※この作品はR-18です。

蒼い炎は何を見る   作:エミヤ・リーゼ

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主人公の陸は【僕のヒーローアカデミア】の荼毘をかなりマイルドにした感じにしています。
能力も複数あり、1つは荼毘の【蒼炎】をベースにしています。

サブタイトルは基本的に話数だけで※の後の名前はその話でエッチするキャラクターの名前です。


1話 ※七瀬すず菜

陸

「ハァ…ハァ…ここまでするか…」

 

息を切らしている男の名前は司炎 陸(しえん りく)

 

目の前に居る男を睨みながら痛みに耐える

 

正義

「君が悪いんだ、僕の邪魔ばかりして…屑は屑らしく地面に転がっていればいいんだよ!」

 

そう言って陸に何度も蹴りを喰らわすこの男は光宮 正義(ひかりみや まさよし)

 

この2人は昔から因縁がありこの男と関わった事で陸の人生は狂った

 

だが、そう思っているのは正義もだが陸に比べてこの男は自分勝手に陸の存在を鬱陶しく感じておりとうとうナイフまで使用し不意打ちで陸を刺した

 

陸

「今更どうでもいいか…俺が死のうが困る奴は居ねえしな…だけど、テメェも終わりだ…警察は優秀だからな…お前はいずれ捕まるんだよ…」

 

正義

「この世界に居ればね、僕は新たな世界に旅立つ!その前に君という汚点を消しにきたんだ!」

 

そう言うと正義の後ろの空間から黒い穴が現れた

 

正義

「新しい世界で僕はヒーローとなる!君はこのまま野垂れ死ぬといい!」

 

穴に入ろうとする正義を見て

 

陸

(ふざけるな…コイツのせいで俺の全てが狂ったのにコイツは新しい世界で…そんなの許せるか…許せる訳ねえだろ!!)

 

陸の中で憎悪の炎が燃え上がり

 

陸

「ウオォォォォ!!」

 

正義

「なにっ!?離せ!」

 

出血など関係無く陸は掴みかかるように正義に飛び掛かった

 

正義

「まずい穴が…早く離れろ!こんな筈では…!!」

 

陸は意地でも離さず身体をぶつけてそのまま2人は穴に入り意識を失った

 

陸

「どこだ…ここ?」

 

目を覚ますと先程とは違う場所に居り身体を起こそうとするが痛みで動けずにいてどうするか考えていると

 

すず菜

「誰かいるの?」

 

女性の声が聞こえ足音がどんどん近付いてきて

 

すず菜

「うわっ!?ビックリした…じゃなくて大丈夫ですか!?」

 

目の前に出てきたのは紫色の髪の女性だった

 

陸

「生憎だが見ての通り動けねえ…ちなみに俺どんな状態?」

 

すず菜

「服の脇腹辺りが血で真っ赤になってます…」

 

陸

「そっか…来てもらったところ悪いけど俺のことは放っておいてくれ…このまま関わったらアンタは確実に不幸になる…」

 

すず菜

「放っておくなんてできないよ!とりあえず私の家に…でもどうやって運べば…」

 

すず菜は何とか運ぼうと考えるが陸は身体に限界が来ておりそのまま気を失った

 

光宮正義は誰から見ても好青年で人当たりが良く人気者でそれに対して陸は目つきが悪く人と関わるのはあまり好きじゃなく両親にも捨てられろくな噂が無かった

 

最初は気さくに話しかけてきた正義だがそれは自身の株を上げる為で陸は利用され最終的には悪評が広まり孤独になった

 

しかし、正義が唯一見落としていたのは陸は喧嘩に関して誰よりも強く今日の今日まで何も出来ずにおりそれが正義をイラつかせ最終的に殺人にまで至った

 

陸自身、プライドの様な物は無いがこの男に利用される人生だけは許せずその顔を思い出すだけで炎の様な熱さを感じていた

 

陸

「んっ…また知らねえ場所に…」

 

目を開けると見覚えの無い天井が見え周りを見ると誰かの家なのは間違いなかったが誰の家なのか分からずにいると

 

すず菜

「あっ!やっと起きた…大丈夫?」

 

陸

「お前…俺を助けたのか?放っておけって言ったろう」

 

すず菜

「放っておける訳ないよ!それに初めて会ったけど…その目を見たら放っておけなかった…」

 

陸

「はぁ…一応礼は言う、ありがとうな…それでどうやって運んだんだ?」

 

すず菜

「無理矢理運んだ、だけどしばらく目が覚めなかったから心配したよ、服は血が酷かったから勝手に脱がせたからね、何故か傷は無かったけど」

 

そう言われて脇腹を触ってみると違和感は無かったがすぐに治る様な傷ではなかったと思い

 

陸

「どういうことだ?簡単に治る傷じゃ…」

 

すず菜

「ここに来た時には何も無かったよ、【治癒】の能力を持ってたの?」

 

陸

「能力?何の話だ?」

 

すず菜

「えっ?能力って…それは色々な生物が持つ特殊な力だけど…」

 

それを言われて確信に変わった

 

どうやら正義が言ってたことは本当だったらしくここが新しい世界らしい

 

陸

「頭が痛くなりそうだ…」

 

すず菜

「まあ起きたばっかりで頭回ってないと思うから、てかさぁ!お腹空いてない?簡単な物ならすぐに作れるから待ってて!」

 

そう言ってすず菜は部屋を出た

 

陸

「元気な奴だな…身体は動くな」

 

ここに来た時に比べてぎこちないが動ける様になっており身体を起こし動作を確かめる

 

陸

「問題は無さそうだな…どちからというと能力の方か…アイツに聞いてみるか?」

 

しばらく待つとお盆を持ってすず菜が戻ってきた

 

すず菜

「お待たせ、おにぎりとお味噌汁作ってきたから遠慮せずに食べて」

 

陸

「いいのか?」

 

すず菜

「気にしないで食べて」

 

そう言われて受け取り食べ始める

 

久々のまともな食事に内心感動しているが聞きたいこともあったので聞くことにした

 

陸

「俺は司炎陸だ、アンタは?」

 

すず菜

「七瀬すず菜だよ、よろしくね」

 

陸

「助けてくれてありがとう、借りはいつか返す」

 

すず菜

「気にしなくていいよ、それよりどうしてあんな所に倒れてたの?それに能力も知らない感じだったし」

 

陸

「信じてもらえるか分からないが俺は別の世界からこの世界に来たんだ…だからこの世界の仕組みは分からねえし何で傷が治ってたのかも分からない、可能な限り教えてもらっていいか?」

 

そう言われてすず菜からの説明を聞きまとめると

 

・この世界は【にじさんじ】と呼ばれる世界で人間以外にあらゆる生物が存在する

 

・能力とは誰でも1つ持っている物でそのシステムについては解明されていない

 

・基本的に能力の行使は自由だが能力用の法律があるので使用する際は注意する必要がある

 

・この世界ではライブ配信、動画配信が流行しており常に新しい動画が配信されている。

 

すず菜

「こんな感じかな」

 

陸

「大体分かった、それとご馳走様、美味かったよ」

 

すず菜

「お粗末さまです、それで陸はこの後はどうするの?」

 

陸

「俺は人探しをする、あの野郎を見つけて借りを返さねえと気が済まねえ…だから助けてもらって悪いが出て行かせてもらう」

 

すず菜

「起きたばっかでそんな無理しなくても…もうちょっと休んだ方がいいよ」

 

陸

「悪いがこれに関してお前は関係無い」

 

完全に復讐に燃えている陸はこのまま大人しくするつもりはなく正義を探しに行こうとする

 

すず菜は強く言えず黙ってしまい空気が冷え切ってしまい立ち上がってそのまま出て行こうとすると

 

陸

「離せ…七瀬には関係無いと言った筈だ」

 

すず菜が後ろから陸に抱きついて止めた

 

すず菜

「分かってる…ううん、本当は陸のこと何も分からないけどそれでも無茶しちゃダメ、せめてもう少し休んでからにして…」

 

力は無く振り払おうと思えばできたが

 

陸

「はぁ…分かった、もう少しだけ世話になる」

 

そんな事はせずに従いもう少し居る事にした

 

陸

「………」

 

あの後、すず菜と話して配信はどんな物があると聞くとゲームや雑談、企業からの案件などもあるが能力を使った戦いなどもあるらしく

 

陸

(能力を使ったバトルか…アイツなら目立つ為に出るな、トラブルとかに首を突っ込むタイプだから能力を使用して勝手な治安活動とかしそうだしな、見つける方法は簡単そうだな…)

 

あの流れから間違いなく正義はこの世界に居ると確信していて探し出して復讐するつもりだった

 

陸

(1度は死んだこの命…あの野郎に借りを返せるならどうなったって構わねえさ)

 

決意を胸に今日はそのまま休む事にした

 

陸

「………」

 

目が覚め時計を見ると時間は深夜

 

すず菜とは顔を合わせずそのまま出ていく事にし物音を立てず家を出た

 

陸

「さて…目的はあるがどこに向かうか、あの野郎が居そうな場所は…まあ適当に探すか」

 

歩きながら身体の調子を確かめると殆ど動きに問題は無くほぼ回復したと思って間違いない感じだった

 

問題があるとすれば正義と対峙した時にまともに戦えるかだった

 

間違いなく正義は能力を持っておりそれが戦闘向けの能力だったら不利になるのは必然だった

 

陸

「なるようになるか」

 

まともな作戦は思いつかずに適当に歩き数時間が経ちまさかの展開になった

 

歓声が聞こえその方向に向かってみると能力を使用したバトル動画のライブ配信が行われており勝者が讃えられておりその人物を見ると

 

陸

「見つけた…見つけたぞ光宮正義!」

 

人混みをかき分け真っ直ぐ走った

 

正義

「なっ!?お前は…ぶっ!?」

 

反応が間に合わず顔面を殴られ吹っ飛ばされ

 

陸

「こんなに早く見つかるとは驚いたぜ光宮」

 

正義

「まさかと思ってたがお前もこの世界に来ていたか…」

 

立ち上がりながら陸を睨みつける正義

 

陸

「相変わらず正義の味方ごっこやってるのか?まあどうでもいいけどな…テメェをぶっ潰せればそれでいいからよ!」

 

考え無しに突っ込み再び殴ろうとするが

 

正義

「みなさん下がってください!この男は凶悪犯です!僕が制圧しますので安心してください!」

 

正義が手を前に出すと光だしレーザーのような物が飛んできて陸の身体を何ヶ所か貫いた

 

陸

「ぐっ…やっぱり能力持っていたか…」

 

正義

「当たり前だ、僕は君よりも先にこの世界に来て能力を手に入れてから前の世界に戻ったんだからね、あの世界では直接手を下す為に能力を使わなかったがもう関係無い、能力を使用して完全に君を終わらせる!」

 

そう言って何発か放ちわざと痛ぶるようにした

 

陸

「相変わらずの悪趣味っぷりだな…逆に関心するよ、そこまで歪んでいながら自分の正義が正しいって思えるんだからな」

 

避けきれずに攻撃を受けていたが正義の悪趣味のおかげで動けないダメージには至っておらず問題は無かったがこのまま食らい続ければ終わるのは間違いなかった

 

正義

「その顔を止めろ…どんなに追い込もうが絶望させようが笑っている…気持ち悪くて虫唾が走る!」

 

怒りに身を任せた攻撃を放ちまともに食らってしまい本格的にまずいと感じていたがおそらく能力である【治癒】が発動せずどうすればいいか分からずにいた

 

陸

(どうする?このままじゃなぶり殺されるだけだ…せめて戦う為の力があれば…あの野郎を潰せるならどんな力でも…)

 

正義の顔を見て周囲の反応を見て自身の中で何かが燃えていた

 

別にこの男のように目立ちたい訳でも正義の味方になりたい訳でもなく人並みの幸せを手に入れて暮らしたかった

 

だけど、この男の行動でそれすら叶わなかった上に命まで奪われる始末、そんな相手を許せる筈がなく必ず復讐すると今の陸の心を支えているのはそれのみで

 

陸

「いい加減うぜえ!!」

 

手を前に出すと紅蓮の炎が出てきた

 

正義

「ま、まさか…このタイミングを能力を手に入れただと…」

 

陸

「これが俺の力…ははっ…悪くない、燃えろ!」

 

更に炎を出して正義を追い詰めようとするが正義の放つ光に簡単にかき消されて逆に攻撃を食らってしまった

 

正義

「驚きはしたがその程度、お前は何をしても僕に勝てないんだよ!」

 

陸

「もっとだ…」

 

正義

「なに?」

 

陸

「もっと…もっと火力を上げろ!俺がどうなろうが構わねえ!奴を焼き尽くす為の力を寄越しやがれ!!」

 

その思いが届いたのか火力は更に上がり

 

正義

「さっきよりも火力がそれに量も!?どうなっているんだ!」

 

炎を出し続けると色も変化し紅蓮から蒼炎に変わりそのまま正義を飲み込んだ

 

陸

「ははっ…はははっ!これが俺の力だ!」

 

正義

「バカな…こんな奴に…僕が…」

 

正義は死んでこそいないがモロに食らい身体の所々が火傷していた

 

トドメを刺そうと再び炎を出すと先程と違い自分の身体から臭いがすると見てみると身体が焼けていた

 

陸

(自分の身体が焼けるほどの火力か…まあこの程度のリスクなら問題無いが…)

 

正義の仲間なのか数人ほど人が集まってきて救出しようとしていて

 

陸

(深追いはやめておくか、能力が手に入っただけ収穫は十分だ…それにこのデメリットをどう対処するか考えねえとな)

 

蒼炎を出して加速しその場を後にした

 

陸

「ここまで離れれば十分だな…さて、問題はこっちだな」

 

正義と戦って気付いた事がいくつかありその中で特に2つあり1つは能力を使用すると身体が焼けてしまうことでおそらく使う度にダメージを受けるのは間違いなかった

 

そしてもう1つは感覚が狂っており痛覚が鈍くなっていて自身の火傷、正義からの攻撃に対し痛みをあまり感じていなかった

 

火傷に出血とかなり酷い事になってるが痛みがあまり感じず危機感は無くっていたが

 

陸

「とりあえず今は何処かで休むか…鈍くなってるせいでどこまで追い詰められてるか把握できてねえ」

 

身を隠す場所を探そうとすると

 

すず菜

「見つけた!陸、大丈夫!?」

 

陸

「七瀬…どうしてここに?」

 

すず菜

「起きたら居なくなってたから探してたんだよ、そしたらニュースでバトルに乱入して騒ぎを起こした人が居たってなってて陸が写ってたからこの辺りを探してたの…」

 

陸

「お節介な奴だな…俺を見つけたなら十分だろ、そのまま家に帰るんだ」

 

すず菜

「そんな怪我で何言ってるの!早く病院に行かないと…」

 

陸

「ニュースになる様な奴が病院に行ったら警察を呼ばれる…だったらこのままで十分だ」

 

そう言って移動しようとするが思った以上にダメージを食らっており足がおぼつかず倒れそうになるとすず菜が支え

 

すず菜

「私を利用してもいいから家に行こ?せめて休もう」

 

陸

「分かった…」

 

それ以上何も言えずなるべくすず菜に負荷を掛けないようにしながら家に向かった

 

家に着くと陸は座らされ

 

すず菜

「凄い火傷…それに傷も…大丈夫?」

 

陸

「痛くはあるが感覚が鈍ってるからそこまで感じてる訳じゃない」

 

すず菜

「それは大丈夫って言わないの、病院に連れて行きたいけど…」

 

陸

「放っておいていい、動ければそれで…!?」

 

休ませてもらえさえすればいいと思っていると火傷や傷が痛み出した

 

陸

「ぐっ…がっ…」

 

すず菜

「どうしたの!?きゃっ!?」

 

痛みに耐え切れずソファから倒れ込むように落ちて目の前に居るすず菜を押し倒してしまい

 

陸

「ハァ…ハァ…」

 

訳が分からず痛みに耐えること数分、徐々に痛みが引いていき完全に無くなった

 

陸

「何があったんだ?」

 

すず菜

「大丈夫?他にも怪我があったとか?」

 

陸

「分からねえ…それよりも悪い、すぐに退く」

 

身体を起こしてすず菜から離れると

 

すず菜

「えっ?どうなってるの?傷が消えてる…」

 

そう言われて腕を見ると火傷が無くなっていて身体に触れると撃たれた傷も無くなっていた

 

陸

「なるほど…どうやら俺の能力は2つあるみたいだな」

 

すず菜

「もしかして最初の傷も…」

 

陸

「多分な、しかもこの感じからして条件がある回復能力みたいだな」

 

陸の言う通りでこの世界では珍しい複数の能力持ちだった

 

すず菜の話だと能力は1人1つだが稀に2つ持つ場合があるらしく陸はその運を拾うことができた

 

1つは【超回復】、一定のラインを超えると自動的に発動する能力で自分の意思で発動できない上に治癒は早いがその際に痛みが伴う

 

もう1つは【火蒼(かそう)】、蒼い炎を操る能力で一瞬で火力を最大にすることができ使い方次第で更に伸ばすことができるが自身の身体を度外視しているので使う度に火傷を負う

 

陸

「ふっ…デメリットをどうするか考えていたがこれなら問題無い、だったら後はこいつの使い方を考えれば…」

 

【火蒼】のデメリットをどうするか考えていたのでこの回復能力はありがたかった

 

すず菜

「怪我が治ったの良かったけど大丈夫?苦しそうな感じしてたから…」

 

陸

「大丈夫だ、痛みこそするが治るなら問題無い」

 

すず菜

「この後はどうするの?」

 

陸

「こっちの火の事を知るために練習をする、その後はアイツに復讐する為に動く…後は流れに任せて死ぬんだったらそれまでだ」

 

すず菜

「そんな人生楽しくなくて辛いだけだよ…私が手伝えることは何でもするから復讐なんてやめよ」

 

その言葉を聞いて陸は

 

陸

「お前に俺の何が分かる?」

 

すず菜

「えっ…いや…」

 

陸

「お前の人生は知らねえが俺は今日までまともな人生を送ってこなかったんだよ!アイツは自分の利益の為に俺を利用しその上嘘の悪評まで流されて話したことすらねえ奴等にまでろくな目で見られなかった…俺はずっと1人でなのにアイツは幸せに生きてる…裏で何をやってたか知らねえ仲間達を連れながらな…そんな姿を見てお前は黙ってろって言うのか?ふざけるな!!」

 

すず菜の言葉を流すつもりだったがこんな風に誰かと話すのが久々過ぎて感情のコントロールがいまいち出来ていなかった

 

だが、すず菜は陸を見て

 

すず菜

「ご、ごめん…何も考えずに勝手なこと言って…」

 

陸

「出て行くよ、どのみち俺は生き方を変えるつもりはねえしこのまま行けば必ずお前に迷惑を掛ける…」

 

立ち上がって部屋を出ようとするとすず菜は陸の手を掴んだ

 

陸

「離せ…このまま俺と居ても不幸になるだけだ、お前は友達や仲間が居るだろう?ソイツ等の為にも俺とはこのまま別れた方がいい…」

 

すず菜

「私のワガママになっちゃうし陸のことは全然知らないけど…それでも1人にしたくない…ここに来る時も言ったけど私を利用してもいいからこのまま居て…陸がすることを止めるつもりもないから」

 

そう言うすず菜の目には嘘を吐いてる感じが全くしなかった

 

自分を騙す奴等ばかりしか前の世界には居らずすず菜の様に本気で心配してくれる目で見てくれる人は初めてだった

 

陸

「ハァ…お前は何なんだよ、こんな俺にそこまでして…」

 

すず菜

「ごめん…」

 

陸

「謝るな、とりあえずしばらくは世話になるが本当に面倒な事になったら出て行くからな」

 

すず菜

「分かった、それじゃ私は仕事行ってくるから鍵とお金少ないけど置いとくね」

 

そう言ってすず菜は仕事に行き陸は傷こそ治りはしたが疲れがないわけじゃなく1人になった途端一気に来て横になってそのまま眠ってしまった

 

すず菜

「あんっ♡」

 

陸

「何だこれ?柔らかくて気持ちいい…」

 

手が何かに触れてそのまま握ると今まで触れたことない柔らかさで何なのか分からずにしばらく揉んだ後に目を開くと

 

陸

「あー…ごめん寝ぼけてたわ」

 

すず菜のおっぱいをがっつり掴んでいた

 

すず菜

「う、ううん///大丈夫だから離してくれるとありがたいかな…」

 

言われて手を離し身体を起こした

 

陸

「夜になってたのか…」

 

すず菜

「鍵とかそのままになってたけどあの後ずっと寝てたの?」

 

陸

「ああ、一気に疲れがきて目を閉じたら寝てたわ」

 

すず菜

「何かあったとかじゃないなら良かったよ、特にやる事ないならお風呂入っちゃえば?」

 

陸

「そうさせてもらうか…」

 

若干寝ぼけながら風呂場に向かい服を脱ぎ捨てシャワーを浴びる

 

陸

(こんな風にのんびりシャワー浴びるのいつぶりだろうな…そもそもこんな風にのんびりしたのがいつぶりだったかな…)

 

元の世界では悪評やら命を狙われることが多く日々を緊張しながら過ごしておりこんな生活をしたのは本当に久し振りだった

 

身体を洗おうとすると

 

すず菜

「お、おじゃましまーす」

 

陸

「はっ?何やってんだ七瀬?」

 

すず菜が早く浴室に入ってきた

 

すず菜

「背中流そうと思って…ダメかな?」

 

陸

「お前俺の性別理解してるか?男の前でそんな無防備な状態で来たら何されても言い訳できねえぞ」

 

すず菜

「私的にはそれでもいいかなって…陸になら襲われても…」

 

そう言われると陸はすず菜の側に寄り壁際に追い込まれ

 

陸

「本気で言ってるのか?痛覚は鈍ってるがこっちは鈍ってるか分からねえぞ?」

 

タオルを巻いていないので陸は全裸ですず菜は陸のペニスを見ると勃起していた

 

すず菜

「すごい///」

 

陸自身、感情が死んでる訳じゃなく欲はあるが今までの生活が災いし性欲は人一倍ありすず菜の裸を目の前で見て興奮していた

 

陸

「お互いこういうのが分からねえ年じゃねえんだ…意味分かるよな?嫌なら突き飛ばすなり止めればいい、そうすりゃ俺は何もしねえからよ」

 

顔を近付けるとすず菜は目を閉じ陸はキスをした

 

すず菜

「んっ♡んんっ♡ぷはっ…♡はぁ…はぁ…♡」

 

陸

「続けるぞ?」

 

再びキスをし空いた手ですず菜のおっぱいを揉む

 

すず菜

「あっ♡あんっ♡んんっ♡」

 

すず菜は感じて声が漏れていた

 

キスをやめて指をすず菜のマンコに指を伸ばして

 

すず菜

「ま、まって///今触られると…ああんっ♡」

 

そのまま指を入れて動かすと既に濡れていて簡単に指が入った

 

少しずつ早くしていき

 

すず菜

「んっ♡うう…♡気持ち…いい♡イッちゃう♡」

 

陸

「遠慮するな、そのままイケ」

 

すず菜

「イクッ♡イクッ♡」

 

すず菜は絶頂し背中をのけ反らし座ってしまった

 

すず菜

「はぁ…♡はぁ…♡凄かった…♡」

 

陸

「そのままいてくれ…」

 

絶頂したすず菜の姿に興奮しその姿を見ながらペニスを扱いた

 

それを見たすず菜も興奮しペニスに近づき

 

すず菜

「今度は私がするね、これでいいかな?」

 

ペニスを掴んで扱き始めた

 

陸

「七瀬…そこまでしなくていい…」

 

すず菜

「気持ち良くしてもらったからお返しだよ、気持ちいい?」

 

陸

「正直ヤバイ…そのまま動かしてもらっていいか?」

 

すず菜

「うん、ちょっと早くするよ」

 

そう言うとすず菜はさっきよりも早く扱くとペニスがビクビクし出し

 

陸

「そろそろ出そうだ…七瀬離れてくれ、お前に掛かっちまう」

 

すず菜

「いいよ、そのまま出して私にかけて」

 

陸

「出る…!」

 

射精しすず菜の顔に精子がかかる

 

すず菜

「んっ♡んっ…♡熱い…♡」

 

顔にかかった精子を指ですくい口に入れると

 

すず菜

「不思議な味…♡お腹が熱くなる…♡」

 

すず菜の顔は紅潮していて興奮は冷めるどころか更に熱くなっていてそれを見た陸は

 

陸

「七瀬…続きいいか?」

 

すず菜

「うん…お風呂出たらしよっか?」

 

2人は素早く身体や頭を洗い湯船に入るがすぐに出て裸のまますず菜の寝室に入り

 

すず菜

「んっ♡ちゅっ♡んんっ…♡」

 

入ると同時に2人はキスをして抱きしめあいながらお互いの性器を弄ると陸のペニスは先程よりも勃起しておりすず菜のマンコも濡れていた

 

すず菜

「はぁ…はぁ…♡陸、入れて♡」

 

陸

「いいんだな?」

 

すず菜

「ここまで来て今更断らないよ…来て♡」

 

すず菜はベッドで横になり手を前に出していつでも受け入れる準備をすると陸はペニスを当ててそのまま挿入する

 

すず菜

「ああっ…♡んんっ…♡いっ♡」

 

ペニスは膜を破り血が出ていた

 

陸

「大丈夫か?」

 

すず菜

「ちょっと…キツイかも…でも…気にせず動いてもいいよ」

 

すず菜は笑顔を見せて言うが目の端から涙が出ていて我慢しているのが分かった

 

陸

「無理するな…しばらくこのままでいるから落ち着くまで待つ」

 

すず菜

「ごめんね…ちょっと話してもいい?そっちの方が痛みまぎれそうで…」

 

陸

「お前がその方がいいなら構わないが…ここまでして言うのは何だが何でそこまで俺に構う?俺は褒められる人間じゃないが…」

 

すず菜

「初めて陸を見た時すごく寂しそうな目をしてた…勝手だけど放っておけなかった…それに陸は私を巻き込まない様にわざとあんな風にしてるのも分かった…だからかな…1人にしたくないって…迷惑かな?」

 

陸

「………」

 

すず菜の言葉に陸は分からなくなっていた

 

こんな言葉を掛けてくれる人は誰も居らず罵詈雑言と敵意の目を向けてくる人しか居なかった

 

すず菜の様に言ってくれる人やましてや謝ってくる人など1人も居なかった

 

陸

「いいのか?俺みたいな人間がお前と居て…俺は誰かを傷付ける事でしか生きられない人間だ…必ずお前を巻き込む事になる…」

 

陸はそう言うがすず菜は腕を回して顔を近付けてキスをする

 

すず菜

「例えそうだとしても私は陸を1人にしたくないしさせない、だから私と居よう?」

 

陸

「お前は本当に甘いよ…俺なんかに…ありがとう」

 

そう言って陸もキスをし、すず菜を受け入れた

 

すず菜

「だいぶ落ち着いたから動いていいよ」

 

陸

「本当か?ゆっくり動くから痛かったら言ってくれよ」

 

パンッ パンッ パンッ パンッ

 

そう言ってゆっくり動き始める

 

すず菜

「んっ…♡あんっ♡あっ♡」

 

先程よりも痛みは引いており動く度にすず菜は感じていた

 

陸

(油断するとすぐに出そうだ…)

 

すず菜

「ああっ♡んんっ♡んぅう♡陸…もっと早くしていいよ♡もっと感じたい♡」

 

そう言われると動きを早くする

 

すず菜

「あっ♡んんっ♡おっ♡イッちゃう♡イクイクッ♡」

 

陸

「俺も出そうだ…」

 

お互いに絶頂が近付き更に動きを早くし

 

陸

「出る!」

 

すず菜

「イッくぅ♡」

 

膣内に射精し、それと同時にすず菜も絶頂した

 

陸

「はぁ…はぁ…抜くぞ」

 

ペニスを抜くとマンコから精子が垂れ

 

すず菜

「はぁ…はぁ…♡あっ…♡ごめん…出ちゃう♡見ないで…♡」

 

プシ プシャァァァ

 

予想以上の気持ち良さに潮を吹いてしまい陸はすず菜の横に倒れた

 

陸

「疲れた…だけど気持ち良かった…ありがとう、すず菜」

 

すず菜

「私も気持ち良かったよ、恥ずかしかったけど///」

 

陸

「ははっ…可愛かったよ、このまま寝るか?」

 

すず菜

「うん、私もこのまま寝たいかな」

 

そう言って2人は抱きしめあって眠った

 

陸はその日、初めて人の温もりを感じながらゆっくり眠った

 

すず菜

「陸…?陸!?」

 

目を覚ますと隣に陸が居なくて部屋を見るが姿が見えずすず菜は慌ててベッドから降りてリビングに走ると

 

陸

「おお…朝から元気だなすず菜、だけど服は着た方がいいぞ」

 

すず菜は全裸のままリビングに来たので驚きながらも冷静に言う

 

すず菜

「よ、よかった…朝起きたら居なかったからもしかしたらと思って…」

 

陸

「それは俺が悪いな…ごめん」

 

最初に会った時に比べて陸はすず菜に素直になっていた

 

すず菜

「ううん、陸が居て安心したから大丈夫だよ、それじゃ朝ご飯にしようか?」

 

陸

「その前にシャワー浴びた方がいいぞ、昨日した後そのままだったからな」

 

すず菜

「そ、そうだね///ささっと済ませてくるね」

 

すず菜はシャワーを浴びて朝ご飯をささっと用意して

 

陸

「話はしたけどやっぱりアイツへの復讐って心は変わらない…これに関しては俺自身の気持ちの問題になっちまうけど…」

 

すず菜

「私は陸に幸せになってほしいけど、陸が悔しい思いをしたのも分かってる…だから止めはしないけど後悔もしないでほしい、その復讐がどういう形になるか分からないけどそれで陸が壊れるのは嫌だから…」

 

陸はすず菜の言葉を胸に刻みこの新たな世界で生きる道を歩み始めた

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