イェンハォ〈厳豪〉
・妖獣族の王子。四男。
・冷酷でストイックなドS。ツンデレ気味。
・たぶん八人くらい兄弟がいる。弟は少なくとも三人いて、うち二人は既に死んでる。
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ウェイスウ〈魏思〉
・ハォに幼少時から仕える側近。今回エロい目に遭うのは主にこの少年である。
・慇懃無礼で朗らかなドS。時々ヤンデレな面がある。
・色々と謎が多い。
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フェイ〈翡〉
・ハォに仕える薬師。ハォよりやや年上でまだ若いが、信用されている。
・生真面目で優しい青年。ドSが大多数を占める妖獣族としては、ちょっと変わっている。
・だがS属性である。妖獣族の血は争えない。
・ちなみに「フェイ」は師匠から継いだ名で、本名は「ルゥ〈炉〉」。
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イン〈阴〉
ヤン〈阳〉
・ハォの身の回りの世話(主に洗濯。エロいお世話の仕方はまだ覚えていない)をする双子の童女。
・自由奔放かつ神出鬼没。探すと見つからないが、どこにでも現れる。
・手が空いた時はよくフェイの手伝いをしている。
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ヒェイラン〈黒嵐〉
・ハォの愛馬。おりこうさん。
・野生種なので小さめだが、丈夫で力持ち。ちょっとした崖もグイグイ登る。
・ハォの事が大好きである。ちなみに雄である。
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―敵陣営―
イェンリェ〈厳烈〉
・ハォの兄。三男。
・ねちこいドS。兄弟の中で一番ヤな奴。
・とにかく性格が悪いし口も悪いが、伝統に縛られない自由な発想ができる。周囲から見れば異端。
・自分では賢いつもりだが実際は視野が狭く詰めが甘い。
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チョウフイ〈仇慧〉
・リェに仕える薬師。
・クールでドライなドS。リェとデキている。
・何を見ても驚かない、肝の据わった女。
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~リェの家来と有志一同~
ルェン〈潤〉 水責め担当。不器用でトロいが、割と常識人枠。
ユゥ〈獄〉 麻痺させる係。童心の抜けない、お調子者の青年。
パン〈磐〉 力自慢。負けず嫌いで根に持つ性格。
ミャオ〈眇〉 槍使い。指示された事しかできない質で、イレギュラーに弱い。
カォラン〈考啉〉 毒でも何でも消化して養分にできる。普段は絵描き。リェの発注で箱底絵(春画)などを描く事もある。
ニィ〈匿〉 命じられれば何でもするYESマン。目立たないが、ちゃんといる。
―その他大勢
・若くして才能あるハォとクソ生意気なスウに日頃からムカついており、ハォのお気に入りの側近であるスウを犯しまくる事で憂さを晴らそうと集った。
月牙山に棲む妖獣族は、ヒトならざる戦闘民族である。
蛮族とされるかれらは排他的な少数民族で、めったに人里へは降りてこない。天然の洞穴を利用した住居に暮らし、その好戦的な性質ゆえに天寿を全うする者は少ないが、本来の寿命は百五十とも二百を超すとも云われる。
かれらは皆、生粋の戦士である。また、生まれながらに妖術使いでもある。体内を満たす〈妖気〉を源に、それぞれが固有の術を使う。術の系統や優劣は概ね遺伝によるものだが、育った環境や経験の違いで様々に個性が出る。
多くはその力を何らかの形で戦いに応用するが、どう工夫しても戦闘向きとはいえない術を持って生まれた者はそのぶん武術の腕を磨き、文字通り血のにじむような努力をもって補うほか無い。どちらの才にも恵まれなかった場合、ここで生きてゆくのは相当に難儀な事である。
同族同士の縄張争いは言うまでもなく、妖獣のほかにも多様な妖しの者どもが息づくこの地では、時にはそれらをさえ斃して血肉を喰らい、自らの妖力を高めるための滋養とせねばならない。
逆もまた然りで、玄妙なる力を宿す妖獣の血肉を様々な魑魅魍魎が欲し、しばしば遠方からも襲来する。しかし、そういった闖入者が強敵であるほど、かれらにとっては却って腕試しの相手として恰好だった。
やられれば、やり返す。そうでなくとも資源豊かな月牙山は何かと侵略者に目をつけられやすく、とかく争いの火種には事欠かないのだった。
月牙山とはそういう環境であるから、妖獣族としてここに生まれ育つからには戦闘技術の優劣が全てといってよかった。どんなに優れた工芸の腕や商才があろうと、あるいは学問に長じようと、それだけでは到底生きてはゆけないのだ。
戦うために生まれるかれらは戦闘行為そのものを愛し、むしろ崇拝に近い念を抱きさえする。赤子でさえ産まれ落ちたその日のうちから立って歩き、たどたどしくも棒きれを振るう事ができるというから、筋金入りである。
そういった訳で、大概みな戦いに生き、有り余る寿命を武術と妖術の錬磨にそそぐ。
錬りあげた命を戦いに燃やす事がかれらの美学であり、その美学に陶酔するためにかれらは生きる。戦わぬ者は落伍者と見なされ、居場所を逐われた。
とりわけ
王の本拠たる峰と、それを隠すように連なる八つの嶺からなる月牙山八百里すべてが王の領域であり、王子たちは年頃になれば父王から嶺のひとつを預けられ、各々縄張として守るよう課される。
そうして各嶺の主となった王子たちは嶺民を従え、兵となるよう手ずから調練し、山を侵す外敵を迎え撃つ一方で、来るべき日に備え自らも粛々と牙を研ぐ。──父王を斃し、己が新王と成るその日のために。