インモラル・アプリケーション 作:リビドーの吐き捨て場
催眠アプリの効果を及ぼせる人数が少なくなってきたが、男はそれで活動を自重しようなどとは考えない。催眠アプリの検索機能を用いて、先日のように目的の女を探し出そうと試み続けている。
そして、ようやく対象となる存在が、男が移動可能な距離に近づいてきていた。マップの案内に従い向かっていった先には、とても気品のある、美しい金色の少女が存在している。
勝ち気な雰囲気のつり目に、尻部にまで到達しそうな程長く伸ばされた金髪。そして何より、背中から生えている龍のような翼。腕や足には金色の鱗がちらほらと見受けられ、その少女が単なる人間ではない、竜人とでも呼ぶべき存在である事を示していた。
着ている服も特殊で、ボディーラインがはっきり分かる上、あちこちが透けている素材で作られた、しかしどこか上品さも感じる服だ。たわわに実った胸は乳袋になっており、翼が生えている背中に至っては布地が存在せず、大胆に晒されてしまっている。
彼女が滞在していたのは、庶民が入るには気後れするレベルの商品を提供する喫茶店だったが、男は構わず入店する。一部の客が場違いな存在に対して目を細めるが、店員がやって来たのを見て視線を戻した。
「お客様、いかがなさいましたか?お席であればあちらへ……」
場違いな男をどうにか穏便に退店させようとする男の店員に、最民は催眠アプリを起動する。枠を圧迫しないよう後でこの男の催眠は解除するが、竜人の女の所に行くまでは必要になる。
「はい、こちらへどうぞ」
催眠に掛かった店員は、男の指示に従い竜人の女の個室へと男を案内する。コンコンと扉をノックし、中へ入るのに合わせて男を追従する。部屋の中に居た竜人は、突然押し入って来た店員に訝しげな表情をしていた。
「ちょっと、何の用?せっかくお茶を楽しん……」
催眠アプリは起動させたままであり、画面を前に向けておけば、視線を向けた相手は当然その餌食となる。ほんの僅かな硬直、その隙に男は、男の指示があるまで無抵抗になれ、という命令を与える。
竜人の少女と、ついでに男の店員の動きが固まり、目が虚ろへと変わる。最民は店員に、最民中の自分の行動に違和感を覚えない事、最民の邪魔をしない事、とだけ命令し、業務に戻らせた。
本命はこの竜人の少女だ。ニヤニヤとゲスな笑みを浮かべたまま、男は無防備な女に複数の命令を与え、それらに綻びがない事を確認してから、ようやく意識を取り戻させた。
───♡
「…………はぁ、どうして貴方のような男と相席しなければならないの?まったく……」
意識を取り戻すなり暴言を吐いた少女に、しかし男は苛立ちを覚えなかった。むしろ自分の催眠が上手くいっている事を確信し、満足げな笑みを浮かべていた。当然、それは少女からすれば苛立ちの対象でしかない。
「何、その下品な笑みは?この私、オウリル・リアス・ヴェンリオンに対して不敬ではないの?」
不満を一切隠さず、威圧感すら覚える彼女の脅しだが、男には全く響いていない。むしろ長々とした名前から彼女がお嬢様……少なくとも成金ではない特別な少女だという事を察し、興奮を強めていた。
とはいえ、男がここまでの余裕を持っている事も無理はない。何せ相手は既に催眠状態、男に対して敵対的な行動は取れないのだから。彼女の言葉など所詮は男に許された範囲内での発言に過ぎず、怒りを強めた彼女がどのような行動に移るかなどとうに決まっている。
「……いいわ。これ以上の無礼を重ねるというのなら、ヴェンリオン家の名に掛けて、私が身の程を分からせてあげましょう!」
彼女は力強く宣言し、対面の席に座っていた男の隣へ移動する。そして……体にピッタリと密着していた服を脱ぎ去り、放り投げてしまった。サイズも形も一級品のおっぱいが露わになり、堂々と晒される。そして彼女はあろう事か、それを当然の事だと認識している。
「さあ、貴方のおちんちんを出しなさい!この私のパイズリで折檻してあげるわ!」
彼女に掛けられた催眠は常識改変。その内容は、男に対しての勝負、或いは処罰は、その体を使って行う事とする、というものだ。彼女自身の性格に少し傲慢な部分があるらしい事は一言目で分かったための、普段とは少し違うプレイである。
「ふんっ、大きさはまあまあね。……調子に乗ってはだめよ?所詮あなたは庶民の無礼な男。このおちんちんは、私の事を確実に雌に堕としきる程度のモノでしかないのだから」
ズボンを脱いだ男のおちんちんを胸で挟みながら、詳細に肉棒の感想を述べるオウリル。その行動のおかしさに気づく事はなく、彼女は自分の心のままに男を責め立てる事しか出来ない。
ハリと柔らかさを両立した凄まじいおっぱいと、亀頭を重点的に責めるフェラチオは、男の性感をどんどん高めていった。男が感じる度に彼女は目に喜悦を浮かべ、胸や舌の動きを強めてくる。
「ん、ちゅぶっ、れろっ!…………んんっ、あっ、ひあんっ!」
圧倒的な彼女の奉仕にかかれば、射精は当然の結果だった。竿をより深く咥え込み、放たれた粘液を一滴残らず飲み干していく。ゴクゴク、ゴクゴクと、止まらない喉の動きが聞こえる度に、彼女は子種を自分の体へと取り入れてしまっていた。
「…………ふぅっ…………どうやら、少しはやるみたいね。まだまだ勃起が収まりそうにないわ」
肉棒へと頬ずりしながら、オウリルは次のプレイへと移行していく。男の体に密着し、互いの乳首を押し当てて体を揺する。そこから男の肉棒を自身の秘裂の下に添え、ふとももによって擦り始めた。
相互乳首オナニーをしながら素股までさせるという贅沢中だが、手が空いてしまった男。ふと興味が湧いたので、彼女の背中から生える翼をつうーっと指で撫でてみた。
「ひっうぅぅぅ!?」
驚く程甲高い声と共に、海老反りになって目を白黒させるオウリル。ふとももがキュッと締められ、双方が快感を得られるよう適切な距離を保っていた二人の体は隙間なく接触している。
どこか余裕を感じさせた彼女の表情は崩れ落ち、男のかすかな指の動きに全神経を集中させて体を震わせる事しか出来ない竜人の姿は、非常に見応えがある。
「まっ、まちなさ……!?そこっ、だめっ、ああっ!?」
体をくねらせながらも、男を傷つけるような抵抗まではしないのをいい事に、男は彼女の腰に片手をそっと添えた。そして素股をしていた彼女の秘裂に肉棒を押し当て、どさくさ紛れに挿入する。ささやかな膜の抵抗をあっさりと貫き通し、おちんちんは女のおまんこに収まった。
彼女の体の跳ねは大きくなったが、どうやら挿入には気づいていないようだ。片手で翼の付け根をイジられるだけで手玉に取られている女に滑稽さすら感じながら、腰の動きを加速していく。
男と女が体を重ねれば、その結末は決まっている。わざわざ男がそれを堪える理由もなく、オウリルの子宮は挿入後程なくして精液によって染め上げられた。
「────ん、ああっ…………え?あ、貴方……!?」
大きな絶頂を迎え、そこで男が一旦責めを止めた事で多少の落ち着きを取り戻したオウリルが男から一歩離れる。その際に挿入されていた肉棒が抜ける感覚、そしておまんこから精液が垂れている事に気づいたようで、動揺を露わにしていた。
「……まさか中出しされるなんてね。油断していたわ……」
悔しげな表情と口調で告げるオウリルだったが、本来そこに込められるべき殺意や嫌悪の感情は感じられない。自身の不足を恥じるような言動は、平時なら決してあり得ないだろう。その後に続く発言などもっとだ。
「中出しされた以上、今から私は貴方の性処理用生オナホよ。……何?こんな当然の事すら知らないのかしら?」
しれっととんでもない事を言い出した竜人を相手に、チンポを膨張させつつ疑問を尋ねた男。その非常識さに呆れるといった態度を取る彼女は、先程とは比べ物にならない程いやらしい、男に媚びる事だけを考えた動きで男のおちんちんに跪く。
全身の性感帯を男の体に擦らせて、胸や乳首、脇に背中にお尻やおまんこまで、その全てを隅々まで観察出来てしまう大胆が過ぎる動きで男の体を愛撫し、最後には自分から男のチンポを自身に挿入する。
「こっ……こんな風、にいっ!貴方の性欲を解消する為だけに、私は行動しないと、いけないのっ!ゴムなんて、もってのほか、でえっ……!」
男の体にしがみつき、おっぱいを押し当てながら腰を前後させる動きには、気品どころか人としての尊厳は存在していなかった。笑う膝から崩れ落ちないよう、催眠を掛けた仇たる男で体を支え、相手が動く必要すらないままに精液を受け止める。
そんな滅茶苦茶な役割を当然のものとされたまま、彼女は絶頂を迎えようとしていた。この間少しの動きもなかった男は、流石に体を支えきれなくなった彼女の腰にそっと腕を添え、直立を助けると同時に、おまんこをおちんちんから逃れられなくした。
「────あああああっっ♡」
強すぎる快楽、明暗して機能しない視覚、力を失った体。男の射精の全てを受け止め、彼女は前へと倒れ込む。性処理用生オナホとは何なのか、体を張って示した彼女をギュッと抱きしめた。
「────ん゛っ!?」
そしてそのまま、対面座位で連戦に入る。射精の回数はたったの三回、男が満足出来る回数ではない。まだまだ熱を放ち足りないおちんちんが落ち着きを取り戻すまで、オウリルの体……否、オナホは徹底的に使い込まれた。
───♡
「……さて、これで折檻は終わりにしてあげましょう。少しは反省したかしら?」
あの後、二人の体液で散々に汚れた部屋を何らかの魔法で掃除したオウリルは、平静そのものな顔でそう告げた。今の彼女にとっては晒した無様は恥と思えず、男とのプレイは全て無礼者を懲らしめるためのものだと認識している。
それでいて、先程告げた自分の役割であるオナホがどんなものなのかという認識は正確だ。これからも彼女は、自分の中の常識と誇りによって、オナホとしての役割を十全にこなしていくだろう。
「全く……こんな者にはもう二度と合わない事を祈るわ。オナホが使いたくなったらいつでも呼びなさい?」
矛盾した発言と共に、光を纏った翼で空へ去っていく竜人の少女。それを見送りながら、男は催眠アプリを確認する。催眠数はもうすぐいっぱいになるが、これまでのパターンを思えば恐らくまたアプリはパワーアップするだろう。
その内容を楽しみにしながら、たっぷりと熱を吐き出して満足した男は帰路についた。