カーテンの隙間から差し込む月明かりが、寝室をぼんやりと照らしている。
私は眠っている冬の体をベッドに横たえ、そっと冬の隣に腰を下ろした。
規則正しい寝息を立てる冬の寝顔は、昔と何も変わっていない。
小さい頃、よく二人でお昼寝をした時のまま──いや、今の方がもっとずっと綺麗だ。
「....冬」
私はそっと冬の髪を撫でる。サラサラとした黒髪が指の間をすり抜けていく。触れるだけで胸がぎゅっと締め付けられるような、この感覚。
昔はこんな気持ちじゃなかったはずなのに。
物心ついた時から冬はいつも隣にいた。隣の家に住む同い年の男の子。生意気で、口が悪くて、でも誰よりも優しい。
それが私の知っている神園冬という人間だった。
最初はただの幼なじみ。それがいつしか、特別な人に変わっていた。
気づいたのは中学に入ってすぐの頃だ。違う中学に通う冬に彼女ができるかもしれない、そう思った瞬間に私の中で何かが弾けた。
それまで感じたことのない黒い感情が、胸の奥底から湧き上がってきた。
冬のことを、誰にも渡したくない。
それが私の本心だと気づいた時、もう引き返せないところまで来てしまっていた。沼にハマったとでも言うべきだろうか。
「冬が悪いんだよ....こんなにかっこよくなっちゃって」
私は呟きながら冬の服に手をかける。ゆっくりと、丁寧に。間違っても衝撃で起こさないように。
露わになった冬の肌は、思っていたよりもずっと男性的で、彫刻のように美しい。
上半身をすべて脱がせ終えた私は、しばしその光景に見入った。何回みても見惚れてしまう。
普段は服の下に隠れている鎖骨のライン、割れている腹筋に引き締まった胸板。前にした時よりもガッチリとしている。
「....綺麗」
思わず本音が漏れる。触れたい。この肌に直接触れたい。
自分の服も脱ぎ始める。服を脱いで、ズボンを下ろす。ブラジャーのホックを外して、下着まで全て脱ぎ捨てる。
全裸になった私と、上半身だけ裸の冬。この状況に、冬が起きるリスクよりも何よりも──興奮が勝っている自分がいた。
ベッドに上がり、冬の隣に横たわる。冬の体温がすぐそこにある。心臓の音がうるさいくらいに響いている。
まずは冬の胸に手を当てた。心臓の鼓動が伝わってくる。
「ん....」
冬が小さく身じろぎした。薬で眠っている冬の無意識の反応。それがまた、私の心をくすぐる。
指先で冬の胸をなぞる。鎖骨から胸板、脇腹へと。くすぐったそうに少しだけ体が動く。
その反応が愛おしくて、私は何度も同じところを撫でた。大丈夫。睡眠薬で寝た冬は絶対に起きない。
「冬、気持ちいい?」
返事はない。でも、それでいい。今は私だけの時間だから。
私は体を起こして冬のズボンに手をかけた。そのまま下ろし、ズボンを脱がせる。
下着越しでもわかる、冬の男性としての膨らみ。それを見た瞬間、私の体の奥がきゅんと疼いた。
「....はぁ」
緊張で手が震える。これまで何度も冬が寝ている間に触れてきたけれど、毎回この瞬間は心臓が張り裂けそうになる。
冬のボクサーパンツに手をかけ、ゆっくりと下ろしていく。すると、中から現れたのは──
「....っ」
思わず息を呑んだ。
何度見ても慣れない。冬のそれは、明らかに平均を遥かに超えた大きさだった。長さも太さも、気になってネットで検索したものより大きい。
今はまだ完全に勃起していない状態でこれなのだから、これが完全に硬くなったらどれほどのものになるのか。少し眺めてから指で触れてみる。温かい。そして、少しだけ脈打っている。
「すごい....」
私は両手でそっと冬のものを包み込んだ。まだ柔らかいそれは、私の手の中で確かな存在感を放っている。
まずは優しく壊れ物を扱うように撫でることから始めた。根元から先端に向かって、指を滑らせる。何度も何度も。
「んっ....」
冬がまた小さく反応した。その声だけで、私の中の何かが熱くなっていく。
だんだんと、私の手の中で冬のものが硬さを増していく。膨張し、太くなり長くなる。血管が浮き出て、先端が上を向き始めた。
「冬....起きてる時も、こんな風になるのかな....」
もちろん、そんな質問に答えが返ってくるはずもない。
でも、想像するだけで体が熱くなった。冬が誰かを求めて勃起する姿。それがもし私だったら──
完全に硬くなった冬のものは私の手に収まりきらないほどだった。片手では支えきれず、両手で包み込む。それでも手から飛び出してしまう。
私はゆっくりと手を上下に動かし始めた。ローション代わりに、事前に用意していた潤滑ジェルを手に取る。
冷たいジェルを冬のものに垂らし、全体に塗り広げていく。
「冷たいかな....ごめんね」
謝りながらも手は止めない。滑りが良くなった冬のものを、一定のリズムで扱き上げる。
ギュッと握りすぎないように、でも確実に刺激が伝わるように。
「はぁ....んっ....」
冬の口から漏れる吐息が少しずつ色っぽくなってきている気がする。まだ眠っているはずなのに、無意識のうちに快感を感じているのだろうか。
そう思うと、私の行為にも一段と熱がこもった。
手を動かすスピードを少し上げる。グチュグチュという水音が、静かな寝室に響き渡る。
「冬、気持ちいい?私の手気持ちいい?」
問いかけながらもう片方の手で冬の睾丸を優しく揉む。二つの膨らみを手のひらで転がすように刺激すると、冬の腰がピクリと跳ねた。
「....ぁ....」
無意識の反応。それがこんなにも愛おしい。
しばらく手で扱き続けていると、冬の呼吸が荒くなってきた。そろそろイきそうだ。
でも、まだだめ。
「──まだイっちゃだめだよ」
私は手を止め、冬のものから手を離した。先端からは透明な液体が滲み出ている。それを指ですくい取り、口に含む。
少ししょっぱいような、独特の味。
「冬の味....」
それだけで、私の体の芯が熱くなった。自分のアソコも、とっくに濡れているのがわかる。
「次は....こっち」
私は自分の胸に目を向けた。最近更に大きくなった気がする私の胸。冬は気づいているだろうか。多分気づいてると思う。前に私の部屋で遊んだ時に下着を見える位置に置いておいたから。
体の位置を変えて冬の足の間に入るような姿勢をとった。そして、自分の胸で冬のものを挟み込む。
「んっ....」
柔らかい胸の谷間に硬くて熱い冬のものが収まる。その感覚だけで、ゾクゾクと背筋が震えた。
両手で自分の胸を寄せ、冬のものをギュッと挟み込んだ。柔らかい胸の肉が、冬の熱を包み込む。
そして、ゆっくりと上下に動かし始める。
「はぁ....冬....これ、どうかな....」
胸全体で冬のものを包み込み、擦り上げる。胸の谷間から顔を出す先端に、時折唇を寄せてキスをする。
そのたびに、冬のものがビクンと震えた。
「気持ちいいんだ....嬉しい」
私は夢中になって胸を動かし続けた。自分の乳首が冬の下腹部に擦れて、それもまた快感を生み出す。
「んっ....ぁ....冬....冬ぅ....」
私の息も荒くなってくる。自分の股間からは愛液が溢れ出し、冬の太ももを濡らしているのがわかった。
上下運動を繰り返しながら、私は顔を近づけて冬のものの先端に舌を這わせた。鈴口をチロチロと舐め、カリ首の溝をなぞる。
しょっぱい味と、ほんの少しの苦味。冬の味が口の中に広がる。
「ちゅっ....れろっ....はむっ....」
だんだん大胆になってきて気づけば私は冬のものを口に含んでいた。大きすぎて全部は入らない。
せいぜい三分の一くらいまでが限界だ。それでも、口の中を満たす存在感に頭がクラクラする。
口で咥えながら胸も使って冬を攻め立てる。その刺激に、冬の体がビクビクと反応し始めた。
「んーっ....んむっ....」
冬の腰が浮き上がりそうになるのを、私は体重をかけて押さえつける。逃がさない。今はまだイかせない。
口を離し、唾液の糸が冬のものと私の唇を繋ぐ。
「冬、まだだよ....もっと気持ちよくしてあげるからね」
今度は逆方向を向き冬の顔の方にお尻を向けるような姿勢になった。俗に言うシックスナインの体勢。
もちろん、冬は眠っているから何もしてこないけれど、それでもこの体勢は私を興奮させるのに充分だった。
冬のものを再び口に含み今度はより深く咥え込む。喉の奥まで押し込もうとすると、軽くえずいてしまう。
それでも構わずに、私は冬のものを貪り続けた。
「んぶっ....んっ....ふーっ....」
鼻から息を抜きながら、必死に奉仕する。片手で根元を扱き、もう片方の手で睾丸を揉む。
口では先端を舐めしゃぶり、時折強く吸い上げる。
「....っ....ぅ....」
冬の口から、明らかに快感を含んだ声が漏れた。もう少し。もう少しでイきそう。
でも──
「まだ、だめ」
私は口を離し、強く根元を握りしめた。イくのを我慢させるように。冬のものがビクビクと震え、先端からは我慢汁がドクドクと溢れ出ている。
「ごめんね、苦しいよね....でももう少しだけ我慢して」
冬に謝りながら今度は自分の秘部に手を伸ばしす。もう限界だった。私自身が、我慢できなくなっていた。
冬の顔のすぐ近くで、私は自分のアソコを指で弄り始める。クチュクチュと濡れた音が鳴る。
溢れ出した愛液で指がすぐに濡れそぼった。
「冬....見てる....?私、こんなに濡れてるんだよ....」
眠っている冬に向かって語りかける。もちろん返事はない。でも、冬の顔の前で自分を慰めているという事実だけで、体の芯が焼けそうに熱い。
私は中指と人差し指を自分の膣内に挿入して、狭い入口を押し広げるように、ゆっくりと奥まで沈めていく。
「あっ....はぁ....んんっ....」
自分の指でも十分気持ちいい。でも、冬のものと比べたらきっと全然違うんだろうな。
指を抜き差ししながらもう片方の手で冬のものを扱く。お互いに高め合うような動き。私の息遣いと、水音だけが部屋に響く。
「冬....冬ぅ....好き....大好き....」
冬の顔を見つめながら、自分を追い詰めていく。クリトリスを親指で押し潰し、膣内の気持ちいいところを指の腹で擦り上げる。
「イく....イっちゃう....冬....一緒にイきたい....」
私は冬のものを口に咥え直し喉の奥まで押し込んだ。そして、自分の指の動きも最高潮に速める。
「んんんーっ!!!」
体が弓なりにしなり目の前が真っ白になる。膣内がキューッと収縮し、大量の愛液が溢れ出した。太ももがガクガクと震え、腰が浮き上がる。
同時に、口の中でも冬のものが爆発した。
「んぶっ....!?」
ドクドクドクッ!
熱い液体が喉の奥に直接流し込まれる。あまりの量に、飲みきれずに口の端から白濁液が零れ落ちた。
「んくっ....んくっ....はぁ....」
必死に飲み下す。苦しいけど、嬉しい。冬の精液を私の体の中に取り込んでいる。
その事実だけで、また新たな快感が込み上げてきた。
ようやく射精が収まり私は口を離した。口の中に残った冬の味を、ゆっくりとくちゅくちゅと味わう。
「はぁ....はぁ....冬....すごい量....」
冬のものを手で拭うと、まだ完全には萎えていなかった。それどころか、少し触れるだけでまた硬さを取り戻しそうな勢いだ。
「....相変わらずだね?」
私は興奮で声を震わせた。普通、男の子は一度射精したらしばらく勃たないものだってネットに書いてあった。
でも、冬は違う。
「冬ってば、絶倫なんだから....」
そう呟いて、私は笑みを浮かべた。
「じゃあ、もっとしてあげるね」
二回戦の始まりだ。
私は再び冬のものに手を伸ばした。まだ敏感になっているはずの先端に、そっと舌を這わせる。
びくんっ、と冬の体が跳ねた。過敏になっているところを舐められて、無意識に反応しているのだろう。
「ここ、気持ちいいんだ?」
私は意地悪くカリ首の裏側を舌でチロチロと刺激する。そこが冬の弱点だということは、今まで何回もシてきたから知ってる。
「んっ....ぅ....」
冬の眉が少しだけ歪む。苦しそうな、それでいて気持ちよさそうな表情。その顔を見ているだけで、私の体もまた熱くなってきた。
「冬、今度はこっちも使ってあげる」
私は自分の胸を再び冬のものに押し当てた。さっきよりも柔らかく、包み込むように。
そして、胸の谷間で冬のものを挟み込み、ゆっくりと上下に動かし始める。同時に、口では先端をチロチロと舐め続けた。
「んふっ....ちゅぱっ....れろっ....」
胸の柔らかさと口の温かさと、舌のざらつき。三つの異なる刺激が、冬を再び絶頂へと導いていく。
「冬....気持ちいいでしょ....私も気持ちいいよ....」
自分の乳首が冬の腹に擦れるたびに、ビリビリとした快感が走る。私は腰をくねらせ、冬の体に自分の秘部を押し付ける。
冬の太ももに私の愛液がベッタリとついてしまう。でも、気にしない。どうせ後で綺麗に拭けばいいだけだから。
「はむっ....んーっ....」
口での刺激を強め、胸の動きも速くする。冬の呼吸がどんどん荒くなっていくのがわかる。
「んっ....ぁ....」
冬の口から漏れる声が大きくなってきた。そろそろ二回目が近い。
「イっていいよ、冬....私の中にいっぱい出して....」
許可を与えると同時に私は口を離し、代わりに胸をギュッと寄せて圧迫感を強めた。
ドクドクドクッ!
二回目の射精。濃い精液が私の胸元に飛び散る。鎖骨や顎にもかかってしまった。
「あは....すごい....こんなに出すんだ....」
私は嬉しい気持ちいっぱいに冬の精液を指ですくい、ペロリと舐める。やっぱり少ししょっぱくて、でも嫌な味じゃない。
むしろもっと欲しくなる。冬のだからかな。
「冬、まだイけるよね?」
三回戦へ突入だ。
今度は体位を変える。冬の上に跨り、冬のものと自分の秘部を擦り合わせるように腰を動かす。
「はぁ....はぁ....冬....直接入れたい....でも、それはまだだめ....」
理性のギリギリのところで踏みとどまる。
冬が起きている時に、ちゃんと合意の上で。それが私の最低限のラインだった。眠っている冬とセックスするのは、さすがに一線を越えてしまう。もう一線は越えてるけど。
「これくらいなら....いいよね....?」
素股なら、いいよね?
私は冬のものを自分のアソコの割れ目に沿わせ、ゆっくりと腰を前後に動かし始める。
ぬるぬるに濡れた私の秘部と、硬くて熱い冬のものが擦れ合う。
「あっ....あんっ....これ、やばい....気持ちいい....」
自分のものではない熱が敏感な部分を刺激する。クリトリスが冬のものの裏筋に擦れるたびに、頭が真っ白になりそうな快感が走った。
「冬....冬も気持ちいい....?私ので....気持ちよくなってる....?」
冬の顔を見下ろしながら、腰の動きを止められない。だんだんと激しくなっていく。まるで本当にセックスしているみたいに。
「あっあっあっ....冬....好き....好き好き好き....!」
グラインドするように腰を押し付け、冬のもの全体で私の割れ目を擦り上げる。時折、入り口に先端が当たってゾクゾクとした快感が走る。
「入れたい....冬の、欲しい....」
でも、だめ。我慢しなきゃ。
その代わりに私はより激しく腰を動かし続けた。太ももがプルプルと震え、汗が背中を伝う。
「イく....またイっちゃう....冬と一緒に....!」
ドクドクドクッ!
冬が三度目の射精を果たすと同時に、私も絶頂に達した。冬の精液が私のお腹の上に飛び散り、私の愛液が冬のものを包み込む。
「はぁ....はぁ....はぁ....」
荒い息を整えながら私は冬の上から降りた。足がガクガクして、まともに立てそうにない。
それでも、冬のものはまだ完全に萎えてはいなかった。
「ふふっ、冬も気持ちいんだよね?」
四回戦、五回戦と、私は手段を変えながら冬を追い詰め続けた。
手で扱き、口で咥え、胸で挟み太ももで擦り、お尻の谷間で挟み込み....
冬はそのたびに大量の精液を放出し、それでもなお硬さを失わなかった。
私は夢中になっていた。冬がイくたびに、私もイっていた。自分の指で何度も絶頂を迎えながら、冬にも快感を与え続ける。
六回戦。
「冬、足でも気持ちいいんだね....」
冬のものを両足で挟み込み、上下に動かす。太ももの内側の柔らかい部分が、冬のものを優しく刺激する。
七回戦。
「冬、腋はどうかな....?」
冬のものにローションをたっぷり塗り、自分の脇の下で挟み込む。普段は考えもしないような場所だけど、冬が気持ちよさそうに反応するのが嬉しかった。
八回戦。
「んちゅっ....れろれろ....じゅるるっ....」
再び口での奉仕。喉の奥まで冬のものを咥え込み、必死に吸い上げる。涙目になりながら、それでもやめられない。
十回戦。
「もう....冬....まだイけるの....?」
さすがに疲れてきていた。私の顎はガクガクで、手も痺れている。それでも冬のものはまだ硬いまま。
「....最後にもう一回だけ....」
私は最後の力を振り絞り冬の上に跨った。そして、冬のものと自分のものを擦り合わせながら、最後の絶頂を目指す。
「あっ....あっ....冬....大好き....愛してる....」
腰を振りながら、冬の顔を見つめる。汗で張り付いた前髪、色っぽく開いた唇規則正しい寝息。
この顔が好き。この声が好き。この体が好き。冬の全部が好き。
「誰にも....渡さないから....」
絶頂が近づく。私も、冬も。
「イく....イくイくイく....冬....一緒に....!」
流石にもう精液も薄くなってきている。それでも、冬は確かに私の刺激でイってくれた。
そして、私もまた、意識が飛びそうなほどの絶頂を迎えた。
「....はぁ....はぁ....」
ベッドに倒れ込む。もう指一本動かせない。
隣で眠る冬の顔を見る。まだ寝息は規則正しい。よかった、今回も起きてない。
「....冬、ごめんね。また勝手にこんなことして」
私は冬の頬に手を伸ばし、優しく撫でた。
「でも、やめられないんだ。冬が好きすぎて、どうにかなりそう」
体を寄せ、冬の肩に頭を預ける。冬の心臓の音が聞こえる。温かい。
「明日から一週間、会えないんだよね....寂しいな」
冬が職場体験に行っている間、私はきっと毎日冬のことを考えているだろう。
「冬は私のものだからね。小さい頃から、ずっと」
私は冬の唇に軽くキスをした。何度目かわからない、秘密のキス。
「他の誰にも渡さない。冬が誰を好きになっても、私は絶対に諦めないから」
それが執着だと言われても構わない。歪んだ愛だと笑われても構わない。私は冬が欲しい。冬の全部が欲しい。
私は冬に寄り添ったまま、ゆっくりと目を閉じた。疲れ果てた体が休息を求めている。
このまま眠りたいけど、出来るだけ早く綺麗に片付けないと。証拠隠滅は完璧に。冬にバレないように。
「....大好きだよ、冬」
国近さん