※この作品はR-18です。

インモラル・アプリケーション   作:リビドーの吐き捨て場

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キューナ/淫紋

 

 最民は催眠アプリの検索機能を使いながら、都会の中でうろうろと目的の女性を探していた。こんな人込みの多い所に探している女性がいるのかと疑問に思う男だったが、指示に従って黙々と進んでいく。

 

 すると、人目に隠れた場所で、何やら怪しい雰囲気の扉がポツンと立っているのが見えた。薄紫色の照明に照らされた中へと入っていけば、女性用の下着や怪しげな薬が棚に並んでいる店が広がっている。

 

「………んえ?どうやって入ってきたの?」

 

 レジには、悪魔のような翼で浮かんでいる扇情的な格好の女……サキュバスが 、不思議そうな顔で男の事を見つめていた。ターゲットを見つけた男は喜び、ズボンにテントを張りながら催眠アプリを起動する。

 

 サキュバスという男を手玉に取る存在を前に、いくらこの世界といえど催眠アプリが効くのか、そう思うかもしれない。しかし、検索機能が出した結論は残酷だ。何せ、最初からそれが出来る対象を指定して案内させたのだから。

 

「……なになに?このお店に興味あるの?えっち〜」

 

 催眠はあっさりと成功し、催眠アプリの名簿には新たな名が刻まれる。彼女はその種族ゆえか、それともただ男の命令に従っているだけなのか。

 

「私?キューナっていうの!うん、サキュバスだよ。ここはサキュバスのお店!」

 

 商品は怪しいものが多く、以前訪れたアダルトショップとは比べ物にならない数が並んでいる。人間が使ってよいのか分からない禍々しくもいやらしいアイテムも複数あり、かなり期待出来そうだ。

 

「商品欲しい?でも、このお店は特殊だからさ〜。ちゃんと許可がないと……うん、でもいいよ!なんなら私で試す?」

 

 催眠を掛けられた女は、もう男に逆らう事は出来ないし、その事実を認識する事も出来ない。あっさりと前言を撤回したキューナは、男の欲望を刺激する商品を見繕い、店の奥へと案内する。

 

「えっへへ〜、実はこのベッド、サキュバスのアイテムでね?このベッドの上でえっちした女の子は、おちんちんにメロメロになっちゃうのです!」

 

 お気に入りのおもちゃを自慢するような気安さで、ヤリ部屋のベッドの効果を説明するサキュバスは、その力が自分に発揮される事を理解しているだろうに、違和感も疑問も感じない。

 

 彼女は選んだ商品というのは、非常に扇情的なスケスケの黒い下着だった。着けたまま挿入出来るよう開かれた割れ目に、特に目を引く赤紫色の紋様。どこかで見た覚えのあるそれは、間違いなく。

 

「これね、淫紋パンツって言うんだ〜。サキュバスじゃなくても、誰でも簡単肉便器!凄いでしょ〜?」

 

 とんでもない事を口走りながら、彼女は何をどう隠すつもりなのか分からない衣装を魔法か何かで手直しし、下着のデザインが似合うようにする。そして、末恐ろしい効果を持つその下着に、躊躇いなく足を通した。

 

「────んんんんっ!あ〜相変わらず、凄っ…………」

 

 恍惚の表情を浮かべながら、腰を前面に押し出した大胆なポーズで男に向き合うキューナ。強調された淫紋が怪しく輝き、秘裂から流れ出る愛液の量が目に見えて多くなる。

 

 しかも彼女の種族ゆえのものなのか、愛液の匂いが酷く甘い。それ事態が媚薬であるかのような興奮を煽る愛液を、男は口に含んでみる事にした。

 

「んっ、ひあっ、ああん!く、クンニ、いいよぉ!」

 

 陰核に吸い付き、ジュルジュルと音を立てながら愛液を飲み込む。腟内へ侵入した舌が女の肉を奥へ奥へと掻き分け、肉棒とは違う快感で翻弄していく。

 

 男の方も、愛液を飲む度にドクン、ドクンと心臓が脈動し、全身が熱を帯びていく。そして、下着やズボンを突き破らんとする程膨張していく肉棒が、サイズを増していくのがはっきりと分かった。

 

「あっあっあっ!む、むりっ!もういっちゃ────あああああっっっ!?」

 

 キューナのおまんこが舌をギュッと締め上げ、男の顔を潮で汚していく。体を痙攣させるその姿は今まで抱いてきた女と比べても特に淫靡だった。

 

「…………ん、ふふっ。すっごいねぇ……女の子の扱い、慣れてるんだ〜?」

 

 流石はサキュバスというべきか、絶頂からの復帰も早い。まだ性感も高まったままだろうに、男の誘う動作には躊躇いが感じられない。命令されずとも、男に抱かれる事に積極的だ。

 

 男はその誘いに乗り、とうとうおちんちんを露出させる。その姿は一段と迫力を増しており、バキバキに勃起した表面には血管が浮き出ている。女への殺意すら感じさせる凶器と化した亀頭は、その反り返りで一瞬にして女の正気を奪い取るだろう。

 

 そんな一物を、男は躊躇いなく行使する。サキュバスの腟は非常に暖かく、それでいて柔らかい。肉棒の侵入への抵抗は一切感じず、むしろ聖母のようにそれを包み込み、甘やかしている。

 

 凄まじい快感に絶頂しそうになるが、男は何とか耐えた。しかしキューナの方はそう上手くいかなかったらしく、目を白黒させながら膣の締め付けを強くしてくる。そこで耐えられなくない、男は一気に大量の精液を吐き出した。

 

「────♡…………んっ、はああぁ……すご、いねぇ……」

 

 男の射精をその一身で、そして子宮で受け止めたキューナは、恐らくは複数回の絶頂を迎えながら、どうにか発言の余裕を取り戻した。だが体の振動は消えていないし、下着の上の淫紋の輝きはどんどんと強くなっている。

 

 さらによく見れば、いつもなら溢れ出てくる精液が全て呑み込まれている。サキュバスというのは、膣の構造からして人間の女とは違うらしい。

 

「…………ぁ、これぇ……?びゅー、びゅーって射精されちゃう度にね、淫紋は強くなっちゃうんだよ……?だから、私も……ね?」

 

 膣壁がにゅるにゅると男の象徴へと絡みつく。何度も何度も凶悪なエラで耕されたそれには、男に媚びるための機能しか存在していない。それでも、唯一残された機能を果たす事だけは超一流だ。

 

 だからこうして、ピストン運動を始めたばかりの男があっさりと次の射精へと導かれる。体が震えるのはお互い様で、その回数はキューナの方が多い。そして射精を受けたという事はつまり。

 

「……んっ、ふうっ…………それで、ね……?サキュバスって、自分が気持ちいい程……体がえっちに、なってね……?」

 

 男の体にギュッと密着し、おちんちんが復活したのを確認してから、膣内に力を込める。女の媚びを受け止めた男は腰の動きを早め、その途中で何度も絶頂した彼女二追いつくように三度目の射精を行った。

 

「────ひあぁぁっっ♡……男の人、気持ちよく、出来るようにぃ……んあっ!」

 

 脱力しきった彼女が復帰するよりも早く、肉棒を勃起させた男が膣壁を擦り上げる。たったそれだけの動きでキューナは二桁数の絶頂に襲われる。げに恐ろしきは淫紋パンツの倍率か。一度でも絶頂してしまえば、連続絶頂からの快楽増加のループから逃れられはしない。そんな凶悪さを持ち合わせているのだから。

 

 

 

───♡

 

 

 

「んんんんっ♡…………えへへ、もっとぉ……」

 

 流石はサキュバスと言うべきか、あれから何時間と男に抱かれていたのにも関わらず、彼女は気絶する事なく射精と快楽を受け止め続けていた。普段なら逆流する精液はどういう訳か全てが子宮へと飲み込まれており、一滴足りとも流れてこない。

 

 だが逆に言えばそれは、受け止める射精の回数に限度が存在しないという事でもある。これが普通のセックスならそれでも大丈夫だったかもしれないが、キューナが履いているのは淫紋パンツ。中出しの度に感度を上昇させる一品だ。

 

 その効果はサキュバスに対しても同様に働く。彼女の膣はふやけきっており、その状態でも肉棒への密着感だけは衰えていない。それは彼女が常に絶頂しているからだ。最早、サキュバスは上げられた高みから降りる事を許されず、子種を受け止めるだけの器と化している。

 

「あ、ああっ!いいっ、いいよっ!もっともっと、もっとぉ……」

 

 快楽を強請る姿は無様と呼ばれてもおかしくない筈だが、どうにもそういう感情が男には浮かばなかった。ここまで追い詰められ、男に好き放題されようともサキュバスとしての本能に従い続ける彼女の姿に、尊敬と興奮すら覚えていた。

 

 だから、彼女のおねだりには応え続ける。何度射精しようが衰える気配のない肉棒がまた子宮への中出しを行い。キューナの子宮はそれを当然のように全て飲み込む。淫紋は再び輝きを放ち、女の体をさらに崖っぷちへ追い込んでいく。

 

「…………ふふっ。うん、きて?」

 

 お互いの目が合い、言葉を交わさずとも意図を汲み取る。最後となる誘いの言葉に乗った男は、ここまでで最も激しくピストンを行い、彼女の子宮口を責め立てた。

 

 ビクビクと痙攣する体が何度絶頂へ達しているのか、数えるのは困難。本人すら理解出来ない程の快楽の奔流の中で、しかし体の息だけはピッタリ合っていた。

 

 だからこそ、キューナは男の射精のタイミングに合わせて、より一層強く腟内を締め上げる事が出来た。ほぐされきった柔肉ではない、セックスが始まったばかりの時のキツく締め上げる感覚。女の意地を見せた最高のリードに乗って、男は最大の射精で答えた。

 

「あああああっ〜〜!?んっ、あんっ!はああぁあぁぁあん♡♡」

 

 ただでさえ濃い精液の中でも特濃、かつ大量。サキュバスの子宮すら一時的とはいえ吸収しきれず、逆流した精液が膣壁に絡みついた。それらは次第に奥へ奥へと運ばれていき、最後にはやはり子宮に吸収される。

 

 体力を使い果たした雄と雌は、ベッドの上に倒れ込みまぶたを閉じた。先程までの淫靡さと激しさはどこへやら、二人だけの空間の中には、とても穏やかな時間が流れていた。

 

 

 

───♡

 

 

 

「────それでね、このお店はサキュバスの子宮に出した精液が通貨代わりになってるの!だから〜君は今大金持ちだよ〜?」

 

 シャワーを浴びて体を清めた二人は、男の提案によって商品の紹介をしてもらっていた。先程の淫紋パンツは氷山の一角に過ぎない事を理解した男は、その内幾つかの商品を見繕ってもらい、通貨……精液を用いて購入する。そして、それを催眠アプリを起動したスマホの前にかざしてみた。

 

 特に解説がある訳でもない行動だったが、サキュバスのおもちゃは画面の中に吸い込まれていき、画面に新たなテロップが表示される。どうやら、単なるおもちゃではないサキュバス製の道具なら、催眠アプリは取り込みどこでも使えるようにしてくれるようだ。夢入りの術の時といい、随分と便利で気が利くアプリである。

 

 おまけに、その光景を目の前で見ていた筈のキューナは、何のリアクションも示さなかった。催眠に掛かった者だけか、それともどんな人間でも反応出来ないのかは分からないが、余計な催眠を増やす必要がなさそうなのはとても便利だ。

 

「ふふっ♡おにーさん、またきてね〜」

 

 甘えるような口調で男を送り出したキューナを背に、男は帰宅していく。あのサキュバスの店はある程度の精力に加え、特殊な力を持つ者からの案内がなければ入れないらしいが、男の場合は催眠アプリが道を切り開いてくれた。

 

 これからも問題なく入店できるサキュバスの店。また新しいアダルトグッズを、そしてサキュバスの体を求めて、男は何度も店を訪れる事になるのだった。

 

 

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