貧乳武闘家娘のNTR闘技場 作:自宅の戦闘員
『続いての試合は! 披露戦で凄まじい高速の体術と純白の下着を見せつけたリーファ・エルナ選手!』
「下着は余計っ!?」
ついに始まる大会本戦。
ふざけた実況にリーファは顔を赤くする。今までは村で魔物相手に戦っていたから気にしていなかったが、確かにこの短い東方風ドレスはハイキックで下着が見えてしまう。
なんだか急に恥ずかしくなって来た。
『対するはこちらも招待選手! トラニア魔導爵の肝入り、ヌロデ・タッカ選手! 独自の格闘術“オイル・サブミッション”を操る肉体派だ!』
だけど相手はもっと恥ずかしい格好をしていた。
ヌロデは黒いパンツ一丁で服を着ておらず、全身に粘度の高い液体を浴びており肌が妙なテカリ方をしている。
さらにハゲ・デブ・ブサイクと三拍子の揃った中年男性で、その上リーファに対してあからさまに、いやらしい視線を送っている。
「おぉぉ、ヌロデ! 活躍を期待しているぞ!」
「お前の勝利を見に来たんだ!」
なのに、妙なくらい応援されている。
はっきり言ってリーファに対する声援より多いのが少し悔しい。
「くひっ、お嬢ちゃん。かわいいねぇ」
「キモいっ!? なんか声までねっとりしてる!?」
「くひっ、くひっ」
笑い方まで気色悪い。
背筋がぞわぞわする嫌な感覚を覚えながらもリーファは構える。
すると、ふわりと、甘い香りがするのに気付いた……しかも、キモいヌロデから。
「この香油はワタシが特別に調合した果実の香りがする特性オイル……お風呂に入れればリラックス効果もあるぞぉ」
「無駄にすごい技術っ、どう見てもヘンタイなのに!」
自分で香油を調合できる繊細さとオイルまみれの変態さで頭がどうにかなりそうだ。
けれど、審判が大きく手を振り上げたのを見て、リーファは意識を闘いに切り替える。
『それでぇは! 試合……開始ぃ!」
リーファは合図と共に駆け出す。
先手必勝、速攻で終わらせる。
「風撃っ……」
風の爆発で加速し、頭部をめがけてのハイキック。
だがいても招待選手、その実力を見込まれてこの場に立っている戦士だ。
高速の蹴りをしっかりと視認し、ヌロデは足を掴もうと手を伸ばす。
「……からの、
しかしリーファもそれを読んでいる。
膝を支点に蹴り脚を一度引っ込め、軌道を変更。失った勢いを風で補う可変の蹴り。
その挙動にヌロデはついてこれず、蹴りで伸ばした腕を叩き落とす形になった。
「ぬぅっ」
「まだまだ」
更に追撃の突き蹴り、腹に一撃食らわせたがリーファの表情が歪んだ。
(こいつ、太ってるんじゃない。お肉の下に、すごい筋肉がある……!)
リーファの蹴りを受けても体勢が崩れていない。
分厚い脂肪と筋肉によるガードだけではない。腰を落とした構えでも安定する下半身は、ちゃんと鍛えていないと得られないものだ。
ここにきてヌロデへの評価を改める。
この男は【
「くひっ、美少女の蹴り、きもちぃぃ!」
もう一回評価を改める。
強者ではあるが立派ではないかもしれなかった。
「やるじゃない、ヘンタイ!」
「そちらこそぉ!」
ヌロデの突き。
拳を握らず掌を突き出すのは、引き込んで組み技に持ち込むためだろう。
スピードは圧倒的にリーファが上、しかしパワーはヌロデが上。
リーファは風の魔術を使えるが、それは魔術師になれない程度に微弱なモノ。あくまでも体術に組み込んだ風麗拳という枠組みの中で効果を発揮する。
おそらく捕まれば、脱出は不可能。可能な限り早く、打倒しないといけない。
「はっ!」
風撃。高速の蹴りを放つ。
だが、ヌロデは避けも防ぎもしなかった。むしろ、自らカラダを傾けながら一歩踏み込む。
その意図を、リーファはたくらみにハマってから理解した。
「ぬめって、滑る……!?」
蹴りは当たった。
しかし体を傾けて角度を作ったせいで、当たったのに肌の上を滑って空振りをしたような形になる。
オイルのせい、だけではない。驚くべきは自ら蹴りに当たりに行く度胸と、肌の上を滑らせる角度を維持する足腰の強さ。
だが罠にはまって動揺するだけでは終われない。
リーファはすぐさま体勢を整え、
ぱぁん! っと甲高い音が響いた。
ヌロデが目の前で、手拍子を打ったのだ。
その音と動作に一瞬リーファの思考が止まった。
それが決定的な隙となり、太すぎる腕が伸びてくる。
「才能、格闘センス、速度、リーファちゃんは、すべぇてワタシを上回っている。でぉも、唯一、足りないなぁ」
スピードはこちらが上、風の爆発で一機に退く……つもりが一歩遅かった。
腕を掴まれ無理矢理引き込まれ、ヌロデがにたりと笑う。
「対人経験……卑怯者との戦いに、慣れていないぃ!」
リーファは、ヌロデに背後から抱きすくめられる形になった。
抜け出さないと。抗おうとするも、相手の動きが早い。
倒れ込みながらリーファのしなやかな美脚を、太い足で無理矢理に広げて固定する。観客に対して大股開きの態勢を取らされた。
両腕も拘束されて、寝転がるヌロデの体の上で仰向けになって、足を大きく開き下着を女陰を観客に見せつける。
「ちょ、いやああああっ!?」
あまりに恥ずかしい格好に思わず叫びをあげてしまう。
とにかく今は逃げる。リーファは風の爆発を利用して力尽くで拘束を振り払おうとした。
「きゅふんっ!?」
……のに、変な声が出てしまった。
芋虫のようにでっぷりとしたヌロデの指が赤いショートドレスの上から乳首を摘まんだのだ。
「な、なにっを、んはぁっ……!」
「ほぉら、服の下にオイルを流して、その上で、布地越しに乳首をくりくりくりぃ」
「んんぅ、あっ、あっ」
オイルでぬるぬるになった乳首が、衣服の布で磨かれている。
甘い果実の香りに包まれ、敏感な突起は少しずつ硬くなり始めていた。
「こ、こんなっ、試合中、にぃ……ぁんっ!」
「逃げられないよぉ? リーファちゃんの体術は、風の魔術の補助で動きを加速する。でぇもぉ、魔力を練るには集中力が必要だぁ。乳首が気持ちよくて、それどころじゃないでしょぉ?」
「ひゃああっ!?」
ネロでの言う通りだ。
少し強めに乳首を押されただけで、練った魔力が霧散する。
ネロではさらに大胆に、腋の隙間から手を突っ込んできた。
オイルで濡れた乳輪を指でなぞり、ヌルヌルの乳首を挟んでしごき、更に乳頭を指先でくすぐるように弄る。
「はあぁっ、あっ、あぁんっ」
「この試合で、リーファちゃんの乳首を弱点に仕立ててあげようねぇ、くひひっ」
「やめっ、てぇ……あぁっ!」
息が荒れる、その度に甘い香りを吸い込み、頭がぼーっとしてくる。
まるで香油が肌に沁み込んでくるようだ。尖った乳首はじんわりと熱を帯びている。
ヌロデの指は全く痛くない。むしろ蕩けるような快感のみを与えてくる。こういうのも、香油のリラックス効果なのだろうか。
乳首が敏感に反応している。両方の乳首を摘み、転がし、軽く引っ張っては、また優しく撫でる。
『おおっとぉ! リーファ選手の下着が濡れて、可愛らしい花びらが透けているぞぉ!?』
実況が何か叫んでいるが、文句を言う余裕もない。
リーファは一切抵抗できず、与えられる乳首の気持ちよさに喘ぐしかできなかった。
「ではではぁ、こぉっちの突起もぉ」
ヌロデの手が下に降りる。
今度は下着の中に入り、クリトリスに香油を塗りたくり始める。
「ひぃぃんっ!?」
刺激に嬌声が漏れた。
包皮を剥き、肉芽を直接指の腹で撫でられる。愛液と香油が混じり合ってしっかりぬるぬるになり、指が滑らかにスライドする。
ヌロデは器用に指二本でクリトリスを擦りながら、残った三本で無毛の割れ目を弄り出す。
乳首への刺激はまだ続いている。
どこもかしこもキモチよくて、リーファは頭が混乱していた。
「あっ、はぁぁんっ。あつい、熱いっ、んあぁっ!?」
「おやおやぁ、もしかしてオナニーもしたことなかったぁ? 覚えておくんだよぉリーファちゃん? こうやって乳首やクリをシコシコするのはすっごい気持ちいんだぁ」
「あぁぁっっ、はぁんっ」
反論もできない。
性感帯をいっぺんに刺激されて、自分の意思に反してカラダが震える。
その意味をリーファは理解できず、ヌロデの方が先に察した。
「そろそろ限界だねぇ?」
「はぁっ、はあっ、んっ、あぁんぅ」
「……トドメと行こうかぁ!?」
「ひああああああっ!?」
ヌロデの指が激しさを増した。
乳首を引っ張られ、指の腹でクリトリスをしながら振るわされる。
まったく性経験のないリーファでは、津波のような快楽には抗えずただ押し流される。
「なにっ、これっ!? へ、変なの、へんなのがくるっ!?」
「気持ちいいってことだよぉ、リーファちゃんのカラダが悦んでいるんだぁ」
そうして、肉芽をオイルの滑りを利用して執拗に転がしたことで、リーファは大きく仰け反った。
「やぁああああっ、あああんぅ!?」
愛液が飛び散る。
生まれて初めての絶頂。
リーファは大勢の観客の前で大股を開き、太ったブサイクのカラダの上に寝かされ、乳首とクリトリスを徹底的に磨かれて、初めての快楽に果てた。
「ご、めん……ラ、トレ……」
なぜ謝ったのかは、本人にも分かっていない。
ぐったりとしたリーファの耳元でヌロデが囁く。
「それが絶頂、イクということだよぉ? 女の子はえっちなことをしてキモチよくなると、絶頂する。リーファちゃんはワタシのぬるぬる愛撫でイッちゃったんだぁ」
拙い性知識でも、それが恥ずかしいということは分かる。
ただ、キモチよくて、力が抜けて。
「これからは、絶頂する時ちゃんとイクっていうんだよぉ?」
……でも、少しずつ呼吸が落ち着いてきた。
会話するためにネロデの愛撫は止まっている。
手の片方をクリトリスを弄るために伸ばしたことで、右腕一本だけだが、拘束がはずれた。
今なら魔力を練ることが出来る。
必要なのは精度よりスピードと静かさ。静かに、気付かれないように、可能な限り早く。リーファは掌に風の塊を作り出す。
そして完成した瞬間手を空にかざし、意図的に暴発させた
「ぬぉ!?」
初めての絶頂でもう動けないと判断していたのだろう、ヌロデが驚愕する。
だが遅い。
風撃の要訣は風の爆発による加速。それは何も蹴りだけではない、極めれば全ての動きが風撃になる。
掌から放たれる風で肘打ちを加速。密着状態から、みぞおちに肘を叩き込んだ。
「風撃……ぃ!」
「ぐふぉぉぉぉぅ!?」
力を抜いていたのはヌロデも同じだったようだ。
不意打ちに対応できていない。だが、あの分厚い脂肪と筋肉の鎧。一発の肘打ちでは落とせない。
リーファは体の向きを変える。もう片方の掌に風の塊を生成、みぞおちに掌底を打ち込むと同時に風を爆発させる。
「こ、こご、ほごこぉ……!」
これが現状で放てる最後の一手。
ぶっといカラダに、風の掌底の衝撃が広がる。
ヌロデは完全に白目をむいて気を失った。しばらく待ったが、起き上がる気配はない。
「わるい、わね……あたしの、勝ちよ」
『な、なんとぉ!? リーファ選手、絶頂しながらも反撃の機会を掴み取り、見事ヌロデ選手に掌底を叩き込んだぁ! この試合、リーファ選手の勝利です!』
リーファはふらつきながらもなんとか立ち上がる。
太腿には愛液が伝っていた。
審判の勝利宣言に観客席は盛り上がるも、リーファは喜ぶ気にはなれなかった。
観客の前で恥ずかしい姿をさらしたことに対して気後れしている部分はある。
しかし、なにより。
初戦にして「対人経験が少ない」と「性的快楽で集中力を乱されると魔力を練れず風麗拳が使えなくなる」という、自分でも知らなかった致命的な弱点が晒されてしまった。
「やっばいわね、これ……」
果たして、本当にこれからも勝つことができるのか。
胸中には暗雲が立ち込めていた。