聖騎士イズヴァルトの伝説【新編】・まとめ 作:CHACOとJAGUAR
深雪は今年の4月から通う学校の制服を着て、お世話になった進学塾に訪れていた。友達も連れずに1人でだ。
塾の共用トイレの便座に腰かけて、両脚を後ろに倒していた。目の前にはこの半年ほどの間、彼女のセックスフレンドのうち1人を務めてくれた英語の先生が立っていた。
今日のこの時間、塾には彼女とこの男しかいなかった。教師はこの1時間後に始まる低学年クラスの授業の為に早く来ていたのだ。
彼女は潤んだ瞳をきらきらとさせながら、相手がズボンのベルトを外すのを見つめていた。
腰のところまでめくりあげたスカートの中には、何1つ身につけていなかった。多くの男にえぐられ続けた、ヴァギナの入口が蜜を垂らして待っていた。
「これで君とのこの関係もおしまい、でいいよね?」
深雪は笑ったまま答えなかった。代わりに意思表示だ。左右の大陰唇を広げて興奮する女芯を見せつけた。
「せんせ、挿れて……?」
英語講師はつばをごくりと飲み込んで、ズボンとパンツを足首まで下ろした。およそ20センチ近くもある怒張が、姿を現した。
講師は深雪に覆いかぶさり、深雪の股奥に入り込んだ。ゆっくりと動き、深雪を喘がせた。
おろしたての制服が2人の汗を吸い、深雪の顔に悦楽のきわみに向かう陶酔が差し込んだ後、ペニスが膣の中で爆ぜた。
「はーっ♡ はーっ♡ せんせ、気持ちよかった……♡」
「本当にこれで、最後でいいよな?」
深雪は目を細めてうなずいた。この講師は妻と子供がいる。これ以上自分の下腹の欲求に付き合わせるのは可哀想だと思った。深雪が彼を選んだのは、ちんぽがデカいと聞いたからだ。
下半身だけつながっている『セフレ』なら、もう既に10人近くいた。あの薬を教えてくれた倉沢は20人だ。しかしあの芋女は学業では深雪より上だった。4月からは都内の名門お嬢様学校の生徒である。
「でも……♡」
深雪は股に大きなペニスが入ったままの腰をくねらせ、もう一度とねだった。
英語講師のペニスはもう一度、彼女の欲望を満たす為に動き出した。
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低学年の塾生が玄関に集まりだした頃、深雪は裏口から何食わぬ顔で塾を出た。
顔や脚の肌から漂う色香は、小学生のそれでは無かった。5か月前と比べて体つきも歳不相応な実りがついている。太ももはむっちりとして太いし、尻と乳房は一回りも大きくなった。
この5か月の間、幼くも淫婦の振る舞いをし続けていたからそうなったのかもしれない。彼女は下腹が疼いて仕方がなかった。倉沢に電話をかけ、「今日はヤリ足りないか?」と聞いた。
「春だからかな、深雪、すごくうわついてイライラしっぱなしなの。倉沢さんはどう?」
「私も! 深雪ちゃんは今日はもうしたの?」
「青田センセに3回もしてもらったけど、まだあそこがムカつくの。夕方まで遊べる人、知らない?」
「いい人がいるよ?」
工場の派遣社員をしているセフレの紹介で、先週の土曜に初めて顔を合わせたという。ぶっきらぼうな喋り方をするが、かなりの絶倫らしい。
倉沢はメールを送って来た。金目純という30手前の失業者だそうだ。電話番号と住所が書いてあった。南越谷になるらしい。
「南越谷か。近いね」
「私からも連絡しておくよ。凄い気にいると思うよ? 金目さん、7回もしてくれたもん」
「すごすぎ。その人今日は暇? ふうん、ずっと暇なんだ。じゃあ深雪、今からその人んちに行くね」
深雪は駅に向けて駆け出した。身をくねる走り方は、嫌が応にも発育しすぎてしまった肢体を際立たせてしまっていた。
その深雪にずっと視線を注ぎ続けていた者がいた。塾の裏手近くの駐車場に停めてあった、灰色のワンボックスカーの後部座席に座っていた女だ。
金髪の外国人である。赤いニットのセーターから浮かぶ胸は、100センチ以上はありそうなぐらい大きかった。向こうの女優かと思うぐらい美しかった。どちらかと言えばポルノ女優に近しい美しさだったが。
「あのコ、随分とサキュバスのにおいが漂っていたわ」
スカートの中から、濃い精液のにおいがぷうんとしていたと付け加えた。
運転席にいた大柄な男がうなずいた。ハンドルを握ったまま、女と一緒に深雪に目を向けていた。
「まさか、密航組のサキュバスが産んだ娘さんでしょうか?」
「いえ。普通の人間が魔族化しだしているのと似ていた。ワタシたちが追っている薬と関係があるかもしれない」
車を出して、と女は言った。命じるような響きがあった。
「はい、アリーテ姫。ところでどこへ向かいましょう? あのお嬢さんを追いかけますか?」
「夜でいいわ。まずは……クラサワという女の子と会って、あの薬の出どころを教えてもらうことにするわ」
運転手は車のエンジンをかけた。
「行き先はどこです?」
「ここから車で5分ぐらいのところよ。排水機場の近くになるわ」
「携帯電話の電波も探れるとは、流石は姫様ですね」
「三郷一帯の基地局ぐらいはカバーできるわ。さあ、行って?」
2人を乗せたステップワゴンは走り出した。松伏線に出て、ひたすら南に向かう。三郷放水路を越えた先に、倉沢の家があった。
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2009年3月27日。高坂正尭は留学元のアメリカから戻った。成田でのお迎えには母の昴と先に日本に帰ってきた伯父の
それから、彼のことを息子のように目をかけてくれている、大洲栞子ほか数名が待っていた。その数名だが、栞子の死んだ夫・慎治と愛人たちの子らである。
古田治夫と緒川良平に村田慎平。母親たちはなかなかの美人であるとも正尭は知っていた。しかし遺産争いや財テクでの失敗、再婚先でのいざこざで、彼らの母親はあんまり運には恵まれていないらしい。
「で、治夫にいちゃんや良平あんちゃんは別にいいとして、どうしてシンコが来てるんだよ?」
頭を金色に染め上げた、2歳年上のいとこを見る。平岡慎子。渋谷あたりをたむろする不良女だ。
「いーじゃん。1年ぶりにアメリカから帰ってきたまーくんの帰国お祝い、どうしてあたしが出ちゃいけないのよ?」
「そのまーくんっていうのやめろよな。俺はもう16だぜ、シンコ?」
最近のFFの主人公が着てそうな、黒が基調の奇矯な服を着て、きついにおいの香水をぷんぷんとつけている慎子が抱きついた。
「うっせーなあ! シオリちゃんのおとーとぶんなんだぞおめーは! うらうらっ!」
慎子は胸を張って正尭にぐりぐりと押し付ける。しかしいかんせん、ボリュームが無くて硬かった。
慎子は正尭と同じく、生前の詩織をお姉ちゃんとして慕っていた。言葉と精神以外は一流大も狙えるという頭だった詩織から、いろいろと勉強を教わった。
それとこの4人だが、村田以外は母親がダメダメ過ぎるので、羽振りの良い栞子が大学進学の面倒まで見てやっていた。4人とも割と学業は良いそうだ。
「それでさあ栞子さん。こんなに大仰なお出迎えをしなくても、日を改めて食事会とか、で良かったんじゃないの?」
夫の庶子達の『あしながおばさん』こと大洲栞子ははにかんだまま答えなかった。可愛らしさとお上品さの両方が伺えた。
例えるなら、うっすらとした感じのおとなしそうなピカチュウだ。ただ、外面はこうだけど、ゲームのコントローラーを握る時は途端に本性を見せる。ガキっぽくなるのだ。
「今日はホテルのレストランで、正尭くんからアメリカのお話をいろいろと聴かせてもらいながらみんなでお食事をと考えていたの」
「いいけど、暗い話や恥ずかしい話は省くからな?」
4人が詰め寄ってきた。
「恥ずかしい話とはなんだ?」
「アメリカ人の彼女ができたのかい?」
「いねーよ、そんなの!」
正尭は戯けて、適当に誤魔化してそれ以上を言わなかった。エレノアのことは誰にも言いたく無かった。
レストランは空港近くのホテルにある、母親に「甘えん坊め」と毒づくぐらいに立派なところだった。そこで絶品の料理に舌鼓をうちながら、彼は面白おかしく皆にアメリカで暮らしたことを語った。
「アメリカのダイナーはだな、俺みたいな食べ盛りのガキが残していると、隣の席の客が心配そうに見つめてくるんだぜ?」
治夫が興味深そうにうなずく。
「そんなに多いのか?」
「まあな。逆に食いっぷりがいいとこれも食うか、と食べ残しを寄越してくれる。けど、女の子の家族連れには調子に乗るなよ。女の子の食べ残しが欲しいと言ったら、懐から銃を出して突きつけてくるんだ……その前に、俺の自慢のデカいもんを食わせてやるよ。脳みそが飛び散るほどうまいぜ、ってね」
その他にも向こうの高校生の一番の楽しみは、ゼルダの新作の早解き大会かバーベキュー。エヴァンゲリオンのアスカは日本と違って男女とも人気最悪、なぜならめんどくさいメンヘラでナチ公の子孫だから、と並べ立てた。
陽気な時の正尭は、ついついホラを吹いてばかりだった。しょうもないと失笑する母親たちと、ゲラゲラと笑ういとこたちに次々と思いついたことを開陳しながら、正尭はこの席にいないもう1人のことをふと思った。
(深雪のやつ。やっぱり来なかったか。)