お前には拒む権利は無い。これを条件に彼女はここに連れて来られたのだ。
叔父は呆然とする彼女を置いて部屋を出ていった。扉に鍵がかけられた。
自分は贈り物にされたのだ。やっと把握した彼女の肩に男の手が伸びた。引き寄せられ、スカーフをはぎ取れられ、黒い髪をつかまれて絨毯の上に倒された。
「……いや!」
拒んだが男はやめなかった。彼女の震える身体から衣服を脱がし、まだ幼い身体を目の当たりにすると、腕を押さえつけ、ざらついた舌で首筋を舐めた。
それから股を、乱暴な手つきで愛撫する。痛みが走ると彼女は泣き始めた。男はズボンを脱ぎ、そそり立ったそれを無理やりにねじこんだ。
「いだあいっ!」
強烈な破瓜の痛み。あまり潤っていないそこに乱暴を繰り返し、男は勝手に果てた。
彼女は裂ける様な痛みで泣いていたが、男はお構いなしに再び動きだした。
その男との夫婦の契りは毎日続いた。その度に彼女は号泣した。
そして『婚姻』から1ヶ月して、男は出ていった。彼はアメリカに一矢報いる為、自動車に乗っての自爆テロに向かったのだ。
そしてまた
その男も婚儀も行われずに夫婦の契りを結んだ。1ヶ月して彼もまた、二度とここへは帰ってこれぬ旅に出ていった。
入れ替わるように、また新たな『夫』に引き合わされた。
折しも、『大統領』が捕まり、軍事法廷に引き出されたのと同じ頃だった。
□ □ □ □ □
ヘラは目を覚ました。身体は脂汗にまみれていてひどくべたついていた。
吐き気もする。水浴びがしたいと思い、自分に抱きついていた腕を払った。
彼女を抱き、顔を覗き込んでいた青年がささやいた。浅黒くとても端正な顔だ。
「……どうしたんだい?」
きれいな声だ。響きにくぐもったところや、割れたところが無い。耳をすまして聞き続けたくなる美声であった。
「ひどくうなされていたようだったけど?」
「どうもしないよ♥ 暑くて汗かいちゃったから、水浴びをしたいの」
ヘラは上体を起こした。揺れる重い乳房は、汗で濡れていた。自分と相手の体臭が籠もる薄暗い部屋の中に、1本のギターを目にする。青年の持ち物だ。
「そうだね。暑かったね。僕も一緒に浴びる。そうしようよ?」
彼はヘラを抱き上げた。身長は170ぐらいでがっしりとした体つきをしていた。
ヘラはお姫様の様に抱えられ、相手と裸のまま、廊下を隔てた沐浴場に入った。
照明石で少し明るくなったそこで、彼女は青年に湯をかけて清めてもらった。
「ヘラちゃん。身体を洗わせて?」
「うん。そうして」
青年が手に石鹸をつけ、ヘラの身体を弄り始める。手つきは優しく、何度も同じところを揉むようにして動いた。肌の感触を楽しむ為にだ。
全身についた脂ぎった汗を落とすと、彼はまた石鹸をつけ、ヘラの股間をまさぐりだした。ゆっくりとまわすように手が動く。
「あ……♥」
陰唇と陰核についた垢と乾きだした精液を落とす為にこねられ続けると、膣口が開き、青年が放ったものの残液が、どろりと出て浴室の床にこぼれた。
青年はヘラを背後から抱きすくめ、胸に腕を押し付ける。彼女の耳元にささやいた。かわいくてたまらないよ。また食べていい?
「あは♥ アナタもとっても欲しがりやさんなんだね?」
「ヘラちゃんが可愛すぎて仕方がないんだよ」
青年はデメトリオ=ストラートスという。チンゼー生まれのゲースティア人だ。
まだ18歳だがゲースティアでは、売れっ子の楽師として名が知られていたが、外国でもそこそこに有名だった。
ここはタジマスティア国にある彼の別宅だ。借家ではあるが、この国で活動している時は拠点にしている。
こうしてイチャイチャできる小さな沐浴場が備え付けられているのは、彼がどれだけ儲かっているのかをあらわしていた。
「ねえ……お股のお豆が硬くなっているね?」
「うん♥ 気持ちがよかったから♥」
「もう、挿れていい?」
デメトリオのペニスは、まっすぐ突き上がっていた。20センチ以上もある立派なものだ。
ヘラは腰を浮かして脚を開いた。ヴァギナがぱっくりと割れ、つゆを垂らしていた。
「ありがとう。挿れるね?」
デメトリオのペニスが入って来た。とても硬く熱いペニスだ。ヘラの膣も、ぬるりとして盛んにうごめいていた。
彼はヘラの乳房を揉みながら、背後からさかんに突く。奥まで感じた彼女はよがり、身体から甘いにおいを放った。男の情欲をかき立てるにおいである。
「ヘラちゃん、いいにおい。大好きだよ。君の香りと体温は、僕を狂わせるよ!」
「存分に狂っちゃって♥ たっくさん狂って放ってよ♥」
「ああ、狂うよ……また汚すね!}
デメトリオのペニスが盛大に脈を打つ。ヘラの中に精液が流れ込んだ。その感覚をしっかりと受け止めながら、ヘラはエクスタシーを覚え、まだ硬いそれを刺激しようと尻を動かした。
「もちろんだよっ! 僕はっ、君みたいなかわいい子の前では獣になっちゃうんだ!」
美男の楽師デメトリオは、それはそれは女にモテた。10の歳でファンになった若い女に筆下ろしを受けてから、行く先々でいろんな女と寝た。1人寝の日は無かった。
様々な年齢層……閉経間近の女もいたが、彼が一番好んでいたのは、10歳から15歳ぐらいまでの少女だ。
つまりヘラは、彼の好みのストライクに入っていた。しかも胸が大きくて尻がむっちりとしている。腰づかいがたまらないほど、良い。
ヘラが腰をくねらせて、射精したての敏感な陰茎を刺激するものだから、デメトリオは思わず声が漏れ出てしまった。
「ああ、君みたいな天使と出会えたなんて……前世だって君みたいなすけべでかわいい子には巡り合わなかったよ……」
デメトリオ=ストラートス。
この青年は『転生人』だった。