「はあ……、はあ……」
射精が収まり、奈緒は大きく息をしながら脱力していた。
「すごい…」
初めて生の射精を目にして、3人娘は興奮気味だ。
もう1回…と考えていると、夏美が自分の腕時計をチラリと確認した。
「大変残念だが…」
夏美が腕時計を指しながら言う。
「そろそろ学校へ行かないと朝礼に間に合わない」
「う…」
春香と雪子が渋い顔をする。
よりによって、何故今日朝礼があるのだという顔だ。
「そんなの知らない!私今日は休む!婚姻届けを出しに行く!」
雪子がヤケになって叫ぶ。
「そういうわけにもいかないでしょ。名残惜しいけど、奈緒君とはまた今度…」
春香がなだめようとすると…
「「「あれ?」」」
3人がバラバラに声を上げる。
「奈緒君はどこ?」
ついさっきまでここで射精していた奈緒が、突然姿を消したのだ。
「逃げた?」
夏美が冷静に判断する。
「いくらなんでも早業すぎるでしょ」
春香がツッコミを入れる。
「おちんちんは?私のおちんちんはどこ?おちんちん!私のおちんちん!」
雪子が錯乱状態で奈緒を探す。
「雪子は口を閉じなさい!」
「学校は聞いたし、次はすぐ見つけられる。今は学校に急ごう」
2人は雪子を引っ張っていく。
「待っててねー、絶対迎えにいくからね。私のおちんちんちゃん…」
「せめて名前で呼んであげなさいよ…」
「そうだよね、それに雪子だけのモノじゃない…」
夏美が横から口を挟む。
「なにー?夏美ったら横取りする気?」
「横取りというより…、仲良く3人で分け合おう」
「ええ!?」
「!!!、そ、それいい!みんなで分け合おう!」
困惑する雪子をよそに、春香が拳に力を入れて同意する。
「ちょっと待ってよ!私がおちんちんと結婚するんだよ!?」
雪子が牽制する。
「結婚はまだまだ先の話。当分は3人で分け合おう」
夏美が有無を言わせずに、言い放つ。
眼光が光っているように感じる。
謎の威圧感があるこの声を聞くと、他の2人は反論できなくなってしまうのだ。
「うう…、やっぱり横取りする気だあ…」
雪子がいじける横で、春香が密かに興奮していた。
(ああ…、手の感触がまだ残ってる…、また握り締めたい…、奈緒君…)
ツッコミ役の春香が、実は最も奈緒を気に入っていたようだ。
走り去った3人を後ろから観察する影があった。
その影は、イナーシャとは別の魔女の使い魔。
使い魔は、自分の計画に利用できそうな人間を探していた。
(あの人間は利用できるか?まずは調査だ)
影は音もなく3人を追いかけていった。
「大丈夫?」
ティーナが奈緒の顔を覗き込む。
「あ、あれ?」
周囲の景色が変わり、壁に囲まれていた。どこかの民家の敷地内らしい。
「困ってたみたいだから、転移させてあげたのよ。感謝しなさい」
ティーナが、偉そうなポーズで奈緒を見下ろす。
「さあ、褒めろ!」と言わんばかりだ。
(助けるなら、もっと早く助けてくれればいいのに…)
そう言いそうになるのを、なんとか耐えた。そんな事を言えば、このまま自分を見捨てて帰ってしまうだろう。今の奈緒は、下半身丸出しの状態なのだ。
「あ、ありがとうティーナ。とっても頼りになる妖精だねー」
まずは、お礼を賞賛だ。
「ふっふーん。そうでしょうー?やっと私の偉大さに気づいたのね」
奈緒の賞賛を浴びて、ティーナは得意げになる。
「偉大なティーナ様は、ボクを家まで転移させるなんて、簡単だよね?」
ここぞとばかりに、奈緒は挑発する。
「え~?どうしようかな~?」
こちらをチラチラと見ながら、何かを要求するティーナ。
「…プリン出すから」
「よっしゃあ!まかせなさい!」
最近、ティーナの動かし方が分かってきた気がする奈緒だった。
小さなプリンであっても、ティーナの身体のサイズからすれば、一抱えもある巨大なプリンである。そのため、消費量はそれほどでもなく、経済的である。
「リターンマイベッド」
ティーナは短い呪文を詠唱すると、次の瞬間、奈緒は自分の部屋の、自分のベッドの上に立っていた。
「ああ、よかったあ…」
そのままベッドの上に座り込む奈緒。
安心した途端に、身体の痛みが襲ってきた。
電撃を浴びたおちんちんと、力一杯握り締められたおきんたまが、悲鳴を上げる。
だが変身して回復魔法を使う事もできず、奈緒はこのまま学校に向かうしかなかった。
―――学校に到着して直ぐ……
「奈緒!魔女の気配よ!」
ティーナが叫ぶ。
「え?えええ!?」
学校の4階にイナーシャが陣取っているのは知っているけれど、わざわざ気配を発して呼び寄せるのは初めてだ。何より、ついさっき戦闘があったばかりである。
「さっき戦ったばかりじゃないか!」
「わたしに言っても知らないわよ。とにかく変身よ!」
「え!?ちょっと待って…」
ティーナの変身用媚薬魔法が飛ぶ。
「あああああっっ!!」
(せ、せっかく変身せずにここまで済ませたのにぃぃっ!)
おちんちんが限界まで膨れ上がり、射精を求めて疼きだす。強制的にオナニーをさせられる。
************
女の子に強烈な一撃を貰わなければイク事ができません
************
無慈悲な言葉が奈緒の頭の中で響く。
「う、うわあああああっ」
「テ、ティーナっ!今朝の電撃…、もう一度……してっっ!!」
もう二度と受けたくないと思っていた電撃を、自ら強請らねばならない。それほどに、この媚薬魔法は凶悪だった。
バリバリバリバリッッ!!
「あぎゃぁぁぁぁぁっっ!!!」
ティーナの電撃魔法がおちんちんに炸裂する。
電撃がおちんちんを駆け巡り、焼き焦がしていく。
おちんちんがボロボロになり、射精する力すら壊していく。
男の尊厳を打ち砕き、肉体だけでなく、精神的なショックも刻んでいく。
「あ……、あ……」
あまりにも大きな犠牲を払って変身した奈緒は、回復魔法すらうまく唱えられず、自動回復である程度落ち着くまで、虫の息で蹲っていた。
魔法少年に変身した奈緒が、魔女イナーシャのいる空き教室に現れる。
「こんにちは、ミルキーナオ」
イナーシャはお店の客引きのように、両手を広げる。
全身を布で覆っていて、表情は読めない。
相も変わらず、オカルトチックな部屋には、5体の不気味な人形が立っていた。
中央にいるのは、今朝奈緒から魔力を吸った使い魔だ。奈緒の姿を見て嬉しそうにケタケタと笑っている。
「今朝は豊富な魔力をありがとうございます」
イナーシャは手を前に出して礼をする。
「それで、調子に乗って連戦をお望みなの?随分舐められたものね!」
ティーナが鼻息荒く挑発する。
彼女としては、勝てそうな場面で逆転負けしたのを、苦々しく思っていたのだ。
「いえいえ、今朝のは予定にないアクシデントですよ。ただの偵察のつもりだったのですが、補足されてしまったのです」
まさか、使い魔の方が勝つとは思いませんでしたよ、とイナーシャは言い放ち、ティーナを激昂させた。
口ではそう言いながら、イナーシャは常に計算づくで動いている。
今朝の戦いも作戦がうまく嵌って得た勝利だ。
今こうして時間を稼いでいるのも、仕込みをしている最中だからだ。
その仕込みも終了した。
「さて、ミルキーナオ」
イナーシャは奈緒を指さす。
「あなたは、私の命令通りに動きます。そこの椅子に座りなさい」
気づいた時には、奈緒の身体は自分の意思で動かせなくなっていた。