僕の愛したアリスを返して~ソラの幼馴染救済譚~ 作:アロンの杖
「きゃっ、ウフフッ。あはははは・・・っ❤❤❤❤❤」
「くっくっ。ふふっ、あははは・・・!!!」
5歳になったある冬の日、ソラはアリスと2人でお風呂に入っていた、この時にはアリスの両親である“オーギュスト”と“アントワーヌ”は“仕事”の関係で側にいなかったのである。
「実は“救済教会”から仕事の依頼が入ったんだ。場所は東京でちょっと遠いのだが。かなりの大口の任務でね・・・!!!」
「以前、大きなクライアントからの依頼をこなせずに教会の顔に泥を塗ってしまった事がありましたから・・・。今回はその“汚名返上”の為にもなんとしてでも成功させなければならないのです」
口調こそ穏やかだったが強い決意を秘めながらオーギュスト夫妻はそう述べ立てるモノの、あの後。
オーギュストとアントワーヌは何とか教会本部と連絡を取って詫びを入れ、これまでの事情を説明したのだ、すると。
「そうか、そう言う
流石に有能な“悪魔祓い師”2人を除名するのは惜しいと思われたのと、これまでの功績の賜物だろう夫妻は許されて実に半年ぶりに新しい仕事を紹介してもらえる運びとなった(ちなみにこの頃には“神成家”も“ミスティオール家”もすっかり打ち解けて信頼関係も醸成されていた為に、互いの家系や仕事に付いての情報もある程度は共有する事が出来ていたのだ)。
「そのついでに、東京にある“ガリア大使館”に紹介してもらう形で・・・。新たなビザと給金も申請して来ようと思っている、そろそろ滞在期間が迫っているし
「今回の仕事は2週間位は掛かると思います、正直に言いましてちょっと危険な任務なんです。それで、その・・・。申し訳無いのですがアリスを預かってもらえないでしょうか?」
少し神妙な面持ちでそう語るオーギュスト夫妻に対して光明と真冬は快く承諾し、2人を“京都駅”まで送って行く事にした、その際に子供達にも“一緒に来るか?”と尋ねた所、“一緒に行きたい”と言い掛けたソラを制してアリスが“私はソラと一緒が良いの”、“ソラと一緒にここに居る!!!”と突っぱねたのだ。
「だって車の中って狭くて退屈なんだもん。ここなら遊ぶ所もいっぱいあるし、ソラと一緒にいられるもん❤❤❤良いでしょ?ねえねえ・・・!!!」
「あはは、解った解った・・・」
「アリスは本当にソラの事が好きなのね!!?」
それを聞いたオーギュスト夫妻は破顔し、光明夫妻もまた困ったように微笑んで出発していった、帰りには地方特有の大型複合型スーパーマーケットに立ち寄って食料品やら衛生用品やらを大量に買い込んで来るつもりだったから、確かに子供達まで乗せてしまうと多少、手狭になってしまうのは否めなかったのである。
「それじゃあ私達は出掛けて来るけど、2人ともしっかりと鍵を掛けておいてくれ。もし誰か来ても決して入れるな?」
「暗くなるまでには帰って来るけれど・・・。それまでは家の中で遊んでいなさいね?ご飯は冷蔵庫に入っているから!!!」
そう告げて大人達は出掛けて行き、後には子供達2人だけが残された。
最初の内は“お
殊にアリスはそれまで以上に積極的に少年に抱き着いて唇に唇を重ね、舌を絡め合わせて来るが、そうこうしている内に。
なんとアリスが服を脱ぎ始めて一糸纏わぬ姿となると、照れ臭そうにソラを見つめて彼の衣服にも手を掛けて来た。
そうやって互いを裸にした後で改めて彼に抱き着き、より熱くて執拗な接吻をかまして行く。
季節は真冬の真っ只中であり、外は曇り空で北風が吹き荒んでいた、室内には暖房が効いてはいたけれど、それでも生まれたままの姿になると肌寒さを感じて余計に相手に強く引っ付くモノの、やがてー。
「ぷはぁっ!!!はあはあっ、はあはあ・・・っ❤❤❤ね、ねえソラ?やっぱり寒いね・・・」
「ふぁ・・・っ。はぁはぁっ/////////そ、そりゃ寒いに決まってるよ。だって今は冬なんだからさ?」
「・・・だからさ、一緒にお風呂に入らない?」
顔を上気させつつ悪戯っぽく微笑みながら為される少女の提案に、少年は少しの間逡巡した後に、ドギマギしながら頷いた。
「あははっ、嬉しいなっ。私、一度で良いから日本のお風呂に入ってみたかったの!!!」
そう言うが早いかアリスはソラの手を握ったまま脱衣所の扉を開け放ち、広々とした浴室へと入っていったのである。