聖騎士イズヴァルトの伝説【新編】・まとめ 作:CHACOとJAGUAR
ニーミベーク地方で3週間滞在した後、コーザはトットリーブールへ向かった。
現在の国王、トヨイロ=ヤマナウラスを問いただす為にである。
転移魔法を用いて2時間もかからずに遠く離れたトットリーブール城に入ると、彼は大臣らにトヨイロへの目通りを頼んだ。
「トヨイロさんはいらっしゃるのでしょう。城の奥にいてもにおいでわかりますよ?」
「ええと、あんまりよくない言い方をされているのをお聞きいたしますと……」
「説教をしに参ったのですよ」
彼は連れて来た司祭騎士や教典の巫女に目くばせした。
彼等はナンジョラスから貰った事件の資料の複製を、大臣たちに手渡した。
「ええと、これは……」
「あの、よくわからない失踪事件の資料ですね。どうしてこれを?」
「オルランドゥさんに働きかける前に、トヨイロさんにお尋ねしたいのです。どうしてこんなひどい事件を放っておいたのでしょう?」
大臣たちはそろって目を伏せた。この件を黙殺しろと提案したのは、何を隠そう彼等だった。
この頃はトヨイロの治世と、ヤマナウラス家が政権を固めるのが第一優先で、こうした市井の事件については各地の警備隊に任せろ、と朝議で言い張って決議させてしまったのである。
「こういうことを軽んじては、またナンジョラス家に王冠を奪い取られてしまいますよ?」
叱られた大臣のうち1人、法務を司る者が、大変かしこまった。
「は、はあ……。申し訳ございません。我ら臣下はトヨイロ陛下に、栄光あるパラッツォ教団の代言者となってただくように身を尽くして参ります……が、ただいまの時間は教主様とはお会いできない事情がございまして……」
「そうですか。ではその事情というのをご説明願えませんか?」
「ええと……そのう……」
恐る恐る法務大臣は言った。トヨイロは今、ヘラと会っているところだ。
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イナーヴァニア国王、トヨイロ=ヤマナウラスは幸せのまっただ中だった。
教団のあの可愛い後継者であり、金髪の『性なる』天使こと、ヘラと寝床で肌をすりあわせ、お互いの性器を結合しての『法悦』の真っ最中だったからだ。
「おおっ♥ おっ♥ トヨイロさん♥ あたしをもっと欲しがって♥」
トヨイロの腕の中でヘラは笑顔を見せていた。小さく鋭い八重歯をのぞかせ、見ている側が蕩け切ってしまう笑みだ。
およそ4年ぶりになるヘラは、背丈はあの頃とあまり変わらず、小さくても大きく実っていた。
膣奥を衝くたびに弾むおっぱい。
肉厚になって柔らかい脂肪を蓄えた尻。
出産を繰り返したからか、お腹もほんのりとお肉がついており、その奥にある子供の製造器の活発ぶりをうかがわせる。
しかし身体は育っていても、子を何人も産んでいようとも、彼女からは無邪気な童女の気配しか感じられなかった。
その魂は純粋無垢でいて、それでいてわがままな子供の魂そのものである。16歳になる少女はまったく、年齢相応な霊魂の輝きと初々しさがあった。
「ああ、ヘラちゃん……たまらないよ。離れたくないよ」
その小さな体と奥にある、豊かで締め付けが良い肉の鞘。そして彼女の美少女ぶり。
トヨイロは抱きすくめているヘラに自分の身体を押し付け、「重い!」と怒らせながら尻をくねらせた。
しかし腰の動きが速くなり、会陰を叩く度合いが強くなると、彼女は広げた両脚を曲げ、形の整った足の指を盛んに動かして悦に耽った。
「ねえ、教帝陛下と別れてくれないか? 僕も奥さんたちと別れるから」
「どっ、どういうことかな♥」
「再婚しよう! 僕は君と結ばれるために生まれて来たんだっ!!」
そう言ってトヨイロは下腹に強く力を籠め、ヘラの中に精を放った。
「ああっ♥♥」
ヘラが叫び、射精が終わる。陰茎はまだ硬い。一番の快感で神経が活発化したそれを、己のザーメンとヘラの愛液で満たされた膣の肉をこする。結合部をぬちゅりぬちゅりと音を立たせた。
「げ……げんき♥ トヨイロさまのおちんちん、ヘラ、だいすき♥」
「元気なのはヘラちゃんのあそことスキスキしているからだよ。ほらほら、僕の硬いの、増々熱くなっているのがわかるよね?」
「う……うん♥ トヨイロさまのおちんちんが、ヘラのおまんこといっぱい仲良しして、うれしいっていっているよ♥」
ヘラは心の底から愉しんでいた。悪事や薄暗い感情を持たぬ相手との『法悦』は、たまらなく気持ちが良いものだ。
トヨイロのちんぽはそれほど大きいというわけでは無いが、オルランドゥやカヅノ=セイジと比べると、身体の密着度あいがまるで違っていた。
お互いの肌をできるだけ重ね合わせての交合は、とても気持ちが良いものである。晴れ晴れとした心と汗で濡れた相手の身体との擦り合わせは、『法悦』を深くさせていた。
長いこと交合が続き、トヨイロが「もうだめ……」とうめいて倒れ込んだ。
汗だくになり下腹をザーメンまみれにしながら、ヘラはこのままトヨイロのペニスが自分の膣に滞在しているままで眠ろうとしたが、そうはならなかった。
触れの声が響き扉が開くと、教主コーザが入って来た。彼はヘラに慈愛が籠った目を向けた。
「おや、ヘラさん。随分と深い『法悦』をなさったようですね?」
「えへ♥ トヨイロさんとの
もし教主が望むならば、このまま『聖根』との対戦を所望したが、それはまた夜で、とコーザは言ってトヨイロを起こさせた。
全裸で陰茎を汁まみれにさせながら、かしこまってベッドの上で正座をするトヨイロに、コーザは人さらいの事件の調査を開始して欲しい、と告げた。
「その事件は……廷臣たちが手出し無用と言って、調査を取りやめたものですが?」
「トヨイロさん、貴方は今、マハーヴァラ様に試されているのです。人々に慈愛を注ぐ義務がある、王としての意識を持ってください」
でなければ民をないがしろにして、貴族達が行ったパラッツォ教徒の虐殺を止めなかった父君と同じ
「は、はい……そうします」
うなだれるトヨイロは、ヘラに頭を「いいこいいこ」されて、気を取り直した。
そのヘラは、コーザに教えて欲しいと切り出した。
「何をでしょう?」
「コージュさまが知っていたという、この世界の秘密を書いた本は、どこにあるの?!」
コーザは頭を傾げた。
それから、彼女が何を考えているのかを見通そうとした。
ヘラの頭の中で思い浮かべていたそれは、彼女の前世の自分と憎き相手の姿だった。
(……ついに思い出したのですか。)
ヘラが何を知りたいのかがわかった。
「いけません。前世の世界に行こうなどとは……節理に反します」
トヨイロが目を大きく見開く。彼女をじっと見た。
「まさか、君は……そうだったのかい?」
「そうだよ。あたしは前世の記憶があったの、眠っていたの。前世のあたしはね、お父さんとお兄ちゃんたちを、『あめりか』という悪魔の国の軍隊によって殺されたのよ」
そう告げたヘラに、コーザはきつく戒めた。
「前世のことは忘れるのです。貴方にはこれから、これからはオルランドゥさんの伴侶として、この教団を背負って立つ為の勉強をしていただかなければなりません」
「その前に、あたしはやりたいことをしたいの」
「復讐は許しませんよ、ヘラさん。それは、神の愛に背く行いです」
コーザは厳しい目をにらみつけるヘラの顔に注いだ。
立ち上がり、出て行こうとするヘラを、トヨイロが抱き着いて引き留めた。
「王様、離して?」
「嫌だ。僕は君と離れたくない!」
そう叫んだ後、そっと小さな耳に口づけした。ささやいた。
「手を貸すよ、ヘラちゃん」