TS剛膣娘と硬い盾役 作:笑石
剛力のミスカ
それは、可憐にして苛烈。絢爛にして豪胆。
迷宮狂いで有名な剣士が率いる上級冒険者パーティー。しかし彼女の知名度は、特級冒険者達のそれと遜色ない。
愛らしく美しく整った顔面。小さな身体に、不釣り合いな胸の双峰。そして、細い体躯に似合わぬ巨大な戦鎚《ウォーハンマー》。
見た目にそぐわぬ巨槌を振り回し、巨大なモンスターを正面から一撃にて粉々に屠るその姿は英雄譚として語り継がれるような御伽噺の如く。
有名なのは、ただそれだけが理由ではない。彼女の本来の役割は『回復役《ヒーラー》』だった。普通ならば後衛として守られるべき立場。
しかし自身に対する回復にも長けた彼女は、その怪力を持って自ら前線に出張り、敵の攻撃を一身に受けようとも、その身体が血に塗れ、裂け、軋み、爆ぜようとも、決して止まらず敵を粉砕する。
目の前でその鮮烈な戦いを目撃し、新人だったエリックは───彼が盾役《そのみち》を選んだのは、自分の"出来る限り"で彼女に近付きたかったからだ。
そして、そのおかげで────
*
「はぅぅ♡」
はぁはぁ、と自分の荒い息がどこか遠くに感じる。エリックは今、自身の目に映る、耳に入る『彼女』の全てに意識を集中していた。
クリトリスを優しく撫でる度、普段の彼女からは聞けるはずのない「あぅぅ…♡」という甘い嬌声や、「〜〜ッ♡」と言った声にならない苦悶の音。
それら全てが、エリックの股間が爆発しそうになるくらい血液がら送り込まれる興奮材料となった。以前、彼女の膣に潰されかけたソレは、あえてミスカの回復魔術を受けなかった。
というのも『自力で治せ! ならもっと硬くなる……はず』とミスカに言われたからだ。少し恥ずかしそうなその言葉は、いつ思い出しても『次があるということか?』とエリックの股間を熱くさせた。そして痛みが走った。
ぴちゃぴちゃ、と。ミスカの股からは愛液が溢れんばかりにエリックの手を濡らす。エリックのチンコが復活するまでの間、ずっと彼女には自身が気持ちよくなれる愛撫を叩き込まれてきた。(ちなみに指を入れて何回かへし折られた)
裸のミスカの大きな胸に優しく触れ、下の方から撫で上げるようにして、そのまま淡い桃色の乳輪の縁をふわりとさする。
ビクビクとお尻を震わせるミスカの痴態に鼻息が荒くなるのを必死に我慢して、エリックはきゅっと乳首を摘んだ。
「はわァァっ♡」
ギュッと、いやメキリと。ミスカがエリックの頭を抱え込んだ。胸に押し付けられる形になって、体格にしては大きめのミスカのやわらかな乳房に顔を埋めることになるが、力が強すぎて頭蓋骨が悲鳴をあげるし、そもそも窒息しそうでエリックは内心焦る。
慌ててお尻を優しく撫で、そのまま背骨をなぞるようにフェザータッチ。するとミスカの身体からふわりと力が抜けて、その瞬間にエリックは頭を抜く。
「ね、ね、も、もういいんじゃない? オレ、今まですごい我慢してきたんだよ♡エリックが情けないから♡」
ミスカが両手で優しくエリックの男根を包み込む。ゆっくりと上下され、それだけでも至ってしまいそうなくらいの快感が押し寄せるが、エリックはグッと耐えた。
普段は少し男勝りなところがあって、でも丁寧な口調を心掛けていて、その割に一人称はオレって言っているミスカが、頬を紅潮させ瞳を潤ませながら懇願してくる姿に少し意地悪な気持ちが湧いてきたエリック。
「それなら、さっさと回復魔術使ってくれたらよかったじゃないですか。僕だって……我慢してたんです」
「そ、そんなの……ダメだよ……だってさ、そしたら、何度も……その、しながら、痛めちゃったらまた回復してを繰り返すん、ですよ」
「僕は、何度だってミスカさんとしたいですよ」
本心だった。
初めての時はやられっぱなしだったし、その後もはっきり言えば言いなりだった。だが今は、少し強気になっている。あのミスカが、自分のイチモツを握りながら懇願する姿に男としての矜持が強く刺激されているのだ。
「い、いやほら……そんなのさ……オレが、めっちゃ、したい感じになっちゃうといいますか……は、恥ずかしいじゃん……」
顔を手で覆って、ミスカは耳まで真っ赤にさせた。それを見たエリックは『え? 今更?』と考える冷静な思考がある一方で、体はいつの間にかミスカの肩を掴み、ベットに押し倒していた。
グッと、彼女の薄くて細いお腹に自分の怒張した肉棒を押し付ける。
ひゅっ、とミスカが息を呑んだ。しかしその瞳は、キラキラと期待に満ちている。ぞくりと、エリックの背筋からお尻にかけて痺れるような感覚があった。目の前のメスの穴を、力の限りほじくり返せと脳ではなく股間から強い指令があった。
ミスカの穴は、毛の生えていない割れ目の向こうにある。溢れ出す蜜はピンク色で小さなビラビラを輝かせ、その奥は充血したように赤くヒクヒクと動いていた。
エリックは、そこに亀頭を押し付ける。もう焦らすつもりもなかった。
グプリ、と。亀頭全てが飲み込まれた。それだけでミスカは全身をガクガクと震わせ、両手で口を覆って何かに耐えている。一方でエリックも、それだけで達してしまいそうであった。しかし耐える。余裕はない。故に次の行動は────
ズドン♡
「〜〜〜ッッ♡♡♡」
勢いよくエリックは奥まで強引に腰を叩きつけた。ボコリと、ミスカのお腹がエリックのモノに押されて膨らむ。
ぱちぱち、とミスカの視界に星が瞬いた。口を覆っていた手はそのままに、くぐもった……声にならない声。眉を歪め、襲いくる快楽にミスカは弾けた。
「ァァ! アァァっっ♡♡♡」
ギュゥゥゥウゥ!! と、ミスカの異常な膣圧がエリックのチンコを潰さん勢いで締める。エリックも、挿れただけで達してしまいそうになっていたのだが、この締め付けによりそれどころじゃなくなった。
一瞬、頭の中が冷めた。冷静になった頭に『ミスカさん、挿れただけでイッた?』とそんな考えがよぎる。
「あ、あ! ごめん、ごめ〜ッ♡」
ミスカも当然、エリックのモノを凄まじい力で締め付けていることに気付いているが、自分で止められるならここまで苦労してない。
二人は奥まで繋がったまま、ジッと動きを止めていた。頂きからゆるりと降りてきたミスカが、ほぅと力を緩め始める。そして心配そうにエリックを見上げた。
「だ、大丈夫?」
(めっちゃ可愛いなこの人)
またやってしまったか? と不安になっているミスカの顔はエリックの心を掴んで離さなかった。ドクドクと、ミスカの中で自身の肉棒が脈動している。
「イケます」
エリックは彼女を満たせることに、深い充実を胸に感じていた。エリックの答えを聞き、ミスカの顔が嬉しそうに解けたのを見て、自分はこのために生まれてきたのかもしれないとすら思った。でもある意味、自分が彼女を満たせるかもしれないという考えは、甘かった。
一瞬で天地が回った。エリックは困惑する。いつの間にか天を仰いでいる。おや? と思った。何が起きたかわからなかった。
ミスカが、自分の股間の上に跨ったまま、繋がったまま上になっていた。既視感はあった。
ズバチュッ♡
一往復。ミスカの腰が、すごい速さで叩きつけられる。彼女の膣圧により、亀頭は凄まじい摩擦で彼女の肉壺に擦られ、凄まじい快楽が股間から腰に走り抜けていく。
バチュっ♡バチュ♡バチュン♡♡
ビュルルルルっ♡♡♡
「う、うぁぁ」
三擦り半とはこのことか、エリックは情けない声を上げながら射精した。その瞬間、ミスカは紅潮した頬をぷくりと膨らませ怒りを露わにする。
「は! や! い!」
ガシッと、頭を掴まれる。また既視感があった。そのまま常人なら首がへし折れてもおかしくない勢いで顔を引っ張られ、ミスカからかぶりつくような勢いで唇を奪われる。
じゅるじゅる、とミスカの下が口内に入ってきて、歯茎の裏や舌の裏までぞろりと蹂躙される。
エリックは、もはや隠せてもいないがミスカに惚れている。そんな想い人相手から、こんな貪欲に口内を犯されているということ、よりも持っ手前のキスをされたこと自体にとんでもない幸せを感じていた。
更に、ミスカはエリックの両乳首を指でさすり始める。くりくりくり、と時に爪を軽く立てながら刺激を変えていく。
ぱちゅっ♡ぱちゅっ♡
その頃にはすでにエリックのイチモツは復活を遂げており、ミスカは腰の動きを再開させた。エリックのそり返った亀頭が肉壁を擦り上げるたびに「んむぅぅ♡あむぅ♡」と声がエリックの口内を反響し彼の頭蓋に響き渡る。
二人の涎が糸を引き、水溜りを作る勢いで溢れ落ちる。
「ぷはっ」
バチュ♡バチュ♡バチュ♡
エリックの口から自分の口を離し、すっかりビンビンになった彼の男根を規則的な動きで擦る。「んっ♡んっ♡んっ♡」とミスカが自身の奥に当たるたびに声を漏らすと、それを聞いたエリックは更に亀頭を膨らませる。するとカリ首はより凶悪になり刺激がより増して、ミスカの頭はどんどんと真っ白になっていった。
腰の動きはどんどん速くなり、打ち付ける水音も大きくなる。
「ミスカさん!」
再び限界が近付いたエリックは、茹で上がりそうな頭で何も考えられず、ただ衝動のままに欲望に従った───それは、自分に跨り妖艶な笑みを浮かべる美しい女を抱きしめる事だった。
腰と肩あたりに腕を回し、自らに引き寄せる。包み込めてしまいそうなくらい小さな身体をギュッと抱きしめた。
「おっ? ん、ん〜……?」
驚いたのか、変な声を出すミスカ。そんな所さえ愛おしいと感じ、エリックは身動きが取れなくなった彼女の代わりに腰を突き上げた。
「んぁっ♡」
「い、イキそうですっ!」
「だ、だめ! もっと! もう少し頑張って!」
耳元で真剣に懇願され、エリックはギュッと目を瞑り、ついでに抱きしめる力も強くなる。そして、もはや無心に、がむしゃらに腰を振った。
「あ♡あ♡あ! くる♡くるくるくる!」
ビクビクと、ミスカの身体が震え出す。それに合わせて彼女の膣も締め付けを増していき、流石にそろそろエリックも彼女が達しようとしているのだと気付く。
だがそれよりも自分の限界の方が早かった。
「も、もう! ミスカさんっ! ミスカッ!」
「〜〜〜〜ッ♡」
びゅるっ♡どぴゅっ♡
エリックが果てたと同時、ミスカも達した。そのことにエリックを気付いており、脳裏に『抜かなくては前回の二の舞では?』という考えがよぎるが……彼自身が腕の中にある憧れの女の肢体、包まれた肉棒を離したくないと強く思ってしまった。
ぎゅ ギュゥゥゥ。
だがエリックは強くなった。
前回の負傷、ミスカとの特訓、なによりも自らそうありたいと願ったこと。
ミシリと肉が軋む感覚がエリックにも、ミスカにも伝わる。そして、ミスカは絶頂の最中、気付く。自身の内にある肉の棒の強度は、前回の比ではないと。
頂きはまだ高く、ミスカはその事実と、エリックの努力と献身にとてつもなく胸の高鳴りを覚えた。今まで抱きすくめられるがままになっていたのに、自ら腕を彼の背中に回し、ギュッと抱きついた。
メキィィ。「おぐぁっ」大体、アバラ骨あたりをミスカの勢い余った怪力で絞められたエリックは肺から空気を吐き出した。
「あ」
ミスカはそこで冷静に返った。
すん、と頭が冷め、パッと腕を離す。恐る恐るエリックの顔を見ると、少し顔を歪めながらもニコリと笑顔を向けてきた。
「だ、大丈夫です……全然、余裕ですよ」
大丈夫とは言うものの、完全に油断はしていたのだろう。骨が折れるまではないと思うが……それなりに痛そうである。皮膚にあざが少し出来ているし。
とはいえ、ミスカはそれなりの力を入れた自覚があった。わざとではないが、一般的な人間の強度ならバキバキと骨を粉砕していただろう。
だが、エリックには余裕があった。それほどの『硬さ』を手に入れているのだ。ミスカは……ぐわっと湧き上がるものを自身に覚えた。
壊れないおもちゃを見つけたような……獣の眼光。
少し柔らかくなったエリックの肉棒を締め付け「え?」と驚くエリックの胸板にそっと身を寄せて、乳首に舌を這わせる。
「ちょ、ミ、ミスカさん?」
少し怖気付くエリックを胸元から見上げ、ミスカは嗜虐的な笑みを浮かべた。ガバッと起き上がり、彼の腕を両手で押さえ込む。
ミシミシミシ……。凄まじい力で指がエリックの皮膚に沈み込む……。体格差があるのに、縫い止められたようにエリックは動くことができなかった。
(これ───抵抗できないやつ───)
自分は捕食される側なのだ。彼は本能でそう悟った。
見上げるミスカの瞳はじっとりとした熱を帯びていて、まだまだこの夜が終わらないことを示していた。