0話 契約 (性器に紋様書き込み)
「奈緒君、あなたは魔法少年ミルキーナオになるのよ」
突然現れた謎の妖精に三月奈緒(みつき なお)はそう告げられた。
妖精はティーナと名乗った。
その姿は正しく、アニメやマンガに出てくるような妖精そのものだった。
全長20センチくらいで、露出の高い恰好で、背中に羽根が生えている。
従兄の家で見せてもらった美少女フィギュアが動き出したみたいだ。
だが、作り物のフィギュアとは比べ物にならないほど可愛い。
詳しい事情はよく分らなかったが、テレビの正義の味方は好きだったし、魔女っ子モノも好きだったし、うまくおだてられ、強引に迫られ、遂には承諾してしまい、洗礼を受けてしまった。
「じゃあまずは服を脱いで」
「え?」
「私の契約の印を直接肌に書き込まないといけないの。あ、洗礼が終われば刻印は消えるから心配しないで」
「へえ…」
奈緒はパジャマの上を脱いだ。そしてティーナの前に座ろうとすると…
「ああ、ダメダメ。下も脱いで。勿論下着もね」
「ええ?」
「さあ、脱いで脱いで、早く早くー」
「う、ううう…」
抵抗はするものの、強引に要求されると、渋々従ってしまう。
奈緒はそんな気弱な男の子だった。
奈緒は観念して全裸になった。
手は股間を必死に隠している。
「さ、はやく手をどけて」
「え?で、でも…」
「何言ってるの!『そこ』に契約の刻印を書き込むんだから、隠してたら意味ないでしょ!」
「ええっ!?」
とんでもない事を言い出した。
それでも、押しに弱い奈緒は、それに従った。
おそるおそる手を退ける。妖精とはいえ、女の子の前でおちんちんを見せるのは、非常に恥ずかしい。
「あ、可愛い」
率直な感想を言われて、とっさに手で隠してしまう。
「こら!隠しちゃダメでしょ!」
「だ、だってえ……」
あんな事を言われては、余計恥ずかしさを意識してしまう。
「面倒くさいから、こうするわよ」
ティーナは魔法を使って、奈緒の両手の自由を奪った。
「え!?な、なにこれ!?」
奈緒の手が勝手に動き出し、ゆっくりと股間から遠ざかっていく。
隠されていたおちんちんは再び姿を現した。
奈緒が手を戻そうとしても、痺れてしまっているかのように、びくりとも動けない。足を折り曲げて、隠すのが精一杯だったが、それを見てティーナは足の自由をも奪ってしまった。
ベッドの上に大の字になって倒れる奈緒。
「ふう、これでようやく始められるわね」
ティーナの手には光り輝く筆のようなものが握られていた。そして奈緒の股間の前に降り立つ。
「これじゃ書きにくいわね」
筆の先が奈緒のおちんちんの根元に着き、そこから撫でるように筆先を動かす。その動きは敏感な男性器に甘い刺激を与える。
「あ、やん、あああっ」
みるみるうちにおちんちんが膨らみ始め、半勃ちの状態になる。
「それじゃ始めるわよ。言っとくけど、ヘタに動かない方がいいわよ。動かれて術式を間違えたら、どうなるか分からないんだからね。この可愛いおちんちんが全部吹き飛んじゃうかもしれないわよ」
「ひっ…」
想像してしまった奈緒が悲鳴を上げる。
筆の先がおちんちんの幹に着く。そしてそこから文字を書くように、つつーっと動かしていく。
「あ…、ああん…、あああ…」
「動かないでよ。いいわね?」
奈緒がどれだけ堪えても、筆の刺激を直接受けて、おちんちんがぴくぴくと痙攣する。
おちんちんは完全に勃起していた。そしてより強い刺激を求める。だがティーナの筆は焦らすように弱い刺激を延々続けた。
「ああっ!ひいいいいい」
「ああもう、動いちゃダメって言ったでしょ?ちょっと間違えちゃったじゃないの」
とうとう、奈緒の全身は妖精の魔法でガチガチに固められてしまった。
そして、下半身ではすっかり勃起したおちんちんがびくびくと震えている。
「こら!おちんちんをピクピクさせない!」
「む、無理だよう…」
ティーナは刻印を書き続ける。
時々、「あっ」「ま、いいか」と不穏な声を漏らす。
ようやくティーナは奈緒のおちんちんに契約の刻印を書き終わった。
「終わった?」
「まだよ、今度はおきんたまに書き込むんだから」
「え、ええー?」
「ここまで来たら覚悟決めなさい」
実際にかかった時間は分からないが、奈緒にとっては永遠とも思える時が流れた。
「…はい。もういいわよ。イきなさい」
ティーナは奈緒から離れた。
妖精の呪縛が解けた瞬間、奈緒は身体を折り曲げ、自分のおちんちんを掴んだ。
今まで感じた事の無い快感が下半身に走った。
何か、おしっこのかたまりのようなものが、身体の奥で出口を求めている。
おちんちんを握ったまま、チューブを絞り出すように動かすと、そのかたまりが引き寄せられる。
そこまで分かると、後は本能のままにおちんちんを激しくしごき出した。
「ああ、気持ちいい…、出したい出したい出したい…」
散々焦らされ、力の加減もできずに乱暴にしごかれたおちんちんは、あっという間に絶頂に昇りつめた。
「あ、あ、あ、くる…、なにかがくるぅ…」
奈緒にとって、これが初めての射精……、精通だった。
「あ、ああああああああああああっっ!!!」
身体の奥から輸精管を通って、熱いかたまりが昇ってくる。
どぴゅぅっ!どぴゅぅっ!どぴゅぅぅぅ!!
「あんっ!あんっ!あんっ!」
おしっことは明らかに違う、気持ちの良い爆発が、何度も何度も繰り返され、何も考えられなくなる。
初めての射精とは思えないほどのおびただしい量を、奈緒は吐き出した。
全ての精液が吐き出され、奈緒の全身がびくびくと震えた。
そして乳白色の光が奈緒の身体を包んでいき、やがて消えた。
刻印もすっかり消えている。
「これで洗礼はおしまい。明日からビシバシ働いてもらうわよー」
魔法少年ミルキーナオの受難はここから始まった……