勝負の分かれ目、双方ともボロボロの状態で、あと1発でおきんたまが潰されてしまう状況。
ここで奈緒が耐え切れれば勝ち、耐えられなければ負けというところである。
この最終局面で、奈緒は『当たり』を引いてしまったのだった。
カチリッ
樽から作動音がする。
足元の穴から確実に潰せるだけの威力で、人形が発射される。
グシャッ!!
ユウヤを模した人形が、おきんたまに命中した。
「がはっっ!!」
すでに9割方潰されていたおきんたまに、オーバーキルの攻撃がかかり、耐える事などできようはずもなく、完全に潰される。
メキメキッメキィッ!
人形には回転が掛けられていて、おきんたまを巻き込みながら、股間に減り込む。
男の子の根源を雑巾絞りにされ、玉の形を失い、子種と作る機能を破壊され、2度と元に戻らないよう徹底的に潰される。
ミシミシィ……
「が……は………あ……が……」
パンパカパーーン!
陽気なファンファーレが流れ、紙吹雪が舞う。
『玉砕』と書かれた紙が降ってくる。
その紙吹雪の下で奈緒が断末魔の悲鳴を上げる。
「あぐぐぐぐぐぐがあああああああああああああああ……!があああああああああああああ……!」
ステージの上で固定されたまま、奈緒は大切なものを失った喪失感と気絶する程の激痛に、悶え続ける。
「勝者ユウヤ!ミルキーナオは4連敗よぉ」
ミリアが高らかに宣言した。
「残念ねぇ、妖精について聞き出せなくて」
ミリアがティーナに向けて言う。
「うううう…」
悔しそうに呻くティーナ。今回は特にズルをされたわけでもないので、突っかかる事ができない。
「別に、今日は負けてもよかったのよぉ。そっちが自滅しただけ。まさかあそこで『当たり』を引くなんてねえ。ミルキーナオには笑いの神が憑いているんじゃなぁい?」
煽りまくるミリア。
「うう……奈緒ったら…、ここぞって時にいつも運が悪いんから」
「あらぁ、美味しいところを外さないというのは、素晴らしい豪運よぉ」
敗北した奈緒は、身体を固定されたまま気絶していた。
罰ゲームが終わるまで解放されないのだ。
おきんたまは絞った雑巾のように捻じれたまま垂れ下がっている。
「…もう一度勝負してもいいわよぉ」
「え?」
「もう一度再戦して勝ったら、妖精の事を教えてあげるわぁ」
「本当でしょうね?」
「別に信じなくてもいいのよ、明日まで勝負は持ち越しねぇ」
「待って!」
ティーナはまんまとミリアの誘導に引っかかっていた。
「奈緒起きて!」
ティーナは奈緒のおちんちんにトウガラシの魔法をかける
「ぐぎゃおおおおおおぉううぅぅぅ!!」
奈緒の意識が覚醒し、頭が跳ね上がった。
トウガラシの成分がおちんちんの表面に強烈な刺激を与える。しかもトウガラシは尿道側まで塗られている。この刺激に耐えられる者はいない。
燃えるような熱がおちんちんを灼く。
「うううぅぅぅぅ…あああああぁぁぁぁぁ……があああああああ!!」
目を覚ましても、そこにあるのは地獄だった。
トウガラシの刺激と、潰れたおきんたまの痛みで、まともに思考が回らない。
リジェネーションの魔法の効果で、少しずつ回復してはいるが、まだまだ相当の時間がかかる。
「奈緒、さっさと回復魔法を使いなさい!」
ティーナが奈緒に指示を出す。
無慈悲のようだが、『目を覚ましたらまず回復』が魔法少年の基本の1つなのだ。
「あぐああああああああああ…… ひ、ヒール!」
か細い意識で、奈緒はなんとか回復魔法を使った。
キラキラキラ……
魔法の光が負傷した箇所に集まる。
シュルルルルッ
自動回復とは比べ物にならない速度で、潰れたおきんたまが再生していく。
本来ならば、一生失われたままのはずの、精子を作る機能が蘇る。
この不死鳥性が魔法少年の強みだ。
だがその分反動は大きい。
「ううう……あああ……ああああああああ………」
回復量が大きい程、強い刺激がおちんちんを襲い、射精に導いてしまう。
ここで射精してしまえば、変身は解けてしまい、回復魔法もそこまでになってしまう。
射精を堪えようにも、身体は固定されたままであり、尿道を押さえて射精を止める手段もとれなかった。
「うああああああああああ……だ…め……」
射精欲求に、トウガラシの痛みとおきんたまの痛みがミックスされ、体力の尽きていた奈緒には、最後まで耐えられなかった。
「あ……あ……でる………」
どぴゅんっ どぴゅんっ どぴゅんっ
おきんたまが5割方回復したところで、奈緒はとうとう射精してしまった。
「うあああっ…! はあああっ…! ああああっ…!」
射精時の快感は、トウガラシとおきんたまのダブルパンチの前にかき消され、むしろ相乗効果となって奈緒を苦しめた。
どぴゅんっ どぴゅんっ どぴゅんっ
「うぐぅぅぅっ… はぎぃぃぃぃっ… あああああっ…!」
発射された精液が、目の前にいるユウヤにかかり、ベタベタに汚していく。
ユウヤのおちんちんが、それに応えるようにビクビクと疼いていた。
シュゥゥゥ……
射精が終わり、奈緒の変身が解ける。ここでようやく、奈緒の身体は解放され、ステージの上に倒れ込んだ。
奈緒はまた気絶しそうになったが、トウガラシの効果が続いているため、夢の世界に逃げる事を阻止されてしまう。
むしろ、変身が解けた事で耐性が無くなり、余計に苦しむ事になってしまった。
おきんたまも、回復したとはいえ半分潰れた状態であり、激痛が続いている。
まともに動く事などできない状態だ。
「あぐぐぐぐうう……」
「あらあら残念ねぇ、最後まで回復できなくて」
ミリアが魔力を吸収しながら、奈緒に向けて語り掛ける。
「ふふふ…、罰ゲームは今ので許してあげる。これからもう1戦あるしねぇ…」
ぶるりっ…
ステージ上で倒れたまま、奈緒の身体が震えた。
もう一度今のゲームをやるなど、御免被りたい。
「心配しなくても、今のと同じゲームじゃないわよぉ。もっと気持ちいいゲームよ」
ミリアは、奈緒の反応が面白くて、敢えて困惑するように話を続けていた。
「何よ、気持ちいいゲームって?」
ティーナが問いかける。
「すぐに分かるわぁ」
ミリアはステージに向かって指をさす。
「まずはユウヤ」
「は、はい」
勝負がついてから、ずっとその場で待機していたユウヤが返事をした。
おきんたまは、完全に潰れる一歩手前の状態で、激痛に耐え続けている。
「ミルキーナオと同じ条件にしなさい」
「は、はい……、ヒールっ」
ユウヤはその場で回復魔法を発動させた。
ボコボコになっていたおきんたまが、再生していく。
「ふ……う……」
奈緒と同じように、凄まじい快感がおちんちんを襲い、びくびくと震えている。
やがて、奈緒と同じく5割方回復したところで、ユウヤは腹の力を抜いた。
「…ん……」
どぴゅんっ どぴゅんっ どぴゅんっ
「ふぐぅぅっ ふぅぅぅんっ んんんっっ……」
耐えようとすればまだまだ耐えられたのに、ユウヤは命令通り奈緒と同じ条件で射精をした。
「どういう事?」
ティーナが独り言のように呟く。
「だから、そっちと同じ条件にしてあげたんじゃなぁい」
「何でわざわざ同じにする必要があるの?」
「その方が『面白い』からに決まってるでしょう」
ミリアはきっぱりと答えた。
「わたしはどっちが勝ってもいいのよぉ。目の前で面白いものが見れれば……」
魔女にまともな性癖の者はいないが、魔女ミリアも多分に漏れず、変態であった。
シュゥゥゥ…
ユウヤの魔法少年の衣装が消え、変身前の『優也』の姿に戻る。
変身が解けると、変身直前の姿に戻ってしまう。
ユウヤは全裸に猫耳と首輪、ニーハイソックスだけを身に着けた姿だった。おそらくミリアの趣味が入っているのだろう。
「ぐううう……」
仮面のように無表情だった顔から、子供らしい顔つきに変わる。その顔が、半分潰れたおきんたまの痛みに歪んでいる。
「優也くん……」
倒れた状態から、ユウヤの姿を見上げる奈緒。
「奈緒くん……」
ユウヤもまた、倒れて丸くなっている奈緒を見下ろす。
同じ痛みに苦しんでいる者同士。
そこには、お互いに相手を気遣う気持ちがあった。
その雰囲気をぶち壊すように、ミリアが高らかに宣言した。
「じゃあ今から追加試合として、2人でまぐわって貰うわぁ。先にイッた方が負けね」