ユウヤは一度も足を止めずに、すごい速さで追い詰めて来ていた。
では一度も電撃を受けなかったのかと言うと、そうでもない。
ユウヤは多少の接触は許容範囲として、電撃を何度も受けながら、アウト判定だけを受けないように、突き進んできたのだ。
バチッ! バチッ!
電撃のダメージを無視して、とにかく足を止めない事を最優先とし、
これ程の攻略法を確立するまでに、一体どれだけの電撃を過去に受けてきたのだろうか。
そのユウヤがすぐ後ろにまで迫ってきていた。
1つ目の水車を危なげなく通り抜ける。
この時、奈緒は2つ目の水車に差し掛かったところだった。
うまく羽の間に入り込み、後は回転に合わせてゆっくり移動させるだけ…
そして、ユウヤがついに追いつく。
レールを挟んで、目が合う2人。
「優也くん……」
「奈緒くん………ごめん」
グイっと前に出るユウヤ。
ユウヤの思い切り突き出した膝が、奈緒の膝の皿の部分にぶつけられる。
ガッ
「あっ!」
脚が硬直し、バランスを崩した奈緒は、水車の羽におちんちんを挟まれてしまった。
当然これはアウト判定となり、電撃がおちんちんを襲う。
バチバチバチッ!バチバチバチッ!
「あぐあああああああああああああああっ!」
電撃に焼かれて奈緒が悲鳴を上げる。
「何よ今の!?卑怯よ!」
ティーナがミリアに向けて叫ぶ。
「こういう妨害行動も勝負に含まれているのよぉ。何のために同じレールを使っていると思っているの?」
ミリアが笑いをこらえながら答える。
「実力が互角だと凄いのよぉ、足技が飛び交い、おちんちんをぶつけ合い、お互いに電撃を浴びながら、強引に突破するのぉ」
「それに比べたら、ユウヤの生温い事……。全く…『お優しい』んだからぁ……。これは後でたっぷりお仕置きしてあげないとね……」
笑いを堪え切れず、ククククッと声を漏らすミリア。
頭の中では、今夜の調教メニューを考えているのだろう。
バチバチバチッ! バリバリバリッ!
電撃が奈緒のおちんちんを焼く。
回転する羽に引きずられているおちんちんは、その間ずっとアウト判定を受け続けていた。
そのため、電撃は5秒では済まず、ずっと続いている。
バチバチバチッ! バチバチバチッ!
「がぎぃぃぃぃぃあああああああああああああっ!」
本来、一瞬だからこそ耐えられる電撃が、延々と繰り返され、おちんちんを焼き焦がしていく。変身していなければ、男の機能を失っているかもしれない。
パリッ……
ようやく電撃が収まり、奈緒は気が遠くなる。
「あ……う……」
足の力が抜け、その場に座り込む。
…だが、ここは休憩場所ではない。コースを作っているレールの下部が待ち構えており、そのレールの上に奈緒のおちんちんがドンッと乗ってしまった。
当然これもアウト判定だ。
バリバリバリバリーーッ!
「ぐぎゃああああああああああああああああっ!!」
ボロボロになったおちんちんに、さらに追撃が襲う。
これが、この3つ目のエリアの恐ろしさだった。
その間に、ユウヤは4つ目のエリアに突入していた。
ガシャンッ! ガシャンッ!
まるで工場のプレス機のような鉄塊が、上下にピストン運動をしている。
もし、この間に挟まれれば、おちんちんがペチャンコになってしまいそうだ。
このエリアでは、そのプレス機が3つ連なっていて、挟まれないように一気に進まなければならないのだ。
ユウヤはそのプレス機の前でタイミングを計る。
ピストンの動きは、外側に離れる時は若干ゆっくりだが、内側に閉じる時はかなり早く、油断するとすぐに挟まれてしまう。
「………」
ユウヤはじっと動きを見据え、ちらりと奈緒の方を見た。
奈緒はまだ3つ目のエリアをクリアしていない。まだ余裕はある。
「………」
次にミリアの方を見る。
ミリアの顔には、『早く行け。余計な時間をかけるごとに、今夜の調教を重くする』と書かれていた。
ぶるり……
ユウヤの背筋に冷たいものを感じ、無表情の顔に恐怖が浮かんだ。
「………っ!」
ユウヤは意を決して、身体を横に飛ばした。
ガシャンッ! ガシャンッ!
ピストンの合間を縫って、おちんちんを通していく。
1つ目、2つ目のピストンを潜り抜け、最後の難関である3つ目を差し掛かる。
何故3つ目が難関なのかと言うと、このピストンだけが動きが他と違うからだ。
ピストンが閉じた後、また開くまでにワンテンポ遅れたり、閉じるタイミングが早かったり、とにかく予測し辛いのだ。
そんな3つ目の攻略法は、シンプルに『挟まれる事を覚悟した上で突撃する』事だった。
ダダダッ…
ユウヤは2つ目のピストンを越えた勢いのまま、3つ目に突入した。
だが、ユウヤがピストンの間に入った途端、動きが変わり、急に閉じ始めたのだった。
「!」
ピストンが閉じ切る前に突破しようとしたが、間に合わない。
ガチャンッ!
上下の鉄塊が槌と金床になって、ハンマーが打ち付けられる。
そしてその間には、ユウヤのおちんちんがあった。
見事にプレスされ、ペチャンコにされるユウヤのおちんちん。
「がはっっっ!!!」
そしてアウト判定の電撃が襲う。
バリバリバリーッ! バチバチバチーッ!
「ぎゃがああああああああああああああああああああああっっ!!」
無表情を貫いてきたユウヤの絶叫。
それは、奈緒の魅惑ボイスとは違い、痛みを感じる悲痛な叫びだった。
実はこの3番目のピストンは、最初からおちんちんに反応して閉じるようにミリアによって設定されていたのだった。
つまり、先にリードしている男の子のおちんちんを必ず押し潰す罠だったのだ。
ここの本当の攻略法は、相手を先に行かせて、おちんちんを潰させ、ピストンの動きが止まったところをすり抜けるのが正解であった。
先行して突破しようとしたユウヤは見事罠に嵌ってしまったのだ。
もちろん、そうなるようにミリアが仕掛けたのだが…
バリバリバリバリーーッ!
「ああああああああああああああああああああああっっ!!」
おちんちんをペチャンコにされてしまった上で、さらに電撃である。
レベルの高いユウヤとはいえ、耐えきれるものではない。
「ぐっ……う……うう………」
電撃が終わり、足を引き釣りながらピストン地帯から脱出するユウヤ。この場所の危険性をよく理解している。
もしこの場でまごついていたら、再びピストンに押し潰されていただろう。
雄々しかったおちんちんは、見るも無残な姿に変わっていた。
押し潰されて赤黒く変色し、表面は焼け焦げ、勃起する力も失われている。
ユウヤの顔は涙に塗れ、苦痛で歪んでいた。
「うっ……うう………」
これまで余裕で奈緒を打ち負かしてきたユウヤの、崩れた姿だった。
そしてふらつきながら、4つ目のエリアをクリアし、ゴールに辿り着いた。
奈緒の方は、ユウヤの絶叫を聞いて震えて動けなくなり、ピストン地帯へ入れずに足を止めてしまっていた。
「ゴーール! 勝者ユウヤ!」
ミリアが宣言すると同時に、下からスモークがブシューッと噴き出し、上空から紙吹雪が降ってきた。
ユウヤの3連勝が決まった瞬間だった。
「3戦目もユウヤの勝利ねぇ。ミルキーナオは3連敗。まだ一度も勝てていないわねぇ」
ミリアの言葉に、ティーナが反論する。
「当たり前でしょう?そっちは何度も経験して慣れていて、こっちは初めてなのよ。勝てるわけないじゃない」
「その分のハンデは与えてあるわぁ。負けたのはそちらの責任よぉ」
「うう……最初から勝てないように作ってある癖に……」
「勝負は勝負、それともルールも無く叩き潰して欲しいの?」
「うううう……」
ティーナは口を噤んでしまった。
「さあ罰ゲームだけどぉ……、ミルキーナオはこっちにいらっしゃぁい」
コースの途中にいた奈緒は、レールから離れて、ゴール地点まで歩いた。
解放されたわけではない、まだゲームは続いている。奈緒はボロボロになったおちんちんを押さえる事もできず、気を付けの体勢でミリアの前に立った。
「罰ゲームは電撃ビリビリ10分間……と思ったけれど、電撃ばかりじゃ飽きちゃうわねぇ……」
ミリアは焼け焦げたおちんちんを眺めながら、指を上げる。
「これをおちんちんに塗ってあげるわぁ」
ヌュルルルッ
「!?」
突然おちんちん全体に薬が塗りたくられる。
その途端、強烈な刺激痛がボロボロのおちんちんを襲う。
「うわあああああああああああああああああああっ!!」
薬はおちんちんの外側だけでなく、『内側』にも塗られていた。さらにおきんたまのシワの奥までも塗りこめられる。
これはティーナの使う、トウガラシ魔法に似ていた。
「ああああっ!なにこれええええぇぇぇ!?」
「うふふ……、ハッカ油の原液よぉ」
ハッカ油の成分はメントールであり、清涼効果を発揮する。極少量であれば鎮痛作用もあるが、度を越せば清涼どころか冷気が皮膚に染み込む。用法を誤れば酷い事になる。ましてや、ボロボロになったおちんちんに原液を塗れば……
キリキリキリ……
強烈な冷気がギリギリとおちんちんに染み込んでくる。
「ひぎいいいいいいいいいぃぃぃぃっ!!」
トウガラシの燃えるような刺激とは対照的に、無数の凍てつく刃が突き刺さるような感覚が暴走する。
「つめたいつめたい!いたいいたいいたいぃぃぃぃぃっ!!」
「くすくすくす…、いい鳴き声……」
ミリアは楽しそうに、奈緒の悲鳴を聞きほれる。
「その魔法は…!」
ティーナがミリアの魔法を見てハッとする。
「答えなさい!その魔法、どこで知ったの!?」
「ん~?あなたとは大違いの可愛い妖精から教えてもらったわぁ」
「その妖精はどうしたの!?」
「教えるわけないじゃなぁい」
「教えなさい!」
「やーよぉ」
ミリアはピラピラと手を振る。うるさい虫を払うように。
「そのユウヤって子に付いてる妖精は、今どこにいるの!?」
「知りたければ、せめて1勝しなさぁい」
「ひぎぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっっ!かあああああああぁぁぁっ!」
奈緒の鳴き声をバックに、言い争いが続くが、とてもミリアの口を割らせる事ができない。
(奈緒くん……その声は反則…ぐぐううぅぅ……)
ユウヤは奈緒の鳴き声を聴きながら、自身のおちんちんの激痛に耐え続けていた。
回復魔法を使えば一発なのだが、ご主人様の許可が出ていないため、使う事ができない。
静かに耐えようとしても、奈緒の魅惑の鳴き声に、身体が反応してしまい、おちんちんが勃起しようとしてできず、激痛が跳ね返ってくる。
(お、おちんちん、千切れそう……)
ユウヤは目を閉じて必死に事が終わるのを待った。
「あぎぃぃぃぃ…! おちんちんちぎれるぅぅぅぅ!!」
凍り付いて折れてしまうような感覚が、奈緒のおちんちんを襲っていた。
「たまぁぁぁぁぁ…! バラバラになるぅぅぅぅっ!!」
一方おきんたまには、無数の氷の矢でハリネズミのようになった感覚が襲っていた。
本物の冷気が襲っているのではない。ただ、そういう感覚だけが延々おちんちんを責め続ける。
「いぎぃぃぃぃぃぃぃぃぃっっ!!」
奈緒の鳴き声がステージの上で響き渡った。
「さあ帰るわよぉ」
ひとしきり楽しんだミリアは、ユウヤを連れてまた消えてしまった。
残された奈緒は、ハッカ油の効果が消えるまで射精する事もできず、変身も解除されないまま、朝までのた打ち回ったのだった。