※この作品はR-18です。

通っていた学校が奴隷養成所だった   作:dddddddd

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26.浄化

 僕たちは帰り道、手をつないで歩いた。

 

 これまで登下校の時はあまりそういうことはしてこなかったのだが、今日は特別だ。

 

 まなみの試験終了直後の泣きそうな雰囲気は、すっかり消え失せていた。僕が先生から聞いた、二人ともセックスを拒否した場合は加点されるという事実を聞くと、今はむしろ……ウキウキでニコニコだった。

 

 この空気感なら、試験のことを少しぐらい聞いてみても許されるだろう。僕はまなみに尋ねた。

 

「まなみの相手は、どんな人だったの?」

「安藤、って言ってたけど……ご主人様は知ってる?」

 

 それを聞いて、一つ謎が解けた。安藤というのはよくある名前ではあるが、ゆうかの主人の名前と一致している。

 

 今回の試験は適当にシャッフルしたわけではなく、主人と奴隷の組み合わせを入れ替えただけなのか。

 

 僕は自らの幸運に感謝した。ゆうかの話によれば、安藤君は自分のパートナーにすら手を出さない、神のごとき紳士だ。顔も知らない安藤君に向かって敬礼である。

 

 そんなことを考えていると、突然まなみが僕に寄りかかるように身体を寄せてきた。嬉しい。嬉しくはあるのだけど……人の目が気になる。

 

「そんなにくっつかなくても……」

「え、嫌?」

「嫌じゃないけど……」

 

 僕が強く拒否しないと分かると、まなみはグリグリと頭を僕に押し付けてくる。

 

「だって、他の男子に触られちゃったから、ご主人様で浄化しないと」

「おいおい……」

 

 僕は苦笑いしたが、同時に違和感が頭をもたげる。

 

「でも、ゆうかの話だと安藤君は超がつくほどの奥手らしいし、まなみに変なことをするとは思えないんだけど」

「なんて?」

「だから、ゆうかが……」

「ゆ(・)う(・)か(・)?」

 

 しまった、と思ったがもう遅い。

 

「い、いや、安藤君のパートナーの、ゆうかさんね。僕の試験の相手だったから、その時に」

「優しく肩を抱いて、お話をしたの?」

 

 ふっとまなみが僕から身体を離す。僕を見る視線が冷たい。僕は慌てて弁明した。

 

「し、してないって」

「ホントに?」

「絶対。時間があったから、ちょっと話しただけ」

「へぇ……」

 

 僕は急いで言い訳を考えるが、よく見るとまなみの目は笑っている。くそ、僕をからかって遊んでいるだけじゃないか。

 

「は、早く帰るよ」

 

 僕が再びまなみの手を取ると、まなみは楽しそうに笑った。

 

「そうだね。早く帰って浄化セックスしないと」

「じょ……え?」

「今日は嫌なことがたーくさんあったから、目いっぱい激しいので忘れないと」

 

 まったく、真っ昼間に何を言い出すのか。でも、まなみに求められるのはやはり嬉しい。僕はやけくそ気味に言い返した。

 

「明日から夏休みまでは大した授業も残ってないし、多少寝不足になってもいいよね?」

「へーきへーき」

 

 さらっと返されてしまった。やはり、こういう話題ではまなみに勝てそうにない。

 

 

 

 

 

 その日の夜、僕の部屋で僕とまなみは抱き合っていた。

 

「やっぱり、まなみ以外は考えられないよ」

 

 そうこぼすと、まなみはクスクスと笑う。

 

「わたし以外で、満足できない身体になっちゃったもんね?」

 

 そう言いながら、僕のペニスを膣内へと誘う。

 

 とはいえ、僕だってこれまで何もしてこなかったわけではない。中間試験以降、まなみの好きなポジションや角度について研究を重ねていた。

 

「あんっ……」

 

 僕が狙い通りの角度で突くと、まなみは今までにない喘ぎ声を上げた。僕はすかさず追撃する。

 

「こういうのがいいんでしょ?」

「やだ、やだ」

 

 まなみは嫌々と首を横に振る。僕は素直に腰の動きを止めてみた。

 

「じゃあ、止める?」

「止めないで、いじわる」

 

 照れた表情で口をとがらせるまなみを見て、興奮が高まってきた。お望み通り、激しくしてあげることにしよう。

 

 僕はピストンのスピードを一気に上げた。ベッドがギシギシと音を立てる。

 

「あっ、あっ、あっ……」

 

 まなみは軽口を叩く余裕もなく、ただただ嬌声を上げるばかりだ。

 

 僕はまなみに覆いかぶさって、突き上げるように何度も腰を動かす。

 

「まなみっ! 出すよ!」

 

 僕はラストスパートをかけて、一気に絶頂へと到達した。

 

 いつにも増して大量の精液が吐き出された感覚がある。僕はペニスをゆっくりと引き抜いた。

 

「…………」

 

 まなみは、無言のまま肩で息をしている。僕はまなみを抱き寄せ、耳元でささやいてみた。

 

「イケた?」

「……イッてない」

 

 まなみは薄目を開けてそう言うが、どうにも疑わしい。

 

「素直に言わないと、こんな風にはもうしてあげないよ」

「……イッた」

 

 まなみはついに白状した。僕の中にむくむくと達成感が沸き上がってくる。僕はベッドに仰向けで倒れ込んだ。

 

「よかった……」

「あのね」

 

 見ると、まなみは身体を起こして僕を見下ろしていた。僕はまなみに向かってウインクをする。

 

「やっと、目標達成」

「二か月もかけて、やっとなんだけど」

「でも、よかったでしょ?」

「……うん」

 

 まなみは頬を赤く染めながら、恥ずかしそうに頷いた。

 

 その顔を見れただけで、今日は気持ちよく眠れそうだった。

 

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