【ポケモン金銀】ジムリーダーミカン、日本で頑張る 〜鋼鉄女子の短編集〜 作:北村 貴之
塚本アキラは自宅の自室にいた。
実業家の彼は、この日はお休み。
彼はパソコンで何かをしているわけではなく、スマホをいじっていた。
彼のスマホの画面に映っていたのは、「ポケットモンスター金・銀」の登場人物であるミカンという美少女の官能的なファンアートであった。
ワンピースのスカートをめくり中のパンツを見せているものから、服を脱ぎ裸を披露しているものなどだ。
実はアキラ、このミカンという美少女と同棲している。
ウソかもしれないが本当である。
ドライブ中、彼は行くあてなくトボトボと歩くミカンを発見、事情を聞き家に住まわせていた。
ポケモンシリーズ屈指の人気を誇る彼女だが、実際に存在しているとなると多くの男たちはテンションが最高潮となることであろう。
ミカンと同棲するという夢を、アキラは願わぬして叶えてしまった。
いまはまだ、周囲にはミカンがあちらの世界の人間であることは秘密にしている。
「もうそろそろと思うがなぁ…」
アキラはスマホに映る大量の画像をスクロールしながら呟いた。
実はアキラ、ミカンにある「頼みごと」をしていた。
用が済めば部屋に来るよう言っていた。
時間がかかるとこはアキラも承知済みで、こうしてスマホでミカンのことを調べながら時間を潰していた。
すると…。
コンコン――。
部屋の扉がノックされた。
「アキラさん、できましたよ」
それはミカンの声だった。
「よーし、入れ」
アキラは扉に向かって声をかけた。
ガチャリと扉が開きミカンが現れる。
おでこを出した薄い茶色の髪がなびいている。
服はいつものノースリーブの白のワンピースだ。
ミカンはいつも通りの姿であった。
何も変わった様子は見受けられない。
「どうだった?」
アキラはミカンにあることを聞いてきた。
それに回答するミカン。
「ええ。手間はかかりましたが…。なんとか『履けました』」
「やるね」
ミカンからの報告を聞きにやっとするアキラ。
「アキラさんがくれたスマホという道具のおかげですよ」
実はアキラ、ミカンにスマホを支給していた。
現代日本で生きるには欠かせないアイテムだ。
慣れるのに時間がかかると思いきや、なんとこのミカン、ものの数時間で使いこなしていた。
アキラはそんなミカンの成長を嬉しく思っていた。
たとえ少しでも、成長することは立派なことだ。
「よし。じゃあ、気を取り直してと…」
アキラはここで本題に入る。
ミカンは静かに頷いた。
これから何が行われるのだろうか。
「じゃあ、早速見せるんですね」
ミカンは緊張した様子を見せていた。
「じゃあ、早速見せてくれ」
「はい」
アキラから言われたミカンは了承した。
彼女はワンピースの裾を手で掴む。
そして…。
たくし上げた。
アキラは見ることになる。
ミカンの下半身が。
見えたのは、パンツ…、ではなかった。
ミカンの股間を包んでいたのは、なんとふんどしであった。
ふんどし。
古くから日本で下着として身につけられていた、布の端に紐が付いたもの。
大工などの力仕事をする人はこれを着用することがよくあり、祭りの時に神輿などを担ぐ人もこれをつける。
男が身につければたくましさや雄々しさを感じられるが、女の子のミカンが身に付けるとセクシーさを感じられる。
ふんどしをさらすミカンを見てアキラは彼女の股間を凝視する。
「おおっ…」
興奮して鼻の穴を大きくする。
「似合うぜ…」
褒めるアキラを見て頬を赤く染めるミカン。
「そ、そうですか…?」
戸惑いと恥じらいの混じった顔をするミカンはスカートの裾をたくし上げ、主であるアキラに股間を見せつけている。
ミカンのふんどしは純白の綿布で作られており、白く輝いている。
それを彼女の筋肉質の太ももが挟んでいる。
さらにその奥には女性器があり、陰毛も生えていることだろう。
(ミカン、ふんどし似合ってるぞ)
ふんどしの魅力に引き込まれつつあった。
アキラは内心、ミカンのふんどしを褒めていた。
(そうだ、撮っておかないと!)
そこで彼はスマホを手にする。
「!」
それを見たミカンは驚いて固まった。
だがアキラは気づかないフリをして彼女に近づいてくる。
カシャッ!
ミカンの頭の中を、カメラのシャッター音が駆け巡った。
「えっ、い、今…」
動揺するミカン。
彼女は撮られたことに気づいたのだ。
「アキラさん、まさか…」
恐る恐るアキラに確認するミカン。
「うん。撮った」
悪びれず答えるアキラ。
「へ、ヘンタイ…」
「ありがとう」
褒められているわけではないのに礼を言うアキラ。
「よし、これでお前も日本の女だな」
「はぁ…」
アキラの話を聞き、困惑するミカン。
ミカンのふんどしは六尺型だ。
別名、短寸ともいう。
六尺ふんどしは長方形の一枚布に腰板を取り付けただけの単純な構造で、装着感は柔らかく、男性だけでなく女性にも人気がある。
また、その名の通り一反で六尺(約120cm)もある長い布地を使用することから、足を通すタイプのふんどしと比べると比較的つけやすく、初心者向けとされている。
アキラはそんなふんどしを、ミカンに身につけさせた。
「も、もうそろそろいいですか…?」
ミカンのか細い声が。
彼女はずっとたくし上げた状態を続けている。
おへそが見えるくらいまで上げているため、このままこの状態を続けているのは可哀想だとアキラは思った。
「もういいよ」
そうアキラに言われると、ミカンはほっとした顔をし、たくし上げをやめた。
晒した下半身は白いワンピースにより隠される。
「これで合格だな」
「合格て…」
合格という言葉を聞き、さらに困惑するミカン。
「まぁまぁ、これでお前も立派な日本の女だ。日本で存分、自身を鍛えて磨いてくれ」
ミカンの肩にポンと手を置き、優しい声で言うアキラ。
「は、はい」
戸惑いながらも応答するミカン。
「ありがとうございます」
ミカンは慌てた様子で、アキラの部屋を後にした。
ミカンがいなくなった後、アキラは満足そうにゲーミングチェアーに座った。