インモラル・アプリケーション 作:リビドーの吐き捨て場
「……ここ?」
エルフの女性、シルキィは首を傾げながら、目の前の建物……ラブホテルをじっと見つめた。彼女が男も伴わずこんな所にやって来たのは、あるメールを受け取ったからだ。
大学時代の友人から送られてきた、女子会の誘い。幸いその日に予定のなかった彼女は肯定の返事を返し、こうして指定された会場までやって来た。
もしとある男からの呼び出しがあれば、シルキィはよく現実を認識出来ないまま、まあしょうがない程度のノリでこの誘いを断ってもいただろう。しかし、今ごろ男は白崎に背後から乳首や陰核をいじらせながら、自身を責め立てているのが白崎だと認識出来ていない猫宮をしこたま抱いているだろう。
そんな事は知らない……というか、催眠の影響で共に抱かれた女の事を認識しきれていないシルキィはラブホテルの中に入り、メッセージアプリに送信された部屋へと向かう。
ガチャリと扉を開いた瞬間、シルキィは表情を歪めた。嫌悪ではない、歓喜に近い。鼻から体内を犯す淫臭が彼女の体の奥を疼かせる。この部屋の異常に気づいていながら、自分から猛獣の腹の中へと踏み込ませる。
「……んっ。は、ああっ……」
「あっあっあっ……や、やだっ……」
「ん、ふふっ……もっと、もっとぉ……」
そこには、今回の女子会のメンバーの三人、そして彼女達を犯す倍以上の男がいた。男の肉棒を受け入れた彼女達のリアクションは様々だが、少なくとも彼女達の体の中で男の体液によって汚されていない場所は見当たらない。
部屋の中に足を踏み入れたシルキィの存在に気づいたのか、男達の内何人かが振り返る。欲望に染まった粘ついた視線を向けられ、シルキィは身震いした。恐怖と期待、二つの感情によって。
「……っ!?な、何よ!?」
目の前の状況に圧倒されていたシルキィの前に、一人の男が躍り出る。ブラブラと男の象徴を露わにして近づいてきた彼は、無抵抗なシルキィの腕を掴み、空いていたベッドに連れて行く。
自らの末路を理解していながら、彼女はまるで男を拒まなかった。言葉すら発せず、強い力で引かれる自分の体をまるで他人事のように感じながら、男に犯されている他の女の姿を唖然と眺めている。
「んっ、ちょ、ちょっと待って……ん、ちゅ…………」
ベッドの上で座り込んだ男は、シルキィの頭を抑えつけて男根の前へと伏せさせる。男の意図を理解した彼女は、たったそれだけであっさりと男のおちんちんを咥え込んだ。
そっと触れるだけのキスから、少しずつ唇の接触を増やし、竿全体を手でしごきながら亀頭に舌で奉仕する。口の中に広がる生臭い匂いと重厚な肉の熱が、男だけでなく女の興奮も高めていく。
「ん……れろ、んちゅ……は、れろっ…………」
エルフの奉仕は段々と激しくなり、最初の内にあった僅かな躊躇いすら捨てて肉棒にしゃぶりつく。民族衣装や顔付きから感じられる気品の欠片もない、下品な音がラブホテルの一室に増えてしまった。
「────んんっ!?……ん、ごくっ、れろぉ…………」
最後の女が雰囲気に呑まれた事に満足した男は、景気づけの一発としてシルキィの口の中に射精する。誰に言われるまでもなく精液を飲み干した彼女は、酷いもので汚された味覚に悦楽を感じながら、尋常ではない量の愛液を垂れ流す。
男は彼女に仰向けの姿勢を取らせ、おまんこに立派な肉棒を添える。いよいよ本番行為に映る彼らの様子を観察していたのか、他の女を抱いていた男が二人やって来た。
「んっ……あっ、あああっ!」
一人目の男からの挿入を受け入れた彼女の左右へと回り、そのおちんちんを晒して彼女の両手で掴ませる。男の容赦ないピストン運動に翻弄されている彼女の痴態を楽しみながら、手コキまでさせようとしていたのだ。
「あっ、んんっ、あんっ!……ま、まって、んっ!」
ビクビクと震える肉体と腟内のせいで両手の動きがおぼつかないシルキィだったが、上手く奉仕出来ない事で左右の男達が近づいてきている事に気づく。彼らの竿が顔の付近で並べられれば、もう彼女は視線を逸らす事は出来ない。
そして一度でも集中してしまえば、この世界の女が男に対して行う性的行為は絶対だ。先程までの様子が嘘のように両手を器用に動かすエルフの技に、男達は全員が満足している。
「んんっ!あっあっあっ────ひぁぁぁっっっ!!??」
男達は全てのおちんちんに奉仕していたシルキィのタイミングに合わせて同時に射精し、彼女もまた絶頂させる。腟内と上半身、特に胸と顔が精液で汚され、赤ちゃんの部屋には見ず知らずの男の汚液が我が物顔で居座り、その結果が取り消される事はもうない。
「あっ…………は、あん…………」
男達の欲望を一身に受け止めた彼女は息を荒げながら、自身の体から抜けていく肉棒と、そこから垂れる精液の感覚だけを感じていた。すると、彼女の右側に居座っていた男が彼女の体を持ち上げ、バックの姿勢を取らせる。
他の男達は既に別の女の元へと向かっていた。呆然と目の前の景色を眺めつつ、今の体位で与えられる快楽に無意識に期待していたシルキィだったが、少しだけ理性が戻る。
「……え…………」
「……あ…………っ…………」
同じベッドの上で、同じ姿勢で顔を突き合わせられた彼女は、この女子会への参加を表明していた女の一人、気泡 雨見だ。一瞬白色と見紛う程淡い水色の長い髪を持つ彼女は、全身を精液で汚しながら、虚ろな目で男達のおちんちんを受け入れ続けている。
彼女がこの集まりに来たのは今回が初めてではない。彼女もまた、今のシルキィの様に男に堕とされた友人の誘いによって集められ、発情した体を、特にたわわに実った胸を蹂躙された。それ以来、快感への期待から、名前も知らない男達によって輪姦に何度も参加してしまっている。
「「ああっ!?」」
同じタイミングで再度の挿入を受けた彼女達の嬌声がシンクロする。大きく反れた背筋も同様だ。そのまま男達は彼女らの両腕を掴み、膝立ちの状態で腰を前後していく。
二人とももうすっかり出来上がった体で、おまけに姿勢は不安定。揺れる体は男の思い通りにしか動かせず、与えられる快楽は逃す事すら難しい。
「んっ!?おっ、んあっ!?」
「ひっ……!?んんっ、あああっ!」
男達が射精するまでの間にも、二人は何度も何度も絶頂を重ねていく。腟内の圧迫感は軽減されず、むしろ高みへ辿り着く度に増していき、より強く肉棒の存在を感じ取ってしまう。
「ん……れろ……」
「ふっ……ちゅ、んっ…………」
おちんちんの鞘としての役割を全うしながら、男達を視覚的にも楽しませるために女同士でキスを行う。この世界の女のほとんどは男に翻弄される程度の技量しか持たないが、気分が冷めない程度に絡み合う事は出来る。
ぬちゃぬちゃという水音が増え、生臭い匂いが部屋中に充満していく。刺激される子宮の位置が下がっていき、赤ちゃんの素を強請って疼く。
残りの二人の女も同様の状態だが、シルキィ達以上にのめり込んでいる。彼女達は既に何度も男達の狂宴に招かれており、ムードがなくとも言う事に従ってしまうまで調教されきっている彼女達こそ、友人達を同じ沼へと引きずり込む生き餌だ。
男達の射精が幾度も幾度も行われる。その度に女の体が、心が、腟内が、子宮が致命的に汚されていく。それでも女は逃れられない。もう、逃れようとも思えない。
「あっ…………ん、あああっ……!」
「ひっ……!ん、んんっ…………!」
完全に脱力した彼女達は、腟内だけを力ませながら精液を受け止める。だがもう腟内は満杯、子宮も同様だ。だから粘液はどんどんと隙間から、肉棒を伝って溢れ出てくる。ただでさえ凄まじい匂いのおちんちんが精液でコーティングされ、女殺しの逸物に磨きがかかった。
「…………」
「…………」
男に手を離された二人は、精液塗れのベッドに倒れ込む。彼女達が受けた射精回数は十を超えていた。しかし、男達はまだ動きを止めない。
他の女達と合わせて一箇所に集められ、それを囲むように男も密集する。突きつけられる大量の肉棒を白む視界と、異常をきたした嗅覚で認識したシルキィ達は、ビクンと腰を跳ねさせた。
───♡
「────っ♡♡」
時間が経ち、男と女の体の堺がなくなって久しい頃、ようやく男達は一定の満足を得て、行為を中断した。が、まだ女達への辱めは終わっていなかった。
ガクガクと震える腰を支えられながら、複数の男と……肉棒と共にいる写真を撮影されているのだ。まるで下着のようにこびりついたベタベタの精液を見れば、女がどんな事をされていたのか一目で理解出来る。
この写真は参加者全員に回され、いつでもネット上に公開出来るようにされている。もちろん今回だけでなく、これまでの写真も、そして今後の写真も、同様に扱われていくのだろう。
「…………ぁ」
写真撮影はまだまだ終わらない。精液によってあちこちにハート型の落書きをされ、おちんちんを咥えさせられ、AV女優のように肉棒で目元を隠される。そしてその全てが永遠に記録される。
そして、粗方の痴態を記録された女が再びベッドに転がされる。今度は一人ずつ、録画の準備をされながらなすがままでいる。最初の主演に選ばれたのはシルキィだった。
「んんっ!は、ああっーーーーっ!んあっ!?」
彼女の体の我慢というものは既に壊されている。挿入すら必要とせず、ただ胸を揉まれるだけで達するのだから、録画された映像のシルキィの姿はそれはもう酷いものだろう。
それを相手するのは複数の男なのだから、当然勝ち目などある筈もない。録画が終わるまでの長時間、先程までとは比較にならない程の痴態を晒したエルフは、あっさりと横に投げ捨てられた。
男達は彼女への興味を失い、また次の女を品定めして録画の準備を進めていく。それからまた数時間、日付が変わるほどに続いた行為は、全員の撮影が終了して、ようやく終わりを告げた。
───♡
「…………はぁ」
ラブホテルからの帰り道、シルキィは思わずため息をついた。眺めていたスマホの中に映っているのは、大量の写真と四つの録画。それらを消去する踏ん切りも付かず、彼女は休日の二日目を電車で揺られながら、疼く体を深呼吸で落ち着かせている。
あの男達の事は名前も知らないし、知り合いだった女性陣とは結局一言も喋らないまま帰路についてしまった。何を話すかも分かりはしないが、それでもどこかモヤモヤした感じは消えない。
「……あら?」
ちょうどその時、とある男からの命令が届いた。どうやら退魔師の少女と3Pをするので、お前の家に行かせろとの事らしい。彼女は特に何も感じず、ただ体力は持つだろうか、と冷静に考え始めた。
お腹の奥、子宮の中を動き回る何人分もの精液。その熱に浮かされながら、彼女は次の行為へと向かっていくのだった。