インモラル・アプリケーション 作:リビドーの吐き捨て場
ある日の休日、男はアダルトショップへとやって来ていた。プレイのバリエーションを増やすため、大人のおもちゃを購入しようと考えたためだ。
この世界では、以外と簡単に訪れられる場所にそういう店は開かれており、何なら明らかな悪ガキがそこに入っている事も珍しくない。にも関わらず咎められたりせず、何なら顔を赤くした女性と共にどこかへ消えていく事すらあるのだから、全く狂った世界である。
随分と凝った形や色のものが格安で売られている事に目を丸くしながら、店内を歩いていく最民。途中ですれ違う女を品定めしながら幾つかの商品を見定めていると、一人、特に目が惹かれる女が店の隅っこで丸くなっていた。
「…………こ、これは……なんという……」
店の商品の中でも、特にえげつない……腟内をとんでもない角度で犯すものを羞恥の表情で眺めながら、ブツブツと何かをつぶやいている。
その姿だけなら不審者そのものだが、実際に受ける印象は異なる。何せ容姿は可憐極まりない。パッと見では以前催眠を掛けた退魔師の少女、魔祓のように小学生とすら思える程小さいが、スタイルは巨乳とまではいかずとも整っており、小柄なだけの大人な事が分かる。
とても明るい栗色の髪は背中まで伸びており、三つ編みになって子供っぽさを強調している。思わず、男はその背中をトントンと叩き、声を掛けてみる事にした。
「んっ!?な、なんじゃ一体!?」
彼女はとても驚いた様子で振り返り、眺めていたおもちゃを背後に隠す。男を見る目には警戒心が宿っていた。
「……な、なんじゃと?そんな提案に……」
だが、男がそのおもちゃ以上の行為をしてあげるというと、瞳の中の感情には変化が訪れる。名前も名乗っていない初対面の男の突然の誘いの言葉に興奮している事は、単なる通行人であろうと用意に理解出来る。それほど顕著な変化だった。
この店は購入したおもちゃをその場で試す用の部屋がある。男はそこに入る事を提案し、ここまでに買おうと思っていた商品を女に押し付け始めた。女はやんわりとその動きを止めようとするが、明らかに力が入っていない。結局、女と男の荷物はあっという間に一つに纏められてしまった。
「…………わ、分かった。約束じゃぞ……?」
長い沈黙の果てにそう答えた女の気持ちをあっさりと流し、男はレジへと向かう。女は若干不満げな表情をしていたが、股の間を擦り合わせながらその背中について行った。
しれっと会計を女に押し付けた男は、コミュニケーションもそぞろにさっさとヤリ部屋へと入っていく。緊張した趣きで続いた女は、ズラッと並べられた大量の大人のおもちゃと、それを吟味する男という状況に、頭をやられてしまっていた。
自分と女が買った商品を仕分けながら、男は女に対して幾つか質問をしていく。まだ催眠を掛けていないにも関わらず、彼女は驚く程素直に、そして何でも話してくれた。
彼女の名はアース。ドワーフという種族のようで、どうやら小柄な体型は種族特有のものらしい。昔ながらの民族的な服を好むエルフと違い、現代的な服も好んで着るらしく、やや露出の多い明るめなファッションはよく似合っている。
「も、もういいじゃろ?私と……その……」
もじもじと体をくねらせながら男の腕にすり寄るアースの姿は、雄に媚びる雌でしかなかった。また新たに異種族の女を、しかも催眠なしで犯せる事への歓喜を覚えながら、男はまず幾つかのおもちゃを試す事にする。
「へ?……な、成る程。確かにそうじゃな……」
おもちゃの快感を知らないと自分とのセックスと比較できない、等の適当な言葉でアースを言いくるめた男は、まずは電動マッサージ機から試してみる。スイッチを入れると五段階まで振動の強さを調整できるようになり、中々悪くない刺激が得られそうだ。
「んおっ!?おっ、おおおっ……!」
男と二人っきりで密室にいるというシチュエーションへの背徳感か、アースのおまんこは既に濡れていた。そこに電マをそっと当てれば、それだけで彼女は面白いように喘ぎ声を上げる。
逃げようとする彼女の体を捕まえ、自分の股の間に座らせれば、彼女はもう腰を引く事も男から離れる事も不可能。自分では決して制御出来ない快感を叩きつけられながら、ジワジワと性感を高められていく。
充分に体が出来上がった所で、新たに手に取ったのは太いディルドだ。男の肉棒程ではないが威圧感を感じるサイズに、人間の肉体では物理的にあり得ない複数のイボが膣壁を刺激する。見るからに凶悪なおもちゃを、男は躊躇いなくアースの中へ挿入した。
「おおおっ!?」
元気のいい声を上げながら、思った以上に少ない抵抗でディルドを呑み込んでいくドワーフ。こんな店に来ている時点で予測出来たが、彼女は随分とおもちゃの扱いに長けているようだ。
だが、他人におもちゃを使われるのは初めてらしい。自分では制御出来ないタイミングで与えられる複雑な刺激には逆らえず、既に何度かディルドをギュッと締め上げ、精液をねだっているのが伝わってくる。
「あんっ、ふっ、んああっ!……ま、まだか?おもちゃの凄さは……んんっ!分かった、からぁ……」
絶頂によって体力を消費し、何より感度が高まったアースは、可愛らしくおねだりをしながら、行為が始まった時の発言を引っ張り出してくる。そんな話をしていた事を思い出した男は、自分のそそり勃つ分身の調子を確認して、女の願いを叶えてやる事にした。
アースには何も告げず、男は女が体を跳ねさせたタイミング等を使って少しずつズボンと下着を脱いでいく。下半身が裸になると同時に現れたおちんちんの存在は、意識さえちゃんとしていれば間違いなくディルド以上に強く感じるものだった。
そして男は彼女の腟内からディルドを抜き、背面座位の体位での行為に間髪入れず移行する。与えられる快感の変化に、ドワーフの体はまた一段と強く飛び跳ね、目は大きく見開かれる。
「お、おおおっ!?!?ひっ、ああっ……!」
明らかに先程よりも感じている彼女の姿に、男は約束を守れたと一安心する。そして意識を切り替え、身動きを取れないよう固定した彼女に対し、腰を前後左右に動かして全体を責め立てる。彼女の腟内の全てへと肉棒が接触し、その全てが快感へと変換される。
彼女が複数回の絶頂を迎えるまでの時間は、先程までよりも明らかに短かった。
「おっ…………は、はあっ……ふうっ……」
まだ男は射精には至っていなかったが、アースの反応の良さに一度動きを止め、感想を尋ねる。その言葉を理解した彼女は顔をさらに赤くし、目線を右往左往させながら、小さな声で呟いた。
「……え、ええい!おもちゃなんぞよりずっと凄かった!これで満足か……ああっ!?」
聞きたい言葉を放ってくれたアースにご褒美をあげるように、男は動きを再会する。柔らかい膣壁が男の肉棒を優しく包み込み、その先端から流れ出る液体を強請っていた。
彼女はそのいやらしい体の動きを自覚していないだろう。男の体の上に抱きとめられながら、嬌声を上げるばかりの彼女には、自分の体が致命的な、不可逆的な変化を遂げている事など、知る由もなく、知った所でどうしようもない。
「ひっ、あっ、ああっ!?あああああっっっ!…………ぁ」
結局、彼女は男に翻弄されるがまま絶頂を重ね、最後には射精された。当然ゴムなど使用しておらず、その激しいプレイの内容と合わさって、彼女自身がおもちゃだったという感想が男には浮かんできていた。
そんな彼女はぐったりとして男の体に背中を預けている。少し下を覗けば、アースの焦点の合わない瞳が、この世界の基準だと絶壁と呼ばれる慎ましい胸が、おちんちんを咥え込んだまま精液を溢れさせるおまんこが露わになっているのが分かる。
「……ひうっ!?」
そんな姿を見て、男の肉棒は再び勃起し、腰は上下へと動き始める。ただでさえ体力を消費したアースがそれから逃れられるはずもなく、アダルトショップの奥の部屋には、一人の女の喘ぎ声が、壁を貫通する程の音量で聞こえ続けていた。
───♡
「……で、では帰るかの」
男とたっぷりと絡み合い、大人のおもちゃとは比べ物にならない肉の感覚を味わったアースは、ようやく帰宅出来る程度に体力を回復させたらしい。視線を男に向ける事も出来ず、赤い顔でたどたどしく言葉を紡ぐ彼女の姿は可愛らしいが、帰る前に一つしておく事がある。
「……ん?一体なんじゃ?」
何でもないと男は返し、催眠アプリを起動したスマホを仕舞う。ここまでのプレイはナンパから始まったものだが、彼女の具合は悪くなかったので、連絡先を貰うのと一緒に催眠も掛けておいた。命令はまだ掛けていないが、これで今後も様々なプレイを彼女と行う事が出来るだろう。
「お客様、お掃除は済みましたか?部屋の掃除は、利用者が行う事になっています」
そうして気分よく部屋を出た男だったが、店員に呼び止められ注意を受けてしまう。彼女の指摘は最もなものであり、確かに男は部屋の掃除をしていなかった。
なので、男は店員の手を掴み部屋へと連れ込んでいく。もう片方の手には、当然アースも一緒だ。部屋の掃除を利用者がするなら、店の店員を利用者にしてしまえば楽でいい。
「その、お客様?もしかして、私と……」
「こ、今度は三人でか……」
男の強引な動きに逆らわず、頬を染めて引かれていってしまう二人の女。パタリと扉が閉じられてから再び開くまでには、一度目の時よりも長い時間が経っていた。