聖騎士イズヴァルトの伝説【新編】・まとめ 作:CHACOとJAGUAR
高坂深雪はずっと塞ぎ込んでいた。
今年のゴールデンウィークの頃にフィリピンにいる実父が逮捕され、20年以上の禁固刑に処されたと母に聞かされてからこの半年ほど、ずっとだった。
自分は前科者の、犯罪者の娘になってしまった。彼女はそう思うようになった。高坂家は三郷では、一番の名家と言われている。埼玉県や都内にいくつかの土地を持ち、株もそこそこ保有していた。
2人とも亡くなったが、一番上の伯父は歴史学者で二番目の伯父は経済学者だった。三番目の伯父はだいぶ『格』は落ちるが、今も売れっ子の著述家である。
母の昴は午前様こそ年に数回程度の閑職だが、それでも一流企業の正社員だ。だいぶほうれい線が目立っていたが、美人の部類にある。十分に自慢できる母親だった。
けれども深雪自身にはミソがついた。悪徳企業の社長の娘。犯罪者の娘。そのレッテルが貼られた。それまで自信に満ちていた彼女は、萎縮してしまった。
心の動揺は学業にも響いていた。彼女は県内の中高一貫校の私立を目指していた。明の星や淑徳などだ。
年度の初めは合格範囲内だったのに、途端に成績は急落した。志望校は第三位まで軒並み全滅必至で、母からは高校受験で頑張れば良いと慰められた。
しかし実父の様にプライドが高かった彼女は、言われてますます落ち込んだ。自分はもう、生きている価値が無いと思って飛び降り自殺も考えたほどだ。
そして8月末の模擬試験で、彼女は過去最低の点数をとった。母は「もうそこまで頑張らなくてもいいから」と言って、娘を慰めた。
「深雪は正尭みたいに、私や三晃兄さんに似たのよ。あなたのお父さんもそもそも、1浪してせっかく日大に入ったのに単位を落として中退しちゃった人だから、仕方が無いのよ」
母親はこんなことも言った。投資でまた儲けたという大金持ちの親友の名前を出してきた。
「栞子おばさんに泣きつくから、ハワイか台湾に連れて行ってもらおうか?」
大洲栞子。深雪にとって聞いただけで耳を洗いたくなる名前だ。自慰中毒で性交狂の
日本トップの国立大学を出て、期待の新鋭助教授として一時期名を馳せた二番目の伯父にとんだ『欠陥品』を産んで寄越した女こそが、大洲栞子だった。彼女もその国立大学の出身だったが。
兄の正尭は栞子に懐いていたが、深雪は正反対だった。高坂家にあのお荷物を押し付けた元凶だ。15年もすやすやと眠りやがって。眠り姫気取りか?
だが、海外旅行のことは立ち消えになった。アメリカとヨーロッパ、ロシアで起きた『大災害』のせいだ。
旅行会社が軒並み国内旅行にシフトチェンジしたが、辛気臭い国内の観光地など行きたくはない深雪は、母から出た代替案も拒絶した。
「きっと、合格してやるんだから! ママは何も言わず見守ってて!」
啖呵を切ってみたものの、やはり勉強に身が入らなかった。読んでも書いてもすぐ忘れた。
彼女はもっとふさぎ込むようになってしまった。日本で生きづらくなってアメリカに逃げた、兄のような負け犬になったと嘆いた。
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11月になった。あいも変わらず塾のテストで最低点を取ってしょげていた深雪に、倉沢という友人がこんなことを言い出した。
倉沢はとても垢抜けた容貌の女の子だった。いや、格好が、だったが。顔はそんなでもない。鼻の低い芋顔だ。
他の塾でバイト講師をつとめている現役東大生の彼氏がいるという噂がもちきりだった。
「中国では頭がよくなる薬が売られているって、知ってる?」
寝る前に毎日1回飲めば良いそうだ。日本よりも受験戦争が激しい中国の学生が、よく用いているそうだ。
しかも一錠500円で売っているという。自信がある時の深雪なら、嘘くさいと一笑しただろうが今は違った。藁にも縋りたいほど弱っていた。
「それ、どこで買えるの?」
「ええと、知っている友達に聞いてみるね。でも、一度に10錠とか100錠買わないと、売ってくれないみたい」
その翌日、携帯のメールで倉沢から連絡が届いた。100錠で10万円。密かに話題になって値段がつり上がったという。
金額が違うと返した。だったら10錠にしてくれと頼んだら倉沢はこう寄越してきた。
「私の友達に直接会って交渉すれば、100錠を5万円で買えるかもしれない」
深雪は言う通りにした。果たして日曜の昼、指定されたつくばの駅に行くと、改札口で倉沢と2人の青年が待っていた。
深雪はワゴン車に乗せられた。向かった先は小田城の近くにあるアパートだった。青年のうち1人の住まいだという。倉沢の恋人の友人だという。
部屋に入ると青年たちに青い錠剤が入った瓶を渡された。きっちり100錠あるという。ラベルは貼られていなかった。
深雪はようやく、怪しいと思ったところで青年2人からおまけの一錠を渡された。水と一緒に飲んで、3分待つように言われた。
深雪は口に含んで飲み込んだ。言われた通り3分待つと、それまで重く痺れた様な感じが拭えなかった頭の中が晴れ渡り、目の前がより鮮明に見えた。
しかしだ。もう2分経つと腹の下が熱くなった。これはどういうことだろうか。そう思いながらソファに座り、カバンに入れていた算数の参考書を取り出して開いた。
「勉強は後にしろよ?」
倉沢の友人の青年がそう言って、深雪に覆いかぶさってきた。抵抗しようと思ったが、胸の上に手を当てられ、首筋に息を吹きかけられると身体が言うことを効かなくなった。
参考書を床に落とし、ソファに横たわって深雪は身を任せた。
青年の手が彼女のトレーナーを剥いだ。この2年で深雪は急激に成長していた。巨乳と言われている母と同じく、豊かな実りを付けだしていた。
「もう谷間があるのかよ? いやらしい身体だな?」
深雪はうなずいた。否定しなかった。理性が働かなかった。先程から下腹と股の付け根が熱かった。感覚も敏感になっていた。股でこするたびに快感が奔っていた。
相手はブラジャーに手を伸ばし、後ろのホックを外した。12歳の少女にしてはやや大きめの乳房が出ると、それを鷲掴みにして揉みだした。
発育中の乳房は触れるとどこも痛い。そのはずだった。
しかし揉まれ、くすぐられるだけで深雪は悦を覚えた。股のあたりがぐっしょりと濡れていた。
「へえ、感度もいいじゃん? あの薬のおかげかな?」
気持ち良いのが薬のせい。まさか覚醒剤を盛られたのかと深雪は恐れた。しかし胸を揉まれ、腹をさすられるたびになんとも言えぬ快感が襲ってくるものだから、相手に何も言えなかった。喘ぎ声しか放てなかった。
しかし倉沢はどこにいるのだろう。あたりを見回したがいなかったが、突然トイレの方から嬌声が聞こえてきた。倉沢は壁に手をつき、ショーツをずらした尻穴を相手に犯させていた。
「お友達も始まったようだよ? 僕たちもはじめよっか?」
深雪は恥じらいを含んだ顔で頷いた。ズボンが脱がされ、濡れきったショーツが剥がされ、洪水が起こっている割れ目を指で開かれた。
「ははは。すげえねっとり。エッチなことが大好きなんだな?」
「……うん」
「じゃあ、大人になってみようか? 痛いのはほんのちょっとの間だからね?」
青年がズボンを脱ぎ、赤黒く怒張したものを晒しだした。先端は随分と使い込んでいるようで、真っ白な顔とは真逆で色素が沈着していた。
それが脚を広げた深雪のぬめりきった割れ目に押し込まれた。結合部から血がこぼれた。けれども、処女膜を破かれた痛みは、ほんの少しの間だった。
封印のような入口が破かれ、膣洞の奥に入った後、彼女は肌を愛でられた時よりも深くて、熱い快感を受けていた。
「ふわあ……!」
初めてのセックス。痛いだけだと思っていたのに、こんなに気持ちがいいものなんて知らなかったよ。
青年はゆっくりと動く。その度にうねるような快感が下腹から起こった。
クリトリスでのオナニーはやったことがあるが、その快感が膣の中全体で起きているようだった。
「おあっ! ああおっ! うあっ! うあっ!」
深雪はのけぞりながら声をあげた。こすられるたびに相手の陰茎の表面の隆起と形と硬さがわかりだした。意識しだしてますます快感が高まった。
そうして何十往復した後、相手の青年は陰茎を引き抜いた。しごいて深雪のへそに大量の精をかけた。深雪は深く長い快感のせいで息苦しくなっていた。
青年は深雪の腹にかかった自分が出したものをティッシュで拭うと、自分のペニスを指ではじいた。
硬直が途中で折れて揺れることは無かった。十分硬いままだった。何度も何度も指で示し、まだ元気だと深雪に知らしめた。
それから、たっぷりと時間をかけた挿入でほぐれきった彼女の女陰に指を挿れた。
「ん……あっ!」
深雪が悶えると、中の粘膜の濡れ具合を確かめるようにかきこねた。
「あと5回ぐらいできるよな? そのために100錠5万円でおまけしてやったんだぜ?」
「でも、ゴムは? さっきは避妊しないでしちゃったけど……」
青年は女性器から指を引き抜くと、股を広げたままの深雪に覆いかぶさり、高ぶったマラを押し込んだ。
それから何度も、何十度も、深雪の身体の中で激しい火花の様な快感が奔った。残る4回、相手の青年は膣外射精ではなく深雪の中に注ぎ込んだ。幼い膣と子宮はこの青年の、前立腺のにおいに染められてしまった。
生まれて初めての性交と予想を遥かに超える悦楽、自分の大切なところを男の肉棒と精液にマーキングされたという被虐に心を満たされるのを覚えながら、倉沢と一緒に帰りの電車に乗りこんだ。
塾の友達は、芋臭い顔に自分以上に『雌の色』を漂わせていた。いつもの数十倍も色っぽくなったようだ。
「参考書開いて読んでみて?」
深雪は言われる通りに開いてみた。頭はかつてなく冴えていてはっきりしていた。目で追うだけで内容を覚えられた。父親が逮捕される前よりも、記憶力が良くなっているようだ。
「本当。深雪、おかしくなったのかしら?」
「おかしくなっていないわ。あの薬と男の子とのナマのエッチでそうなったんだよ」
それから深雪の成績は、急上昇し始めた。その薬を飲み、高ぶった身体であの青年や、いろんな男たちとのセックスを続けたからだ。
そして2月。深雪は第一志望は行けなかったが、第二志望の学校には合格した。
その頃には彼女のショーツのクロッチに触れる、女の子の秘密の花園は性的に放埒な中年女のように、放縦な崩れ方を遂げていた。