TS剛膣娘と硬い盾役 作:笑石
エリックはいつも自分が寝ているベッドにミスカを押し倒した。彼にほんの少しだけ残った理性は、抵抗なく何かを期待した瞳で見上げる彼女を見て吹き飛んだ。
グッと、掴んでいる手首を強く握ってしまう。沈み込むマット、キョトンとするミスカに、エリックはかぶりついた。
捕食のような接吻。興奮したミスカが、エリックに対してやるような口内の蹂躙。「〜ッ♡!? んむっ♡!?」戸惑いながらも、自身の舌を受け入れるミスカに……エリックは胸のどこかに仄暗いものが湧き出てくるのを自覚した。
ぷはっ、と。
口を離し、荒い息で呼吸する。ミスカは瞳をトロンとさせて、しかしいつになく積極的なエリックに疑問符を浮かべている。だから、エリックは口を開いた。
「ミスカさんは、モンスターのモノでも硬ければ受け入れるんですか」
「えっ?」
エリックから見ても、ミスカは一瞬で正気に戻っていた。目をキョロキョロとさせ、少し考え込む。
「……アルに、なんか言われた?」
───ミスカの口から他の男の名前が出た時、ズクンと胸に嫌な痛みが走った。
片手でミスカの両腕を掴み頭の上に置く、そしてもう片方の手はかちゃかちゃとズボンのベルトを外し、エリックは自分の肉棒を露出させた。
ごくりと、ミスカの喉が唾を呑み込む。エリックのソレは、いつも以上に硬く、大きく、膨れ上がる血管は破裂せん勢いすら見せた。
ミスカなら、エリックの片手など簡単に振り解ける。しかし彼女はそうしない。
「モンスターなんか、モンスターなんかじゃ、ミスカさんを満たせませんよ」
ミスカの片手を取り、自身のモノを触らせる。すりすりと確かめるようにミスカは指を滑らせ、彼女に一度戻った正気は───それだけで再びどこかへ行った。
ギリッと、エリックは歯を噛み締めた。この
ピト、と。エリックはミスカの肉壺の入り口に自身の凶悪に滾った肉棒の先端を当てる。彼女は口を半開きにして、情けない顔でその先を期待している───小さくて大きい、僕が憧れたあの背中が今は見えない───エリックに腹を見せて、ちょっと力を入れれば自分なんて簡単に押し除けられるのに───この人は───。
「……ほんとに、そうかなぁ? こんど、おーくなんかにもつかまってみても……いいかもね」
ペロリ、と。ミスカが唇を舐めて挑戦的な笑みを浮かべた。
ズドンッ!
色気も何もない。もはや暴力と言っていい。エリックは強引に───びちょびちょに濡れて抵抗なく───ミスカの中へ自身の『怒り』を奥まで叩き込んだ。
ぼっこり、とミスカの小さなお腹がエリックのモノで膨らんだ。彼女の、その体に不釣り合いな胸が大きく揺れる。
「んっ、んぁっ!!? んぐァァァァァ♡♡♡!!」
ミスカが───英雄が───その整った顔を苦悶に───悦楽に───歪めた。絶叫は獣のようで、彼女の中はかつてエリックの肉棒を負傷させた時のように万力のごとく締め付けられた。
腰を引けば、ずるりとミスカの軽い身体が引っ張られた。エリックはすかさず彼女の細い腰を乱暴に掴む。
「えぅっ♡!?」
ズリュルリュ♡!
「ああっ♡!?」
まるで、玩具のように……エリックはミスカの腰を掴み、強引にチンコを引き抜いた。亀頭が入り口あたりで引っかかったところで───思いっきり打ち付ける。
ドチュン♡♡♡!
「あぐぅァァァァァ♡♡♡!」
乱暴な腰振りだ。エリックの動きは、ミスカのことを何の考慮もしてない、ただ自分の欲望をぶつける様なものだった。
だが……。
ズリュッ♡! ドチュン♡! ズリュッ♡! ドチュン♡!
「あぅっ♡! あぐっ♡! あぅっ♡! ぬぁぁ♡」
それでもミスカは悦んだ。エリックの脳裏に、ミスカがオークやゴブリンに乱暴に犯され、それでもよがっている幻想が浮かんだ。
自分以外の男が、モンスターが、ミスカの身体を蹂躙する……そんなことを想像して、エリックは一人勝手に胸を痛め、猛った。
「こんな! 乱暴に! されて! 気持ちいいんですか! あなたはっ!」
「んぐっ♡い、言わなッ♡言わないで♡! 違ッ♡!」
「チンコが硬ければ! 貴方はッ! 誰のものでもッ!」
ちゅっ、と。
ベッドが壊れてしまいそうな腰の抽挿の最中、ミスカがエリックの顔を優しく引き寄せて、今までで一番穏やかなキスをした。
エリックはそのキスで我に返り、腰の動きを止める。ジンジンと、燃える様な熱がミスカとエリックの結合部の輪郭を曖昧にしていた。
「今のところ、エリックしかオレのに耐えられないよ♡」
ニコリ、と。笑ってミスカは言った。
───今のところ?
ドチュン♡♡♡!!!
「あぐぅァッ♡♡♡!?」
ズリュッ♡
ゆっくりと、ミスカの腰をしっかりと掴んで、食いつぶされそうな吸い付きを強引に引き剥がす。
「く、くそ……孕め!」
ドチュン♡!
そして、勢いよく『奥』に叩きつける。
もう一度、より強くなった……軟弱な肉棒なら簡単に潰してしまう、そんなミスカの肉壺から強引に引き抜き、挿れる。それは、部屋全体が揺れるほどの激しさだった。
「……い、いくっ……! イクイクイグ♡♡♡」
「孕め! ミスカさんは! 僕のッ!」
ドピュッ♡♡♡
「あっ───」
ミスカの視界が真っ白になった。直後に、雷の様にばちばちと明滅する。エリックの子種が、ミスカの『奥』に叩きつけられた。そして、彼女はそれを感じた瞬間、極限まで昇り詰めていたところを、絶頂した───。
ギュッ♡! ギュギュギュッ! ミシミシっ!
ドビュビュ♡ビュクッ♡
ビュビュッ♡ビュプッ♡
エリックはミスカの人体を破壊する締め付けで、より興奮し高まっていた。射精は長く、途中からミスカの方が余韻に浸り始めた。
そして、出し終わったエリックは幾分か冷静になった頭で───すこしボーっとしている───自分の肉棒を抜き取る。
ゴポリ、と。ミスカの小さな穴から白濁液が水溜まりを作るくらい溢れ出す。あぁ、ベッドが大変なことに───と一瞬考えたが、それよりも先にすることがあった。
ベッドから飛び降り、床に膝をつく。
「すみませんでした!」
勢いよく頭を下げた。
ふーっ、ふーっ、と。息をゆっくり整えているミスカは横たわったまま、ピクピクと上げたままの足を痙攣させ、今それに気付いた様に足を下ろした。
「……あのさ」
乱暴にしたことを、怒られるのではないか。エリックの頭にはそれしかなかった。しかしミスカはどこか気まずそうに頬を掻いた。
「避妊魔術、かけてるから……いまは孕まないかな〜なんて」
少し顔を赤くして、恥ずかしそうに顔を背けるミスカの様子を見て……エリックは、胸が大きく高鳴った。
「あ、いやっ! あれは言葉の……っ」
グイッと。ミスカに腕を引かれ、一瞬、天地が回ったなと思ったら、いつのまにかエリックはベッドに寝かされて、お腹の上にミスカが跨っている。デジャヴである。
「そんな、今、冷めること言わないよな……?」
その瞳は妖艶に光り、捕食者と被捕食者を明確にさせた。ミスカは顔をエリックに近付けて、彼の耳元に口を持っていく。そしてベロリと、耳の中に舌を入れた。
「早く、硬くしろ♡」
エリックのどこか冷静な部分が、自分は、おそらく一生かけてもこの人には敵わないんだろうな……という確信を得ていた。
夜はまだ、終わらない。