それと、10月4日で投稿を始めて1年が経とうとしています。そろそろ長く続けているシリーズにも決着をつけたいですね……。
pixivでのURL。
《 https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=29282427 》
いつもと変わらずタクミは計算が早い。私よりも要領がよい上に、思いもしない視点から応用問題の答えを見つけ出す。私はというと、知識は頭にあっても組み上がるまでに時間がかかってしまう。流石、初等部で一番の有望株と噂されるだけはある。
「ま、また負けたぁあぁ~~!悔しい~~!」
「これで今日も僕の勝ちか。まだまだだね」
「タ~ク~ミィ~⁈アンナには煽らない癖に、私にはするんだぁ……。へぇ」
「……ッ!アレはかんべ」
「うるさいッ!これでも喰らえッ、ブレストスムーザー!私を舐めたお仕置きだぞッ」
いつものように、口応えしようとするタクミの顔を自分の胸へ押し当てる。手癖や戦術を知り尽くされているアンナには封じられる技だけれど、タクミにはよく効く。これをしない限り、タクミは屁理屈をこねては私を煽ってくるのだ。いつものプロレス技は無駄じゃないね。
おまけに、アンナやラナのことは「さん」付けするのに、私のことは「エリナ」。呼び捨てだ。一体どこに違いがあるって言うのさ……。納得できない。そんなわけで、私はプロレスで培った締め技や関節技を小馬鹿にしてきた彼にかけている。タクミよりも体格や力では勝っている私なら難なく抑えられる。そう、化学の演習では負けてしまう私はこれでなら彼に勝てる……。
タクミが私たちのところに来たのは、2週間前のことだ。彼はレッドウィンターの初等部でも指折りの成績優秀者らしい。特に理数系に関しては同級生どころか高等部をも圧倒しかねないほどだとのこと。そんな彼が私たち183号特別クラスにやってきたのも、大方、事務局による指示と見て間違いない。このところ度々起きている不可思議現象に立ち向かうための人材を着実に育てよう、なんて。
……正直、私がそうして彼を教え導くなんてできそうにない。エタノールで自治区中に迷惑をかけて、新しい研究を証明しようとしてアンナと毎回ぶつかってばかり。アンナに謝りたいけれど、彼女がどう反応するのかどうしても怖くなってしまう。あぁ、世に名高いシャーレの先生ならこういう問題をパパっと解決してくれるのかもな。でも、噂の限りでは「最後に決めるのは君自身だよ」とか言って本人に任せっきりにするらしい。今、あの人が私の悩みを聞いたらどうするんだろう。「話し合おう」とか「俺が機会を作るよ」とか言うだろうな。そうだ、そうに違いない。
こんなビビリな私がまさか、年下の子の面倒を見るなんて……。
多分、そんな資格はない。だからこそ、今のように「エリナ」と呼び捨てにされる。劣っていることで煽られる。彼にとっての私は「憧れの人」ではなく、「同じ道でたまたま出会った変な奴」であるのかも。辛いなぁ。小さい頃は誰でも「憧れの人」や「救世主」になれると思っていたけれど、現実は上手く行かない。まさか自分がそうなるとは思いもしなかったよ。
「私お手製の肉じゃがをけなしたなァ!喰らえェ!」
今日はフェイスロック。私自慢の肉じゃがを「塩気が強いな」と言った罰だ。部屋着越しに彼の鼻筋の硬さが伝わってくる。遠くからアンナの声が聴こえる。でも、今の私はそれどころじゃない。この生意気で、優秀で、それでいて背伸びをしたがるこの子がちょっと許せないんだ。しかも、タクミはいくら絞めても投げ飛ばしても反省も改心もしない。いつもいつも呼び捨て、煽り口調、呼び捨て、煽り口調……。私とあの2人では何が違うというの⁈
――エリナ!ほんッとに大人げないよ。
――そうだよエリナ。彼相手にそこまでムキになるものかい?
大人げない?
ムキになるな?
なるよ!なるに決まってるじゃん。私だって、私だってアンナたちと同じお姉さんなのに、同じ立場で見られたいのに、どうして……。
歯磨きをした後、タクミはアンナに連れられて、倉庫へ向かった。きっと、ゲヘナカップに向けた戦車の会議をしているんだろうな。いいよ、大好きなアンナ「さん」と楽しい時間を過ごしなよ。……私はダメな子だから、どう見られたって痛くも辛くもないよーだ。
「エリナ。ちょっと話したいことがあるんだけれど、いいかな?」
あ、ラナか。どうしたんだろう。片手に持っているマグカップを置き、ラナは私に身体を向けた。この顔、あれだ。すごく真剣な話をするときにする顔。
「どうしたの……?今はあまり話をしたくな」
「恐らく、エリナには受け入れがたい話かもしれない。それでも、聞いてくれる?」
何なの……?言いたいならさっさと言いなよ。
「何?早く言ってよ」
「その、……君はいつもタクミにプロレス技をかけているだろう?」
「うん。いっつも私を小馬鹿にする態度を取るからね……」
その通りだ。アンナからは大人げないとか言われるけれど、耐えろと言われるのはもっと無理がある。それがどうしたというの?
「その、……下品なのであまり口にしたくはないけれど、……特に、胸で締め付ける技をかけるときかな?そのとき、彼の彼たらしめる場所が、その、……いきり立っていたんだ。それに、君が不快だと思っている態度も、もしかしたら……」
――タクミは君のことが好きじゃあないかな?異性として。
……はい?
私を、い、異性として?
ど、どこを見てそう思ったの?
だ、大体私なんて、その、鈍臭いし、迷惑かけてばかりだし、いいところなんて、ないはずなのに!どうして?どうしてなの?
「いや、その……、全然想像ができない……」
「無理もないか。君はついつい自分に意識が向きすぎて周りが見えなくなる。それが心配だったんだ。今回もやはりそうなってしまったか。……大方、誰よりも好きなことに夢中になっている君に惹かれたのかもね」
か、化学か……。大好きな化学と違って、人の心は量れそうにないのは本当なんだな。ハハハ……。
その後、ソファに座ったつもりだったけれど実感が湧くまでに時間がかかった。
って、好きなら素直に言ってよ!
アンナとラナは今日、事務局の付き添いの下で外出している。何でも、「初等部と中等部での理数教育」とかについての会議らしい。私はというと、特別クラスを空けさせるわけにはいかないからとお留守番にされてしまった。寂しいけれど、自分の時間をゆったりと過ごせるだろうな。
あ、そうだ。新聞!お手伝いするとのことで事務局が新聞を届けさせてくれたんだった!
楽しみだなぁ。久しぶりに新聞を読める!外の世界がどうなっているのか、知ることができる滅多にないチャンス、の、はずだった……。
い、一体、誰がこんな暴挙を……。
2週間ぶりに目にする、新聞の袋が既に開けられている。開け口はギザギザと無造作に開かれていて、暖炉の炎を思い出してしまう。貴重なプリンを食べた後の気分が台無しじゃんか。
「あ、そうだ!ページとか大丈夫だよね?」
袋から新聞を引っ張り出す。……新品にしては紙の端と端がどうも乱れている。よく見ると、ズレているのもあれば、角っちょが中に折れているものもある。紙を開いてみる。紙面には傷がついていない。
あれ?
このページ、次に来るページと数字が合っていない!しかも、私の楽しみにしている外の自治区のニュース欄を載せているページもだ。自分の鼻呼吸がどんどん激しくなっている。指にも力が籠る。……誰がこんなことを?
いや、わざわざ言う必要はない。
タクミだな。
私を困らせるために。私に素直になろうとしないから。
新聞紙とビニールを握りしめ、私はタクミの部屋へ向かった。部屋の中で私を小馬鹿にしてくる彼の顔を想像しながら。
「タクミィッ!いるなら返事して!新聞、開けたのあなたでしょ?」
声を張り上げて、扉を叩く。私から出る音だけが辺りに響く。
へんだ、誤魔化したって無駄だよ。その扉はちょっと鍵の調子が悪いから、力を込めれば開けられるんだ。無視を決め込むならお得意のタックルをしてやるからね!
「……答えてよ!ねぇってば!……そんなに無視を決めるなら……」
タクミは中できっと新聞を読んでいるに違いない。でも、それは部屋に入らないと分からないことだ。もし、新聞に手を出していたとして、部屋の中で倒れてしまっていたら?思えば、タクミはあまりご飯を食べてはいなかったような気がする。栄養失調?それとも、風邪?……あぁ、何でこんなときにタクミの心配なんてしちゃの⁈
「もういいよ!開ける!」
どんな状態でも構わない。勢いよくドアに向かってタックルしてみた。扉は古臭い音を立てて崩れる。鼻の中や目に埃が絡まりそうだ。耐えなくちゃ。笑われてきた昔の記憶が蘇ってくる。耐えろ、耐えろ、耐えろ、わた、し、わ、た……。
「うっ、……ううぅっ……」
「ぶぇっくしょぉおおんっっ!」
身体が前へと傾いた。前のめりになって奥へと進んだとき、部屋の奥にタクミがいた。でも、いつものタクミと違う。
新聞を足元に敷いている。しかも、おかしいのはその格好だ。なぜかズボンもパンツも脱ぎ、棒のように突き出たおちんちんをつかんでいる。しかも、肌も赤みを帯びていて、息も激しい。
「え、エリナ……!」
「タクミ?な、何しているの?」
タクミは何かを思い出したように新聞紙を投げつけてきた。またしても埃が舞い上がる。く、くしゃみが……。
「ぶぇっくしょぉおおんっっ!」
まただ。また出てしまった。
「やめろよ!くしゃみするな!変態!病気が移るだろ!」
すぐに動かない身体を何とか動かそうとしたとき、タクミが言った。病気?あの硬くなったおちんちん、そのおちんちんをこする……。……!
まずい!私、男の子の一人エッチを見てしまったんだ!そうだ、中等部のときに学んだことがある。一人エッチは「部屋の中を自分だけにしてから」行うものだって。でも、どうだったっけ?そういう話はラナやアンナの方が詳しかったような気が、って、タクミ相手に何を考えているのよ!
「ヒンッ、……ごべんらざい。一人の時間を、台無しにしちゃって。……ん?」
新聞紙を手に取ると、どのページも広告が下に載っている。……って、この広告、エッチなお店の広告じゃん!肌多めの女の人、大きな文字の宣伝文句。アンナが嫌いそうな見た目だな。
「ば、バカ!やめろよ!お前が見ても面白くないだろ⁈」
タクミの声だ。いつものクールぶっている姿からは考えられない、情けない声。……へぇ。これはちょっかい出したくなっちゃうなぁ。
「ほぉほぉほぉ……。タクミって、こういうお姉さんが好きなんだね。おっぱいが大きくて、背も大きい美人が……。アーアー、コンナトコロニイル、ワタシダッテ、オッパイモタッパモ大キイノニナ――……」
タクミは答えない。でも、ちょっと下を向いていたおちんちんが答えるようにまた上を向いた。それに気づいたタクミはすぐに両手でそれを隠す。
どこまで素直じゃないのよ?そんなに目立つなら隠そうとしても無駄じゃんか。
「そのおちんちん君は素直だね。……じゃあ、ちゃんと答えてくれたら、もっといいことしてあげちゃおっかなぁ?」
タクミは相変わらず目を逸らす。あ、やっと口を開けた。
「……そ、そうだよ。お前のことが、好き、だったんだ。いつも化学にあんなに夢中になっててさ。羨ましかったんだよ。でも、そんなの言ったらもっと馬鹿にされそうで怖くてさ……。ほら、い、言っただろ!」
「よく言えたねぇ~~!ご褒美のブレストスムーザーだ!ソオォレッ!」
いつもより勢いよく抱きしめてあげた。鼻筋だけじゃない。服の隙間からタクミの鼻息や吐息がジンジン伝わってくる。いつもなら嫌がっているけれど、恐る恐る私のお腹に手を伸ばしている。
「むふふ……。素直な子は大好きだよ♡」
「ずっと、こうしていたいのかな?」
「……うん」
……まぁ、仕方ないか。ラナの言葉を素直に受け取るなら、タクミは慣れない場所で素直になれなくて、私にちょっかいを出しては無愛想になっていたんだ。ここはタクミを素直にしてあげないと。
「ねぇ、タクミ。あなた、ずっと辛かったでしょ?知らない場所で何日も暮らして、安心できなかったんだよね?私は、あの2人みたいにできるか分かんないけれどさ、その……、好きなだけ甘えていいんだよ?」
顔が埋もれそうになっていたタクミは、すぐに顔を上げた。頬はもちろん、耳たぶまで真っ赤に染まっている。こんなタクミ、今まで見たことがない。
「いいの?甘えちゃって?……これ、勝負か何かでしょ。し、信じな」
「何か言った?」
力を込める。谷間の中でか細い悲鳴が聞こえる。
「らんえおありまえん……」
それから私たちは半裸になりながら取っ組み合いを始めた。
体当たりとはいえ、少しずつながらプロレス技を覚えつつあるタクミに今、私は支配されている。後ろから腕をつかまれ、肩の間に足を置かれ、その状態で引っ張られているみたいだ。くっそぉ……、さっきまで横から私が固めていたと思ったら、ブラもズボンも脱がされてしまうなんて。
「み、見たか!いつものおっぱいアタックのお返しだ!」
く……、こんなところで負けるわけには……!
私の様子を見てなのか、タクミは足の力を緩めた。今がチャンス!
すぐさま足を掬って上へと持ち上げる。突然のことにタクミは何もできずにいる。
「どうよ?これが経験の差ってヤツよ。油断大敵ィ!」
体格では私が勝っている。この状況ではどうしようもないはずだ。これで負けを認めるでしょ。
「へんだ!俺だって負けねぇから!」
腰回りで音がしたと思うと、急に涼しくなった。涼しくなったというか、何だ?締め付けがなくなったような、いや、まさか。……私、パンツを脱がされた?
「プロレスで勝てねぇなら、こ、今度はエッチで勝負だ!」
下からタクミの声がする。見ると、彼の顔の近くにはパンツを脱がされて露わになった私の股がある。そういえば、タクミって私のことが好きだったんだよね?それなら……。
私はタクミをベッドの上に転がした。パンツも靴下も着ていないタクミの肌が目の前にある。ラナが買ってくる新品の本、事務局の人たちの上着のような、白さ。でも、私と汗まみれになって取っ組み合いをしていたからか、赤みを帯びている。
にしても、男の子の身体って、こんなに細いんだ……。今まで教科書や図鑑でしか見たことがなかったけれど、私たちと同じ生き物とは思えない。
「ねぇ、タクミ。あなたとお股で勝負してみたいの。その、……いつも私に負けてるからさ。べ、別にシたいってわけじゃないからね!」
「……い、いいの?赤ちゃんとかできたらどうすんだよ?」
「そ、それは……。赤ちゃんなんてそんな簡単にできないはず!多分……」
好奇心、それに近い気持ちもある。自分の股にある性器は合体させるとどうなるんだろう。さっきタクミがしたように、きっと気持ちよくなれるはず。
「ちょ、ちょっと待ってて。確か、ネットだとお股のヌルヌルがあればヤれるって」
「へ?そうなの?」
そうだね。実験をする上で安全のための準備は必要だ。股をいじくってみる。取っ組み合いで夢中になって気づかない内に、サラサラした液体が指の間で糸を引いていた。
「分かった。じゃあ、おいで。……一緒に合体して、先にイった方が負け。どう?」
「……乗った」
「さぁ、ッオ゛ォ゛ッ!」
突然、股から激痛が走った。私もついに処女ではなくなってしまったんだ。タクミは気持ちいいのか、目を瞑って息を荒げている。あぁ、タクミは幸せなんだろうな。
「タ、タクミだけが気持ちよくなるなんてズルいって……」
「エ、エリナも、素直になれよ。ほら、俺も腰振るから」
「ふん!こっちも反撃だッ!」
彼の顔にブレストスムーザーをかけた。今日はいつもと違って、遮るものもない。生まれたまんまのおっぱい全部でタクミを受け止める。
「どうだ!さっさとイっちゃえ!おりゃおりゃあッ!」
「エリナ、好き、おっぱい、最、こぉ……」
激痛が段々と気持ちよくなってくる。あ、私の身体、精子を受け止める準備ができてるんだ……。や、ヤバい、想像していたよりも気持ちいい……。あ、だ、ダメだ!タクミに負けちゃう!
「ん゛ッ!」
「ウ゛ゥ゛ッ!」
私とタクミはほぼ同じタイミングでイった。中に入れたおちんちんも段々と萎れ、私の身体を震わせた快感も自然と消えてしまった。身体は鉛になってしまったかのようにとても重い。
「タクミ、今回は引き分けだね……」
「う、うん。ありがとう……」
「これからはさ、「エリナ」って呼び捨てでいいから私のことも、お姉ちゃんとして頼ってよ。言ってくれたら、お礼にプリンを二つも作ってあげる♡」
「ほ、本当に⁈」
「私が嘘つく人間だと思うのォ?」
「い、いや、そうは……」
「ぶぇっくしょぉおおんっっ!」
「ぶぇっくしょぉおおんっっ!」
あ、頭が痛い!しかも、鼻は詰まってまともに息ができない。身体もダルいし、何より、熱い!足元に広がる布団ですら暑苦しい……。
「二人共、仲良くくしゃみしちゃって……。ま、典型的な風邪ね。万が一に備えて常備させておいた薬があったからよかったけれど、あの扉も壁も壊れた部屋で裸のまま寝ていたら凍死していたかもしれないわよ!……な、何があったとしても、じ、自分の身体は大切にしなよ。ハイ、リンゴ」
「ほほ~。アンナ、ありがとう!」
「ありがとう、アンナさん」
「私は学級委員長だからね。同じ屋根の下にいる住人の健康も守らなくちゃ」
あ、私たち、あの後、ぐっすりと寝ちゃってしまっていたみたい。それで、風邪をひいてしまったんだった。今は夜食の乾麺やお粥は食べられず、リンゴや鶏肉、ヨーグルト、玉子スープと味付けの薄い食べ物ばかり……。苦しいったらありゃない。
あの日からタクミはおませさんになることはなくなった。私へのちょっかいも少なくなったし、ラナやアンナへの態度も前よりは年相応になった気がする。それに、ちょっとは男の人っぽくなったみたいな、感じかな?体温を測るために服を脱いだときはちょっとばかし筋肉がついていて、思わず声も出てしまったんだ。これからタクミも私たちのように立派な生徒になっていくんだろうな。嬉しいような、寂しいような……。
アンナが部屋を出た後、タクミが声をかけてきた。
「ねぇ、エリナ」
「何?」
「もし、元気になったら、夜、部屋に行ってもいいかな?」
「へ?何で?」
「その……、プロレスの技、もっと教えてほしいな。いつか、エリナみたいに何かに夢中になれる人になりたくて……」
「へへへ。……任せてよ!」
やれやれ、私もプロレス技を学び直さないとな……。