魔女イナーシャに敗北し、教室に戻った奈緒は、由衣と涼子に声をかけた。
「由衣ちゃん、涼子ちゃん、お願いがあるんだけど」
「なあに?奈緒くんのお願いなら何でも聞いてあげるよ」
恥じらいながら、期待を込めた目で奈緒が言い放った。
「僕のおきんたま、好きなだけ蹴って欲しいんだ」
***『おきんたまを蹴られるのが大好きです』***
奈緒、由衣、涼子は校舎の端まで並んで移動した。
「ふふーん。やっぱり奈緒くんは、おきんたまを蹴られるの好きなんだねー」
由衣がニコニコしながら言った。
「うん、そうなんだ」
俯きながら奈緒が答える。
校舎の端まで着くと、由衣は壁と同じ色に塗られた鉄の扉に手をかけた。
ギギギ…
鉄の扉はゆっくりと開いていく。その奥は倉庫のようになっていた。
(こんな場所があったのか)
奈緒が感心した顔をしていると、由衣が得意そうな表情で説明する。
「知らなかったでしょー?ここは穴場なんだよー。音は外に漏れないし、道具は一杯転がってるしー」
倉庫の中は、半分くらい荷物で埋まっていた。
床に敷くマットや毛布、脚立や大工道具、変な形の机や椅子、ロープや鎖、そして細々した道具が詰め込まれた籠。
「あれ?」
その籠の中には何故か、先日の大人のおもちゃ屋で見かけた道具が入っているのを見つけた。
「はい、奈緒くん、これつけてね」
由衣は天井から吊り下げられた鎖を奈緒に見せた。
その鎖の終点には手枷が付いている。
「手を出してね」
奈緒の手を掴まえると、ササッと素早い手つきで手枷を装着させてしまう。
ガラガラガラッ
手枷を装着させられたと同時に、鎖が天井に引き寄せられる。
鎖は滑車で壁際まで伸びていて、壁際にいる涼子が、上げ下げできるようになっていた。
こんな小さな倉庫で必要な装備ではない。
奈緒をは拘束された手を釣り上げられ、足は床についているものの、直立した状態を強要された状態になってしまった。
さらに、床にも足枷付きの鎖が転がっており、由衣は奈緒の両足を左右から広げて、閉じる事ができないように拘束した。
鎖の長さも、枷のサイズも、どれもが奈緒の身体にピッタリ合うように調節されていた。大人を拘束するには小さすぎる。
「すごいよねー、こんなものまであるなんて」
由衣が無邪気に感心する。
「いっぱい蹴っていいんだよね?」
由衣が奈緒に確認する。
「うん、いいよ」
奈緒が答える。
「いっぱいだから、1回や2回じゃないよ。10回とかだからね」
由衣が再度確認する。
「うん、途中で泣き叫んでも、やめちゃダメだよ」
「わーい!!」
由衣が喜びを表現するかのように、足を上げる。
バキッ!
由衣の足が奈緒の股間に直撃した。
「ひっっ!!!」
奈緒の口から短い悲鳴が上がる。
「あ…あ…あ…な…なんで…」
奈緒は痛みに耐えながら戸惑いの声を漏らす。
(なんでボクおきんたま蹴られてるの?なんで自分で蹴って欲しいって言ったの?)
***『おきんたまにダメージを受けた直後だけ正気に戻ります』***
「つぎいくよーっ!」
「あ…ちょっと待って…」
ドカッ!
奈緒の静止の言葉を無視して、2撃目が入った。
「あ、今のはうまく当たらなかったなー。次いくね」
ゴンッ!
「今度はちゃんと固いところに当たったね」
「や、やめて、もうやめて…」
「えー?途中で泣き叫んでもやめちゃダメって自分で言ったんだよ。
「そうだよ、やめちゃダメだよ」
(え?今なんて…?)
「やっぱりねー」
バキッ!
「奈緒くんはおきんたま蹴られるのが大好きなんだよね?」
「うん、おきんたま虐められるのが大好きな変態さんなの」
(ちがう!好きなんかじゃないっ…!)
「そうだよね?でもあたしは、そんな奈緒くんが好きだから心配しなくていいよ」
バキッ!
おきんたまに激痛が走るが、それとは別に痺れるような官能が全身に走る。
「い、痛いけど、気持ちいい~~!」
(い、痛い痛い痛い!気持ち良くなんか……ない…)
やがて、最初の約束の10回に到達した。
ようやく終わりかと思っていると、後ろで黙って立っていた涼子に向けて、由衣が呼びかける。
「ねえ、涼子ちゃんもやりなよ。さっきからやりたくてウズウズしてるんでしょ?」
(!……、ま、まさか…)
「え!?で、でも奈緒くん苦しそうだし…、わたしは…」
「お願い、涼子ちゃん。涼子ちゃんにボクのおきんたま蹴って欲しいの」
(なんでこんな事言っちゃうの~?)
「え、う、うん…」
涼子が遠慮がちに答えるが、その瞳が鋭く光ったのを、奈緒は見逃さなかった。
涼子はいそいそと、奈緒の正面に回る。嬉しくてたまらないという感じだ。
「奈緒君、いくよ…」
「うん、思い切りやっていいよ」
バキーーーンッッ!!!
涼子の蹴りがヒットした。
「ぎっ!!?」
(お、重いぃぃーー!)
小柄な由衣の蹴りは軽い。
年下のサツキ達の蹴りとあまり変わらず、それ故に、ダメージもそれなりで済んでいた。
だが、涼子の蹴りは違った。
奈緒よりも体格がずっと良い涼子の蹴りは、段違いに重いものだった。
重いゆえに深くまでダメージが浸透する。
限界を超えた圧力におきんたまが変形し形が歪む。
歪んだおきんたまが悲鳴を上げる。
「あぎぃぃぃぃぃっっ!!」
(いたい、いたい、いたいぃぃぃぃぃ!!)
「奈緒くん、次いくよ…」
2撃目がくる。
ゴキィィィィィン!!!
重い一撃がさらなるダメージを重ねる。
「んぎぃぃぃぃぃぃっっっっ!!!!」
(だ、だめえ~~~!!こんなの受けたら、潰れちゃうぅ~~!!)
「ああ、奈緒くんのおきんたまを蹴れて、わたし幸せ…」
涼子が感慨深そうに呟く。
「涼子は本気で奈緒くん好きだもんねー」
由衣が指摘する。
「え?え?わたしそんな…」
涼子は顔を真っ赤にする。
「もう、バレバレなんだから、ハッキリ言っちゃえばいいのに」
「涼子ちゃんの蹴りすごいぃぃぃ!!もっともっと!涼子ちゃんもっと蹴って~~~!!」
(だ、だめえ…、つ、潰れる…、潰れちゃう…)
バキィィィィン!!!
「がはぁぁぁぁっっっ!!!」
(ああああああああああっっっっ!!!!)
重い一撃を受けるたびに、玉の形が変わる。
歪みを重ねて、ボコボコにされる。
「じゃあ、最後いくよ」
ついに終わりが見えた。ここを耐えきれば、終了だ。
「はあ…はあ…、きてぇ……、思いっきり蹴ってぇ……」
(だめぇ…本当に…今度こそ本当に潰れちゃう……!!)
「それじゃあ……」
涼子が身体を捻り、右足が後ろに下げられ、そこから一気に振り上げられる。
グシャァァァァ!!!
涼子の本気の蹴りが炸裂した。
これまでの蹴りが手加減したものであった事を、奈緒のおきんたまは思い知らされた。
ダメージを蓄積させなくとも、これ一発だけで潰せる威力があるのだ。
「ひぎぃぃぃぃぃっっっ!!!!」
奈緒のおきんたまは完全に潰されてしまった。
(嫌…、嫌…、ボク…、また潰れちゃ…た、潰れちゃったよう……)
「大丈夫?奈緒くん」
鎖を下ろし、拘束を解かれて床に転がった奈緒に、由衣と涼子が気遣わし気に声をかける。
「ごめんなさい。わたし、力を入れすぎちゃって、奈緒くんのおきんたまが……」
涼子が泣きそうな顔で謝罪する。
「だ、大丈夫、しばらくすれば元に戻るから……」
虫の息になりながら、奈緒が返答する。
「本当?男の子って不思議だね~」
由衣が何の疑問も持たず、奈緒の言葉をそのまま受け入れた。
無限の精力を持つ魔法少年は、完全に枯れ果てても、時間を置けば復活する。
同様に、睾丸を破壊されても、時間をかけて復活する事ができる。
ゲームで言えば、HP0になって戦闘不能になった状態から、HP1で復活した状態である。
しかし、ここからHP100まで回復するには、1日は必要になる。
射精可能になったら変身して回復魔法を使う方が効率が良い。
「はあ…、はあ…」
おきんたまのHPが1の状態のまま、奈緒は校舎の4階まで上がった。
奈緒はよろつきながら、空き教室の戸を開ける。
中には、オカルトチックに改造された空間が広がっている。
「随分早いお帰りですね」
魔女イナーシャが定位置に座ったまま出迎えた。
奈緒は涙目になったまま、イナーシャの前に立った。
「おきんたまを蹴られて嬉しかったですか?」
「はい、いっぱい蹴られて嬉しかったです」
「そうですか、では魔力も熟成しているでしょうね」
スッ
イナーシャが手を横に払うと、水晶玉から光が消えた。
その途端、奈緒が正気に戻る。
「えっ!?あ、あがああああっっ、痛い痛いぃぃぃぃ!!!」
正気に戻ったと同時に、おきんたまの痛みで苦悶する奈緒。
「どうですか?いつもと少し違った日常は?」
目以外を隠しているイナーシャだが、それでもニヤついている事が分かる。
「あああっっ、ど、どういう事…?」
「私が催眠暗示をかけたのです。『おきんたまを蹴られるのが大好きになる』という暗示を」
「な、なんで…、こんな事…?」
「趣味ですよ。催眠暗示をかけて、どうなるのか、結果を見るのが楽しいのです」
イナーシャは水晶玉に指を置く。
「この水晶玉で全て見ていましたよ。ちゃんと録画もしました。あなたも自分のメモリーに記録したでしょう?」
「うう……」
イナーシャの言う通り、奈緒のメモリーには、2人に蹴られた時の記録が焼き付いていた。
「それにこれは、貴方の奥底の願望を引き出したものです。無理に支配すると魔力の消費が激しいのですよ。まあ、それでも消費した魔力を回収したいので…」
ボゥ…
水晶玉が再び赤く光る。
「あ……」
変身していない奈緒には、抵抗する力は無い。
奈緒は再び催眠状態にされる。
「さあ、その魔道具に魔力を注いでください」
魔女が指差したのは、不気味な顔の像だった。奈緒の魔力を吸い取った像だ。
まるで溶けて歪んだような顔は、邪神の像と言った方がよいかもしれない。
邪悪でカッコいいのでなく、不細工過ぎて、邪神にしか見えないのだ。
だが、催眠状態の奈緒には、別のものが見えていた。
「あ…あ…」
奈緒は不気味な像の側まで歩み寄り、パンツを脱ぎだした。
「み、美咲ちゃん…、美咲ちゃんのパンツ……はあ…はあ……」
奈緒の目には、不気味な像が、自分にとって最も興奮するモノに見えていた。
「美咲ちゃん…美咲ちゃん…」
奈緒は自分のおちんちんを扱き続ける。
おきんたまが悲鳴を上げるが、それも感じない。
シュッ!シュッ!
「はあ…はあ…」
HP1の状態のおきんたまでは、なかなか精液が溜まらない。
そもそも、精力が暴走しているわけでも、ティーナの魔法を受けたわけでもなく、自らの手で0からオナニーをした事はほとんど無い。
それでも必死に手を動かす。
目の前には、最高のオカズがあるのだから。
奈緒の頭の中で、美咲ちゃんがお尻を振りながら挑発していた。
「ああ!!美咲ちゃん!パンツすごい!パンツ!」
外から聞いたら、何を言っているのか分からない叫びを上げる奈緒。
にぎっ!
「ひぎっ!ひぎぃぃっっ!」
おちんちんの刺激だけでは足らず、おきんたまを揉みしだく。
潰れかけたおきんたまが、激痛を発して、奈緒は悶絶する。
「み、美咲ちゃん、おきんたま潰れちゃうぅぅぅぅっっっ!!」
奈緒の頭の中では、美咲ちゃんの手が奈緒のおきんたまを握り潰していた。
何度も悶絶した末に、ようやく射精の準備が整った。
「美咲ちゃん!美咲ちゃんのパンツに…出すよ!」
射精のスイッチが入り、精液が尿道を昇ってくる。
どぴゅんっ!どぴゅんっ!どぴゅんっ!どぴゅんっ!
「ああっ!ああっ!美咲ちゃん!」
恍惚の表情で射精する奈緒。
邪神像の顔に精液がぶっかけられる。
奈緒の頭の中では、美咲ちゃんのパンツが、みるみる白く染まっていく。
「美咲ちゃんのパンツ真っ白にしちゃうよ…っ!」
どぴゅんっ!どぴゅんっ!どぴゅんっ!
放出された魔力を邪神像が吸収していく。
魔力を抜かれた精液は、邪神像の表面にドロリと付着していった。
その一連の様子を、イナーシャは特等席で見物していた。当然記録もしている。
「はあ…、はあ…」
射精が終わり、奈緒はその場で崩れ落ちる。
イナーシャは席から立ちあがり、奈緒の側まで進む。
そして奈緒を見下ろしながら宣言する。
「魔力の供給ありがとう…。では明日の指令を出しましょうか…」
イナーシャの水晶玉が赤く光った。
奈緒の頭の中に新しい暗示がかけられた。