TS剛膣娘と硬い盾役 作:笑石
ぐぽっ♡んぽっ♡
「ぷはっ」
オレは息苦しさから、咥えていたモノを離す。うーん、と。唸った。難しいな。咥えていたのはエリックのチンコだ。前世の記憶が男のイチモツへの忌避感を生んではいたものの、これだけ身を重ねた今、その忌避感はほぼ無くなって興味すら湧いてきたのだ。
チロチロと裏筋を舐めると「うっ」とエリックが呻くので、ちょっと楽しくなる。
自分の唾液とエリックの我慢汁でヌルヌルになった肉棒の先端を手のひらで捏ね回す。ビクビクする彼の様子を面白がりながらも、前世で見たアダルトな動画で女優さん達がやっていた性技を思い出す。
───個人的には、ノーハンドが好きだったけど。
パクリ、と。口を大きく開いて咥え込む。亀頭だけで正直もう口の中いっぱいでは? それでもグググともう少し奥に押し込む「おっ、ぅぉっ」というエリックの喘ぎを聞いてちょっとやる気が出た。
自分でも今どんな酷い顔をしているか分からない。苦しくて、顔が少し赤くなっていくのがわかる。喉の奥近くまで来たところで「うぶっ」と、思わずえずいてしまう。
「だ、大丈夫ですか?」
エリックの心配する声が頭の上から聞こえる。これ以上は無理だ、吐きそう。でもまだ半分……もいけたのかいけてないのかってくらい。まぁ自分で言うのもなんだけど顔小さいししょうがないか。
ぐぽッ。「ううっ!」少し吸いついて口内の空気を無くしてから引き抜くと、気持ちよさそうにエリックが腰を震わせる。
なるほどなるほど……。
ぐぽっ! ぐぽっ!
あとついでに、舌で裏筋刺激しながらとか、かな?
「あっ! えっ!? な、なにが!?」
逆に、何が? なんか適当にバキュームしながら亀頭をベロベロ舐めてやったら、エリックが困惑し始めたので心底から楽しくなってくる。自分の痴態を想像して、股も濡れてきた。挿れたくなってきたな……。
ぐぽっ! ぐぽっ!
竿が奥まで入らないなら、余ったところは手で擦ればいいのか。前世の記憶から、なんとなくその絵面が浮かんだのでやってみる。
そういえばエリックに手コキらしい手コキはした事がないが(なんやかんやで、すぐ挿れてる)、ブランクがあるとはいえ男性器を擦るのはベテランなのだ。
しゅこしゅこしゅこ♡♡
ジュポッ! ジュポッ! ジュポっ!
「あ、あ、あ、み、ミスカさん! も、イ〜〜??」
ググっと一際エリックの竿が硬くなったので、オレはパッと口と手を離した。寸止めされたエリックがビクビクと情けない格好で腰を震わせながら、どこか責めるような目を向けてくるので挑戦的な笑みを浮かべて返した。
まぁ、口の中に精子を受け入れるのはちょっとまだ抵抗があるってだけなんだけど……。
「み、ミスカさん、う……上手くないですか!?」
……。口角が上がる。コイツちょっと嫉妬深いところあるしな。最近、人をビッチ扱いしているような気が、しないでもないエリックにちょっと意地悪してやろうかと魔がさした。
「えー? そう、かな? まぁ……」
グチュリと自身の股を開き、挑発する。
「ここと違って、口なら潰さないし……ねぇ。エリックは、何故だと思います?」
実際は多分そんなに上手くないと思うけど、エリックに経験が無いから見様見真似で色んなやり方試しているオレが経験豊富に見えたのだろう。
「ぅぐ……」
エリックは言葉を詰まらせ、瞳に僅かに獣を宿した。オレはぎゅんっと胸に何かが詰まるような感覚を覚える。
「オレも18歳、エリックなら分かるでしょうが、結構小さい時から冒険者をやっていて……今までそういうことに触れずに済むと、思っていました?」
ワクワクとしながら言葉を組み立てると、聞き終わったエリックはすんと嫉妬の炎を消した。
「?」
ん? なんでだ? と思っているのも束の間、どこかホッとした様子で頭を掻き始めた。
「あ、いや……冒険者になってからのミスカさんは"ずっと"見てたので……まぁ、はい。つまり……耳年増、ってことですかね」
嬉しそうにそんな失礼なことを言ってくるエリックに、オレはカァーッと顔が真っ赤になるのを自覚する。
ムカついたのでエリックをベッドに倒し「えっ?」とか言っている彼の顔面に座り込む。ビチャリと水音が鳴り「んっ♡」とオレの口から少し声が漏れる。陰核がエリックの鼻に触れた時の刺激が思った以上に……強かった。
「ぷはっ、ミスカさん!?」
「うるさい! 次はお前が舐めろ!」
「えっえっ」
ぺろん。
言われるがまま、といった様子でエリックが舌でオレの股間を舐め上げた。
「んひゃぁあん♡♡」
バッと、思わず自分で口を塞ぐ。
股の間から、エリックが目を丸くして見つめてくる。顔が爆発するんじゃないかってくらい熱くなった。
……エリックのチンコを舐めていて、思った以上に興奮していたこと。舐められる感触が思った以上に未知の刺激だったこと。
耳年増、というエリックの言葉が脳裏に過ぎる。百聞は一見にしかずというが、こ、これほどの刺激とは……。
ちゅぅぅ♡
「ふぎゃぁぁあ♡」
油断していたところ、エリックは突然陰核を吸ってきた。脳天まで貫かれるような快感に猫みたいな声が出た。塞いだ手すら意味がない、というかエリックのやつちょっとニヤけてやがる、いやその気持ちはわかるけど、わかるけど……。
ちゅっ♡ちゅっ♡
「あっ♡あっ♡」
啄むように陰核にキスをされ
てろてろ……♡
「ぅぅぅぁ”〜♡」
撫でるように舌が這う。
ぬりゅんっ♡
「ぉ”わっ!?」
───穴に舌を捩じ込まれた瞬間は、もはや驚きの方が勝っていた。そのままくにゅくにゅと穴の中を舐め回され、陰核を弄られた時よりも刺激は少ない。だが自分が今男にされていること、そもそも今の体勢、なんとも言えないじんわりとした気持ちよさが、じわじわと『予感』を昇らせてくる。
(あっやばい、くるかも───)
自分のマンコを舐めるエリックの舌に、ついつい集中していたからヌッと横から伸びて来た手に気付かなかった。
エリックが、きゅっとオレの乳首を両方……それなりの強さで摘む。その瞬間───ダムが決壊するように、オレの視界はボヤけ頭が絶頂による快楽に支配された。
「ん、ギィィィッ♡♡♡」
ぴゅっ♡ぴゅっ♡
自分の股間から何が水っぽい音がするが、それはまるでどこか遠い所で起きているような……オレは全身を襲う快楽に体の自由を奪われ、頭の先から足の先までピンっと張り詰めた。
ギギギギギギ!
「ミスカさん! ミスカさん! 頭がッ! 頭が割れるッ!」
その声でハッとして、ふっと力を弱める。
知らぬ間にオレはエリックの頭をベッドに押さえ込むように掴んでいたらしい。そしてそのまま握り潰さん勢いで───これ、エリックじゃなかったら頭が───。
冷めそうになった頭でエリックの無事を確かめようとした瞬間、天地がぐるりと逆転した。おや? と思えば、エリックの顔が上にある。
───あれ? こんなにかっこよかったっけ。
元々、整えれば清潔感のある顔立ちだったが、なんていうか……こんなにエロ───ズンッ! と、お腹の奥に衝撃があった。
「うぁッ♡」
嬌声が溢れる。
エリックが突然、竿をオレの肉穴に突っ込んできたのだ。強引なやり方に、抗議しようと胸を軽く叩く。でも顔を見上げたままだと、なんだか力が入らない。
「ミスカさんだけ先に、ずるいですよね……好きに動きますから」
ジュポッ♡
ヌプッ♡
「あ、う♡はうっ♡……?」
浅い。
いつもより、浅い位置で、いつもより優しく抽挿されている。気持ちいい、気持ちいいのだが……どうした? 今日は。いつもはもっと激しいのにな……と、不思議に思ってついつい接合部を見る。
改めて見ると、ひっくり返ってお腹みせた状態で、男にチンコ入れられてるって、かなりエロいな……。
「ぐうっ♡」
自分でそんなことを考えた瞬間、勝手にお腹あたりにずしんときた。その時、エリックが探るようにオレの上側をずむりと押し上げた。
「むぉっ♡♡」
……変な感じがした。
「ちょ、ちょま」
「ここですか?」
ズン♡
「ひぁっ♡ちょっと、まっ」
ズン♡ズム♡ドスっ♡
いつもより浅い、上の方を一定のリズムで突いてくる。その動きに合わせて声が出て、エリックを止める事ができない。頭の中がまた快楽に支配されるが───それ以外の感覚がッ! それどころではっ!!
「あ、まって! エリッ♡エリック〜♡ま、待ってぇ……♡」
さわさわとエリックの乳首をいじって止めようとする。そんなオレを見下しながら、目が合った瞬間、エリックはどこか嗜虐的な笑みを浮かべた。
ずんずんずんずんと、彼の腰は止まらない。そしてオレは目の前がチカチカとしたのを最後に……諦めて再びの絶頂を受け入れると同時に、股から何かの液体を噴き出した。
「あ、あぁ♡はぐゥゥゥァあ♡♡♡」
「あっ」
エリックの素っ頓狂な声が遠くに聞こえる。気持ちよかったけど……なんか出ちゃったよ……。
*
ちゅこちゅこちゅこ♡
「あああっ! ミスカさん、まって!」
「お前も待たなかっただろ!」
ドピュ♡ビュルッ♡ビュビュッ♡
オレに手コキされて情けなくも、すでにびしょびしょのシーツの上に精子を撒き散らすエリック。凄まじい量に、いつもこんなの中に出されていたのかと慄きながらも手は止めない。
しゅこしゅこしゅこ!
「な、ちょっ! ああっ! もう! イッたばっ!」
「ちょっと、柔くなってんじゃ! ない!」
パクリと、先端を咥えてジュポジュポとバキュームフェラ。射精後少し柔くなっていたモノが再び硬度を増し、合わせて手の動きを早くする。
「あっ、あがっ! おふぅ───!」
「出せっ! 出せっ!」
ビュルッ♡ビュルッ♡ビュクッ♡
先程よりも少ないが、また精子が飛び出した。
んー。射精後も刺激し続けたら、男も潮吹くんじゃなかったっけ? 亀頭だけ刺激するんだったかな……? それともエリックの奴が絶倫?
潮を吹くまでやってやろうかと思ったが、ちょっと疲れたし、なんかもう今は満足感があるのでやめた。
息を切らせて座り込むエリックを横目に、ぐちゃぐちゃのベッドを見て、これどうするんだろう……? とぼんやり考える。
「ミスカさんが気持ちよさそうだから……すみません、調子乗りました……」
「……まぁ、気持ちよかったのはよかったけど……恥ずかしいこと、やらせるから」
責める気持ちもあったが、自分の股から出た液体と精子でぐちゃぐちゃになったベッドを見ると逆に申し訳なさの方が勝ってきた。
その後少し休憩して、二人で後片付けをした(シーツ類は隠れてエリックが洗うことにした)。ひと段落したので、オレもすぐには帰らず、エリックの部屋でお茶を出してもらう。
「この茶葉、冒険者の先輩に教えてもらったんですよ」
そう言って出されたのは、緑茶だった。この辺りでは紅茶や珈琲がよく出回っているが、緑茶のようなものは流行っていないのか中々見かけない。
ずず、と。熱いので恐る恐る飲んで、その味になんだか『前世』の事を軽く思い出した。
「うん、美味しい」
多分、前世の方が洗練された味だっただろう。
それでももう遠い『故郷』のうちのひとつを、朧げにでも感じられる緑茶は、他の飲み物より一際美味しく感じられる時がある。
オレの感想を聞いて、エリックは満面の笑みを浮かべた。
「よかった! ミスカさんは緑茶が好きだって話聞いて買ったんですけど、正解でしたね!」
……そんな話誰かにしたっけ?
首を傾げていると、気まずそうにエリックは苦笑した。
「あー、あの、ケイトさんは結構、ミスカさんのこと見てるみたいで……それで、アルさんが……まぁ」
ああ、ケイトと迷宮探索用の買い出しに行った時に、オレが興味を示していたのを覚えていたのか。
パーティー用には紅茶を買うけど、確か自分用に緑茶もついでに購入する時がある。まぁたまにだけど……よく見てるなぁ。
しかし、エリックの奴、本当にオレのことが───オレなんて、好きになってもどうしようもないのに。体が女であることは流石にもう実感しているし受け入れているが、心にはまだ大きく『前世の男』の精神がある。
見た目だけなのだ。オレが曝け出しているわけじゃないから、分からなくて当たり前だけど。
「あの、ミスカさん。多分、もう今更なんですけど───」
ちゅっ、と。オレは照れくさそうにしながら何かを言おうとしたエリックの口を塞いだ。
待って欲しい。
自分でも、自覚はある。ただのディルドだと思うようにしていたのに、想いに答える資格のない半端な精神をしているのに、不誠実な真似をしたくないんだと、不誠実な真似をしている。
「今日はもう、帰りますね」
「えっ、は、はい……」
口を離し、オレは顔を見せずに背を向けた。
オレは、お前が『好き』なのかが分からない。だって、最初にお前に近寄ったのは性欲だから。
自分に気があるのをうっすら知ってて、でも体目当てで都合良く消費してきた。
自分が男なのか、女になれたのか、まだ整理がつかない。そんな状態で……。混乱するようなことを、性欲だけで聞こえの良い返事をしてしまいそうなのも、嫌なんだ。
エリックに見せたい背中は、こんな卑怯者の背中じゃないのにな。
そんなことを思いながら、オレは逃げた。