聖騎士イズヴァルトの伝説【新編】・まとめ 作:CHACOとJAGUAR
サワータキャビク島での滞在は1カ月に及んだ。
触手姫は先に帰り、イズヴァルトとマイヤはパスカルの船でサイゴークへ向かうことにした。
立ち寄ったナオエニア島でドワーフの鉄砲工房を訪れたり、ツルーガニスクでオーミゲニアの諸侯らと会合を開いたりと、ゆっくりと旅をしておおよそ4カ月が過ぎた。
そして、ホーデンエーネン暦362年の12月の末。
イズヴァルト達は船でオーキ島に向かう事となった。同行していたブライアンが、実家で久しぶりに『たこやき』を馳走したいと言って来たからだ。
「それと、うちのねえちゃんと妹たちが、イズヴァルトさんのデカチンに挨拶したいんだってさ!」
「つまりは拙者も、股間にぶら下げているたこ焼きをご馳走せねばならぬということでござるな?」
「まあ、そういうことさ!」
とはいえその『たこ焼き』は、オーキ島に入る船旅ではマイヤのものだった。
北の海域、しかも冬の時期では海を見て楽しむことができない彼女は、ほぼほぼ一日中、船室で読書かイズヴァルトと睦みあってばかりだった。
港を出てから9日目の昼。
朝のイズヴァルトとの『えっちなお勤め』を終え、マイヤはベッドに寝転がりながら読書を続けていた。
「ほーう」
開いて読むのはクリスタから借りた、古代ムサシノ帝国の魔道兵器について書かれた本だ。
3000年前には空を行き来する『空中軍艦』や、四方形の浮遊要塞『サイコロップス』など、様々な超魔法科学兵器が存在していた。
イナンナやオクタヴィアが、あるいはゴーレムの職人だったジョセフィーヌならよく存じているのだが、彼女らとて知らないものもあった。
この本にはそれが書かれてある。潜水して海底を進む船や海洋深層水を汲み取る装置。太陽光を魔力に変換するシステムなど。
それこそ、マイヤがこの現代に作り出してみせた『たぶれっとぱっど』や鉄砲もムサシノ帝国は作り出していた。
それらの兵器を動かす魔法動力炉や、それを動かすエネルギーを置く魔力蓄積装置についての詳細な設計図や製法も記されている。
これらの内容を読んで、鉄砲なんかは自分は蘇らせただけだ、とマイヤは改めて思った。発明ではない。技術の掘り起こしである。
しかも鉄砲については興味深い仕組みが書かれてあった。雷霆の術式を用い、並みの代物の数百倍の威力を持つ大砲があったらしい。
マイヤの前世では、レールガンと呼ばれていたものと同じだ。
「ふむう。『ミサカ砲』ね。でもなんでそんな名称なんだろ? 電撃砲とかただ単に、レールガンと名付ければいいのに?」
残念なことにこの名前の由来が本には書いていない。今度オクタヴィアに会ったら、カイロネイア=エルフの18番である紫電砲とどっちが強いのか聞いてみようと考えた。
オクタヴィアは今、イナンナと共にスーエイニアにいる。ブランカに頼まれてフグ養殖場でフグ毒を消す仕事に従事している触手たちに、魔力を注ぐ仕事をしているからだ。
その本をあらかた読み終えると、彼女はもう1冊を開いた。これはトールキンが貸してくれた本だ。イワッミーのドワーフの名工が鍛えた、剛剣や名槍などを紹介した本である。
『ドラゴン殺し』と呼ばれる超巨大な剣や、とんぼが穂先に止まっただけで真っ二つにする、鋭い魔槍を鍛えた鍛冶師の経歴や、その武器がどれだけの血を吸って来たのかが書かれている。
(うーん。こっちはイズヴァルト向けかも。)
そっちは早々に閉じてもう1冊、鉱脈探しや鉱山開発に関する本を読もうと義手を伸ばした。すると船室の扉が開き、イズヴァルトが入って来た。
寒い中、イズヴァルトは殆ど裸で甲板でトレーニングを行っていた。およそ3時間も。まとうものといえばトールキンに譲ってもらったキルトスカートだ。
「湯を浴びて、すっきりしたでござるよ」
「そうなんだ……いい加減、私もお風呂に入れてよ?」
マイヤはわきの下と股に、べったりしたものを感じながら頬を膨らませた。後、頭も少々かゆい。
この9日間、彼女は風呂に入れてもらえなかった。義手義足もあるし、使えるようになった浮遊魔法があれば、自分でも浴室まで行けるのだが、イズヴァルトが禁じたのだ。せいぜいが股とお尻を湯桶で洗うぐらいだ。
「そういうわけでマイヤ、くっちゃいそなたの身体を、すんすんさせていただくでござる……」
イズヴァルトはベッドの上の妻に抱き着いた。マイヤは全裸だった。何せこの船、暖房がよく効いているからだ。
彼は彼女に抱き着くと、大きな乳房の間に顔を埋めた。胸だとここと乳房の下あたりににおいが籠っている。それと、少々べたべたしていた。
「もーう。そろそろお風呂に入らせてよー!」
「いやいや、いいにおいがするでござる。くさくてあまい、女の子のにおいがするでござるよ?」
「私、もうそろそろ30に届くんだけどなー?」
しかしイズヴァルトの言う通りだ。9日間洗っていないマイヤの皮膚は、とても濃厚な甘いにおいを放っていた。
若い女というよりかはこども、いや、赤ん坊のようである。多少はイズヴァルトやブライアンの汗のにおいも混じっていたが、それにも淫魔の血を活性化するので、彼女の身体は一際強く体臭を放つのである。
「ううむ。ずっとふがふがしたくなるでござるよ……わきの下はどうでござろう?」
「やだよ!」
マイヤは左の腋をきゅっと締めたが、イズヴァルトの太い手はねじ込んで来た。こじ開けられるとむわっとしたにおいが放たれる。腋もちょっとかゆい。
「ふうむ。ここは少々、昔のそなたのようにおまたのワキガっぽいにおいが漂っているでござるな?」
「へんたい!」
発するようになったワキガは、7歳ぐらいの頃のマイヤの、水浴びだけで毎日を過ごした場合の腿の内側のにおいに近かった。
「すんすん……かわいいにおいでござる」
「あはは、くすぐったいよ……恥ずかしいからあんまり嗅がないで?」
「やだでござる。貴殿をもっと、深く感じたいでござるよ」
そう言ってイズヴァルトは腋のにおいを堪能しながら、ゆっくりとお腹をさする。
ふわりとした腹肉だ。押し込むと軽く沈む。乳房も柔らかいが腹も同じぐらいだ。表面をゆっくりと撫で、脇腹にも手をまわす。
「ふううんっ♡ いじゅばると、気にしているから触らないで?」
でもイズヴァルトは手を止めない。
マイヤの余ったお肉がついた腹は、触れば触るほど、幸せな気分になるからだ。
「拙者は、マイヤの柔らかいところをずっと触れ続けていたいでござるよ?」
そう言ってへそのあたりに頬をつけ、それから左手を彼女の太腿に這わせた。
「ここも、たぷたぷでござる」
「ちょっと、ひどいよ!」
「拙者は人でなしでござるよ……」
そして手は秘所を這う。最初は優しく撫で、柔らかい感触を確かめる。
マイヤは身じろぎしながら身を任せた。
大陰唇とその周囲に生えた細かな産毛を掌で確かめながら、イズヴァルトは突起に指をあてた。
そこはアドルフの虜囚になった折りに、邪魔な包皮は全て切り取られていてむき出しになっていた。
魔族の身体に近づいた今、少しこすられるだけで意識が呆然となってしまう敏感さになっていた。
指の腹で露出した部分を撫でると、マイヤの身体がビクっとなって、ベッドの上で跳ねた。
「そっ、そこっ♡」
「ここがよろしいのでござるか?」
「感じるんじゃなくて、弱いんだよっ!」
構わずに愛撫を続けようとした。
マイヤは腰をひねり、愛撫を止めさせようとする。
しかしクリトリスをいじられるのが嫌いではなく、こうすることでイズヴァルトが執拗に責めて来ることを望んでいたからだ。
「逃しはせぬでござるよ?」
イズヴァルトは腕を伸ばし、指の腹を陰核に喰らいつかせていた。
腰を振り払われて逃げようとするマイヤだが、彼はそれをくすぐり、側面とてっぺんを撫でまわし続けた。
「ん……ぐっ♡」
下半身から湧き上がる、熱く強いものを感じてマイヤは力を喪った。彼女は脚を広げ、クリトリスへの愛撫を続けるイズヴァルトに甘えだした。
「ちょうだい。ちょうだい?」
「おまめのくにくに、もっと致すでござるか?」
「いじゅばるとのおっきいおちんちん、私のおまんこにちょーだい♡」
答える代わりにイズヴァルトは彼女の腰を引き寄せた。
それから両腿を抱え込み、愛でた陰核に口をつけ、吸い始めた。
最初は唇で可愛がる。それから口を大きく開け、女陰丈夫にかぶりつき、舌を存分に動かした。
「んんっ♡ すごくつらいよう♡ 気持ち良すぎて、おかしくなる……」
舌先をまわし、突起とその周りを舐り込む。マイヤは荒い呼吸を続けながら、襲い来る悦楽の波を受け、大声をあげた。
それでもイズヴァルトは止めなかった。
絶頂の訪れを伝える膣口からの白濁汁をあごで受け止めると、愛らしくうごめく欲しがりな肉の花全体をしゃぶり始めた。
「んんあっ♡ いじゅばると、くちゃいよ♡ きちゃないよ♡」
しかしお構いなしだ。チーズの様なにおいがかすかに漂う甘いヴァギナを、イズヴァルトは無我夢中でしゃぶり続けた。
マイヤは断続的に喘ぎ声を放ち、全身を熱くしてベッドのシーツに己のにおいを染み込ませる。
彼女の身体から甘い臭気が放たれ出した。射精欲を盛んにさせる淫魔のにおいだ。股間がついつい硬くなってしまう。
それでもイズヴァルトはまだ、挿入をしようと考えなかった。とにかくマイヤの、ろくに清めていないくさくて味が濃厚な生の芯の肉を味わい続けたかった。
「やだあっ♡ もうだめっ♡ おねがいだからいじゅばると、私の欲しがりなお腹の中に注いでようっ♡」
それでも止めない。しつこいぐらいに舐り込む。自分の口のにおいをマイヤの皮膚と粘膜に染み込ませ、彼女が嫌がるような臭いおまんこにさせてやろうと躍起になる。
マイヤの相手だがもう1人いる。ブライアンだ。
エルザやアナが言うには、ブライアンもおまんこをぺろぺろとするのをよくやるそうだ。マイヤにもちゃんと施しているらしい。
だからその嫌がらせというか競争心で、自分の口臭をマイヤのここに染み込ませようと意気込み、舐め続ける。
熱心にしゃぶり続けられ、マイヤは何度も絶頂の波にさらわれていた。イズヴァルトは早漏のくせに、おまんこなめなめになると本当にしつこい。
性感が麻痺しない身体だとわかっているから、口淫イキを沢山やろうとする。
幼い頃からむやみやたらにおしゃぶりをして、精液をせしめた仕返しを受けている。その様にも受け止めた。
(ひどい。ひどいよ。でも、ああ。でも……私、すっごい幸せだよ?)
こんなにも愛してくれるなんて。求めてくれるなんて。
(もう、子供を産めない身体なのに。手足と卵巣の無い、廃棄物女なのに!)
ああしつこい。本当にねちっこい愛撫だ。
膣口の中に舌を入れられると、ますますそう思ってしまう。
この中にどれだけのにおいが籠っていて、奥深くまで愛してくれることを望んでいるのがまるわかりだろうに。どうして男の欲をぶちまけてくれないのだ。
「この、いじわる……!!」
イズヴァルトがほぐしきったヴァギナから口を離した。
だがペニスを用いてのコミュニケーションは、まだやるつもりは無かった。
彼が狙っていたのは、アクメの連続により目立ってヒクヒクと動くアヌスだった。
きれいな色をした赤ちゃんの皺穴みたいなそれの前に、鼻をあてて嗅ぎだした。
「そっ、そこも舐めるの!!」
もちろん、と短く呟いて、イズヴァルトは皺穴に鼻を近づけた。愛らしい臭さが漂っていた。
それから舌を這わせると、マイヤはただただ呻くばかりになる。一番弱い尻穴を舐められて言葉を失ってしまったのだ。
唾液と愛液がたっぷりついた舌と口でアヌスをしゃぶる。ほんのわずかだが苦かった。でもイズヴァルトにとって夢中になれる苦味だ。
愛で続けると引っ込んだり膨らんだりを繰り返し、陰裂の下から粘液が垂れて来た。
イズヴァルトはぬるりとした水たまりを右手の親指ですくい、アヌスの周りに塗りつけ、指の挿入をし始めた。
「うああ……」
マイヤの声はもはや、本能のそれしか出せなかった。
指での愛撫を行いながら、女陰に再び唇と舌を這わされ、もはや深くて暖かい薄闇の中に身を任せるだけだった。
こんなことを毎日やっているが、全く飽きないしイズヴァルトへの愛情が薄れる事は無かった。
ただただ、マイヤはうれしくてたまらないのだ。
離れてしまったおよそ10年間の愛情を加えて、大好きなイズヴァルトに可愛がってもらえている。
でも、そろそろ挿れて欲いとも思っていた。膣の奥がじんじんと痺れているからだ。
女膣の入り口が半ば開き、盛んにあまい匂いを放って来たのをを察したイズヴァルトもまた、猛り狂ったままのペニスからの要求に、心が動いていた。
「い、いじゅばると……ちょうだい。」
手を伸ばし、にっこりと微笑んだマイヤの頬をさする。
イズヴァルトは起き上がり、それから、硬く張り詰めている大きなものを、よだれを垂らして待ち遠しく望んでいた女襞にあてがい、それから奥まで押し込めた。
「だいしゅき……だいすき……」
マイヤが両腕を大きく広げる。イズヴァルトは抱き着き、マイヤの上に乗って腰を動かし始めた。
存分に愛撫を施されたヴァギナは、何もかもがしつこく、手ごわかった。
ペニスは3分の2ぐらいしか入ってないのに、少し動かしただけで理性を苛め、辛抱ができなくさせてしまう。
動かし続ければまるで、付け根までつながっているようにも思えた。
イズヴァルトはマイヤと互いに頬ずりをしながら、その時を待って動かした。
小さな耳に口づけし、マイヤからも甘い吐息を吹きかけられると、我慢は限界に達し、彼は低く呻いて動きを止めた。
「はあっ、はあっ。マイヤ、出ちゃったでござるよ?」
「もっと出して? 溢れるぐらいに沢山出していいよ? 私のお腹に、いーっぱいざーめんみるくを飲ませてね?」
承知したと答える代わりに、まだまだ硬いペニス力いっぱい突き動かす。
そして何度も精を吐きだした後、行為を終えた。
マイヤはくたくたになった身体をゆっくりと持ち上げ、存分に吸精されて彼女の身体に手をまわそうとするイズヴァルトの身体を振り払った。
「汗くさい貴殿の身体のにおいを、嗅がせて欲しいでござるよ。」
「やだ。もうどこもかしこもかゆいから身体洗うもん。イズヴァルト、義手と義足をとって?」
イズヴァルトが義手をつけてやると、マイヤは自分で義足をつけた。
イナンナらが改造してくれた今のそれは、留め具が無くてもぴったりとつき、そう簡単に外れることは無かった。
彼女は厚手のコートを抱え、素っ裸のまま船室を出た。歩いている途中で船員に出くわしたが気にすることは無かった。マイヤの裸を見慣れているからだ。
「お股からまだ垂れてますよ?」
「うん。今さっきまで、中にたっぷり出してもらったからね?」
「そうですか。イズヴァルトさんはいいなあ。毎日マイヤさんと寝られて。羨ましいですよ。」
そう言って彼はマイヤの乳房に目を向ける。同乗するオーラフ程では無いが、立派なたゆんたゆんだ。むしろマイヤのは可愛いでかでかおっぱいである。少女の発育し過ぎたおっぱいみたいだった。
「あはは。今晩なら空いているよ! イズヴァルトはアナさんとオーラフさんのところに行くから、遠慮なく夜這いをかけてきてね!」
元気よく笑ってマイヤはシャワー室へ向かった。それから身体をきれいさっぱり洗うと、ちょっとだけでも外に出たいと思い階段を登って行った。
「うう……さむ。」
晴天で海は荒れていなかったが、外気はとても凍て付いていた。
南西の空に日が浮かんでいるのを確かめると、もうそんな頃なのかと驚いた。少し腹が空いていたから、何か口にしたかった。
けれどももう少しお日様を拝んでおこう。寒すぎるが陽の光を少しぐらいは浴びるべきだと思った。
殆ど人が見ていないからと出来心がついて、コートの留め具を外して光に向けて裸身を晒す。
「……?」
いつの間にか何かに抱え込まれて空を飛んでいた。雲がとても近かった。
マイヤを抱え込んでいたのは、細い腕の小さな姿だった。それはマイヤの顔をのぞくと、目を輝かせて呼びかけた。
「お願い、一緒について来てほしいの。後でじっくりと話を聞かせるから。」
彼女を抱きかかえていたのは、ヘラだった。