陸
「ハァ…ハァ…この感じだな、これなら実戦でも行けそうだ」
この世界に来てから2週間ほど経ち陸はまだ行動を起こしていなかった
【火蒼】のデメリットは解決したがコントロールや戦い方に関しては出来ておらず今日まで色々考えようやく完成した
コントロール自体は早い段階でできる様になったが戦い方に関しては完全にゼロからの知識だったためしっくりくるまでだいぶ時間が掛かった
単純な放出、火力の上げ方は問題無かったがその単純なだけの戦い方だけでは勝てないのは分かっていた
すず菜に頼んでパソコンを使わせてもらい正義の配信している動画をいくつか見て分かったことがあり正義の能力は【
遠近どちらにも対応できるだけでなく肉体の速さを上げたり防御もできるなどオールマイティな能力でありまともに正面からやり合っても勝てる確率は低いと感じた
前回勝てたのはあくまで相手が油断していたのと陸の能力が強化された事で何とかなったが次は間違いなく相手も冷静だと思われるのでやれる準備はやらなければいけなかった
陸
「試せる相手が居ればいいんだが…今騒ぎを起こすのは得策じゃねえしな、後で考えるか」
真昼間から炎を出して通報されるのは面倒な為、夜に人気が無い場所で鍛錬をしていた
すず菜の家に着き静かに入ると
すず菜
「おかえり!」
陸
「起きてたのか…明日も仕事だろ?大丈夫なのか?」
すず菜
「これくらいの時間なら大丈夫だよ、今日も特訓してたの?」
陸
「ああ、とりあえず完成はしたから後は動くだけだ…その他にも色々考えねえといけねえとは思ってるけどよ…」
すず菜
「そっか、まあその話は後で聞くとしてご飯用意するから先にお風呂入ってきて」
あれ以来、すず菜の家に居候しており食事と寝る場所については問題無く過ごせていた
だが、無職なため完全にすず菜の世話になっておりその辺りも考えないといけないと思っていた
あの日以来、すず菜と居ることに多少安心感を覚え前より話したり一緒に居ることが多くなりエッチも何回かしている
ささっとシャワーを浴びてリビングに行くとテーブルにご飯が並べられていた
陸
「いただきます」
すず菜
「召し上がれ」
陸
「………」
黙々と食べていると
すず菜
「何か考えごと?」
陸
「金を稼ぐ方法を考えててな…現状すず菜の世話になってるだけのヒモだからな」
すず菜
「気にしなくていいよ、私が好きで陸を住まわせてるんだから」
陸
「甘えるつもりはねえよ、とはいえ俺みたいなのが働ける仕事なんてあるのかねぇ…」
何をすればいいか分からず晩ご飯を食べ終えソファで休んでいると
すず菜
「お邪魔します」
すず菜が隣に座ってくっついてきたが陸は特に何もせずそのまま受け入れた
陸
「あんまりくっ付かねえ方がいいぞ、中途半端な傷だから治ってねえし焦げ臭いだろ?」
すず菜
「陸と一緒になってこうしてること多いから今更気にしないし臭いなんて思わないよ」
陸
「そうか…なら別にいいけどよ」
そう言いながらも陸はすず菜の頭を撫でて指で髪を弄っていた
すず菜
「私が働いてる店でバイトでもする?オーナーに頼めば許可くれると思うけど」
陸
「ダメだ、もしそれでお前や他の奴等に危険が及んだらどうする?それに俺の能力は簡単に他の奴等を巻き込む…だから俺自身で何とかする」
すず菜
「そう言われたら何も言えないけど…」
陸
「心配すんな、ちゃんと帰ってくるからよ」
すず菜
「約束だよ、そしたら、んっ」
すず菜は目を閉じると察して陸は顔を近付けキスをした
すず菜
「へへっ///ありがと」
陸
「キスするの好きだよな、エッチする時も結構してくるし」
すず菜
「だって陸とするの好きなんだもん…たまには陸からしてもいいんだよ?」
陸
「気が向いたらな…それより本当に休もう、明日の仕事に影響出るのは良くねえし配信もあるんだろ?俺は怪我がこのままだからここで寝る」
すず菜
「気にせず布団で寝ればいいのに?」
陸
「昔からこういう寝方なんだよ、早く寝な」
陸はそのままソファに横になり眠った
陸
「………」
次の日、街で正義を探すと簡単に見つかり物陰で様子を見ていた
数人の仲間を引き連れて歩いており動画配信の通りヒーロー活動をしているようだ
陸
(やってる事は相変わらずか…)
その行動に見覚えがあり、前の世界でも正義はヒーローの様な活動をしていたがこの世界に比べて周りからは否定的だった
警察の仕事に勝手に介入したり余計な事をし被害を広げたりを繰り返し結果周囲から良い目で見られていなかった
陸自身も自慢できる様な仕事をしていた訳ではなく表裏関係無く護衛をしていてその仕事柄、正義とバッティングする事も多く因縁は深まるばかりだった
とはいえこの世界ではその行動が認められているのか遠くから見ても正義の仲間は尊敬の眼差しを向けており動画を見てもチャンネルの登録者数やSNSのフォロワー数もかなり多く前の世界と正反対の人気を得ていた
陸
(まあアイツがどんな立場だろうと関係無い…)
蒼炎を出して攻めようとすると
「だ、誰か助けて!」
声が聞こえ振り向くと能力を使って暴れている男がおり女性が巻き込まれそうになっていた
男は巨大化の能力を持っているのか明らかに人間よりも身体のサイズが大きかった
陸
「チッ…面倒だな!」
正義達も声が聞こえ助けに入ろうとするがそれよりも先に蒼炎を放ち男を燃やした
「な、何だこれ!?熱い!熱い!?」
まともに食らった男は地面に転がり火を消そうとするがそう簡単に消えず苦しんでおり、その間に女性を抱えて安全な場所まで離れた
「あ、ありがとうございます…」
陸
「気にすんな、勝手にやっただけだ…それより確認だがあの巨人とアンタは関係者か?」
「い、いえ…歩いていたらいきなり巨大化して暴れてた所を巻き込まれて…顔も知らない人です」
女性の言葉を聞いて嘘は吐いていないと確信すると
陸
「それなら離れてろ、後はこっちでやっとく…」
そう言って男を見ると何とか火を消したのか火傷を負いながらこちらを睨んでいた
「舐めた真似をしたのはお前か!ふざけやがって!」
陸
「ごちゃごちゃうるせえ、勝手に暴れてた奴が言ってんじゃねえよ、今なら見逃してやるからこれ以上怪我したくなければ失せろ」
「調子に乗るな!」
男は陸に向かって拳を振るうが焦ることなく避けどうするか考えると
正義
「司炎陸!こんな所で何をしている!」
陸
「ハァ…面倒なのに見つかった、どうするか?」
男の対処を考えてる最中に正義も来てしまい余計面倒な状況になってしまった
陸
「お前には関係ねえだろ」
正義
「お前の様な悪人の言葉を信用できるか!その男と共に捕まえる!」
陸
「上等…そのまま焼いて黙らせてやるよ」
お互いに構えて戦いが始まろうとした瞬間
「光宮さん!男が逃げます!」
「私達だけで押さえるのは無理です!援護をお願いします!」
男が更に巨大化しそのまま逃げようとし正義の仲間達が助けを求める
正義
「くっ、仕方ない…今は暴れてる悪人を捕まえるのが最優先だ…司炎陸、今は見逃してやる!」
そう言って正義は男を追いかけその場を後にした
陸
「色々面倒だな…これじゃアイツを見つけても素直に戦うのは難しそうだな…」
正義相手に戦おうにも色々な面倒が重なりそうな予感がしどうするか考えていると
???
「光宮正義が言っていた司炎陸は君か?」
陸
「誰だお前?」
いきなり声を掛けられ振り向くと同じ年くらいの男が居た
???
「君に話したいことがある、いきなり他人からこんな事を言われて警戒するのは分かるが聞いてほしい」
陸
「それは俺にとって得のある話か?」
???
「私の話に乗ってくれれば少なくとも光宮正義相手に戦うことは可能です」
経験上美味い話には裏があるのが通常だがこの男の雰囲気から正義に対して何か抱えている印象があり警戒はするが陸はあえて
陸
「話は聞いてやる、ただし誰にも聞かれない場所で話せ」
???
「ありがとうございます、そしたら夜にこの場所に来てください、そこで詳しい話をします」
男はメモを渡してその場を後にし内容を確認すると地図が載っており夜まで待つ事にした
陸
「場所はここか?」
夜になり地図の場所に着くとメモを燃やし周囲を見ると人の気配は感じない工場跡だった
警戒しながら中に入ると
陸
「居るのは分かってる、さっさと話を進めろ」
???
「お見事、気配は消していたのですが…いつから気付いてたんですか?」
跡をつけていたのは昼間に会った男だった
陸
「ここに来る途中からだ、何もしてこねえのに視線だけはずっと感じていた、多分お前だろうなって予感はしてたさ」
???
「どうやらアナタを選んだのは正解みたいだ、話の前に不手際をお詫びします、すみませんでした」
男は頭を下げて謝ると
陸
「別に構わねえさ、それより本題だ、お前は誰で俺にどうやって都合良くアイツと戦える形にしてくれるんだ?」
瞬護
「私の名前は
陸
「待て、話の腰を折る様で悪いが疑問がある、ここではヒーロー活動は普通なのか?」
瞬護
「普通の職業としてあります、書類を政府に出して審査さえ通れば誰でもなれる職業です」
陸
「なるほど…それであんな大っぴらに動いてる訳か、周囲に多くの人間がいるのも頷ける、話を遮って悪かった、続けてくれ」
瞬護
「いや、関係無い話ではないし説明の手間も省けたから問題無いです、私が君に提案したいのは君もヒーローにならないかという話です」
陸
「俺がヒーローに?本気で言ってるのか?」
瞬護
「本気です、ヒーローになればある程度の行動は活動の一環として警察も黙認するんです」
陸
「なるほど、それならある程度は合法に動けるな…だが、書類審査ってのはどうなんだ?ここに来てすぐに騒ぎを起こした俺が通るものなのか?」
瞬護
「残念な事に政府はその辺りが雑で光宮正義は自慢していましたけど異世界から来て戸籍など存在しない筈なのにスルーされている、だからアナタがなるのにも問題はない筈です」
陸
「なる分には問題はねえか…だけどヒーローになるメリットはなんだ?」
瞬護
「アナタなら私以上にあの男を理解していると思うがあの男は自分のしたい事に対して自分以上に目立つ人物を嫌い悪評を流したり難癖を付けたりといった相手を蹴落とす行動をする、だがヒーローは表舞台で活躍する存在で相応の活躍をすればそんな嘘は消す事ができる、更にあの男は力がある分相手に突っかかってくる、これを利用すれば…」
陸
「合法的に戦えるって訳か、その辺りのルールは大丈夫なのか?ヒーロー同士の揉め事を世間や政府は容認してんのか?」
瞬護
「そこも安心してください、基本的にヒーロー同士の揉め事は自分達で解決し政府の介入は無い、それどころかヒーロー同士の戦いは一種のコンテンツになっている、これらを利用すればアナタが悪人として動くよりだいぶ動きやすくなる筈です、どうでしょうか?」
瞬護の説明を終えてこの作戦の旨味はかなりあり断る理由が無いが
陸
「良い話だ、俺としても動きやすいのは助かる…だからこそ…テメェの狙いはなんだ?」
蒼炎を出していつでも瞬護を燃やせる様にする
陸
「あの男のサポートをしていた奴がこんな提案をしてくる…スパイを疑うのは当然だよな?それに俺とお前は初対面だ、簡単に信用できると思うか?」
瞬護
「アナタの判断は正しい…疑われるのは当然です、私の話をすると私は彼の為に色々な打診をしたんです、ヒーローになる上で必要な事や人気を上げる為に…だが彼は私のアイデアを全て却下…理由はいちいちうるさい、僕がやる事に間違いは無いと言って僕をクビにしました…クビになるだけならまだマシでしたが得意の悪評を流されまともな活動は出来なくなりました…」
瞬護は思い出しながら拳を強く握っていた
瞬護
「何故こんな仕打ちを受けなければと…あの男の顔を見る度に思い出します…ですが仕返しをする勇気は私には無かった…その時見たのがアナタです」
瞬護はこの世界で初めて陸と正義が戦うところを見て陸に希望を見出した
それから色々な方法で陸を探しようやく見つけ声を掛けた
瞬護
「アナタなら必ずあの男に勝てると確信がありました、私と違って動いたアナタなら…だからこそ私は全力でアナタをサポートをしたいと思いました、信用されないのは当然、ですが…」
そこまで言うと陸は蒼炎を消し
陸
「気に入った、今まで色々な奴を見てきたから分かる…お前の言葉には熱さがあり言葉以上に信用できる目をしている、疑う余地はねえよ」
瞬護
「本当ですか?」
陸
「後の信用はアンタの行動で判断する、どのみち俺は頭は良くねえから戦い以外は何も出来ねえ、サポートしてくれるならありがたい話だ、というわけでよろしく頼む」
握手を求めて手を出すと瞬護はその手を握り
瞬護
「ありがとうございます、こちらこそよろしくお願いします」
2人は協力関係を結んだ
その後は瞬護の方で色々な準備をするとの事で連絡用にケータイを貰いその日は別れ家に帰ると
すず菜
「んっ♡ちゅっ♡チュル♡ジュポッ♡」
ソファに座らされいきなりペニスをフェラされていた
陸
「いきなりとは驚いたな」
すず菜
「何かムラムラしちゃって♡ダメだった?」
陸
「別にダメとは言ってねえよ、そのまましてもらっていいか?」
そう言うとすず菜は頷いてフェラを続けた
すず菜
「ジュル♡んっ♡んんっ♡」
すず菜はフェラをしながらマンコを弄っていた
陸
「そろそろイキそうだ、悪いけど動かすぞ」
すず菜
「んんっ!?」
立ち上がって頭を掴み腰を動かした
すず菜
「んっ♡んんっ♡ぷはっ♡んっ♡んっ♡」
すず菜も指の動きが早くなりイキそうになっていた
陸
「出すぞ」
すず菜
「んんっ♡んんんぅっ♡」
口内に射精すると同時にすず菜は絶頂し身体を震わせながら精液を飲んだ
すず菜
「はぁ…はぁ…♡気持ち良かった?」
陸
「良かったよ、おいで」
ソファに座って手招きするとすず菜は膝上に座りおっぱいを揉み始めた
すず菜
「あんっ♡ああっ♡好きに触っていいからね♡」
気持ち良さそうな声を出すが陸は違和感を感じて
陸
「仕事で何かあったか?」
すず菜
「えっ?ど、どうしてそう思うの?」
陸
「無理に元気を出してる感じがした…言いたくないなら言わなくてもいい、こうしてエッチして発散したいならそれでも構わねえさ」
そう言うとすず菜は身体を回して胸に抱きついた
すず菜
「今日色々失敗しちゃって…みんなにも迷惑かけて…最低だよね、それをエッチで陸にぶつけて…」
陸
「ははっ」
すず菜
「何で笑うの?私結構悩んでるのに…」
陸
「悪い、すず菜もそういうことあるんだと思ってよ、同じ人間なんだなぁって」
すず菜
「私だって失敗するよ…でも…」
陸
「気にするなとは言わねえよ、だけどそのままでいたらもっと失敗するだろうしお前の仲間達に余計心配かけるぞ?それに普段しっかりしてるお前が失敗してるのをみんな心配してるんであってそんくらいで嫌いになる様な仲間じゃないだろ?」
すず菜
「うん…ごめんね」
陸
「謝るな、それにエッチで発散するのも悪いことじゃねえだろ?溜め込んでたってろくな事にならねえんだからそれならなおさらこうして発散しようぜ」
そう言うと陸からキスをした
すず菜
「んっ♡んっ♡ありがとう」
陸
「それじゃ遠慮無く」
すず菜
「えっ!?ちょっ…んんっ♡いきなり乳首弄るのは…あんっ♡」
指で乳首を弄りながらもう片方を舌で転がす
すず菜も気分的に吐き出せて緊張が無くなった上に先程イッたばかりなので敏感になっていた
陸
「ビンビンだな、こっちも濡れてる」
すず菜
「あっ♡あんっ♡言わないで…恥ずかしい///」
陸
「エッチまでして今さら恥ずかしいはないだろう、これだけ濡れてるなら大丈夫だな」
すず菜を降ろしてソファから立ち上がると後ろに回って持ち上げた
すず菜
「ま、まって陸!?このまま挿れるとかじゃないよね?」
陸
「すず菜の予想通りだ、挿れるぞ」
背面駅弁の体位で挿入すると
すず菜
「おっ♡まっで…♡これ…ふか…♡」
陸
「動くぞ」
すず菜
「あ゛っ…あ゛っ…頭…バカになる♡気持ち良くて…おかしくなる♡」
陸
「抵抗せずにそのまま受け入れろ」
動きを早くするとすず菜は目の焦点が合わなくなり口も半開きになっていた
すず菜
「んぐっ♡あっ…あんっ♡でちゃう…でちゃう♡」
プシッ プシャァァァ
快感のあまり潮を吹いてしまったがそれでも動きは止めず
陸
「そろそろイク…中に出すぞ」
すず菜
「もう何でもいいから♡早くイカさて…イクイクイクッ♡イッくぅ♡」
膣内に精液を吐き出し、出し切るまで動かずにそのままでいると
すず菜
「あっ…あっ…♡また…出ちゃう…♡」
プシャァァァ
すず菜は動けず潮を吹いて出し切って抜くとマンコから潮や精液を垂らしながらソファの上でだらんと横になっていた
陸
「大丈夫か?」
すず菜
「あまり…大丈夫じゃない…はぁ…ごめん…本当に身体バカになっちゃって…んんっ♡」
プシャァァァ プシャァァァ
快感が止まらず身体をビクビクさせていると
陸
「悪い…めっちゃエロくて勃っちまった、舐めてくれるか?」
すず菜
「いいよ…こっちに来て♡んっ♡ジュル♡」
ペニスを顔に近付けるとすず菜はそのまま舐め始めた
それからしばらくすず菜は快感で震えながらフェラを続けてようやく動けるようになり
すず菜
「恥ずかしい…///あんなに乱れるなんて」
裸のまま恥ずかしそうにしていた
陸
「別に気にすることねえだろ?あんな姿見た程度じゃお前への印象は変わらねえよ」
すず菜
「それは嬉しいけど恥ずかしい事には変わりないよ…」
陸
「そんじゃ今後はエッチするのやめるか?」
すず菜
「嫌だ…陸とするの嫌いじゃないし…繋がってるとあったかくて何かいいなって思うの」
陸
「だったらそれでいいじゃねえか、それより風呂入って今日は休もうぜ」
そんな感じで2人はお風呂に入り今日を終えた
それから3日程経ち瞬護から電話が掛かってきた
瞬護
『もしもし速見です』
陸
「3日も連絡無かったから逃げられたのかと思ったぜ」
瞬護
『そんな事はしませんよ、それより色々な準備が完了しましたので今から大丈夫ですか?』
陸
「仕事が早い上に有能かよ…どこに行けばいい?」
瞬護
『迎えに行きますので住所教えてもらっていいですか?』
陸
「それならちょっと待ってくれ、居候してる家に居るから出て住所送る」
瞬護
『分かりました』
一度電話を切り少し離れたコンビニの住所を送ると数分後に瞬護は車で迎えに来た
瞬護
「お待たせしました、それでは向かいましょう」
陸
「ああ、ちなみにどこに行くんだ?」
瞬護
「事務所ですよ、私達がこれから活動する為の」
そう言われて着いた場所は
瞬護
「こちらが事務所です、ある程度の物は揃えていますんで自由に使ってください」
陸
「いいのか?こんな立派な物を…それに費用もかなり掛かったんじゃないか?」
瞬護
「そこは安心してください、気分が良くなるか分からないですがここは元々光宮正義の拠点の1つとして作った場所なのですが私と彼が揉めて使われなくなったのでそれをそのまま陸さん専用にしました」
陸
「アイツは使ってねえんだろ?だったら気にする事はねえよ」
そう言って入ると家具やら一式揃えてありすぐにでも住める様になっていた
瞬護
「基本外に出る事も多いですがある程度は揃えています、それと私は色々なアイテムの開発も出来ますので必要な物があったら言ってくださいね」
陸
「何から何まで手が回るとか凄いな」
ある程度建物内を見て回り2人はメインで使う場所に行き
瞬護
「それではこちらが申請した書類で既に承認を受けています、特に期限などもありませんので更新も必要ありません」
瞬護から受け取った書類を確認すると簡素にヒーローとして認める文言が書かれていた
陸
「これで俺も晴れてヒーローか、それでこれからの動きはどうする?」
瞬護
「基本的には自由に動いてもらって構いません、ヴィランが現れたら行動してもらえれば後は相手から勝手に来ます」
陸
「それは楽で助かる、それと別件なんだがこの事務所に住んでも構わないか?これから活動する上で居候の家に住むのは危険だと思ってよ」
瞬護
「大丈夫ですよ、そういうのも含めて色々考えて作ってあるので、陸さんの個室もありますので自由に使ってください、陸さんの知り合いであれば教えて貰えればセキリティに登録して入れるようにしますので」
陸
「ありがとう、色々と助かる」
瞬護
「いえいえこれくらい慣れてますのでそれと伝え忘れてましたが陸さんのヒーローとしてのイメージは無理に愛想を振り向かなくて大丈夫です」
陸
「いいのか?ある程度良くした方がいいんじゃないか?」
瞬護
「陸さんの性格ならそんな事はしなくても人気は出ます、むしろありのままを見せた方が根強いファンが付きますし素のアナタの方が魅力が出ますので」
陸
「そういうもんか、まあそれなら気が楽でいいや」
瞬護
「それと私もヒーロー活動はできますが基本的にサポートに回りますので私の名前は伏せてください、元々光宮さんの所に居て辞めた事で良いイメージは無いので」
陸
「それに関しては断る、お前とは長く付き合っていく上に相棒の様なもんだ、なのに前の評判気にして隠すなんて事はしたくねえ…だから堂々とお前の名前を出す、他に何かあるか?」
瞬護
「いえ…ありがとうございます」
その後は話しながら準備をし、陸はすず菜に連絡を取って事情を話しそのまま引っ越す事を伝え
瞬護
「それでは始めましょうか」
陸
「ああ、コレを着ればいいのか?」
陸は黒いコートを見せて確認すると
瞬護
「はい、それには耐火機能があり陸さんの能力で簡単には燃えない様になっています、それなら毎回服を燃やさずに済むでしょう、それとヒーローとしてのスーツ的な部分もありますので」
陸
「これは助かるな」
瞬護
「それとこれをどうぞ」
投げ渡され受け取るとイヤホンの様な物だった
瞬護
「活動中はケータイではなくそちらを付けてください、それにも耐火性能があり手を取らずにいつでも連絡が取れます」
陸
「了解、とりあえず街に行ってみるわ」
準備を終えて街に向かい適当に周辺を歩く
瞬護の話曰く、ヒーローという職業は創設されてそんなに経ってなくまだ人数も多くない上に意外と能力に関する犯罪は増えており人材を求められている職業である
瞬護
『通信はどうですか陸さん?』
陸
「良好だ、何か情報はあるか?」
瞬護は事務所地下にある開発ルームでPCを操作しながらサポートしている
瞬護
『SNSやカメラなどを確認していますがそれらしい事件は起きてませんね』
陸
「了解、そんじゃ場所を変えて…」
そういうと同時に少し離れた場所から音が聞こえ
陸
「どうやら事件みたいだな、現場に向かう」
その方向に早速向かった
「ハハハハッ!お前らみたいな小さい奴らは俺に従え!」
そこに居たのは先日陸に火傷を負わされた巨大化の能力を持つ男だった
正義
「ようやく追い詰めたと思ったら街中に…」
「どうしますか光宮さん!」
正義
「今考えてる…」
「お前等俺を追いかけてた奴等か?丁度いい、人が火傷治してる最中に来やがってムカついてたんだ、そのまま潰してやる!」
男は周囲の建物を壊しながら暴れヒーロー達も何とかしたかったが男の近くには隠れている一般人が居り手が出せなかった
正義
(街中なら活躍を見てもらえると思って誘導したが失敗した…それに周りも動きが遅すぎる)
正義も手を出せずどうするか考えていると男は更に暴れ建物の瓦礫が近くの一般人に向かって飛んでいった
「きゃあっ!?」
いきなりの事で逃げることができずその場に伏せてしまい誰もが間に合わないと思った瞬間
「えっ…?」
痛みが来ず頭上に熱さを感じて顔を上げて見ると瓦礫が無くなっていた
陸
「お前はこの間の…まだ捕まってなかったのか?」
蒼炎を手に纏わせゆっくりと歩く
その姿を見て陸が助けてくれたのだと周囲は理解した
「お前は…俺を燃やした男!お前もぶっ潰してやろうと思ってたんだ!死ね!!」
近くにあった瓦礫を掴んで男は陸に向かって投げるが
陸
「アンタ等、巻き込まれたくなかったから動くなよ!」
横薙ぎに蒼炎を放つと瓦礫は一瞬で溶けてしまった
「す、凄い…」
「カッコイイ…」
「あの、アナタはヒーローなんですか?」
助けてもらった人達は聞くと
陸
「司炎陸だ」
シンプルに名前だけ教え他のヒーローが動けない状況で一般人を助けた事によりその姿は印象的になっていた
「瓦礫を燃やし尽くすほどの炎…お前みたいなのが居るのは面倒だ!さっさとくたばれ!!」
陸
「ちょうどいい、お前に通用するか試させてもらう」
そう言って陸は右手に炎を溜める
陸の【火蒼】は一瞬で最大火力を出す事ができるがただ蒼炎を出すだけでは威力は分散し防がれたり相殺される可能性がある
そこで考えたのはこの一瞬で最大火力になる利点を活かし一点集中する事でより火力を高め分散や相殺をさせない蒼炎を作ること
そして、溜める際の時間はそんなに掛からないため隙も殆どなく使用する事ができる
右腕に蒼炎を纏わせながら溜め
「がっ!?ふ、防ぎきれな…!?」
距離を詰めて男の腹に向かって一気に溜めた炎を解き放つと男は巨大化し耐久度も上がってるのだがそんなのは関係無く殴り飛ばし一撃で気を失った
そのお腹には火傷があり例え意識があっても痛みで動くのは困難なほど焼けていた
「ウオォォォォ!!」
「スゲェ!一発で倒したぞ!」
陸の活躍を見て周りは賞賛の声を上げていた
瞬護
『お見事です、初陣の活躍としては申し分ありませんね』
陸
「技も通った、実戦でも十分行けそうだ…さて、この調子なら」
正義
「司炎陸!貴様何をしている!?民間人がこんな事をしてタダで済むと…」
2人の予想通り正義が突っかかってきた
陸
「騒ぐのは勝手だがお前にどうこう言われる筋合いは無い、俺は正式にヒーローになったんだからな」
正義
「何の冗談だ?そんな事あり得る訳が…」
「光宮さんお話し中にすみません、どうやら本当みたいです」
正義の仲間の1人が端末で調べて見せるとヒーローのサイトに陸の名前と写真が載っていた
正義
「こんなの僕は認めないぞ!」
陸
「勝手にしろ、お前が認めなかろうが政府から正式に許可が降りて俺はヒーローになったんだからな、それより行っていいか?お前に構ってる暇は無いんでな」
そう言って連絡を取りながら離れその背中を見て正義は背中を見て拳を強く握っていた
警察に連絡を済ませ男の身柄を拘束してもらい
陸
「本当に来たな」
瞬護
『陸さんが相手というのが大きいと思います、後は何度か鉢合わせれば間違いなく向こうから痺れを切らします』
陸
「その時が戦う時だな…まっ、気長に待つさ」
この日の出来事は次の日、ニュースやSNSで盛り上がり陸の名は一気に広まった